整備工作兵が提督になるまで   作:らーらん

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長崎警備府幕僚会議

長崎は歴史と戦争と血気盛んな九州男児で構成されている。九州内では有数の人口と、佐世保に近いという理由で賑わいを見せる立派な都市でもある。

 色とりどりの艦娘、士官、兵士、そして鴨川要港部に初めて来た時みたいな新鮮さがある。

 塗装は新しく、廊下に漂う汗と油とフレッシュナー系統の消臭剤の臭い。

 

 まるで無かった支配者としての威厳も、昨日の今日ではまるで別人のように放つ俺こそ、廊下を歩くたびに敬意を持って敬礼される警備府の司令官である。

 しかし大きな警備府となると、堅苦しい空気は慣れない。鴨川要港部みたいなフランクさだけで行ってる基地とは違い、ここは何を隠そうあの佐世保鎮守府の片腕として存在している。

 士官は新米から熟練まで幅広いが、誰もが勇敢で、未来溢れる海軍軍人である事は海軍の栄光が保証している。

 

 長崎警備府の会議室。

 

 新設されたから新鮮味があるだけで、特になにも変わった様子はないけど、強いて言えば観葉植物くんが手持ちサイズのサボテンになった程度だが、白い塗装が覆う会議室の中にサボテンがちょこんと置いてあるのは異様である。

 

「それじゃあ人事についての会議を始める」

 

「「「はーい!」」」

 

 学校のクラスじゃないんだからもっと堂々としてて白露姉妹お願いだから。

 

 会議室に集まってもらったのは、俺が警備府を運営していくに当たって設立した幕僚会議である。偉そうな名前だけど、こういう偉そうな名前と役職を与えていくのは地味にモチベーションとなる……と、大学校で教わった。まぁ要するに、幹部会議である。

 

 要員はこれから任命するつもりの艦娘や士官を集めた。

 第一艦隊旗艦にして総旗艦の飛鷹と隼鷹。

 第二艦隊旗艦白露さん、春雨ちゃん。

 第三艦隊旗艦夕立ちゃんと時雨と五月雨ちゃん。

 第四艦隊旗艦初霜。

 第五艦隊旗艦涼月。

 教育担当艦兼軍需部の足柄さん。

 補給担当艦の間宮さん。

 整備工作班班長と、副班長三日月。

 秘書艦の村雨ちゃん。

 そして軍医部とか海兵団とか参謀部とか経理部とか施設部とか人数多すぎィ!

 

 任命したはいいけど、実際の幕僚会議の要員はこれより少ない人数にしよう。この部屋すごく狭いし、何よりアツゥイ!狭くて熱気で暑苦しィ!クソ暑いんだよお前らよくヘーキな顔してられんな。

 

 ついに俺の正体を明かして提督服を着て廊下を歩いていた際に「いついらっしゃったんですか!?」と声をかけられる事が多く、司令官が来たこと自体は周知されているが、昨日いた萬・ダナさんが俺だと気付いている人は少数派である。

 

 だが、所々司令官があのバンダナ男だった事に気付き始めた奴らがいる。ごく数人だが、士官たちは目を大きく見開きながら「え、ウソ……!?」と声が漏れていた。

 

 でも今は第一回幕僚会議なので、それらを無視しながら佐世保の人事部さんを横に、警備府の人事について話していく。

 下士官や兵士たちについては主にまとめられた人事の資料に了承を出すだけだが、その上の幕僚たちについては俺が決めて人事部に送らないといけないので、ここである程度決めておかないといけないんだが、今日の議題がそれだけじゃない。

 

「この編成って、なんか攻撃的だね……」

 

「気づいたか時雨、えらいえらい」

 

「あの、会議中なんだけどっ……」

 

 頭を撫でられた時雨はちょっとムスっとしたが、流石に会議中は殴ってこないだろう。

 

