【名探偵は知っている】
新茶
「おやマスターくん、何を読んでいるのかネ?」
マスター
「ん、ナイルに死す」
新茶
「あぁ、あのベルギー人か…」
マスター
「ホームズ以外の探偵は貴方にとっては凡百かな?Mr.ダンディ?」
Mr.ダンディ
「あぁ、如何にも!特にあのベルギー人と来たら…って、勝手に名前で遊ばないでくれるかナ!?」
マスター
「ふふふ…」
マスター
「もし時間があるならどうかな、貴方が凡百と謳うエルキュール~怪力の英雄~の話でも…」
新茶
「む…そうだな。気晴らしぐらいにはなるだろうし、何より」
マスター
「犯人(Who)がどういった動機(Why)でどのように(How)犯罪を犯したか…でしょ?」
新茶
「やれやれ、お見通しか」
マスター
「まぁね~さしずめ貴方にとってのコナンドイル以外の蔵書は、参考書ってところかなってね」
新茶
「大正解だ、ご褒美に悪の知識を授けよう」
マスター
「いらないいらない(笑)」
新茶
「さて、先ずはどれから手をつけてみるか…」
マスター
「そうだねぇ…散々ポアロのこと前振りしたけど、オススメはこれかな」
『そして誰もいなくなった』
新茶
「また、メジャーなので攻めて来たねぇ…まぁ、私が知ってるのはタイトルだけなわけだが…」スッ ペラペラ
マスター
「それ、初めて買った狗リスティの作品なんだ。毎日ちょこちょこ読んでたらハマっちゃってさ」
新茶
「なるほどなるほど…これは面白い数式だ」
マスター
「まさか、もう犯人わかっちゃったりする?」
新茶
「如何に私と言えど、さすがにそうはいかないワケだヨ…」
新茶
「(そもそも作風が違うしね)」ペラペラ
新茶
「クローズドサークルとなった孤島に10人の男女…か」
マスター
「うんうん、しかも各々がそれぞれ招待状を受けて来てるっていうね」
新茶
「推理小説だから犯人がいる、だがそいつを探すために読むのは些か無粋か。ここはひとつ物語に興じてみるとしよう…」
マスター
「ニヤニヤ」
新茶
「何かネ?」
マスター
「ある程度読んだら話し合いたいなぁ~ってね」
新茶
「………………」
新茶
「よろしい、十分に吟味し塾考し、語りあえるように務めるとしよう」
マスター
「ふふふ、どうぞご堪能あれ」
『名探偵は知っている。自分の数式が正しい事を証明する為、悪に身を堕とした犯罪紳士を…一見冷酷で血も涙もないような彼と、快楽殺人者との明確な違いはおそらく』
「Why done it ~なぜおこなったのか~ であるという事を…」
fin.
ここまで読んでいただきありがとうございます。
リハビリがてらに、自分の新宿のアーチャーと話してみたい内容を書いてみました(*´-`)
By イオリ・マエステラ