はい、こっちも大分空きましたがようやくの投稿です。友香が味方だとどういうことが起こるかを考えていなかった作者が悪いんですけどね。おかげでかなり苦労しました(笑)本当はもう少し書きたかったんですが令和記念投稿ということで短いですが出させていただきます
では本編へどうぞ
明久「いきなり大勢でけしかけてきて何なのさ一体」
利光「僕たちは特に問題を起こしてないと思うけど?」
「とぼけないで!この覗き魔!」
明久「・・・ホントに何のこと?」
身に覚えが無さすぎるんだけど
「ちょ、アンタ達。彼は違うって言ってるでしょ!」
僕達が困惑していると少し遅れて知り合いがやって来た
明久「どういうことか説明してくれる?友香さん」
友香「ええ。実はさっき、女子風呂で小型カメラが見つかってね」
明久「カメラ?・・・なるほど、それで覗き魔か」
友香「そういうこと。止めようとしたんだけど間に合わなくて」
明久「そして今に至ると。で、覗き犯がいるとしてなんでそれが僕になったのかな?」
「アンタ以外誰がこんなことするのよ!」
「そうよ!後、Fクラスのバカ達も同じ状況よ」
・・・坂本くん達の所か。一くくりで扱われてるのはアレだけど、これは去年までの行いのせいなのかな。そこは評価を変えてもらえるだけの努力をしなきゃね
明久「僕はカメラなんて仕掛けてないし覗きもしないよ。後久保くんも無関係だよ。僕達はずっとここにいたわけだし」
姫路「吉井君、本当に覗きなんて・・・」
島田「ウソだよね、吉井・・・」
姫路さんと島田さんか
明久「・・・それは信じてる相手に使うものなの?」
二人は拷問器具持っていた。普通信じてる人に拷問器具なんて用意しないだろう
姫路「よりもよってお風呂の覗きなんて、今日はたくさん食べちゃって、いつもはもっとスリムなんですからね!」
聞いてないし違うんだってば。なんでこの二人は人の話を聞かないんだろう
島田「ウチだっていつもはもっと胸があって」
明久「それはないでしょ」
島田「皆!やっておしまい!」
つい反射で本音が。逃げるか、捕まっておくか。一先ず様子見を・・・ってそう言えば利光君は?
利光「止めるんだ君達!吉井君がそんなことするはずないだろう!」
女子に囲まれて身動きが取れないだけか。特に拘束もされてないし、犯人扱いはされてないみたいで良かった。僕の行動次第で利光君がどうこうってことにはならなそうだ
島田「そうはいかないわ。吉井にはたっぷりとお仕置きしてやるんだから!覚悟はいい吉井?」
姫路「逃げられるなんて思わないでくださいね吉井君?」
二人は拷問器具片手にジリジリと近づいてくる。利光君は問題なさそうだしここはやっぱり逃げるか
明久「悪いけど捕まるのはゴメンだ。この場は逃げさせてもらうよ」
島田「あ、ちょ、待ちなさい吉井!」
姫路「逃げないでください!」
その後、僕は女子を撒いて西村先生と合流、今回の一件を報告した。脅迫状の件と会わせて今後の対策を練ることになりいつものメンバーが会議室に集められた
高橋「始めに脱衣所のカメラの件ですが、どうやらFクラスの面々も関与していないようです」
利光「彼らが嘘をついている可能性は?」
高橋「無いとは言い切れませんが、否定していた時の態度があまりにも真剣だったので一先ず彼らは除外しても大丈夫でしょう」
優子「となると一体誰がカメラなんて仕掛けたのかしら?」
明久「そういえば、その盗撮用のカメラってどこで見つかったんですか?」
西村「あぁ、それが脱衣所の籠の中に仕込んでタオルをかけてい置いてあったらしい」
美穂「え?それだけですか?」
翔子「・・・おかしい」
明久「同感。仮にカメラを仕掛けた犯人が素人だったとしてももっとうまく隠すよ」
愛子「それがあっさり見つかった・・・もしかして二段構えなのかな?」
西村「なるほど、カムフラージュのカメラで油断させて本命は別か。用意周到だな」
明久「実際のところは分からないですけど警戒はするべきですね。高橋先生、念の為脱衣所にまだカメラがないか探すべきだと思います」
高橋「そうですね。これでカメラを発見できれば犯人側も何かしらアクションを見せるかもしれませんし、脱衣所の捜索はこちらに任せてください」
これで脱衣所のカメラのについては大丈夫だろう。これ以上は相手の出方を見ないと対策も出来ない
明久「よろしくお願いします」
西村「では次に吉井に届いた脅迫状についてだな。悪いが教師側では特に成果は出ていないんだ。まあお前たちの言うように嫉妬から来ているものだとは思うんだが」
優子「やっぱりそう簡単には進まないわね」
美穂「・・・・・・。」
翔子「美穂・・・心配?」
美穂「うぇ!?・・・は、はい」
美穂さん・・・
愛子「自分の彼氏に脅迫状だもん、そりゃ心配だよねー」
利光「なんとしても犯人を見つけ出さないとね」
明久「実は、今回の覗き騒ぎと合わせて気になることがあるんだ」
高橋「気になること、ですか?」
明久「はい。脅迫状の犯人と覗きの犯人、もしかしたら同一人物じゃないかって思ったんです」
優子「え!?」
美穂「明久さん、それって」
明久「はっきりした証拠があるわけじゃないんだ。ただ脅迫状に同封されてた盗撮写真、結構近距離からの撮影っぽいものもあったけど僕はまるで気付かなかった。そして今回の覗き犯も盗撮に慣れているような行動だ。学校内に盗撮のプロですなんていう人が複数いるとも思えないし、写真による牽制とカメラの二段構えによる心理誘導、相手の心をつかむような手口が似ているように感じるんだ」
西村「ふむ、確かにそう言われると似ているようにも感じるな」
優子「でも明久君への脅迫と女子風呂の盗撮、目的が繋がらなくない?」
それは僕も思っている。いくら何でも対象が僕と女子風呂じゃあ関連性が無さすぎる。・・・ん?
美穂「?明久さん、どうかしましたか?」
明久「いや、なんでもないよ」
高橋「気になる意見ですが、今の我々の情報量では推測もこの辺りが限界ですね。今日のところは一先ず解散としませんか?」
明久「そう、ですね。確かに今はこれ以上進みそうにないですし、後日情報が入り次第ということでお願いします」
西村「わかった。では解散だ。明日も朝は早い、部屋に戻ったらしっかり休息を取るように」
「「「はい」」」
こうしてひと騒ぎあった僕らの強化合宿初日は終わりを迎えた。しかしなんだろう、胸の辺りに妙なつっかかりを覚える。何か大事なことを見逃しているような、そんな気がする
後で知ったことだけど僕達が会議をしていた間に坂本君達が女子風呂を覗こうと突撃して教師に捕まったらしい。その知らせを受けて坂本君達が犯人という線は僕の中からキレイサッパリ消え去った
上述の通り令和記念で大分焦って殴り書きしてるんで変な表現とか誤字・脱字等ありましたらご報告ください
感想の方もお待ちしてます!