とある世界のとある時間に一人の男がいました。その男は彼が所属していた時空管理局に家族を殺されました。
運良く一人逃れた彼は管理局への復讐を近い姿を消しました。
『魔法少女リリカルなのは~異次元バトル・ロワイアル~』
【拝啓、○○○○様
いきなりこのような手紙を出したことに対してお詫びをさせていただきます。今回手紙を書いたのは今度開催されるバトル・ロワイアルに参加していただきたいと思います。内容は簡単です。まず…】
「…フン」
「少佐殿、どちらからの手紙ですか?」
「なに、パーティーへの招待券だ。…いきなりだが大隊を今すぐ呼び出せ。直ぐだ」
「は、はい!」
手紙は届く。
【ルールは簡単。仕切られたスペースの中で参加者で殺しあいをしていただきます。更に仕切られたスペースのなかにいる非参加者を一人殺す事に一ポイント差し上げます】
「ねぇ!面白そうなゲームがあるみたいだよ!?」
「何!?それは本当か!?」
幾億の世界の強者へと。
【このポイントを貯めると強化アイテムを差し上げます更に参加者を殺すと十ポイントを与えられます】
「フム、中々楽しそうな遊戯ではないか。しかし、英霊である我にも届こうとは…。面白そうな主催者であるな」
手紙は世界を越えて強者を呼ぶ。
【大会が始まるまえの殺傷は禁止となっています。そこは注意してください。また、大会が始まるとフィールドが結界で覆われます。これは中から出ることは出来ませんが外からは入ることが出来ます】
「リムル様!是非参加しましょう!」
「えぇ~(人を殺すのか。しかし、一体手紙の送り主は誰なんだ?)」
男の復讐のために。
【そして最後まで生き残っていた者には全てを圧倒する、あなたが望むものが与えられます】
「ハハハハハハハハハハハッ!!!!!シェフィールドよ!これは参加するしかないな!準備をしておくのだ!」
「畏まりましたジョゼフ様」
時空管理局へと。
「フハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!ほらほら!泣き叫べ蛆虫ども!」
「我らが親分のお通りだぁ!」
そして始まるバトル・ロワイアル。
「何なんだこいつら!?」
「くそ!応援はまだか!?」
「や、ヤバイ!爆発する…グァァ!」
混乱する管理局員。
「貴様らも偽物の正義を語るのか…」
「な、なんだこれ!?」
「う、うごけない!」
自分の正義のために行動するもの。
「よわいざんすね。これではアインズ様直々にこられる必要はなかったでありんす」
「いや、ここは敵地も同然。万全の態勢で挑むのが定石だ」
圧倒する強者たち。
「お、お願いします!子供だけは…キャァァァ!」
「お母さん!…あ」
「悪いな、子供もポイントに入るんだよ」
無情に殺してポイントを稼ぐもの。
「久しいな」
「そうですね。あなたが私の領地に攻め込んできて以来ですね」
「まさかお前も参加するとは思っていなかったが今日ここで決着をつける!」
ライバルの参加に驚きつつも殺そうと武器を構える炎の皇帝と水の女王。
「時空管理局執務官フェイト・テスタロッサ・ハラオウンです。武装を放棄してこちらに投降してください。そうでないと実力で止めさせてもらいます!」
「出来るもんならやってみろ!」
バトル・ロワイアルに介入する漆黒の執務官。
「ディバイン、バスター!」
「おっとっと、なんつー破壊力だ。非参加者でこんな奴がいたなんてな。殺しがいがあるぜ!」
非参加者最強の管理局のエース。
「あんたも参加者?」
「だとしたら?」
「悪いけど死んでもらうよ!」
「させると思うか?」
虚無の死神に挑む哀れな女。
「き、きさま…。何でこんなに…」
「陛下お怪我は?」
「大丈夫だ。しかし、武装親衛隊を連れてきたわりには敵が弱すぎるな」
「ポイントも既に85まで溜まっています」
「そうか?なら適当に強化アイテムでも貰うとするか。クロエにラウラ。ついてこい」
「「了解!」」
事は進む。主催者の思惑通りに。
「良いぞぉ、もっとだ!もっともっともっともっともっともっとぉ!管理局の無能さを世間に見せつけろぉ!」
全ては彼の復讐のために。