シャドウサーヴァントから始まる人理救済   作:ドリーム

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第6特異点開始ィィィィィィ!!!!
早くベディ描きてぇんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!



第6特異点 神聖円卓領域〜キャメロット〜砂漠に荒野に聖都ってこれもうわかんねえな
バカな…HPが高すぎるっ!?「メメタァな話をす↑る↓なぁ→」


 

「私は今からかなり残酷なことを言うよ。長い長い旅をしてきた君に。そして君は必ずかの王の目前にまで行かなければ行けない」

「———はい。それがきっと私に与えられた罰なのでしょう」

「うん。それじゃあもう一つおまけに、君に右腕を与えよう。輝く腕銀。でも使うたびに君の魂は焼え尽くされ灰すら残らないだろう」

 

「———その剣の名は…………」

 

 

 

 

 

 

「聖抜は終わった。これより選ばれなかったものへの粛清を行う」

 

「私は今から貴方達を皆殺しにします」

 

「この剣は太陽の写し身…」

 

「まさか…その片目を隠す髪型…父親を父親とも思わない口ぶり…!」

 

「そんな弱さで父上に…獅子王に刃向かうつもりかァァァァァァ!!!!!!!」

 

「貴様…貴様だけは…」

 

「俺の…全身全霊の一撃で答えてやるぜ」

 

「…ああ、見事な一射だった…」

 

「御仏の加護!見せてあげる!!これでぶち抜いちゃうから!!!」

 

「首を出せ…!!」

 

「な?天才は不死身なのサ」

 

「これはすべての傷、すべての怨恨を癒す…我らが故郷…」

 

「僕は君こそ忠義の騎士だと思うよ。僕は最凶だけど…そんなことは決してできないと思う…」

 

「1500年も待ったんだ。見せつけてやろうぜ!目の前でそいつをポイ捨てするのをな!!」

 

 

 

 

「我が名は騎士王、アルトリア・ペンドラゴン」

 

「我が名は獅子王、アルトリア・ペンドラゴン」

 

 

 

「「騎士王(獅子王)、貴公を倒す者の名だ」」

 

 

黄金の輝きが最果てにまで届く。

 

 

 

 

「エクス…ッッッ」

 

「ロンゴ…ッッッ」

 

 

振り上げられる黄金の刀身が…

 

掲げられる最果ての刃が…

 

 

「カリバァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

「ミニアドッッッッッッッッッッッ!!!!!!」

 

 

 

世界を飲み込んだ。

 

 

 

 

 

ー《F/GO》ー

 

 

「た、助けてくれェェェ!!!」

「あと…あと少しで聖都だったのに…」

「嫌だァァァァァァ!!!!」

 

「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎ッッッッッ!!!」

 

荒野のど真ん中。貧しい人々がもはや心を失い人間をやめた怪人達に襲われていた。

振り上げられる剣は、いともたやすく彼らを輪切りにしてしまうだろう。

 

武器も力もない彼らにもはや抵抗することは出来ず、1人の男の首に剣が振り下げられる…

 

 

 

 

 

 

 

ザァンッッッッ!!!!!!

 

剣が男の首筋に当たりかけた瞬間、怪人の背後を猛スピードでなにかが駆け抜けていった。

その瞬間、怪人の頭と胴は二つに別れ、さらにほかの怪人の首も空にぶっ飛んで行く。

 

鮮血が飛び交い、彼らはそれを傍観し続けた。

やがてこの場にいるすべての怪人の首が切り落とされると、人々の目にはやっと()()姿()が映った。

 

自分たちとは違う健康そうな顔。体全身を覆うほどのローブを身にまといその下には清潔そうな白い服を着込み、そして一瞬男性とは思えないほどどこか色気を漂わせる顔つき。

 

青年は腕にビッチャリとついた怪人の血を鬱陶しそうに払い、人々の前で膝をつける。

そして懐から何かを取り出すとそれを彼らの前に差し出し、

 

