作者の思いつきで描いた作品です。(駄作です)
それでも大丈夫という方のみ見てください。
1話完結です。

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ローブの老人

とある町・・・

スーツを着た一人の男性が昼間だというのに肩を落としながら歩いていた。

この男は先程、上司である女性に理不尽な言い掛りを付けられてクビにされてしまった者である。

ISが生まれてから数年たった現在ではこのような事は少なくはない。

何処かで死んでしまおうかと考えながら男は公園のベンチへと腰を掛けた。

 

『もし、そこの御方』

 

その男に声を掛ける者がいた。

全体をローブで包んでいるが声からして老人であろうことがわかる。

 

「・・・なんですか?」

 

『貴方・・・つい先程理不尽な事が降りかかりましたね?』

 

「ッ!?」

 

老人の言葉を聞き男は驚きながらベンチから立ち上がった。

 

『そして今、貴方は自殺しようとしていますね?』

 

「・・・・・・えぇ、私にはもう生きる気力がありません」

 

そう言いながら男は再度ベンチへと腰かけ、顔を落とした。

 

『・・・死ぬ前にその者に復讐してみたいと思いませんかな?』

 

「・・・え?」

 

老人の言葉にわけが分からず振り返ると、老人は水晶玉を持っておりそこには男をクビにした女性が写りこんでいた。

 

『お前さんが憎んでいる者はこの人物であろう?ならばこれを使うがよい』

 

そう言いながら老人は男にある物を手渡した。

それは藁人形と針であった。

藁人形には先程の女性の写真が貼られており、針は十センチほどある紫色をした針だった。

 

『それを使えばその女性は呪われ、生涯不幸が起こり続ける事になるだろう』

 

それを聞き男は喜んだ。あの女性に復讐する事が出来ると・・・

 

『まぁ、話しを最後まで聞きなさい。それを使えばその女性を呪う事は出来るが、その代償にお前は死ぬ事になる』

 

それを聞いて男性は驚いたが、もう死のうと考えていたのだ。

自殺するぐらいならあの女性に置きみあげをして行こうと思った。

使う意思がある事を確認した老人は男に紙を手渡した。

 

『どうやら意思は変わらないみたいじゃな。これがそれの使用手順じゃ、じゃあな』

 

そう言うと共に老人は男の前から姿を消した。

まるでそこに初めから何もいなかったように・・・

男は夢でも見ていたのかと思いましたが手元には先程老人から渡されたものがあった。

老人について考える事をやめた男性は早速呪いをかけるために動き始めた・・・

 

 

 

その日の夕方、〇〇市内にある公園でスーツを着ている男性が亡くなっているのが、散歩途中の青年が発見した。死因は不明であり、その男性は持ち物は何も持っておらず、今朝方に会社をクビになって歩いていた所を物取りに襲われたのではないかと考えられているが、死因についての説明がつかず、調査は進んでいない。

 

その同時間に、とある会社の女性は交通事故に遭い、残りの人生を車いすで生活しないといけなくなったのであった・・・・・・

 

 

 

『・・・・・・まったく、この世は歪んでしまったのう。私にはこの歪みを直す事は出来ないが、男性がこの世の最後に復讐として呪う手段を渡す事はできる。いや、それだけしかできない・・・』

 

そう言いながら老人は歩き始めた。何処かで復讐を望んでいる人物を探して・・・・・・


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