退出した親潮と宍戸大佐の後ろ姿を見送った斎藤長官。
数分後、彼らと入れ替わるように二人が入ってきた。
「長官……連れてきました」
「いやぁ~ホントスケベな艦娘じゃなァ!? 歩くたびにケツがプルプルと……ワシを誘っていると見た、ワシの目に狂いはない。良い教育をしているのぉ斎藤?」
ヤツれた顔で案内を終えた羽黒は力なく、だが速やかに斎藤長官の斜め後ろに立った。
「ははは、多少誤解があると思いますが……久しぶりですね、宍戸先生」
宍戸龍源は90代の老体で、海軍長官に会いに、佐世保へと足を運んだ。
海軍大臣も、塾教師であった彼には敬意として、先生と呼んでいる。
しかし、羽黒と途中で行き交っていた艦娘たちに重度のセクハラを行っていたので、彼が海軍将官らにとってどのような人物かは分からず、内心、ただのスケベ爺として片付けていた。
「おう、それでワシの孫はどうじゃった? 提督になれそうかの? 羽黒ちゃんは、絶対に成れると言っていたがのぉ……」
「このまま行けば成れると思いますが、それを決めるのは彼次第の今後の活躍次第です」
「十分活躍したじゃろうがぁ!? まぁその様子だと、確実だと言って良いじゃろうがな」
「そうですね……宍戸大佐は、結構頑張っていますもんね。長官も、そのためにアメリカへの留学をおすすめになったと聞いています」
「アメリカか……まぁそろそろ過去の因縁と決着をつける、いい機会じゃろ。それよりも他のヤツは元気かの? 荒木や蒲生、永原……結構な数の生徒が提督に成れて、ワシは嬉しいぞい」
「ありがとうございます。会う機会は減りましたが、みな壮健だそうです。将官としての哲学を学んだ龍源塾のお陰で、我々は海軍で一定の力を得ることができたと、学友や後輩に会う度々、宍戸先生の指導経験を話していた所存です」
「フォッフォッフォ! 流石にここまで力をつけるとは思わんかったが、うまくやれたなら、ワシのお陰じゃな!」
「もちろんです。気楽に、だが楽観はするな……先生の教えは我が人生の教訓です。宍戸大佐にも、人を見抜く素質はありますが、一応、彼なりの方法で提督としての道を歩み、力をつけています。彼と親しい士官は中央の海軍省にも多く、問題はないかと」
「これも海軍大臣様以下、ワシが育てた生徒等が、龍城をバックアップしてるからかの……」
「それは……違うかもしれません。宍戸大佐は自らの力でここまで上がってきました。私が提督にならないかと誘った事も、彼の素質を見抜いてのことです。彼自身の立ち回りでコネクションを広めている今、たとえ我々がいなくても、提督への道はまっしぐらだったでしょう。宍戸先生が直々に教えたお孫さんとはいえ、流石の私も少し驚きましたが……しかし、何故このご時世に宍戸大佐をあそこまで提督にさせたがっているのですか?」
少し沈黙を置いてから、ヒゲまみれの口を静かに開いた。
「我々の海軍は、今でこそ最強と名高い海軍を誇っているが、昔は酷いものだった。有数の海軍力を持っているとはいえ、内部は直視できなかった。内蔵がボロボロの人間はベッドの上なら生きてはイケるだろうが、どれほど威勢を張っていても強者に立ち向かえば全てが崩れる。それは表に出たのがあの大戦じゃ。ワシがもっと早く生まれ、力を持っていれば、少なくても多くの犠牲を強いるような真似は阻止できたかも知れない……とは自惚れかもしれぬが、戦争をせずに、平和に、海軍とこの国を強くするには、ちゃんとした判断ができる人間が上に立つ必要があるんじゃ。才気あふれる者が国を強固にし、それを引っ張るリーダーは、必要不可欠なんじゃ」
「それが、血を分けた先生のお孫さん……ということですか?」
「そうじゃよ羽黒ちゃん! 生憎娘とは血が繋がっとらんかったし、メリケンの阿呆の息子だという事実がちとムカつくがのぉ、分かっとるのぉ羽黒ちゃんは! 今度ワシと飲みに行かぬかぁ? 気持ちよくできるぞい!」