「よう。ガム食うかい?」

 

意味不明なことをし始めた。

 

「友よ。ポルナレフ風挨拶をしても通じないかと」

「まずガムより水とかだと思うんだよネー」

「まあそうなるよな…ッチ…ロマンの野郎…また座標ミスりやがって…」

 

「あ、あなた方は?」

 

青年の背後にはいつのまにか現れた2人の美女がいた。欲情を忘れた男性陣が再び奮い起こしそうなほどの。

 

そして1人がたまらず質問する。

 

それに対し青年は難しそうな顔をしながら頭をかいてると、しばらくして

 

 

「…通りすがりのマスターだ。よろしく」

 

なんとも的外れな返答を返したのだった。

 

 

 

ー《F/GO》ー

 

 

——レイシフトに今回も座標ズレした男、俺こと多田野 荒木は今日も今日とて絶望していた。主に自分のレイシフト適正云々以前のこの状況に。

 

「どうなってんだぁ?なんでぇ俺はいつも座標ズレに襲われてソロプレイを強要されなきゃいけないんだぁ!?」

 

するといっしょに座標ズレにあったサーヴァントたちが後ろから肩を叩いてくる。

 

「まあまあ友よ!これもきっといいことに繋がります!なにせ普段からろくな目にあってませんしねwww」

「ファ◯キュー白ゴリラ」

 

ルーラー(裁定してない) 聖女(どっちかというと格好が性女)ジャンヌダルク(歴史愛好者がいたら死ぬレベルで残念)

 

「ジャンヌくんのいう通りだよくず男くん。結果ばかりを追い求めると人間は疲れるものだ。過程が大事なんだよ過程が。だから今はこの美女数人に囲まれてる状況を楽しみたまえ☆」

「あんた中身オッサンだろJK」

 

キャスター(芸術家) 天才(天災) レオナルド・ダ・ヴィンチ(なぜか村の名前の方で呼ぶことを強要してくる見た目モナ=リザのオッサン)

 

「…シュコー…シュコー…」

「おう正気に戻れ。お前黒いだけでフォースを使う黒いベイダーじゃねえだろ」

あんなの(白ゴリラ)が目の前でキタキタ踊りずっとしてたら誰だってこうなる自信があるわ」

「なんかごめん」

 

アヴェンジャー(病み期突入のツッコミ役) 魔女(竜を愛でる)ジャンヌダルク〔オルタ〕(可哀想な子)

 

『どうしてよどうしてよ!なんでいつも座標ズレが起こるのよ!レイシフト機能が壊れた…?いや違うわ!これはきっとあれよ!…ろ、ロマ二のせいだわ!』(混乱)

「お、そうだな」(便乗)

 

ハルペーに引きこもるこのメンツの良心(いやマジで) 魔術師(すでにお亡くなりなってやがります)オルガマリー・アニムスフィア(巨乳の銀髪でドジでツンデレで依存しやすい系の美女)

 

…属性多くない?

 

「それに友。ボッチプレイなんて寂しいこと言わないでください「ボッチとは言ってねえよ?」私達がいるじゃないですか」(ドヤァ…)

「よく考えてみろ。ゴリラに変態に病みツンに引きこもり属性マシマシちゃんだぞ?いっしょにいるだけで疲れるわ」

「「「『それはこっちも同じ』」」」

「アッハイ」

 

見事なカウンター…俺でなきゃ耐えられないね(涙)

 

 

 

 

…てまあ今回はこのメンバーでのレイシフトなわけだが…

 

「見渡しても荒野ばっかだな。なあ聖都ってのは本当にこの先にあんのかね?」

「え?あ、はい。たしかにこの先にあるって…」

「聖都ねぇ…ここ聖地だよなぁ?まあ特異点EXだし…」

「へ?」

「いやあ?別になんでもないんだぜ?」

 

とりあえずさっき助けた人たちと一緒に目的地らしい聖都に護衛という名目で案内してもらう。

まあ間違いなくその聖都とやらは特異点を特異にたらしめる物があるからな。

 

