【完結】BARグラズヘイムへようこそ   作:taisa01

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アニメ第0~2話をみて、自分は獣殿の爪牙であると認識。

しかし、本作品に獣殿が活躍するのは後半。愛するもの、気に入ったものを最後に回すのは世の常ということで。

作品への搭乗順位は時系列で、ありえそうな流れを意識してのこと。私の好感度順ではございません。もし好感度順なら、一番に獣殿がくるにきまってますから。

イメージでは、エレオノーレは、獣殿の部下になるにあたって中尉から大尉に昇進したと考えております。え? ベアトリスは准尉のままですがなにか?


第三話

 

 

 

1940年 ドイツ ベルリン

 

 この時代、新鮮な食材というものは限られている。

 

 例えば魚。川や海が近くにない場合、オイル漬けや酢漬け、塩漬けなど加工されたものがメインとなる。

 

 例えば肉。古来からの猟文化を色濃く残すジビエもある意味加工品。牛・豚・羊・鳥など酪農文化の恩恵ともいえる各種肉。町に近い場所から供給されるため、比較的新鮮なものとなる。もっとも新鮮なものを新鮮なまま調理し口に出来るのは、上流階級の人々ぐらいである。特に配給がメインとなっている戦時下では、一般市民が口にできるのは最低限の保存処理をされたものが多くなり、加工食品が中心となる。

 

 このような状況に、料理人でもある私が我慢できるはずもなく、創造主である至高の方(プレイヤー)より与えられた戦闘スキルと強靭な体力を遺憾なく発揮し、子供のころからナイフ一本持って森に分け入り、鹿やイノシシ、ウサギといったものを捕らえていました。

 

 子供の頃、春口に冬眠明けの熊を倒したのはいい思い出。熊先生……。貴方との戦いで自然の厳しさを学ぶことができました。

 

 それはさておき、先日頂いた許可証のおかげでベルリンに一番近く獲物の豊富な森で狩りができるようになり、素材の質・量共に一気にあがりました。しかし肉はある程度熟成する期間が必要なので、肉屋の倉庫の借スペースを増やさざるを得なかったのは誤算でした。

 

「お前さんが捕まえたヤツだと、今日はウサギかな。鹿はあと数日。鴨はもう1日はねかせたほうがいい」

「わかりました。ではウサギを5羽と、そこの牛のひき肉とソーセージをひと束もらいましょう」

「じゃあ待っててくれ。持ってくるから」

 

 そんなわけで、どうみても屈強の陸軍軍人? または裏社会のバウンサーと言ったほうが納得される、筋肉隆々の肉屋の店長と、こんな会話を店先でしております。

 

 ふと周りを見れば商店街の活気はだいぶ減ってしまったように感じます。開戦して約1年。義憤や愛国心に駆られ兵に志願した人、戦争の影響を恐れて国内の田舎や国外に疎開した人。いろいろな人が居なくなりました。

 

「ああ、三軒隣の香辛料やハーブ、チーズを扱ってる所。店を畳んで田舎に行くらしいぞ」

「それは残念です。あそこのチーズと香辛料の品揃えは、この辺りでは一番でしたのに」

 

 私の独り言に、感慨深そうに肉屋の店長も相槌をいれる。

 

 実際、この戦争は田舎にいったら安全ということはないでしょう。ただ私の風化した記憶には、ベルリンは連合軍に包囲され焼かれ、多くの命と財産が焼失されたはず。

 

 目の前の店主にしろ、この店にしろ、焼かれて消える運命かもしれない(・・・・・・)。しかしここは危ないと説得しようにも、根拠を示せないのであればただの狂言か妄想。

 

 なんとも、もどかしい。

 

「てなわけで、在庫一掃のセールやってるぜ」

「それは良い情報ですね」

「じゃあ、今度行ったら一杯おごってくれ」

「ええ。お待ちしております」

 

 終わりのない自責の念は腹の底に押し込め、いつも通りに言葉をかわす。

 

 肉屋の店主は大きく笑いながら見送ってくれる。私は今晩のおすすめメニューを考えながら、香辛料屋に足を向けるのであった。

 

 

***

 

 夜もふけ、第一陣のお客様が帰られるころ外がにわかに騒がしくなる。

 

 あるものは愛しい我が家に。

 

 あるものは、仲間たちと二軒目に。

 

「ここです。ここです。大尉」 

 

 ガス灯の柔らかい灯りに照らされた街に人の往来が出来上がる頃、若い女性の明るい声が開け放たれた扉の外から響き渡る。

 

「まったく。そんなに大声でなくても聞こえている」

 

 出入り口に顔を向けると、一組のお客様が来店される所でした。

 

