ソロマ「ハイハイ、謝罪は良いから…今回もオール拓海視点。じゃあ第十六話、どうぞ~」
「───ふう、間に合ったぜ……で、ここで何してんのさ?
俺はそう言って、人間に化けている堕天使、『レイナーレ』に話し掛ける。
「ッ!!?……このタイミングの良さ、
その問いに俺は笑みを浮かべながら…
「最初からだよ。というかナーレさんらしくないじゃん?こんな人を殺す任務受けるなんて。まあその割には戸惑ってた様だけど……」
──親しい人に話し掛けるように答えた。
「まあ…下っ端に落ちちゃったからね……上司が典型的な差別主義者だったのよ。──というか、イッセーくん放置して大丈夫なの?結構良い蹴りが入ったようだけど……」
「光の槍で刺そうとしたナーレさんには言われたくないね。──まあでも、殺すつもりは無かったんでしょ?脇腹狙ってた様だし」
「ええ、始末の方法は特に指定されてなかったから…それに拓海君の周囲で大きな行動を起こせば気付くだろうしね」
「逆に行動を起こされるまで気付かなかったんだけどな……あー、しくった。マジしくった…」
──これまでの会話で察した人も居るだろうが、俺とレイナーレ…いやナーレさんとは友人だ。まあ厳密にはナーレさんグループ全員とゲーム友達であるが。
「───で?わざわざこんな大それた行動を俺に見せつけるようにしたって事は…『アザっさん』の理念とかけ離れた任務…いや、上司の独断専行に巻き込まれたのかな?」
「──やっぱ気付いてるのね…で、それはお得意の直感?」
「いやまあ、アザっさんとか正規の命令ならほとんど殺害じゃなくて捕縛だし、捕縛するとしても致命傷になるような傷を付けてアザっさんが黙ってるとは思えないしね。……大半は勘だけど。というか今さっきこうかな~って予想した」
「結局は勘なの!?」
「まあそれは置いといて……他のメンバーはどうしたんだ?」
「……カラワーナとドーナシークは無事、だけどミッテルトが…」
そう言いかけたナーレさんは
「──その様子だと、人質として上司に捕らえられてるって事か。で?その上司の名前は?」
「ええ、ソイツの名前は───」
───その時、
「───なんちゅうタイミングで登場しようとしてんだ
そう言って俺は足元を踏みつけて
その直後に魔法陣の輝きが増していき、そこから一人の少女──『リアス・グレモリー』が現れる。
「──そこまでよ!ここはグレモリー「よう、遅かったなグレモリー」…家、の……」
「……ん?どうしたグレモリー?そんな不満そうな顔をして…こういうのは何回もなってるだろ?」
「ハァ……慣れたか否かの問題じゃないと思うのだけど…まあ良いわ、ここで何があったのかは教えてくれるわよね?」
「女堕天使が一般人殺ろうとしてたから蹴飛ばして威圧して退かせた。以上」
「そう、派手に威圧したようね………一応聞くけど、被害者は?」
「あの草むらの中」
と言って兵藤が飛んでいった(ってか飛ばした)茂みを指差した。
「蹴飛ばしたの被害者の方なの!?」
「Yes, I did it!!」ズオンッ!
「『ああ、俺がやった』じゃないわよ…とりあえず怪我の確認ね…死んでないと良いのだけれど」
そう言ってグレモリーは兵藤に駆け寄り、魔力で怪我の解析をする…前から思ってたが、結構万能だな魔力。
「完全に気絶してる……肋骨が折れて背骨にもヒビが入ってるわね…」
「あースマン、その怪我俺のせいだわ」
「ええそうでしょうね!むしろ全身骨折になってなくて安心してるわよッ!!」
「ちゃんと手加減
「本当に朱乃LOVEね貴方…とりあえず、この子は私が持っていくわ。堕天使に狙われたという事は
「そうか。勝手に眷属化させるなよ?一応朱乃姉の友達だし、あまり敵対はしたくないからな」
「分かってるわよ……私も貴方を敵に回したくないし…じゃあまた明日、学校でね?」
そう言ってグレモリーは兵藤を担いで魔法陣に入り、去っていった。
「……じゃ、俺も帰りますかねぇ…」
次回、『一誠、旧校舎に招かれる。(
グレモリィ……、40秒で仕度しなァ!!(怒)
ヒィィィィイッ!?
あらら…これは流石に擁護出来ませんね。