しばらくそんなこんなで歩いているとついに荒野の地に似合わない白亜の壁が見えてくる。

 

「あ、あれだ!!ついにたどり着いたぞぉ!!」

「あれが…ふーん」

「くず男くん。気をつけよう。まず間違いなくサーヴァントがいる…警戒を怠っちゃダメだよ」

「了解ダ・ヴィンチ」

 

ダ・ヴィンチからそう忠告され、俺も一層緊張感を強めようと…

 

「おお!!やっと…やっとだぁ!!」

「う、ううおおおおお!!!!!!!…ゴホッゴホッゴホッ!」

「おいおい…」

 

凄まじいオーバーリアクションにそんな緊張感も溶けてしまった。

感激すぎて口から血を吐きながら叫ぶ男の肩を掴んで食料パックに入れてた水を渡す。

 

「ほれ。飲め」

「み、水!あ、あんたなんでも持ってるんだなぁ…ゴホッゴホッ…ありがたくもらうぜ…」

「おー好きなだけ飲め(まだ何本かあるし、霊脈ポイントとマシュちゃんと合流すればいくらでも補給できるしな)」

 

男は俺から水を受け取るとゴクゴクと冷たい水を喉に流し込む。

あっという間にペットボトル一本分が消え、男は口を話すと大きく深呼吸をする。うん一気飲みしたらちゃんと呼吸しないとなぁ?

 

「…キンッキンッに冷えてやがる…犯罪的だぁ!!うますぎる!!」

「わかる」

「黙れ白ゴリラ」

「そんなー」(´・ω・`)

 

 

 

 

 

 

「はぁ…たっかい壁だなこりゃ…」

 

聖都の真ん前まで来るとその高さに驚かされる。これ絶対ウォール…いや、これ以上は言うまい。

 

「これ絶対ウォー◯・マリアですよ友!」

「お前なぁ…!」

 

こいつ俺が言わないでおこうと思ったことをスルリと抜かしやがる!!腐ってもソウルフレンドかよこのゴリラぁ!!

 

「ゑ?ソウルソ◯イティ?」

「誰もそんなこと言ってねぇよ?ていうか心読むな」

 

まあこんなルーラーは置いといて、それよりも気になるのは…

 

「壁の奥…サーヴァントほどじゃないにしろ…」

 

カルデアに帰った際直し、さらに改良を重ねた霊基グラフ簡略測定器・改、通称『メガネ』で見てみると…

 

「なんだこの馬鹿みたいに強い霊基は。今までの雑魚とはくらべものにならないぞ」

 

オルレアンでのファブニール、セプテムの狂化兵士、オケアノスのヘラクレス、ロンドンの機械歩兵、アメリカのケルト兵、今までの特異点であった鬼畜チートもしくは鬱陶しい奴らどもと比べても大差ないのがうじゃうじゃいる。

 

「くず男くん?」

「こりゃあ…たしかに難易度EXだぞ変態ダ・ヴィンチ」

「ふむ…なら諦めるかい?」

「冗談だろ?俺が諦めが悪いことは十分知ってるだろ?」

 

日が傾く。

白亜の城が黄金色に反射する。

 

どこかカロ◯ーメイトに似たカルデア保存食を口に放り込み、これからどうなるのかわからない俺たちの旅に少し思いをはせる。

 

いや、よくよく考えたらこんなのいつも通りだったな。

 

「ふぅ…それに…」

 

これは以前、カルデアデータベースに潜り込んだ時に知った事実。

 

 

 

 

 

 

『デミ・サーヴァント計画』

 

 

 

 

被験体、マシュ・キリエライト

 

 

 

 

 

 

 

「あの娘は…()()()()()()()()()()…か…」

 

 

 

 

 

世の中暗い話が多いもんだ、と淀んだ気分を無理矢理心の奥底に不安で押し込んだ。

 

 

 

 

 




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