 金髪のポニーテールに人懐っこい笑みを浮かべた女性。赤毛のセミロングにクールな面立ちの女性。そして、藍色のロングに何処か困ったような、それでいて優しい笑みを浮かべた女性。

 

 それぞれ特徴的で、三者三様の魅力を持ったお客様たちでした。

 

 もっとも一人は、ここ数日何回も来店された御方ですが。

 

「いらっしゃいませ、ベアトリス様。本日はテーブル席もカウンター席も開いております。どちらになさいますか?」

「バーテンダーさん、こんばんわ。カウンターで」

「では、こちらにどうぞ」

 

 私は、お客様たちをカウンター席にご案内すると、おしぼりを一人一人お渡しする。そして、塩を振ったミックスナッツを小皿にのせお配りする。

 

「メニューはこちらとなります。お飲み物はいかがなさいますか?」

 

 私は、自然と真ん中に座った立場が上と思われる赤毛の女性にメニューを渡しながら注文を伺う。しかし、女性はメニューも見ずに注文を口にされる。

 

「とりあえず、適当にビールを人数分」

「かしこまりました」

 

 私は手近なメニュー立てに置くと、飲み物の準備にかかる。

 

「大尉。そんな男らしい注文の仕方じゃ、あの方とご一緒した時に幻滅されちゃいますよぉ」

「TPOぐらいわきまえている」

 

 大尉と呼ばれる赤毛の女性は、ベアトリス様を睨みつけながら反論する。しかし隣で藍色の髪の女性は、困ったように微笑んでいる。きっと、この方も同じ心配をされているのだろう。

 

 そこで、よく冷やした黒ビールのシュバルツを大きめのグラスに注ぎ、お配りしながら一言付け加えさせていただく。

 

「最近は、自分の意見をしっかり口にされる自立した女性を好まれる方も多いとか。深窓の令嬢がもてはやされる時代ではありませんよ」

「バーテンダーさんは優しいからそう言いますけど、世の男共なんてみんな自分の支配欲を満たしてくれるような、一歩引いた女がいいに決まってます!」

 

 ベアトリス様はそう言うと、シュバルツをグイッとあおるように半分ほど一気に飲み干す。対する二人はやれやれという風にビールを口にする。

 

「ほぅ」

「随分飲みやすいビールね」

「でしょ。せっかく同じ職場になってこうやって飲みに行く機会も増えたんだから、美味しい店をって探したかいがありました」

 

 ビールに感嘆の声を上げるお二人に鼻高々という感じのベアトリス様。私としては最初の表情だけでも十二分な賛辞であります。

 

「どうせお前が食べ歩きしたかった口実だろ」

「大尉。ひどいですよ」

 

 そんな風なやり取りをされておりますが、実際ベアトリス様がこの店に初めて来られた時も、いろんな店で評判を聞いて回り回って最終的にたどり着かれたようでした。本当に喜んでほしく自分の足で探されるあたり、口調の軽さとは裏腹な律儀さがある御方です。

 

「しかし、ずいぶんと飲みやすいビールだな。冷やしたビールはあまり飲んだことがなかったが、他のもそうなのか?」

「そうね。すっと喉を流れるような。もしかして……」

「あ、そんなことないですよ」

 

 お二人が気にされたことにベアトリス様も気が付いたようで、メニューを取ると先程のビールの値段を指差す。まあ、一般的なビールの価格ではありますが、見たこと無い名前なのはご容赦いただきたい。

 

 シュバルツというドイツ風の名称がついていますが、実際は2000年代の日本、あるテーマパークの所在地の地ビールだったりするのですから。

 

「それにこの店、お酒だけじゃなくってカクテルや、おつまみも美味しいんですよ」

「なにかお作りいたしますか?」

 

 そういうと三人はメニューを見ながらあれこれ注文をいれる。中には見たこともないという理由で注文をされる。

 

「本当に皆様、仲がよろしいのですね」

「ん? ただ注文しているだけだが?」

 

 赤毛の女性が何故? という感じで質問をしてくる。まあ実際には、雰囲気や口調などを長年の経験と照らし合わせ、さらに元インキュバスとしての女性に対する脈拍、発汗、血色、香りなどなど、無駄に高い情報収集能力で裏付けただけなのですが。そんなこと言えるハズもなく。

 

「皆様の雰囲気もそうですが、アイスバインやザワークラフトのように、もともと分け合うような大皿料理ではなく、一人一皿の料理を皆様で分け合うことも前提に選択されたり。それでいて、それぞれの好みを考慮して選ばれたりしておりましたから」

「あら、案外しっかり見られてたのね」

「お客様の気分に合わせたおもてなしをさせていただくのが、バーテンダーの職務と心得ておりますので」

 

 私は静かに一礼する。

 

