翔子「...今回は吉井と美穂の勉強会」
優子「全く、前書きほっぽり出してまで明久くんと勉強したかったのかしら」
翔子「美穂は吉井のことになると積極的」
優子「ホントにね。さ、アタシたちも美穂の可愛い姿を拝みに行くとしますか」
翔子「...本編どうぞ」
美穂side
Aクラス戦から数日後の放課後
明久「え?勉強を教えてほしい?」
美穂「はい」
わたしは今、明久さんに勉強を教えてくれと頼み込んでいます
明久「なんでまた僕に。てゆうか美穂さんはもう十分に勉強出来るでしょ?」
美穂「でも明久さんには全く届きませんけど」ぷくぅ
明久「うぐっ、そ、それは...」(汗)
美穂「お願いします、明久さん!」
明久「...本音は?」
美穂「明久さんと一緒にいたいんです」
うっかりが本心が...
明久「...ハァ、いいよ。一緒に勉強しようか」
美穂「本当ですか!?よろしくお願いします!」
明久「場所はどうするの?」
美穂「そうですね、明久さんのお家ではだめでしょうか?」
明久「僕は構わないけど、それでいいんだね?」
美穂「えぇ、大丈夫です」
というか明久さんのお家がいいです
明久「そぅ、じゃあ帰ろうか」
美穂「はい」
わたしたちは付き合い始めてから用事のない日はいつも一緒に帰っています。明久さんといられる時間が長いのは幸せです///明久さんも笑顔が増えてきて、わたしは明久さんの役に立ててるんだなって思えます。最近クラスのみんなから少し変わったねって言われるんですけど、前がどんなだったかもう思い出せないんですよね。
明久「どうしたの美穂さん?追いてっちゃうよ~」
美穂「あ、待ってください明久さーん」
吉井家
明久「ただいま~」
美穂「お、お邪魔しまーす」
明久「家族は家にいないから気にしなくていいよ」
明久さんの家ってマンションだったんですね。でも一人暮らしにしてはかなり広い気がします
美穂「あの、明久さんのご家族ってどちらに?」
明久「!...海外だよ。世界中を飛び回ってたんだけど、今はアメリカかな」
美穂「そうなんですか。会ってみたいです」
明久「それは難しいな。いつもどこにいるのか分からない人たちだし。それでも毎年一回はアメリカに会いに行ってるけどね」
確かに海外となると難しいですね
美穂「そうですか、ちょっと残念です」
明久「ハハハ。さて、じゃあ早速勉強を始めようか」
美穂「はい、よろしくお願いします。明久先生♪」
明久「そんな大したもんじゃないけどね。先ずは暗記系の日本史からやっていこうか」
美穂「明久さんの得意科目ですね」
明久「計算がないって面で点数を上げやすいんだよ。他には世界史とテストには関係ないけど家庭科は得意だよ」
美穂「家庭科?明久さんって料理とかできるんですか?」
明久「ずっと一人暮らしだからね」
明久さんってすごいですね。勉強もできて料理もできるなんて。一人暮らしをしたら上達するんでしょうか?
美穂「明久さんの料理食べてみたいです!」
明久「そんな人様に出す程の物でもないけど、ご希望とあらば」
美穂「お願いします!明久さんの晩御飯の為に頑張りますよ!」
明久「それじゃあこの問題から...」
美穂「...この問題は何ですか?」
明久「それはね...」
美穂「...」
~二時間後~
明久「よし、じゃあそろそろ終わりにしようか」
美穂「や、やっと終わりました...」
まさかたった二時間程度でこれほど疲れるとは、明久さんは鬼コーチですね。これは明久さんの点数にも納得ですよ
明久「お疲れ様。それじゃあ晩御飯用意するから休んでて」
美穂「は、はい...」ガクッ
明久「...(さて、美穂さんの為にも今回はちょっと頑張らなくちゃね。それにしても『家族に会ってみたい』か。本当のことを知った時、彼女はどんな反応をするだろうか...いや、今はそんなことを考えてる場合じゃないな。晩御飯どうしよう?あ、ちょうど材料揃ってるしこれでいいか。僕の得意料理だし)」
明久「美穂さん、起きて。晩御飯できたよ」
美穂「ほぇ?...あぁ!///」
疲れすぎて寝ちゃったんですね。てことは明久さんに寝顔を見られて...あぁ~恥ずかしい///
明久「よく寝てたみたいだね。ほら、晩御飯だよ」
美穂「あ、はい!これって...パエリアですか?とても美味しそうです!」
明久「僕の得意料理なんだ。さ、召し上がれ」
美穂「はい、いたただきます」モグモグ
明久「どうかな?」
美穂「...」ズーン
明久「あれ、どうしたの?もしかして美味しくなかった?」
美穂「いえ、凄く美味しいんですけど、美味しくて逆に自信を無くしたというか...」
明久「?」
なんであんなに美味しく作れるんですか、女子として大事なところで負けている気がします
美穂「あの、明久さん!」
明久「うわ!ど、どうしたの急に?」
美穂「あの、良ければなんですけど、明日からわたしに明久さんのお弁当を作らせてください!」
明久「え?ま、まぁそれはいいんだけど、どうしたの突然?」
美穂「なんでもないです!それじゃあ明日からお弁当作ってきますね」
明久「う、うん。あ、それなら僕が美穂さんの分を作るよ」
明久さんがわたしにお弁当を!?
美穂「で、でもそれは...」
明久「お弁当の交換、これでいいよね?」
美穂「わ、わかりました」
まさかの展開です!明久さんにお弁当を作ってもらえるなんて...これはわたしも頑張らないといけませんね
明久「すっかり遅くなっちゃったな。美穂さん、僕が送っていくよ」
美穂「え、でも「いいから」わ、わかりました」
そこからわたしたちは他愛もない話をしながらわたしの家まで向かいました
美穂「ありがとうございました明久さん。家まで送ってもらって」
明久「気にしないで。それじゃあ美穂さん、また明日」
美穂「はい、また明日です。あ、明日のお弁当頑張って作りますね♪」
明久「うん、楽しみにしてるよ。それじゃあお休み」
美穂「お休みなさい、明久さん」
そう言って明久さんは帰っていきました。さて、わたしも家に...ガチャ
母・妹「あっ」
美穂「え?」
母「えーと...おかえり?」
美穂「...見てたんですか?」
妹「...うん」
母「もぅ~美穂ったらいつの間に彼氏作ったのよ~」ニヤニヤ
美穂「そ、それは...」
妹「カッコいい人だったね~。それに優しそうだったし」
美穂「あ、明久さんは渡さないんだから!」
母「へ~、明久くんって言うのね。ねっ、ねっ、どこまでいったの?」
美穂「勘弁してくださ~い!」
凄い疲れた。明日しっかり起きれるか心配になってきました。でも、これで楽しみが一つ増えました。でもわたしあんまり料理しないけど大丈夫かな?お母さんに聞いてみましょう...いじられる覚悟で
優子「なかなかに甘かったわねー」
翔子「...美穂の妹の気持ちはなんとなくわかる」
優子「え?まぁ確かに明久くんはカッコいいし優しいけど」
翔子「優子、私に提案がある」
優子「ん?...ふんふん、え?それ本当にやるの?」
翔子「私は美穂の困り顔が見たい」
優子「はぁ、別にいいわよ。アタシも気にはなってたし」
翔子「多分同じ気持ちの人は大勢いる」
優子「これから先の美穂の苦労が目に浮かぶわ」
翔子「...今回はこの辺で」
優子「もうそんな時間?それじゃあみなさん」
翔・優「「また次回」」