それでも書きたくて書きたくて、取り敢えず投稿してみた所存です。今回かなり短いですがどうぞゆっくりしていってください
美穂side
明久「......」ピクピクッ
美穂「......」
今現在、私を、私の右手にあるものを見ながら引きつった顔をしている明久さん。そしてその反応にどう対応すればいいのか分からずフリーズしている私
何故こんな状況になったのか、それは私の手に握られた『あるもの』が原因でした
~遡ること1週間前、清涼祭翌日の学園長室~
コンコン
「入りな」
美穂「失礼しました」
カヲル「アンタは何しに来たんだい?」
間違えた。最近とあるライトノベルを読んでいるのですが思わず作中のノリで
美穂「えっと、呼び出しで来たんですけど私何かしましたか?」
カヲル「いんや、アンタは何もしてないさね。ただこちらに用事があっただけだよ」
用事ですか?一体なんでしょうか。私は学校の為に何かしてるとかそんな姿勢を見せてきたわけじゃないから急に手伝いをしてくれなんていうのも不自然な気がするし
カヲル「アンタに渡したい物があるんだけど...お前さん、吉井と付き合ってるんだって?」
美穂「えぇ!?そ、それは、その...///」
学園長はいきなりなにを...!?
カヲル「ハハ、さてさて、お前さんに渡したいのはこれだよ」ヒラヒラ
これは...『如月ハイランド プレオープンチケット』?如月ハイランドって確か最近出来たテーマパークでしたよね?でもオープンはまだ先でどんな感じなのかは分かりませんけど。プレオープンってことは一部への限定開場ってことですか。だとしてもなんで私に?
カヲル「何故自分なのかって顔してるねぇ。まぁ今から説明するさね。このチケットが元々試験召喚大会の商品だったのは分かってるね?」
美穂「まぁ、私達が優勝した訳ですから直接受け取ってますし。でもこれは明久さんが持っている筈じゃないですか?」
カヲル「アンタなら問題ないか。実は景品については両方とも問題点があってね。吉井に回収を頼んでたんだよ」
美穂「問題...ですか」
カヲル「腕輪の方には欠陥。そして、今渡したチケットについては...」
.........
カヲル「それを使ったカップルを結婚まで無理矢理にでもエスコートするっていうあちらさんの有り難くもない特典さね」
美穂「け、けけけ、結婚!?///」
カヲル「吉井にはそのチケットを回収してもらったんだけど、アンタ達の中を考えたらあげちまっても問題なかったと思ってね。アイツへのお礼も兼ねて受け取ってくれないかい?」
美穂「ケッコン...明久しゃんとケケ、ケッコン...///」ボソボソ
カヲル「(あぁ、もう聞こえてないね)さて、それじゃあソイツのことは任せるよ。用件は終わりださっさと帰るさね」
私はその後フラフラとまるで脱け殻のようになりながらも帰宅していったらしいです。(目撃した教員の証言より)その時の記憶はあまりないんですよ...
~回想終了~
明久「はぁ…わざわざ返したのにまた貰ってくるとはね(というかよくそんな状態で帰れたね)」
美穂「私は別に構わないんですよ?」
明久「美穂さん、ホント積極的というか大胆になったよね」
やっぱり明久さんもそう思うんですね。周りからも言われましたけどもう前がどんな感じか覚えてないんですよ、これが。まぁ流石にこんな大胆な発言は前は絶対にしなかったと私自身も思いますけどね
明久「もらって来ちゃったからには行くけどさ。美穂さんは本当にそれでいいんだね?」
美穂「はい。私は明久さんとなら問題ないですよ」
明久「分かったよ。それじゃあどうしようか、次の週末にでも行こうか?」
美穂「そうですね。そうしましょう♪」
明久「(ノリノリだなぁ)」
明久「それじゃ美穂さん、週末はよろしくね」
美穂「はい!」
はぁ〜、明久さんとのデート楽しみです!あ、どんな格好でいこう…?
「……。」
優子side
優子「えぇ〜という訳で、」
「「「いや、どういうわけだよ!?」」」
優子「何よ、分からなかったの?」
愛子「いや〜流石に何の説明もなしに話を振られてもねぇ?」
翔子「……」コクコク
利光「まずは状況を伝えてもらえないかな?」
優子「あぁ〜はいはい、いい?つまりーーー」
ーーーーー
ーーー
ー
優子「ーーーてな訳でね」
愛子「なーるほどねぇ、美穂とアッキーがねぇ」
翔子「…応援する」
優子「でしょ?応援したいわよね?というわけで今回の作戦よ」
え?久保君?なんか落ち込んでるけど気にしないわ
優子「今回、ターゲットが向かうのは如月ハイランドよ。まだプレオープンの段階で客も少ないから普段静かな二人には丁度いいスポットね」
「俺たちは何をすればいいんだ?」
優子「私達はまず如月ハイランドの従業員のバイトをします」
「「「???」」」
優子「えっとね、従業員に紛れ込んで二人のデートを陰ながらサポートするのよ!」
愛子「おぉー面白そー!でもさ、そう簡単に従業員になれるかな?」
優子「その点は問題ないわ。ね、代表?」
翔子「恐らく問題ない。でもこの前唐突に如月グループに顔が利くかなんて聞いてきたのかと思ったらこの為だったんだ…」
優子「まぁそういうことよ。さて、潜入までは一先ずクリアってとこね。それで次は具体的な行動だけど…」
「私達どう動けばいいのー?」
優子「細かいことはまだ決めてないわ。取り敢えず園内のアトラクションとかの下見をしてからメンバーの割り振りなんかは適宜行うわ。予定日までまだ時間もあるしね」
「りょうかーい」
今回は明久くんと美穂により親密になって貰おうという計画な訳だけど、遊園地となればまぁいたずら心が湧くっもんよね。まだ下見してないからどこまでやれるか分からないけど、楽しみにしてなさい美穂!ニヤァ
おまけ:計画実行に当たってのAクラスの声
モブA「楽しみだよ。でも吉井の奴羨ましいぜ」
モブB「佐藤さんの恋路の為に頑張るよ!」
モブC「リア充は逝け!!」
愛子「アハハ〜♪これは面白くなりそうだねぇ。今回は頑張っちゃおうかな!」
利光「僕は乗り気じゃないよ。しかし吉井くんの為なら、いやしかし僕自身の気持ちに嘘はつけないし…僕はどうすれば、どうすればいいんだぁ〜〜!!?」
翔子「優子、この作戦の本当の意味って…」
優子「えぇ、多分翔子の予想通りよ」
翔子「……楽しみ」クスッ
優子「えぇ、本当に楽しみだわ」
優子「さて、みんな。やるからには?」
「「「徹底的に!!」」」
美穂『っ!?』
明久『美穂さんどうしたの?』
美穂『いえ、なんでも…?』