「……みんなも知ってる通りだが、俺たちは東南アジアの諸国を救いに行く方針を、陛下から賜った身である。その第一段階として沖縄諸島の奪還を計画しているのは、全員が承知の上だと思う」

 

 政治的な話をすると、政権が変わった。

 青天の霹靂すぎて最初、は?となる人が多かったが、一番驚いてるのは海軍士官たちである。

 海軍大臣はそのままで中道政権となってはいたが、中道と指し示す通り独裁国家になったわけではない。大衆政党を豪語する政権は事実上は海軍支持派の集まりであり、確実に外交的な面では革新的な変貌を遂げた。

 一年前の八丈島奪還と、その政治宣伝の効果でナショナリズムが台頭する事で、それを汲む大衆政党はナショナリスト政権となるのだが……それほど過激ではないし、沖縄奪還を挙げて反対する者は少数派である。

 タカ派的な積極性のある政治姿勢は内部だけでなく、外部からもある程度の反感を呼び、それだけでファシズムの到来だの何だのと罵られる形になったが、第二、第三世界を救おうとしている国に対して、助けようともしていない国がギャーギャー喚くなカス。

 

 日本にとっても、この沖縄奪還はとても重要であるのは、国土回復と資源の調達もそうだが、大陸国の中国を牽制する意味合いも含まれているのは市民も知るところであり、逆に本命としてそっちを支持する者も多い。

 反対派に対して、むしろなんで今までやらなかったの?と疑問を投げかける人もいる辺り、全国民の意見を汲むことは不可能だと改めて思い知らされた。

 

「この作戦は何時になるのですか?」

 

「正確な時期はまだ大本営から受けてないけど、それまでに作戦案を他の警備府や要港部、そして佐世保鎮守府で協議しろとの命令は下っている。それだけに膨大な準備期間が必要になるから、そんなすぐじゃない」

 

 防衛で死者は出るのは仕方がないけど、攻撃で死者を出したらそれこそ政権崩壊の危機となるので、作戦は慎重に慎重と、それまた慎重を重ね合わせてやれと言われてもいる。

 そのために、今までにないほどの大規模な艦隊と、そして艦娘が集結している。新米の艦娘から歴戦の艦娘まで様々だが、規模が規模なので、下手したら東日本よりも多いかもしれない。

 

 ダルいけど逆に考えれば、これを成功させれば深海棲艦を撲滅できるかもしれないんだし、そのついでに日本の力を示して、国際的な主導権を得ることができれば万々歳だ。

 

「まぁ急にやれと言われてるわけじゃないんだし、俺たちは今までどおり、どっしりと構えていればいいんだよ、何か他に質問は?」

 

「あ、あの!」

 

「どうしたんだ三日月?」

 

「み、三日月なんかが、副班長でいいのでしょうか……?」

 

 黒髪ロングで、イエローゴールドの瞳が不安そうな、何か畏怖を感じているような上目遣いでこちらを見てくる。昨日の真面目で可愛い頼れるお姉さん先輩的な三日月はどうしたんだと言いたいわ。

 

「……この俺様がァイイつったらイイんだよォッ!!ミカァ!!」

 

「ひ、ひいいぃぃ!!!ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!」

 

「ヨシヨシ、怖がらなくてもいいよ。僕たちの提督って少し頭がおかしい所あるから、ね?」

 

「は、はいぃぃ……!」

 

「は?」

 

 時雨貴様ァまた俺の威厳を落とすような真似をォ。

 

「ほっほっほ、しかし宍戸司令官の人選には少し偏りがあるのは事実ですなぁ?長年佐世保で主計をしていた私からすれば、多少平均年齢が低いのでは?司令官ご自身が若いからといって自分と近しい年齢の士官ばかりをお選びになるのはいけ」

 

「黙れやァクソバブル世代ガァ!!ロボットみてぇに同じ仕事しかして来なかった停滞した脳味噌しか持ってねェクセに無駄に歳だけ食ってるテメェらウンコが経験の差とかほざくのマジウゼェんだよォハゲェ!!ナンだったらァテメェの功績と俺の功績比べて見るか!?カァァァァスッ!!!」