「業務があるので遠慮させていただきます……」
「しかしなるほど……まぁ、いずれにせよ我々の後釜となる人材の育成は整っています。あとは、この連鎖の継続のため、海軍の教育制度などを見直すだけです」
「じゃな、しかしここまで早くこの国が強くなるとは思わんかったわい。おまえたちのおかげかも知れんが、それ以上に深海棲艦のお陰でもあるのかの」
「敵を肯定する時代にはまだ程遠いですが、少なからずその節はあると思います」
「人型の深海棲艦はどうやら綺麗だと孫から聞いておるからの! 見ている分には嫌悪感はない。エロいならチンチ○遊びは不可避じゃな」
「き、きれいかどうかは関係ないかと……」
「おん? エロいと連想すれば何かって? そりゃオッパブに決まっとるわボケ。よし、これから皆で飲みに行くぞい! 孫の金でオッパブは最高だということを、貴様らにも教えてやらねばな」
「ははは、程々にしてくださいね、先生」
・
・
・
うわぁ最悪。
結局断れなくてさ、結構先の話だけど、あんな国に行くことになってさ、みんなとも離れ離れ? みたいな?
昔とは違って通信技術は深海棲艦のせいで弱体化してしまった今、国外からは、スマホのボタン一つで容易な通信ができなくなった時代。
手段はある。でも日本海軍の軍人である以上はアッチも警戒してるだろうし、もしかしたら一般人以上に面倒な手順を踏まないと駄目だろうと予測してる。
海軍や陸軍でも、深海棲艦教の事を調査している所だし、赤城、加賀両提督に関しては、やはり手がかりが掴めない状況。俺個人は十分に役目を果たし、次の留学という名の遠征に向けて準備を整えている。
警備府はまだ慌ただしく、廊下の床を足跡まみれにしてるが、作戦時よりは落ち着きを取り戻してるみたいだ。当然、副司令官の役職は解任されて、代わりの閑職へと移されるのを待ちながら、勉強に励む日々を送る事となる。少なくても、しばらくは。
「時雨は出撃しなくてもいいのか? 俺の部屋でダラダラ漫画なんて読みやがってこんちくしょう」
「いいの、今日の出撃は控えてるから」
時雨は足をパタパタさせながら、ベッドの上でくだらん少女漫画を読んでる。
ノートパソコンに向かって業務……という名の勉強に励んでいる。アメリカ海軍戦略学校の情報は国内ネットでは少ない情報しか載っていないので、アメリカのサイトにアクセスする必要がある。アメリカ海外士官のベリングハム少佐などに話を聞いても行ったことがないから分からないの一点張りだが、やることは海軍省から送られてくるので、それさえやっとけばいい。
アメリカ上級士官へのマナーなどは日本とは違うので、そちらも勉強しなきゃいけないし、マナー講座は軍人に対してのマナーに留まらないのがまた厄介で、面倒くさいのはもちろん、外交官やスパイとしての活躍を見せなきゃ大淀さんに殺されるナリ。
「……宍戸くん、何か隠してない?」
「なんで?」
「さっきから僕の顔見ないから」
「……先にお前には言っておくが、俺、アメリカに行くことになった。まだ先の話だけど、しばらく帰ってこない」
「……そうなんだ」
一分ぐらい沈黙が続いたが、漫画を置いた時雨の質問がそれを破った。
「……帰ってくるんだよね?」
「帰ってくる。でも、結構長い事アッチにいる。だから、少しの間だけ、お前たちとは会えないんだ」
「……秘書艦とかは、付いていくの?」
「学校のために行くから秘書艦は連れて行けない。でも、確か妻帯者の場合は、家族を連れて行くことができるとかなんとか言ってたな」
「そうなんだね……」
俺たちはまた、お互いから目を逸してしまった。
二人きりの空間でこの空気は非常に重い。
勇気を出して、僕は宍戸くんの隣に座った。
「……宍戸くんは、結婚する気はないの?」
