凪が帰宅するということで門まで送り届けると、夕食にいい時間ということもあり五人はそのまま食堂へと向かうことにした。
「凪さんを迎えに来た方ですが・・・・お祓い・・・した方がよろしいでしょうか。」
「物凄いイケメンだったね!ツナくんとは違った魅力でびっくりしちゃった!」
「あ~あの方はやめといた方がいいですわよ。お顔は確かにいいのですが、性格に難といいますか癖が強いので。」
「つーくんが殴り掛かった時はびっくりしちゃったよ~~~~。」
「驚かせてごめんね。あれは骸との挨拶みたいなものだから気にしないで。ナギさんもあいつだけはやめといた方がいいよ。お祓いは効果がないから放置でいいかな。でもいつか頼むかもしれないから、その時は神楽さんよろしくね。」
食堂につき各々が好きな物を頼むと五人まとまって席に着く。すると
「君が沢田綱吉くんだよね?」
「そうですが・・貴女は?」
「3年の田中愛美っていいます。よろしくね。それで噂で聞いたんだけど。一週間後に専用機持ちと決闘をするんでしょ。良かったら私がISの操縦を教えてあげようか?もちろん手取り足取り・・ね♪」
「そのことです「結構ですわ!!」うん セシリーの言う通りなんだけど!ちょっ! セシリー落ち着いて!」
クラス代表を決めることの件を噂を聞きつけた3年生が話しかけてきて、綱吉を誘惑するように胸を強調してウインクもしてきたが、綱吉が断ろうとする前にセシリアが立ち上がり女生徒の前に立ち塞がった。
「ん?貴女は対戦相手の子でしょ?断られたって聞いてるけど・・・対戦相手の特訓を邪魔するなんて酷い女ね。」
「綱吉さんが望むのであれば良しとしますわ。ですが、貴女に教わらなくても綱吉さんは充分強いんですのよ。」
「私は3年で貴方達は1年生よね。2年の技術の差は「セシリア・オルコットーーーーー!!!!!!!」なに!?」
「はぁ あのお猿さんは。」
セシリアと女生徒は言い合いをしていたが、突如 食堂の出入り口から叫び声が聞こえると、怒りの表情を浮かべて竹刀を振りかざしている篠ノ之箒がセシリアに向かって走ってきていた。
「お前だけは許さん!!」
「正当防衛ですわ。」
「やめろ篠ノ之!」
セシリアは突きをするように突っ込んできた篠ノ之箒の竹刀を回転することで避け、回転する際に手首を掴み、足を引っ掛けて3年生の方に投げ飛ばした。
3年生を巻き込みながら投げ飛ばされた篠ノ之箒はそのまま食堂の壁に激突して動かなくなる。
「貴女では私のダンスの相手にもなりませんことよ。」
セシリアは乱れた髪を治しながらフッと鼻で笑うように一言添えてから席についた。
「おい!お前たち!しっかりしろ。山田先生は二人を医務室へ運んでくれ!」
「わかりました!!」
「セシリア・オルコット!一部始終は見ていたから知ってはいるがやりすぎではないか?お前ならもっと安全に無力化できたはずだが?」
「織斑先生は私に竹刀で打たれればいいとお考えでしょうか?」
「セシリーストップ!織斑先生、今回はどう考えても正当防衛ですし、相手は竹刀という凶器を持ち出しています。セシリーはISを展開せずに生身でできた最善の対応をしたと思いますが。それに先生と篠ノ之箒さんが旧知の仲というのはわかりますが、片方のみに肩入れするのは立場上よろしくないかと。」
綱吉の言葉を聞いた織斑千冬は苦虫を嚙み潰したような表情を浮かべて食堂から出ていった。