 その言葉にお二人は感心されたような表情をされますが、一人だけまるでいたずらっ子が悪巧みを思いついたような表情をなさっています。

 

「じゃあ、いまの注文と合わせて私達にそれぞれ合うカクテルを出していただけます?」

「注文承りました。順番にお出しさせていただきますね」

 

 はい。ベアトリス様。そんな楽しそうに注文されなくてもわかっております。ほかのお二人も意図が伝わったらしく、好奇と期待の視線を送られてきました。

 

「まだビールがありますので、料理からはじめさせていただきましょう」

 

 取り出したのは先日の狩で捕まえたウサギ。捕まえたその場で血抜きを行い、その日のうちに熟成用の下処理をしたものです。これを今朝受け取ったあと解体、薄切りにしたモノに塩、コショウを練り込み、棒で叩き柔らかさが増した肉。

 

 それをボイルし、食べやすい大きさにカットしたものに赤ワインソースを掛ける。ウサギ独特の風味をそのまま、食感を変えた一品。

 

「野うさぎのロワイヤルにございます」

 

 一切れずつ口にすると、全員表情が変わる。しかし最初に感想を口にしたのは、ベアトリス様ではなく赤髪の女性でした。

 

「仕事柄訓練で野うさぎを口にしたこともあるが、弾力の強い食感だったのを覚えている。これは本当にうさぎか? いや味は確かにうさぎの味なのだが」

「あ~。あの時のサバイバル訓練は大変でしたね。必死に捕まえたうさぎの肉も、貴重なタンパク質と思って食べようと焼いたら、まるでゴムを噛み締めてるような歯ごたえになってしまって。最後は何を食べているのかわかりませんでした」

  

 赤髪の女性とベアトリス様はしみじみとつぶやかれる。

 

 よく最初の一品にトラウマ食材の料理を選択されましたね。いや、一人美味しそうに食べていらっしゃる方がおりますね。この方の好物ですか。

 

「狩りで仕留めた後その場で適切に処理し、くわえて調理に入る前に、塩コショウを揉み込んだ上から叩くことで対応しました。もし仕留めた直後に食べる必要があるなら、血抜き、筋切り、解体したあと綺麗な水で汚れを洗い流し、薄切りにしてから火を通すのがよいかもしれませんね」

「くわしいな。狩りをするのか?」

「はい。この店に出す食材の何割かは私が仕留めたものですので。そのため店の方は週に二日はおやすみをいただいてますが」

「なるほど。鴨はあるか?」

「本日はございませんが、明日には熟成が終わる予定です」

「そうか」

 

 そういうと、赤髪の女性は手を口元に置き思考の海に落ちられた。たぶん明日の予定を考えられているのだろう。

 

 そんな会話の間に料理の仕込みを進める。サーモンにレモン汁をかけ塩・胡椒を振ったものをバターを塗ったバットに乗せ、白ワインを入れて火にかけます。その後、オーブンに放り込む。

 

「店で好物を避ける理由はないからな。それにここなら、目の前で火入れをしてくれるようだし」

 

 こちらの考えも気がついているのだろう。若干言い訳っぽいことを口にされる。

 

「はい。目の前でお焼きすることもできますよ」

「大尉、鴨の炙り肉は好物ですからね。恋愛観は乙女なのに、各種好みはことごとく男らし…イタっ」

 

 どうやら見えないところでベアトリス様が赤髪の女性にはたかれたのだろう。

 

 それはさておき、ドイツのベックスビールを冷やしたものをゴブレットグラスに注ぐ。そしてクレーム・ド・ミントのグリーンを取り出し、10mlほど加え軽くステア。最後に自家製のミントを一枚。

 

 ビール特有の小麦色や黒ではない透明感のあるグリーンのグラスをベアトリス様にお出しする。

 

「あ、やっぱり顔にでてました?」

「ミント・ビアにございます。前回、美味しそうに飲まれておりましたので」

「ビールのカクテルって、あまり飲んだことなかったけど思った以上に美味しくって」

 

 ビールのほろ苦さと、クレーム・ド・ミントの程よい甘さとまろやかさが舌の上で踊る。そしてビールののど越しの後に残るのはミントのさっぱりとした香り。

 

 ベアトリス様は本当においしそうにお酒を飲まれる。

 

 では続いて二品目。

 

 ピルスナーグラスにボック・ビールを注ぎ、その上から静かに滑らせるようにシャンパンを半分ほど。注いだだけでは二色の境界線。ここでかるくまぜることで色が広がる。

 

 そして琥珀色のグラデーションが完成したこれを、赤毛の女性にお渡しする。

 

 大尉と呼ばれる女性は受け取ると、軽く傾ける。

 

