ソロマ「三段活用ならぬ、二段活用のつもりかい?」
黒歌「そんなことはどうでもいいにゃ。で、今回はどういう話にゃ?」
作「今回はオール拓海side。まあ、拓海の異常性の一角が見える回だと言っておくよ。それでは第十四話、どうぞ」
4月某日 拓海15歳(高一)
「──ここが、駒王学園か……」
──努力した。前世より努力した。だがこの努力は苦にはならなかった。何故かというともちろん朱乃姉の為である。
その為にわざわざ"島"の学校蹴ってここに来たのだ。有馬様を説得するの大変だった…『悪魔が統治(仮)している場所に何があるのか分からない。なので家の息子に監視をさせたい』という父さんの掩護射撃が無かったら島に行かされてただろうな……その言い訳もちょっと苦しかったけど、何とかなったし大丈夫でしょ。
「あら? 拓海君、もしかして緊張してるのかしら?」
「まあちょっとだけね。すぐに慣れるよ」
ああ~やっぱり朱乃姉は優しいなあ…だがしかし、
オイミロヨ。アノヒトスッゲーキレイダゼ?コエカケテミロヨ。
エーデモトナリニオトコガイルゾ?カレシジャナイノカ?
オレシッテルゼ、クオクガクエンニハ『ニダイオネエサマ』ッテノガイテ、アノクロカミロングノヒトハソノカタワレナンダト。
オオ!スゲーオッパイダ!アノオッパイデ……グヘヘヘ……
チッ……鬱陶しいな──それと最後の奴。何を想像したか知らんが朱乃姉で卑猥な妄想を繰り広げたな? 本来なら闇討ちで殺殺する所だが、初日からそんな事件を起こすのは朱乃姉に嫌われるのでドキツい呪いを掛けてやる。精々闇討ちで
ムッ!?この声は────
「あ。同い年の眷属が居なくて
「出会い頭から罵詈雑言を浴びせないでくれないかしら!? 後
「いいかグレモリー? 幻想郷では常識に囚われてはいけないのだよ」
「いやここ現世! ヒューマンワールド! 幻想郷は無いから!? OK?」
「OK!」スッ
「ちょっと何でアイアンクローの構えをしてるのかしら!?」
「安心しろ。胴体はやらねぇ。やるならフェイスだよグレモリー君や」
「逆!? それ逆じゃないの!?」
───ああ…やっぱりグレモリー弄るの愉しい……
「──あー拓海君? そろそろ教室に行かないと駄目じゃないかしら?」
「あっそうだ忘れてた! んじゃ朱乃姉、また後でね! あとグレモリーもな!」
そう言って俺は自分のクラスを見てその教室に向かうのであった。
「あらまあ、行ってらっしゃい」
「──やっぱり私は次いでなのね」
「あら? 何故今更そんな分かりきった事を言うのかしら?」
「朝からこんなのでもうやだ……」
────で、朱乃姉とグレモリーは教室に行かなくて良いのか?
───あー終わった。しかし話が長っダルい(長い+ダルい)なあの校長……
入学式を終えた俺を含む新入生は、自分のクラスへと戻り担任とクラスメイトの紹介を聞いていた。
「えーっと次は──来谷だな。自己紹介頼むぞー」
ん? もう俺の番か。適当にやるか。
「……来谷拓海です。趣味はネットで小説を読み漁る事とゲーム、あまりこれといった特技はありません。というか言えない。好きなものは朱乃姉です。ボソッ一年間宜しくお願いします」
やったよ朱乃姉! 公共の場での朱乃姉への愛を抑えて自己紹介出来たよ! 趣味がニート予備軍っぽいけど!
『本当に凄い進歩をしたな……趣味はまあ、人それぞれだ、気にするな』
『小・中学生では大っぴらに言ってボッチ
うっせーやい、俺だって成長しているんですよーだ。とりあえず高校では表面上では大人しくしておくさ。朱乃姉に心配かける訳にはいかないしな。
俺の自己紹介が終わって暫くすると、ある一人の生徒の番になった。
「──兵藤一誠です! 好きなものはおっぱいです!」
──は?(理解不能)
「俺の夢はハーレム王になることです!」
───はぁ?(理解を放棄)
「今日一番良かった事は紅い髪と『黒髪ポニーテール』の二人の美人お姉さんの大きなおっぱいを確認出来た事です!!」
ア゙ア゙?(# ゚Д゚)(頭じゃなく魂で理解した顔)
「こんな俺ですが、一年間宜しくお願いします!」
──フ、フハ、フハハ、フハハハハハハハ、フハハハハハハハハハハハハハッ!!!