「え……」
一瞬驚いた顔をした宍戸くんだった。
口をモゴモゴさせながら、僕の目を見てはっきり言った。
「ない。時雨も知ってる通り、俺の家系は代々女性を大事にできない。母も不幸になった、祖母も不幸になったと聞いてる、父方の祖母も諦めてたけど、遺伝的にこういうのは移りやすいんだと」
「……寂しいよ、宍戸くん」
僕も素直に認めた。
「時雨……」
僕の頭を撫でてくれた。嬉しい気持ちがこみ上げる。
彼は誰からも好かれる才能がある。
ある種の異能。だからみんなは彼の周りに集まって、笑いあって、バカやってる。
宍戸くんの人間としての能力がそうさせてるんだと思うけど、彼はそれをあまり良くおもってなかった。彼は昔、自分の道を邪魔する人には容赦がなかったし、自分の人生に関わらないような人が苦しんでいても、どうでもいいと思っていた。見えないから、目の前にいないからーーそう、彼は言ったことがある。
彼の生い立ちと、頭の良さと、彼の冷たい血が、そうさせるんだと、今でも思ってるけど……。
でも、そんなのはみんな同じなんだと、僕は一度諭したことがある。
そして宍戸くんは、なるべく普通の人なろうと努力して、みんなから本当の意味で好かれる努力を積み重ねて……間近で見てた僕は、細やかに光を帯びた紅い瞳の色が、徐々に薄れ、落ち着きを見せて、成長するのをずっと見守ってる。
それが、自分の使命であるかのように。
ーーこの提督は、心を和らげる何かを持ってるんだろうと、僕は理解していた。
これは多分、実績で得た信頼なのかも知れない。だけど、それだけじゃないと思う。
「俺は、ヒトとして成長できたのかな……」
「……成長、できたんじゃないかな? まだまだエッチでだらしないところはあるけど……僕は、宍戸くんなら、お嫁さんを大事にできるって……そう、思うなっ」
「時雨……」
……二人はお互いから目が離せなかった。
真剣な想い打ち明かした男女の間に、もはや言葉は不要だった。
火照り合う眼差しは、お互いの瞳を奪い合い、心と心が通じ合っているんだ。
可愛らしく、力いっぱい彼を見つめる時雨は、答えを求めている。
頭に手を置いたとしても、柔らかい頬をさすりながらでも……唇を奪いに行っても、今の彼女は決して、否定はしないだろう。第三者から見ても分かる、二人の距離は、これ以上近づくことはできない……漢の答えない限り。
今、我々が見ているのは、恋する乙女と、恋する漢の、花道の終着点。
結婚ができないならば、婚姻なしで、仮の結婚をすればいい。
──さぁ兄貴! 今こそ、ケッコンカッコカリをする時です!
「……いいい、何時からソコに居た月魔!? なんで、お前……!?」
「ずっと二段ベッドの上にいましたよッ!!! ていうか俺の部屋でもあるんですよ!? なのに姐さんと兄貴が、急にランデブー始めるもんだから、出るにでれなくなりまして……それに、気配からして、ドアの向こうにも数人います、盗み聞きしている人が」
「「ッ!?」」
ぞろぞろと出てきたのは、白露型駆逐艦等のカワイコチャンたち。
「ぬ、盗み聞きしてたの……?」
「そ、その……ごめんなさい、でも村雨ね? 扉に猛突進してフロントガラス女になる所だったのよ? それを抑えて聞いてたんだから、褒められてもいいと思うわっ!」
「うんうん! 春雨なんて、目が戻らなくなるぐらい瞳孔開いてるでしょ? もちろん、白露もね!」
「ッッッ!!! だ、大丈夫ですよッッッ。春雨の心配は不要ですッッッ! でも時雨姉さんにはMMAの再挑戦したですッッッ」
「ぼ、僕はいま疲れてるから遠慮したいかなっ、え、えへへ……」
「んで宍戸っち? どう答えるつもりだったの? ねぇッ」
「熊野は別に知りたくありませんけど……ま、まぁ、気になりますわね」
クッ……こいつら、そんなに俺にケッコンしてほしくないのかァ……?