 

「っ」

 

 泣きそうな顔をしないで下さい経理部長。

 知ってますよ貴方が有能な中佐さんで、20歳以上も年下の女性に手を出して浮気がバレて奥さんに逃げられた挙げ句子供に口を聞いてもらえなくなった以降、ずっとストレスが溜まってること。

 でもね、ストレスを他人にぶつけると、ろくなことが無いんですよ?あとカツラがズレてますよ、ギターの弦みたいですね。

 

「作戦云々はともかくとしてだ、一応人事的な事はこれで大丈夫だと思う、他に意見は?」

 

 全員、納得した顔で沈黙する。

 

 警備府って要港部の二倍から三倍ぐらいの人員数だから、参謀部とかも置かれるんだよね。場所によって基地の性質が違うから全部が全部とは言えないけど。

 

 会議が終了して、みんながそれぞれの立ち位置に戻るために退散していく中、残った白露姉妹に加えて、数人が会議室に残る。

 一日早く着任したとはいえ、大きな要塞内部の全員に挨拶できなかったのは当たり前だが、それ故にあちらに気を使わせてしまう。つまり、直接挨拶しに来たんだ。直接話したことがない人や、昨日の巡回で見てない人までズラリズラリと近寄ってくる。

 

「初めまして、私は出雲ま……飛鷹と申します」

 

「隼鷹でーす!」

 

「足柄よっ」

 

「なにフランクに話してるのあなた達!?あの宍戸司令官なのよ!?少しは慎みなさい!!」

 

「え〜細かいこといいじゃん!なっ、提督?」

 

「隼鷹の言うとおりだよ。足柄さんだって今は俺の部下だけど、昔は同僚だったんだぞ?だから、もし敬語が堅っ苦しいようなら、俺には敬語なしでもいいんだぜ?そう歳も変わんねぇんだし」

 

「し、しかし……」

 

「大丈夫よ、彼は敬語を使わなくてもいいとか言っておいて、本当に使わなかったら左遷するような心の狭い人間じゃないわ……懐の深い男の人、流石は宍戸提督ねっ、あなたは絶対に偉くなるってこの私が見込んでいただけあるわ!」

 

「その後出しジャンケンみたいな褒め方やめてもらえませんかね足柄さん。俺はもう、女性から褒められても滅多に動じない不動明王くんなんで」

 

「素敵ですお兄さん!」

 

「この涼月も噂はかねがね……尊敬、していますっ」

 

「フ、ありがとう……グフフフゲヘヘヘゴホホオゥ!」

 

「「「キモすぎる……」」」

 

 恵比寿フェイス俺。

 時雨に白露さんに、夕立ちゃんまで俺をそんな目で見るな。傷付くんだぞ。

 

「でも偉い!やっぱり器量のある人は違うなぁ〜!どう提督?酒保、一本開けにいく?」

 

「ごめん隼鷹、俺お酒はちょっと……」

 

「提督ってまさか下戸?」

 

「意外ね……」

 

「酒に強くないのは認めるけど、それ以前にこれからちゃんと機能しているか確認するために予行出撃してもらうから、できるだけ後にしてほしいだけだ。それさえ終わったら、今日は特別に一本開けていいから」

 

「ウソマジ!?ダメ元だったけど、提督ぅ〜粋すぎィ!早速行ってきまーす!」

 

「あ、こら待ちなさい隼鷹!」

 

 退出した隼鷹と飛鷹は、軽空母である。

 鈴谷たちと同じくデカく、陰陽服みたいなのを着た歴戦の猛者なのは、昨日知った。練度もそうだが、航空戦力が彼女たちしかいないので、主力の第一艦隊を任せる事にしたんだが、軽空母と言っても極めて強い。彼女たちならば、艦隊の一軍を任せることができる。

 

