鎌池和馬の殺人鬼シリーズの二次創作小説です。


【用語解説】

 『殺人鬼』という言葉が国家公安委員会で正式採用されたのは約20年前。
 その特異な殺害方法からある種の異様な魅力を誇る故に便乗犯や模倣犯を生んでしまうため、『殺人鬼』の起こした事件は広域重要指定を超えた "禁令殺人鬼指定" という区分に該当し、初動の段階で通常の部署とは異なり公安委員会が動く。一切の報道は禁じられ、通常の法では裁かれもしない。
 国家が公式に定めた『殺人鬼』は大きく分けて72種類あり、『殺人鬼』は一人につき1つの死因を司る。中でも、七大悪魔を指す変形七芒星の一角を担うとされる有力な殺人鬼は、『殺人器』『殺人機』『殺人姫』『殺人忌』『殺陣鬼』『殺人妃』、そして欠番の『殺神鬼』という名を冠している。


  序章、或いは前戯とも彼女は言う()
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