魔法少女たちと規格外な男   作:ゼロ・アース・コア

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春休みだああああああああああああああああああ!!

というわけでお久しぶりです。ゼロです。
とりあえず更新しますた
もう1話くらいは春休み中にできるかも?

つーわけで本編どぞ!


第八話 落ち着けぇ!!(ピロロロ~

 

三人称SIDE

 

「あのですね、俺はさらってないですよ?よく考えてください…さらったのに返しにくるか?フツー」

 

「ならば、話を聞かせろあの子たちをさらったのならその犯人共は少なくとも拳銃は持っていたはずだ」

 

(メンドクセー…)

 

イクサは無事さらわれた女の子たちをお家に返したのだが刀持ったお兄さんに絶賛殺気向けられ中である

 

ちなみにイクサが面倒くさがっているのは家に帰るのが遅くなればなるほどアリシアの機嫌が悪くなっていくからである(イクサは嫁さんの尻にしかれるタイプらしい)

 

「あぁ、何とかした」

(うぅんんんんん!!!速く速く速く!!帰らないとアリシアの機嫌があああああ!!!!)

 

「何とかした…だと?…ふむ、ならば実力を見せてみろ」

(この男、あの子たちを助けただけなのならなぜぼかす…なにか理由があるのか?)

 

イクサは内心アリシアのことを気にしながらも質問に答えるが焦っているためほぼ全てを略して答えてしまった

それゆえに刀の男に疑問を持たせることとなってしまった

 

「では俺はこれで…」

 

「逃げるか…仕方ない…ちからずくでも話を聞かせてもらうぞ」

 

そういって男は鞘から刀を抜かずに刀をイクサ向かってふるが

 

ーシュッ!

 

ースカッ!

 

「なにっ!?」

 

男は驚いた、そんじょそこらの武術の達人でも避けるのは難しいほどの速度で刀をふったにも関わらず目の前の青年は“余所見をしたまま”避けたから

 

「あぶねっ!!」

 

イクサは崩れた体制を立て直すためそのままバク転をして距離をとる

 

「なにすんだ!!」

 

「話を聞かせろと言っているだけなのに貴様が逃げようとするからだ」

 

正論である

実際話を聞ればすむ話なのにイクサはアリシアのことを考えすぎて思考力が大幅に低下してしまっている

 

(ああああああ!!ヤバいヤバいヤバい……アリシアがあああああ!!!!)

 

(こいつ…今の動き…)

 

イクサがかーなり焦っているのに対して男はわりと冷静だった

さっきの青年の動きが頭の中で何度もリピートしていた

無理もないだろう、男が使う武術は一般的な武術と違い(その流派のなかでも裏の武術というところだが)暗殺用の武術と言ったところだ。ならば殺気を極限まで薄くするのは基本だ。つまり目の前の青年はその殺気を極限まで薄くした一撃を防御するではなく避けたのだそれも余所見のままで、だ

 

(とりあえず油断も慢心もいけないらしいな)

 

男が警戒の度合いを上げている中、イクサはその低下している思考力をフル回転させていた

 

(ああああああ!!…今日は諦めようか、晩御飯……てかなんだ今の一撃!?殺気が“ほぼ”なかったぞ!!きもっ!!悟空との修行のおかげでたすかった…)

 

イクサの闘いかたの師匠である悟空は武術も嗜んでいるがそれのほとんどが礼儀作法と技などの基本だけだ。武術の達人とも言えるが闘いの達人という方が正しい

 

イクサが修行で強くなってきた頃悟空はあるときから修行のやり方を変えた

それは無意識の間をぬって攻撃をあてるというものだ

悟空は強くなりすぎて自分への攻撃を無意識に防げるようになり、また無意識に反撃や攻撃ができるようになってしまった

イクサの成長速度がかなり高く悟空はイクサならこれを習得できそうだなと思い修行に取り入れた

 

その結果イクサは組み手のときはけちょんけちょんにされていたがその凄まじい成長速度で半年ほどで習得してしまった

 

「くっそ…こうなったら応戦して逃げるしか…」

 

「逃がさんぞ」

 

イクサは逃げるために(家に帰るために)

 

男は逃がさないために

 

構える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ!あの人よ!!私たちを助けてくれた人!!」

 

「えっ?本当!?」

 

 

 

 

 

がバク転で距離をとったため、家の塀で見えなかったのが家の門の前にでしてしまい見つかってしまった

 

(あーおわったー、今日は晩飯なしかー)

 

「忍!!その男を捕まえろ!!」

 

「えっ?なんで?」

 

子供達の話を玄関で聞いていた月村忍は困惑した…がすぐに反応し、

 

「構えをときなさいあんたたち!!」

 

(あれ?俺だけじゃなくてそっちも?)