 もう一方で目の前にいる涼月だが、ホワイトなインナー着て肌の露出自体少ないのにボディーラインが強調された服はいやらしい身体をこれでもかと見せつけててエッロ。女性としての完璧な体型……というのは議論になるが、その中で必ず一例として上がるだろうと思うぐらい、エロい。若干ウィスパーボイスで、整いすぎてるぐらい儚げな顔もまたgood。

 

「涼月は第五艦隊の旗艦で大丈夫か?」

 

「むしろ、私なんかが旗艦でよろしいのでしょうか?私よりも、戦歴の長い艦は大勢いるのに……」

 

「涼月ならできる。俺を信用してくれ……君を信用する俺を信用してくれェ!」

 

「は、はい……!」

 

「す、涼月さんはともかく、私は……」

 

「初霜、前にも言ったと思うけどお前には素質がある。それを全力で活かせるのは旗艦にするしかないし、お前自身の姉妹たちを守れるのは、お前自身なんだぞ?あまり自信が付かないようだったら、他の艦隊と演習してこい」

 

「う、うん、わかったわ……」

 

 涼月と初霜をそれぞれの部隊の長にするのは、一重に艦隊をまとめ上げる統率力だが、容姿からくる風格なども考慮している。

 リーダーとしての能力があり、人徳があるから……とはすこぶる安直だが、容姿は思っている以上に重要な要素を締めている。

 

 初霜は特に時雨のような性質を持っており、単純に運が良く魚雷の使い方がうまく、そして対空もいける。対空は涼月に目劣りする……というより、涼月は日本有数の防空駆逐艦なので比較するのはナンセンスだが、それを除いても極めて高い作戦遂行能力を秘めている。

 初霜は舞鶴にいたときからの知り合いなので、保証できる。彼女の姉である三人の艦娘、初春、子日、若葉も練度を見れば比較的に良いほうである。

 

「初霜ちゃんや涼月ちゃんはまだ良いほうよ?私なんて……んっ!」

 

「間宮さん、”私なんて”……なんて、言ってはいけませんよ?間宮さんは、この警備府だけでなく、軍事戦略上もっとも重要な立場にあります。補給艦というのは、確かに戦いには向いて居ないかも知れませんが、艦娘の戦いの場は海の上だけではないのですよ?」

 

「んっ……は、はいっ……!」

 

 人差し指で唇を塞がれた間宮さんは、火照った顔で俺を見上げる我儘ボディー。

 艦娘としては珍しい補給艦という立場にあるが、これは遠征や長期的な戦闘となる場合、海上での補給を可能とした艦種である。もっとも、そんな長期的な戦闘は大規模作戦以外では滅多に発揮されないので、悪い言い方をすれば宝の持ち腐れであった上、彼女自身も、箱入り娘状態で日々海戦で傷つく艦娘を見て自分の存在価値を見いだせていなかったらしい。

 が、この沖縄奪還作戦では、彼女は磨いていた自分の力量を嫌でも発揮する事となるだろう。その事を伝えた時、人妻感のある風貌とは裏腹に、少女のような笑顔を見せた。その絶妙なギャップが、眠れる男性器()を呼び起こす。

 

 他にも何人かと挨拶して、仕事に戻るために退出して行った。

 

「宍戸さん、さっき言っていた佐世保の会議って明日ですよね?」

 

「あぁ。鎮守府と、他の警備府や要港部のトップも来るから、それに備える必要があるんだけど……村雨ちゃん、俺と一緒に行ってくれる?」

 

「はいっ!もちろんです!」

 

「いいな~村雨だけ~。夕立も行ってみたいっぽい!」

 

「わ、私もできれば、行ってみたいな~……」

 

「ごめんな夕立ちゃん五月雨ちゃん。でも、その会議ってガチでつまらないと思うから行かない方が良いと思うよ」

 

「え~なんでぇ~!提督さん、村雨のことを優遇しすぎっぽい!」

 

 可愛いんだから仕方ねぇだろッ!こんなドスケベ駆逐艦を秘書艦にしてるってみんなに見せつけたいのっ!

