1月27日悲劇は突然訪れた。
正体不明の化け物の大群が月の都に表れた。
化け物の大群の圧倒的物量と進軍速度に月の科学力を持ってしても僅か6年で月の民は敗北した。
生き残った月の民は幻想郷へと逃げおおせ、化け物との戦いを前線で指揮し自らも戦った綿月依姫は「月は地獄だ」と言葉を残し、これは月での激戦を物語っていた。
同年、幻想郷では後に博麗の巨人と呼ばれる深紅の鉄の巨人が博麗神社に飛来した。
河童達はこれを解析し簡易的にこれを再現し「ハーディマン」が生まれた。
4月19日に再び悲劇が訪れた。
月に表れた化け物が結界を破り幻想郷に飛来したのだ。化け物達の船は魔法の森に落ち、その周辺に被害が及んだ。多くの人々や妖怪が住みかを追われ、悲しみの連鎖が広がる。
そして化け物にはほとんどと言っていいほど弾幕は通用せず、それに対抗すべく河童は「ハーディマン」を素にして「戦術機」を作り上げた。
霊夢達の、幻想郷の反撃が始まる。

__何度希望に裏切られようと私は、最後まで諦めない。


【挿絵表示】

  激震降り立つ
  戦場に咲く花
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