まぁいいさ、俺の当初の目標としては、ハーレムを作ることだ。
これ以上のハーレムが俺にはあるだろうか?
楽しい仲間、親しき友、エロエロなカワイコチャン。
これらが周りにいるだけで、幸福だと言える。
提督への……ハーレムへの道は開けたも同然。
ありがとう時雨。
ありがとうみんな。
俺、多分アメリカでもうまくやっていける気がする。
ーーーーーー
警備府の屋上。
「盛況……というのは日本語として正しくないかな? 正しくは、いつもどおり? それとも……」
「大団円が相応しいと思うぜ」
「そう来ましたか……流石ですFADM.Dogsodorj!」
警備府の職員は誰でも出入りできるが、稀に出入りを許さない時期がある。
屋上は前にも一度、密談に使われた経歴があり、秘密の会話、内密なティーパーティーをするのにはもってこいの場所である。
屋外でティーパーティーを楽しむ時はベリングハム少佐か、あるいは宍戸大佐が用意をするのが通例となっているが、アメリカ海軍元帥、サラトガ、ガンビア・ベイ、タッシュケント、ゴトランドの面子を見る限り、誰が用意をしたのかは明白である。
部屋から廊下に飛び出てきた宍戸大佐らの微笑ましい光景を愉しみながら、レモンをテーマにした紅茶を口に運ぶ外国人の一行。
「Cpt.Shishidoには、Saraとしても、これぐらい盛り上がってくれたほうが、華があっていいと思います……やっぱり美味しいですね、Birminghamの淹れる紅茶は」
「同志の紅茶もいいけど、午後の紅茶も美味しいよ! 保存も効くからすごく助かってるんだ!」
ゴトランドとタシュケントは、保存の面と、冷たくても飲める即席性を気に入っていた。
そしてガンビアベイも同じく美味しいと賛同していた。
みんなはアイスティーを初めて飲むわけじゃないが、初めて飲んだ時の、あの味の衝撃が忘れられないらしい。
アメリカや一部の西洋諸国では、アイスティーの種類に乏しく、普通に店でアイスティーを頼んだ場合、ただの冷たくなった紅茶が出てくる場合がある。安い上に、クリームと砂糖と多々に渡る香辛料を加えた飲料水は数少なく、実は週に一度は飲んでいるらしい。
「確かにアレは美味しいですが、伝統の味を凌駕する事は不可能です。Mcd.やStarb.のような企業がアイスティーの生産に挑戦しているようでしたが、これがまた不味いのなんのって……マネーゲームが得意なようですが、私の鼻腔を制覇するには至らなかった、ということでしょうね。あの""""””WWWWWS!!!」
「アンチセメティズムはイケないですよ」
「分かっているさSara……それでどういたしますか元帥? 例の計画を実行に移す好機であるとお見受けしますが」
「そうだな、計画ってのは少し大げさだが……俺が逃げ回ってるDrakeの前に立ち、俺がDADDYだ! と叫び、俺を見て感動して泣き崩れるSonを抱きしめ、アイツは俺を抱きしめ返す……そして、アイツはこう言うんだ。『ぼ、ぼくは、Daddyのために日本の頂点に立って、Daddyと一緒に世界を制覇するために、いままで頑張ってきたんだね!! 嬉しい! 一緒に世界を目指そう!』 ってな。HAHAHA!!!」
「「「…………」」」
そこまでうまく行くのか疑問だったが、少なくても感動の再会をするのは確かだろうと適当に頷く外国艦たち。サラトガと少佐は宍戸大佐の心情を知っているため、苦笑いをする他なかったが、元帥たっての頼みなので、協力する他なかった。
しかし、元帥本人の紅く発光する瞳の中に”失敗”なんて言葉はなかった。太陽に照らされて無駄に白く見える肌を擦り付ければ、遺伝子という名の情報がすぐに伝わると確信している。