 

「僕もあまり行かない方が良いともうよ、どうせ一回では決まらないんでしょ?」

 

「そうなんだよ時雨ちゅわぁん。作戦会議とか言って、事実上はダラダラ喋ってお茶するだけの、どれだけ仕事してるように魅せれるかを競うおしゃべり大会なんだよ」

 

「そ、そこまでは言わないけど……」

 

 佐世保で行われる大会議は、もちろん目的としては作戦を確定させて今後のプランにすることだが、それが一回で成らない可能性が高い。

 理由は、沖縄奪還作戦というのは非常に大きな作戦であり、呉までもが参加することになるので、パッパと一回の協議だけで決められない事のほうが大きいんだ。

 要港部に居た時のように、軍令部が直々に協議するのであればまだしも、作戦内容の是非、軍令部の許可とその他の整理をしてから、正式に軍令部からの命令が発令されるまで遂行できないというハンデがある。

 つまり作戦会議についての事前会議、みたな感じのものだが、最低限秘書艦を連れて行かなきゃいけないと言われているのが腹立つ。実際は参謀部なら誰でもいいと言われてるんだが、野郎となんて一緒に行きたくないし。

 まぁ理由はそれだけじゃないけど、夕立ちゃんはつまらなそうな顔をして納得してくれた。

 

「なんだ、つまらなそー」

 

「そうそう、だから主砲の整備とかを妖精さんや整工班のみんなとやってきて。夕立ちゃんの艦隊は特に重要になってくるからさ」

 

「了解っぽい!時雨、一緒に行くっぽい!」

 

「うん」

 

 夕立ちゃんを含めた艦隊全員が出ていった。

 続いて五月雨ちゃんも参謀部の人たちと出ていき、まだ熱気の残された部屋にぽつんと立つのは俺と村雨ちゃんだけであった。

 

「……あ、あの、本当に私が行っても良いのでしょうか?参謀長さんとかに出向いてもらったほうが……」

 

「俺は……村雨ちゃんが良いんだ」

 

「し、宍戸さん……!」

 

 それに、村雨ちゃんじゃないとダメな理由があるんだ。

 

 

 

 佐世保第一鎮守府、会議室。

 

 デカイ割には装飾品が少ないのは、やはり”会議する場所”である故に、いらない物はできるだけ排除する魂胆も持っているのだろうか?できればサボテンの一つぐらいは置いてほしいんだけど。

 

「えーそれでは、えー……なんの話だったっけ?」

 

「沖縄への作戦についての協議です提督」

 

「あーそうだったそうだった、ではこれより会議を始める」

 

 秘書艦の言葉を聞いて面倒臭そうに椅子に座る提督を見て、ここに参上した全員も気だるそうな顔をしている。

 来ているのは宿毛湾や呉からの参謀部員や、各要港部の司令官などいるが、その中で異色のオーラを放つグループがいる。佐世保第二鎮守府の提督にして歴戦の艦娘として名前を残している赤城提督と、阿久根要港部司令官の結城少佐。

 結城が、佐世保に管轄されている要港部としては自分の上司であるはずの赤城少将をナンパしている事実についてはもう知り合いとしては顔を隠すしかないが、そんなことよりも俺は今重要な任務についている。

 

「あ、クソ!古戦場ミスったぜ!村雨ちゃん頑張れ!」

 

「分かりました!えいっ!えいっ!」

 

 テーブルの下でスマホを弄りながらRPGに励んでいる俺たち二人の姿は会議に参加する者としてはどうなんだ?と言われるかも知れないが、隣りにいる要港部の司令官なんてノートパソコンを開き、ノートを取るフリして出会い系開いてるんだぜ?

 

 村雨ちゃんは俺の大事なゲーム仲間なんだ、暇つぶしとして参加してもらう必要があるのは当然だろ。

 

 


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