一時限目は何事もなく終わり二時限目前の休み時間、綱吉はやはり居心地の悪さを感じていた。
「はぁ あれからセシリーは話しかけてこないし。俺から行くか。」
「ねえねえヨッシー「ストップ!!それ俺のこと!?ヨッシーはやめてほしいな!」えぇ~~じゃあ、ん~~~~~やっぱりヨッシー?」
「変わってない!!」
「私もヨッシーはやめた方がいいと思います。」
「うん。そう思う。」
セシリアの所まで行こうとした綱吉ではあったが途中で袖の余る制服を着ている女子に某ゲームに出てくるキャラクターを想像させる名前で呼び止められる。急いで変更をお願いした綱吉だが、いいのが思いつかないらしくヨッシーで固定されそうになるが一緒にいた二人も慌てて止めていた。
「ええ!!じゃあ・・・さわだつなよしだから~~。さっしーかつーくん?」
「・・・あぁ うん。まあヨッシーじゃないならなんでもいいけど、さっしーも危険だからつーくんの方で。君は布仏本音さんだよね。」
「そうだよ~~~。のほほんでいいよ~~。よろしくねつーくん。」
「うん。よろしくのほほんさん。二人は鏡ナギさんと四十院神楽さんだよね。二人も説得してくれてありがとう。助かったよ。俺の事はツナかツナヨシでいいから。」
「ならツナヨシさんと私のことは神楽とお呼びください。」
「私はツナくんって呼んでいい?私のことはナギで!」
「神楽さんにナギさんね。よろしく。三人は中学からの知り合いなの?」
「さっき仲良くなったんだよ~~~。」
「ええ、休み時間に先ほどのようにお声をかけていただき。」
「私のことはかがみんで神楽さんのことはかぐちんなんですよ。」
「俺だけじゃないだね。あー休み時間も終わるからまた後で。」
綱吉はつーくんと呼ばれたときに想い人を想像して一瞬ドキッとしたが、ヨッシーやさっしーよりかはとつーくん呼びにて承諾した。その後に一緒にいた二人とも自己紹介をして他愛もない会話をしていたが、チャイムがなったことから席に戻ることにした。
二時限目も問題なく終わり三時限目前の休み時間、綱吉の元にセシリアと先ほどの三人が訪れていた。
「ねぇねぇセッシー、さっき言ってた激しいことってな~~に?」
「セッシーですか・・・。もちろん綱吉さんに抱いていただいたことですわ!」
「ちょっセシリー!!」
「「「「きゃーーーーー!」」」」
のほほんさんが一限目の前にセシリアが言っていたことが気になり質問をすると、セッシー呼びに戸惑っていたセシリアはドヤ顔の大声で説明をしてしまう。周りで聞き耳を立てていた女子達は黄色い悲鳴を上げて詳しい話を聞こうとセシリアを囲み始める。
「あの時の綱吉さんの温もりと胸の感触は忘れられませんわ・・・」
「お前たち五月蠅いぞ!もう休み時間も終わりだ!!はやく席に戻れ!」
否定しようと四苦八苦していた綱吉ではあるが、色めき立つ女子達を止めることができずにセシリアによる説明は進んでいく。いつの間にかチャイムが鳴っていたのか織斑千冬が教室に入ってきて騒ぐ女子達を解散させ授業を開始した。
「そういえばクラス対抗戦に出る代表を決めていなかったな。これから代表を決める!!」
「はーい!私は沢田君を推薦しまーす!」
「わたしも!」
「他にはいないか?」
「織斑先生!私は立候補いたしますわ!」
二時限目にてクラス代表を決めていなかったことを思い出した織斑千冬はこの時間で決めると宣言し、それを聞いた生徒達は綱吉を押し綱吉コールが沸き起こるが、セシリアが立候補し綱吉に向けて指をさし
「綱吉さん!貴方の事は認めておりますわ。しかし貴方がISを動かしているところを見たことがありませんの。なので!私と試合をしてはもらえませんこと?その試合で勝った方がクラスの代表となる。ということでいかがでしょう織斑先生。」
「うむ。私は構わんぞ。私もそこの男の実力には興味があるしな。」
パアァッァァァァァァァン!
綱吉とセシリアによる試合でクラス代表を決めることに落ち着こうとしていたが、突然机を思いっ切り叩く音が教室に響きわたる。
「ふざけるな!!こんななよなよした男がクラス代表だと!一夏と比べたらお前なんて!それにセシリア・オルコット お前にも失望した!男よりも専用機持ちのお前がクラス代表になるべきだ!なぜ男に媚びるようなことをする!?」
「あらあらあらあら ウフフ 貴女はどなたでしょうか?私にこんな無礼なお猿さんな知り合いはいないはずですが・・・知ってます綱吉さん?」
「猿だと!!きっさまぁぁぁぁあ!」
「そこまでだ!!篠ノ之!その竹刀をどうするつもりだ。」
その女子生徒はセシリアに挑発されると竹刀を取り出して襲い掛かろうとするが織斑千冬に羽交い絞めにされた。その時に名前を呼んでいたことから、その生徒のことを知ったセシリアはさらなる追撃を加える。
「篠ノ之・・・あぁ!篠ノ之束の妹の篠ノ之箒さんでしたの!!ところで貴女は専用機はお持ちですの?」
「姉のことは関係ない!!私にも専用機があればお前たちなど・・・」
「ならお姉さんに泣きついて頼んでみたらいかがですか?専用機がないと男にも太刀打ちできないか弱くて可愛い妹にISを用意して・・と。」
「セシリー落ち着いて。これ以上の挑発は危ないよ。」
セシリアの発言を聞いた篠ノ之箒はさらに怒りを覚え拘束を抜け出そうと暴れ、織斑千冬もセシリアを鬼の様に睨んでいた。これは危険と判断した綱吉はセシリアを庇うように前にでる。
「私は怒っていますの。この方は私だけではなく綱吉さんのことを何も知らずに馬鹿にしたのですよ。」
「俺は大丈夫だから。俺はセシリーが危ない目にあうようなことをする方が嫌かな。・・・ほら可愛い顔が台無しだし、セシリーの笑った顔の方が好きだよ。」
「さすがイタリア男。はぁ しょうがないですわね。今回は綱吉さんに免じて許して差し上げますわ。」
「今回のことは不問とする。しかしこれ以上、束のことはこいつには触れるな。いいな。」
織斑千冬は暴れる篠ノ之箒を絞め落として気絶させると、セシリアと綱吉に一言告げて篠ノ之箒を担ぎ保健室へと向かうために教室を出ていった。
篠ノ之箒って一夏や束が絡まなければ普通の人だと思うんですよね。
今回は一夏がいないので、物語に絡ませるために女性至上主義者という設定にしております。