シャドウサーヴァントから始まる人理救済   作:ドリーム

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お久しぶりでございます。
ハイ、書きづらい書きづらいと悩んでたら気づけばすでに数ヶ月なんてレベルじゃなかった。
しかも申し訳ないことのぶっちゃけこれからもこんな感じです。すみません。
なんとか皆さんに暇つぶしを提供できるように頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。


太陽の聖剣、おのれこのリハクの目をもってしても「何が見抜けるんですかね」元から節穴

 

「選ばれなかった命に粛清を。選ばれた命を聖都へ収納せよ。これは命令である。命令である」

「やきゃましい!ふざけるのも大概にしやがれ!子供1人も入れる余裕もねえのかお前らの尊い聖都はよぉ!?なあそうだろジャンヌ?」

「子供…入れる…収納…しまっちゃう…閃いた!」

「クソ!聞く相手間違えたゼ☆」

「ゼ☆…じゃないでしょこのアホ共!来るわよ!!」

「邪ンヌ!邪ンヌじゃないか!何故正気に!?まさか自力で精神分析を?」

「そりゃあ次話に入ったらギャグは抜けますよ我が友」

「なるほど(?)」

「ちょっと何言ってるのかわかりませんね。とりあえず全員燃やすわ!いくわよ!クズ!白ゴリラ!変態!」

「呼ばれてるぞジャンヌ、ダ・ヴィンチちゃん」

「え?友じゃないんですか?」

「え?君じゃないのかい?」

「なwわwけwwww」

「あんたら全員よこのアホ共ッッ!!!!」

「「「あ、そっかぁ」」」

 

納得したネェそうだネェなんていってる場合じゃんかったネェ!!!

 

「粛清」

「危ねぇ!?」

 

ヤベェ、後もうちょっと避けるの遅かったら顔面がモザイクになるところだった。

繰り出される槍の突きは、一つ一つが凄まじく、シャドウサーヴァントと同レベル…いやそれ以上な気がする。

ともかく、ここにとどまるのはまずいなぁ

 

「粛清」

「オラァ!!」

「!?」

 

横から振り落とされる剣を右手で受け止め、そのまま掴み投げ飛ばす。

うん、すげぇ重てえわこいつら。鎧のせいか身長のせいか。こいつらゴツくてデカくてずるいゾ!

 

「…粛清」

「粛清せよ」

「「「「粛清せよ」」」」

 

「アイエェェェェ!?ヤッパノーダメージなのネェ!!」

 

知ってたけど。投げ飛ばされた騎士や、巻き込まれた他の奴もそのデカい図体で首から地面に突き刺さったのに、まるで何事もなかったかのように起き上がった。

 

「だがこのくず男!ただ投げ飛ばすだけでは終わらんぜ!…それポチッとな」

 

ドグオオオオオオォォォォォォォォォォォォォンッッッッッッッッッ

 

剣を受け止める際、ちゃっかりセムテック爆弾をくっつけておいたのだ。

ヒュー!見事に爆発したゼ☆

爆煙が広がり。ちょっと目を覆うがそこはご愛嬌。

 

「ちょっとクズ!なんか爆煙で前見えないんだけどッ!?どうせまたアンタでしょこれ!!!」

『ええこいつよ』

「久しぶりに喋ったと思ったらどうやらひどい目にあいたいらしいな所長」

『くぁwせdrftgyふじこlp』

「元気じゃねえか」

『キャアアアアアアアアアお願いだから振り回さないでえぇぇぇぇぇぇぇぇ…!!!!』

 

ガンッッ

 

…?

なんだこの音…

振り回したハルペーに何かが当たったのか腕に衝撃が走る。

 

「…粛清」

「くぁwせdrftgyふじこlp!!!!」

 

気づけば後ろには粛清義務マシーンが数体控えており、ちょうど兜の部分にハルペーが当たったのかちょっと凹んでいる。

 

『だから振り回すなっていったじゃない!!』

「当たったもんはしょうがないもんねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」

 

とにかく後ろ走りで集団から離れる。後ろはさっきの爆発で煙たいが、あんなのの近くにいたら確実に命はない!

 

しかし、悲しいかな。現実は甘くない。

 

「粛清せよ」

「「「「粛清」」」」

「うせやろおま」

『キャアアアアアアアアア!?!?!!!』

 

なんと爆発された奴らはちょっと焦げついただけで無傷であったのだ。

 

粛清、その言葉を合図に弓兵部隊が矢を飛ばし、槍部隊が槍投げを行い、槍と矢の雨の間をすり抜けるように剣部隊が突っ込んでくる。相変わらず図体に似合わず素早い。

 

「クソ!ヤベェ!!」

 

すぐさま後方にダッシュしたいが、後方からさっき逃げてきた奴らが走ってくる。

挟み撃ちのこの状況に軽く泣きたくなった。

 

「友よ、伏せてください!行きます!」

「へ?」

 