「ああ、小難しいことは分からんが旨いな」

「今回は北ドイツ、バイエルン地方のビールを使わせていただきました」 

「そういえば、エレオノーレって北部の出身だっけ?」

「ああ、そうだが」

「じゃあ出身地まで合わせてのレシピですか。なんで出身地までわかったんです?」

 

 ベアトリス様は興味津々に聞いてきますが、私は微笑みながらお茶を濁します。

 

 気が付けば一品目の料理がなくなり、皆様お通しでお出ししたミックスナッツに手をつけはじめる。そこで次の料理ができあがる。

 

 オーブンに放り込んだサーモンのワイン蒸しを取り出し皮と骨を取る。そしてバットに残った出汁と生クリーム。ディル、バジル、パセリなど香草をふんだんに加えソースを作る。

 

サーモンのワイン蒸し香草風味ソース(lachs mit Krautersobe)にございます。」 

「美味しいですね大尉。あっでも北出身なら、サーモンは生じゃないと許せないたちですか?」

「べつにそんなことないぞ。しかし、このサーモンも十二分に旨い。こっちだと塩かオイル漬けがほとんどだろうに、そんなことを感じさせない」

「そうよね」

 

 皆様がそれぞれ楽しまれているようなので、少しばかり潤滑油を。

 

「ありがとうございます。こっちに入ってくるものは塩漬けやオイル漬けは基本ですからね、身の部分は塩を洗い落として使ってますが、皮の部分をパリパリに炙って……ああ、食べますか?」

 

 こんなことを話をすると、赤髪の女性の視線が変わる。若干恥ずかしそうにして口にされませんが、視線は注文をされていたので、ささっと作ってしまう。

 

「そういえば、酒飲み達はこんなのを食ってたな」

「塩っけが強いパリパリのつまみ。これならビールも美味しそうですね」

 

 まあ、どこの世も酒飲みのつまみというのは共通点があるもの。海を越えても 、世界を超えても。

 

 最後にシェーカーを取り出し、クルボアジェルージュ、ブルガリエクストラドライ、ホワイトキュラソー。そしてフレッシュレモンジュースを1TSP。

 

 リズミカルにシェイカーを振る。

 

 もちろん振りすぎては泡立ち味を壊してしまうので、程よく、そしてショーのワンシーンと心得る。

 

 カクテルグラスを藍色の髪の女性の前に置き、シェイカーを傾けると、透明度の高いブラウンの酒が流れ落ちる。

 

ビトウィーン・ザ・シーツ(Between the sheets)にございます」 

「あら、誘ってくださるんですか?」

「え? リザさんどういう意味ですか?」

ビトウィーン・ザ・シーツ(Between the sheets)はベッドに入ってという意味よ」

「なるほど。で、実際のところどうなんですか?」

「まずはご賞味ください」

 

 話題を振った本人は分かって言っているので、おかしげに微笑んでいらっしゃるが、生真面目そうな赤髪の女性はこちらを訝しむように見ている。ベアトリス様は純粋に興味本位ですね。

 

「あ。甘い」

「苦味が苦手のように思いましたので」

 

 そう。最初のビールもこのお方は進みが悪かったのだ。しかし他料理は何ら問題なかったので、もしかしてと推論を立てさせていただきました。

 

「度数は高めでナイトキャップ向きのカクテルですので、こんな名前が付いております」

「さながら甘い夢の世界に入り込んでいきたい。って感じかしら?」

「はい」

 

 私とリザと呼ばれる藍色の髪の女性は感想を重ね合わせる。さすがに大尉と呼ばれる女性も、言葉遊びとわかってか、カクテルを口にされている。

 

「バーテンダーさんすごいな~。これだけ出来るんだから、女の人にもモテモテでしょ」

「ばかもん。准尉。バーテンダーの手をよく見てみろ」

「その指輪」

 

 左手の薬指にはリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンが輝いている。

 

 もし真面目に鑑定しようものなら、どんな材質が出てくるのか想像もできません。たぶん造形の段階ででるゆがみなどもゼロでまるで未知の金属の削りだしのような評価がでて、さらに見る角度次第で赤い宝石の中に浮かぶアインズ・ウール・ゴウンの紋章。

 

 うん。

 

 オーパーツですね。

 

「少なくとも今の私は独身ですよ。この指輪はとても大切なもの……というだけです。料理をする人間が指輪をするのはあまりよろしくは無いのですが。まあ私のわがままです」

「え~今は、ってことは昔はいたってことですか? ならどんな」

「まったく。この恋愛脳は」

「あら。でも、ちょっと気にならない?」

「ブレンナーまで……まあ、多少は気にならんというわけではないがな」

 

 そんな感じで、酒の席の会話は続いていく。

 

 後日正式のお名前をいただき、気が付けば常連となっていた方々との出会い。

 

 こんな夜もあるのでしょう。

 

 


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