初投稿です。完全に思いつき+物語書くことが初めて=地雷 という言い訳をしておきます。
正義の味方を目指す少年、衛宮士郎は焦っていた。
ある日野暮用で真夜中の学校に訪れていた士郎は、校庭で二人の人物が常軌を逸した戦いを繰り広げていたところを見てしまい、それに気付いた戦っていた二人のうち槍を持った青い装いの男に胸をひと突きされ命を落とした。そのはずだったのだが、目覚めてみれば制服に血が付いているのに体は何ともない。頭を捻りながらもこのまま学校にいるのはまずいと早々に帰宅した。
しかし、帰宅した士郎が息をつく暇もなく先程の槍使いが再び襲いかかってきたのだ。必死に抵抗する士郎だが遂に追い詰められてしまう。 士郎を再び殺そうとする槍使いの男が訳のわからないことを言っているが士郎にはどうでもいい。
「俺は生きて義務を果たさなければいけない。なのに、死んでしまっては義務を果たせない。俺は殺されるわけにはいかない。人を簡単に殺すお前みたいな奴に!!」
本来の流れならばここで自国の救済を望む高潔な騎士王が召喚されるはずであった。違ったのはこの時士郎はまだ夕飯を摂っておらず空腹を感じていた。なおかつ命を狙われるという極限状態から生じた生存本能。自分を殺そうとしているのは青い槍使い。そして、平行世界と他世界からの信仰と言える騎士王へのイメージ。これらの要素が絡み合った結果本来召喚されるはずだった騎士王の霊基に異常を及ぼした。
「サーヴァント、プレデター。召喚に従い参上した。貴方が私の
士郎の目の前に現れたのは、顔の部分だけ人の顔を出したライオンの着ぐるみだった。士郎が呆けて返事をしないでいると、
「ここに契約は完了した。……む?」
ライオンの着ぐるみを着た人物は槍使いの方に向き直ると、途端に目をぎらつかせ始めた。
「
「え? あーいいと思うぞ……?」
士郎はまだよくわからないままだが何とか返事をすると、着ぐるみは槍使いに掴みかかった。槍使いもといランサーも士郎と同じくわけがわからない様子だったが、とりあえず敵だということは認識したようで着ぐるみを迎え撃った。
誰が予想できたであろうか。圧倒的な力と技術を持ったランサーがライオンの着ぐるみ相手に劣勢を強いられているなど。見た感じ普通の着ぐるみに見えるそれはランサーの槍を受け止める爪を持った腕、瞬発力を持った脚、そして相手の動きを読んでいるかのような動き。それらは確実にランサーを押していた。焦れたランサーは着ぐるみ、プレデターの爪の攻撃を弾き距離をとった。
「まさかこんなふざけた格好をした奴に押されるとはな。使うのは早いかもしれんがお前はここで確実に仕留める」
「召喚されたばかりで私は腹が減っている。餌として大人しく食されるがいい」
ランサーが構えたことに対応してプレデターも構えた。両方ともここで勝負を決める一手を行おうとする。そして、二人は同時に動いた。
「その心臓貰い受ける。
「我が血肉となるがいい。
「……げっぷ」
静かになったそこには謎の着ぐるみ、プレデターが無傷で立っていた。そこにランサーの姿は跡形もなく、残っていたのは光の粒子となって消えようとしているランサーの朱い槍のみだった。
次回予告(嘘)
「待て!? その人は餌じゃない!」
「衛宮君、何よそいつ! ふざけてんの!?」
「シロウ、飼育員なら餌はきちんと配給してください」
「なんだ、アイツ……」
「私のバーサーカーは最強なの」
「あれが次の獲物ですか。味はわかりませんが量はまあまあありそうですね」
「やっちゃえ、バーサーカー!」
次回「そいつは12回食える」
ちなみにセイバーライオンがランサーの因果逆転の呪いを受けなかったのはセイバーライオンとランサーの間に捕食者>被捕食者の関係が成り立っているからというのと、セイバーライオンの宝具はランサーのクー・フーリンを相手にした時のみ特攻宝具に変化するという設定。ランサーを押していたのも同じ理由でステータス に補正がかかっていたということにしてます。
セイバーライオンが喋ってるのはまああれだ。騎士王の霊基に変化が起きたので人格的には腹ペコ王よりなんだ。