───ああ…そうか、何を戸惑う事があったんだ?何もないじゃないか?…………あんな変態を朱乃姉に近付かせてたまるか。あんな変態“達”を朱乃姉に近付かせてたまるか。
そんな時、俺はふと閃いた。
────そうだ、呪いかけよう。と──
『待て! 考え直せ! 考え直すんだ拓海!!』
『ほう? 久しぶりに我の出番か。どうする?』
『簡単だ。朱乃姉に手を出せなくする呪いを複数掛けるのだよ──』
今教室の雰囲気が荒れてるが、俺にはなぁんの関係もない事だ。
その後、何とかクラスメイト全員の自己紹介を終えた我がクラスは終了の合図をするところだった。
『──で、呪いを掛けると言っても、どうするんだ? もう下校の時間だ。先生は兎も角、生徒は帰ってしまうぞ?』
『そうだな………もうすぐ下校の時間だ……合図が終われば教室から出ても問題ない──そう、
『なッ!? 拓海、お前まさか!』
『そう………
「それじゃあ連絡は終わりだ。今日は最初だから先生が号令をかけよう!起立、気をつけ───」
『(今だ!)
その瞬間───世界が、静止した──
「フフフ……フハハハハハハハ!!これが我が
そう、我が“煌天雷獄『時間掌握』”はッ! その名の通り、
『うわぁ……拓海のテンションが血を吸ったDIOの如くハイになっているぞ』
『で? 今回はどういう呪いを使うのだ?』
「フフフフ、まあそう焦るな……そうだな。まずは──」
『姫島朱乃に卑猥な視線を向けない呪い』
『姫島朱乃の更衣を覗かない呪い』
『姫島朱乃を夜のオカズにしようと思わない呪い』
『姫島朱乃の秘所を見ることが出来ない呪い』
『姫島朱乃を襲う事が出来なくなる呪い』
『姫島朱乃に関する呪いが如何なる事をしても絶対に解けなくなる呪い』
「──とまあ、こんなモノで充分か」
『『最後の呪いに込められた呪力が半端ない事になっているぞ!?』』
「そんな些細な事はどうでもいい。さっさと
『うむ、もう終えたぞ』
「早いな」
ファヴニールがそう言うと、俺の左腕にファヴニールを模した鎧『
「それならもう何も言う事はない──」
そう言って、禍々しい球体を兵藤一誠に向けて──
「殺傷力0『
────打ち出した。
無論、時間を止めているので簡単に当たった。
『やはり簡単に当たったな。全くいきなり笑い始めた時は何を考えていたのかとヒヤヒヤしt「何を勘違いしているんだ?」──ひょ?』
「まさか───この俺がこいつ一人に呪いを撃つ為だけに“煌天雷獄『時間掌握』”を発動させたと思っていたのか?」
『…………何………だと……!?』
『拓海まさか、お前──』
「そう、俺は─────
『『ナッ、ナンダッテー!?』』
「さあサクサク行くぞ! 全速前進DA!」
ガント!…ガント!ガント!ガント!ガント!ガント!ガント!ガント!ガント!ガンットォォォオオオッ!!!
ヒャッハー!ガントノバーゲンセールダゼーッ!!ガント!ガント!ガント!ガント!ガント!ガント!ガンットォォォオオオッ!!!ガンットォォォオオオッ!!!ガントミダレウチィ!!WRYYYYYYYYY!!!!!!
───そして、この学園内の俺を除いた全ての男に呪いを掛けた後、俺は自分の教室に戻り、『
『ふぅ………さて、解除するか』
『──頑張れよ、拓海。“
『規制は我がやっておいてやろう。存分に逝ってこい』
『──ああ、済まない。
そして、時は動き出す────
「──礼!」
「「「「「「「さようなら~」」」」」」」
「サヨナラッ!」ダッ!
礼をしたと同時に、俺は近くの男性用便所へと駆け込んでいく。先程射ち回った時に確認は終えていたので、迷いなく入り、大用の便器へと顔を向けて───
「うっ……オロr《ただいまお見せ出来ません。今暫くお待ち下さい。ただいまお見せ出来ません。今暫くお待ち下さい。ただいまお見せ出来ません。今暫くお待ち下さい。ただいまお見せ出来ません。今暫くお待ち下さい。ただいまお見せ出来ません。今暫くお待ち下さい。ただいまお見せ出来ません。今暫くお待ち下さい。ただいまお見せ出来ません。今暫くお待ち下さい。ただいまお見せ出来ません。今暫くお待ち下さい。ただいまお見せ出来ません。今暫くお待ち下さい。ただいまお見せ出来ません。今暫くお待ち下さい。》………ふぅ……スッキリした……」
───“
「───さて、汚物も無くなったしさっさと帰るか。勿論、朱乃姉と一緒にな」
「───はあ…拓海君、遅いわね……何かあったのかしら?」
───その後、俺が遅れた理由を丸ごとうっかり話してしまい、朱乃姉に叱られたのであった。
拓海の朱乃に対する口の軽さはヘリウムより軽いです。
次回はちょっと逸れて拓海の現在のスペックと設定を書きます。お楽しみに。