しかしそこで我らが聖女様。子供をダ・ヴィンチちゃんに預けたのか、真上から俺の真隣に着地すると、手に持つ旗を円盤状に振り回し始める。

俺は言われた通りしゃがんで伏せた。

 

そこから先は圧倒的だ。

 

筋力Aからなる旗回しは軽い竜巻を作り出し、矢や槍は弾け飛び、剣を持った騎士たちは風に巻かれる落ち葉の如く吹き飛んで行った。

 

「流石だゴリラだ。よくやったゴリラ。俺は嬉しいぞゴリラ」

「友よ。素直な感想は嬉しいのですが、そのゴリラ三段活用やめてくれません?」

「悪いなゴリラ」

「おっふ」(^○^)

 

あらかたの騎士は吹き飛び、他のところでは邪ンヌによってまる焦げにされたり、串刺しにされたりした瀕死の騎士と…

 

「……」

 

無言のまま佇む太陽の騎士。

彼はいつからか握る聖剣を腰に構え、じっとこちらを見据えていた。

 

「ッッッッ!!?」

 

———瞬間、俺は自分の首が飛んでいく幻覚を見た。

 

とっさにハルペーを首元に構え、腰と脚に力を込める。

 

次の瞬間

 

 

 

 

 

ドォンッッッッッッッッッッ

 

 

俺ははるか後方に吹き飛んだ。

 

「ちょッッ!」

「くず男くん!!」

「!」

 

吹き飛んだ俺はたまたまかばった子供と一緒にいたダ・ヴィンチちゃんに受け止められ、一緒に地面に倒れ込む。

 

瞬間、吹き飛んだ時の衝撃が体に走った。

胃の中がグルグル回り、今にも吐き出しそうになる。

口を押さえ込み、嘔吐しそうになるのをなんとか抑える。

 

視界も安定しない。焦点が合わず、景色が揺れる。

これでまだ動けるのはメドゥーサとの融合による頑強さのおかげだとわからされた。

 

「ッッッッ…ゴホッ…ヴぉほっ!!…」

 

調子の乗って前に出過ぎたか。

前方を見れば、ジャンヌ達と対峙するガウェインは先ほどまで俺が立っていた場所で剣を振りかぶっていた。

 

先程俺と奴の間には軽く10m以上はあった。

だがサーヴァント…それも円卓の騎士ならばそんな距離もはや意味もないのだろう。

 

「おい所長…はぁ…生きてるかー?…」

『な、なんとか…全身がビビってなったわ…』

「そーですか…無事ならそれでいい…」

 

ハルペーを握り、ちょこっとだけ前進する。

 

だが、間合いは間違えない。

 

今ので大体奴の力量は掴んだ。

 

この距離なら首がスパンっていくことはないだろう。

逆に言えばこちらからも攻撃はできないが…俺が下手に手を出すよりジャンヌ達に任せた方が賢明だと俺は判断する。

 

「……驚きました。防がれるとは…」

「いや、正直まじで危なかったよ。アンタの力量を計れなかった俺の落ち度だ」

 

 

 

『あなたもマスターも、本来後衛であるはずなのに自分から前に出過ぎです』

『サーセン…』

どうしても前線で戦いたいなら少しは自分の身は守れるようにならなければなりません。アラキ。あなたは特にです。というわけで竹刀を持ちなさい』

『ちょっと何いってるのかわかりませんね』

『行きますよ!』

『アヒー!アーサー王はスパルタダァ!!』

『お呼びしましたかな?くず男殿』

『(レオニダスは呼んで)ないです』

 

こんなやりとりを交わし、いつからか(強制的の)剣の稽古が始まった。

まあそのおかげで直感ともいうべきか、第六感的な感覚が鍛え上げられてきた。

 

「オタクの王様とたまに打ち合ってなきゃ、多分死んでたよ。太陽の騎士」

「…」

 

“王様”という言葉にわかりやすく反応するガウェイン。

 

「そうですか…では加減をする必要はありませんね」

「……へ?」

 

騎士は聖剣を空へと投げ飛ばす。その瞬間、凄まじい熱が剣に集中する。

 

その太陽の如くの光は当たりを激しく照らしていく。

 

間違いなく、宝具。

 

「!!!!!ジャンヌッッ!!」

「ハイ!」

 

意図を察し、ジャンヌはすぐさま旗を掲げる。

 

「全員ジャンヌの影に!来るぞ!!!!!」

 

 

 

———この剣は太陽の現身

 

———あらゆる不浄を清める焔の陽炎

 

 

 

 

「リュミノジッッッッ!!!!」

 

転輪する(エクスカリバー)…!!!!」

 

 

ま、間に合わッッッッ

 

 

 

勝利の剣 (ガラティーン)ッッッッッッッッ!!!!!!!!」

 

 

 

—圧倒的な熱量が俺たちを包んだ。

 

 

 

 




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