「ククク──我々ノ覇道、此処に始まルッ!!」
「あ、あの! 協力者を連れてきてるんです! Admiralがあまり会いたくなさそうって話を聞いたから……」
「珍しいじゃないかガンビアベイ、君がそれほど積極的に協力してくれるなんて……いや、すげー有り難いんだけどな? どんな人?」
「あの……実は私から話したんじゃなくて、彼らから申し出たというか、なんというか……あ、あの人たち! あの人たちです!」
ベストタイミングで屋上の扉を開いてきた三人は、近くの基地へと配属となったので、先輩だった宍戸大佐に挨拶をするためにここへ足を運んできた。
「あ、やっと探しましたよ~元帥さん。そのための、配属、そのための、人脈」
「元帥、拘束、セェッッックス!」
「……あれ? 反応がないみたいだゾ。兄ちゃーん……(悲壮)」
ゲイ三人衆……色々と問題があり相殺されるが、宍戸大佐が見てきた整工班の中では最も優秀な人物たちだと内々評される三人が、野獣の眼光で元帥を見定める。
「か、彼らが協力者か? そ、そうかそうか。な、なんで無言で詰め寄ってくるんだコイツらは? 三人はどういう集まりなんだっけ?」
「え? わ、分からない……」
「ありがとうね、ガンビアベイちゃん。実は俺たち、副班長……じゃなくて、大佐に頼まれて、そこにいるケツの締りがとても良くて、デカ太マラを差し込むとおま○こになって太すぎるッピ! になるオッサン、俺の代わりに食べてこいって言われたんだよね。いやぁ〜太っ腹ァ!」
三人衆が元帥に近づき、元帥は一歩下がる。
元帥側に立つ外国艦娘たちは、一応防衛する素振りを見せるが、軽く躱される。
女性として男同士の混ざり合いを見たい、大佐が会いたくないなら仕方ない、そもそも関わりたくない、という三種の思考が、結果的に彼女たちの行動力を弱めてしまった。
一人がカメラを回し始め、不穏なbgmと共にカメラの前で語り始めた。
「皆さん、ご無沙汰しております。海軍中年専属調教師の高橋と申します。今回の、海軍中年大全集第一巻は、いかがでしたでしょうか? 海軍中年初期作品は、比較的オーソドックスなオンナノコプレイがたくさん盛り込まれていたかと思います。これからお見せする撮り下ろし映像も、基本的な開発プレイをお見せしたいと思います。 今回調教する中年はジャックっ。ハンサムなマスクと、均整のとれた美筋肉。まだ現役のこの中年は、私の調教に耐える事が出来るでしょうか? それでは、ご覧下さい」
元帥の野望を知っていた大佐は、先手を打っておいたのだ。
「大佐の頼みじゃ断れねぇよなぁ? とんでもねぇこと企んでるらしいじゃん? まぁなにより、大佐が会いたくないって言うんだから、お前もう生きて帰れねぇな。 あ、乳首感じるんでしたよね?」
「な、何をいきなりワケの分からん事を言ってんだお前ら!? アイツは俺がここにいる事を知らないはずだ! ……ま、まさかアイツ、俺の魂胆を知っていて先手を……? あ、な、何をするんだ君たちッ!? 私は男には興味ない!! 離せ! おい助けてくれ! やめろ、あ、やめてぇ……」
……キモッ。
クッッソ長いのにここまで読んでくれた方に、絶大なる感謝を。
曖昧な終わり方で申し訳ないですが、完結をつける為に頑張りました。完結とは言っても後日談やサイドストーリーを上げるかも知れないので、こちらの意味でも半端な完結となります。
できれば何話が面白かったのか、どういう話が魅力的だったか知りたいので、感想かメッセージかで書いてくれれば幸甚です。