 

ひとくくりにされて予想外なイクサも困惑する

 

「だ、だがこいつはつよi「速く!!」はい!!」

 

男は怒鳴られてしょぼくれた

 

男がしょぼくれているなかイクサは

 

(あのきれいな人しってるわー…名前わからんけど…)

 

構えをといて男に怒鳴った女性をしっかりとみれたので欠け始めた前世の記憶から色んなことをあきらめていた

 

 

 

 

 

ー閑話休題ー

 

 

イクサSIDE

 

「ごめんなさいねうちのバカが」

 

「いえこちらこそ話を聞かれただけなのににげようとして」

 

なんだかんだあって冷静になった俺は自分がしていたことに気づき話をすることにしたがとりあえず家にあがってと言われたのでその豪邸にあがっている

 

「それじゃあ話、聞かせてくれる?」

 

「どこから話せば…」

 

「全部よ」

 

「あ、はい」

 

いきなり忍さんの顔が真剣になったからスイッチを入れ換える俺

 

ちなみに今俺の目の前にいる女性は月村忍さんで、その横に座っているのは高町恭也さん、その逆側に座っているのが忍の妹、月村すずかちゃん、その隣にいるのが学校の友達のアリサ・バニングスちゃんだ。一応自己紹介は終わっている

 

「夕方、太陽が沈み欠けた時ぐらいかな…このあたりを散歩してたらその子たちの悲鳴が聞こえて…」

 

~イクサ説明中~

 

「へぇ~なるほどねとりあえずあなたが悪い人ではなく心の底から善人なのは理解したわでもなんで逃げようとしたの?」

 

「それは…俺も義理ですけど妹がいまして、今日は妹が晩御飯を作ってくれててだから早く帰らないとって焦ってしまって…」

 

もう晩御飯は諦めているが

 

「あら!それなら早く帰らないとね!」

 

「あ、はい」

 

「それじゃあ私たち月村が吸血鬼、夜の一族っていうことに関する記憶を消すか、誰にも言わない約束をして友好関係を結ぶか選んでちょうだい」

 

記憶をけすか友達になるか…こりゃ一択だな

 

「友好を結びます」

 

「わかったわ…じゃこのことは誰にも言わない約束よ」

 

「えっ?そんなんでいいんすか?」

 

あまりの忍さんの軽さに素になる俺

 

「まぁいつもなら問答無用で記憶消すけどあなたなら大丈夫だと思ってね」

 

「それっていつものやつらって口がかるそうなやつってことですか?」

 

「まぁそういうことね」

 

まぁ普通はそうなるわな

まぁでも初対面でこんなに信用されてるんだ俺も家族以外には話してない秘密を話しますかね(等価交換的な)

 

「初対面なのにそんなに信頼されてるなら俺も秘密言うしかないな」

 

「え?別に構わないのよ?」

 

「俺が気に入らないだけです」

 

「そっか、じゃあ聞くわよ」

 

そうすると俺は腰にまいている帯のみたいなのを緩くしてそれに隠していたものを取り出す

 

「「「「なっ!?」」」」

 

「俺もただの人間じゃないんすよ」

 

そう、サイヤ人の尻尾である

 

 

 

 

 

閑話休題(いろいろあって)

 

 

「それじゃまたねイクサくん!」

 

「またねイクサさん!!」

 

「連絡先教えたんだからたまには連絡しなさいよ!イクサ!!」

 

かわいい三人に別れの挨拶をもらい月村邸を出ようとすると

 

「…………お前とはまた会いそうな気がするな」

 

「それ、今日みたいにならなければいいですね」

 

「………そうだな」

 

そういって俺は月村邸を出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家の玄関の扉を開けると

 

「お・に・い・ちゃ・ん」

 

(か、かくごはしてたさ…)

 

「なんでこんなに帰るのおそかったのかなぁ!?」ビリビリ

 

雷神がいました

 

「せっかく晩御飯作ったのに冷えちゃったじゃん!!」

 

《サンダーストライク》

 

「ギャアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

 




はい今回はこんなもんで

無意識のやつ

身勝手のなんとかとはすこし違う。体が勝手に動くのではなく無意識に動くので気の消費もない、常時発動型のの技(?)イクサ的には無意識の極致って言いたいらしい

尻尾

切ってないです、はい


~次回予告~

決まってねぇですごめんなさい

次回も読んでくれると嬉しいです


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