本当は前回の秘書子視点のつもりだったんですけど、ラブコメオンリーになったのでやめました。ごめんなさい。
ウルトラ月ソウル日
学園祭の実施がどんどん近づいてきている。遠月学園では月饗祭と言う。この饗って漢字が難しくないですか。日記の文章の線の中に収め切らない時がありそうなんだけど。
ちょこちょこ思うけど割とネーミングセンスに関してだけなら、微妙と言うかカッコいい感じにしようとして少し外れた感じが否めないのは俺だけだろうか？
うん、まぁそんなのはどうでもいい事で、本題は色々あるっていうかあった。もう書くのがめんどくさいから一括して学園祭って書くけど、学園祭では出店を出すことができるらしい。
まぁ、料理を極めるための学校だから当たり前といえば当たり前だ。3年生とかは殆ど店を出すらしいし、ここでの売り上げはランキング形式で出たりするらしいけど、毎年結果は同じらしい。
十傑って制度がある時点で大体は察することが出来るよね。ランキング上位は十傑が独占するのが当たり前だし、実力があるから選ばれてる訳だからね。
1年生でも出店を出す事はできるらしい、ってさっきからずっと『らしい』って書いてるけど、大体は先生から聞いたりりんどー先輩から聞いたり、後は緋沙子からも聞いた。
緋沙子呼びにも少し慣れた。何回か呼んだりしてたら薙切さんに呼び出された。校舎裏に呼び出されたからてっきり「私の緋沙子にどうたらこうたら〜」みたいなのかもしれないな、って思ったら全然違った。
緋沙子がそうやって呼ばせるのは今までなかったとか、あの子を大事にしてあげてとか、とりあえず緋沙子のことを語りながら俺を見る目は母性とかそういうのに溢れてた。
なんで呼ぶようになったのか、という経緯は控えておいた。多分薙切さんに教えたりしたら、色々なことを経た結果ボコボコにされそうな気がした。薙切さんも緋沙子も隠し事とか下手そうだし。
こういう関係はすごい羨ましいと思う。小さい頃から、って意味なら俺にもりんどー先輩がいるけど、同級生ではそんな人は1人たりともいなかったからなぁ。うわ、なんか悲しくなってきた。
俺のことはどうでもいいとして、君も店を出してみないか的な勧誘とかがいっぱいあった。さっきあげた人たちだけじゃなく、幸平くんとか一緒に住んでる人たちとか、わざわざ俺の部屋まで枝津也さんがやってきたりもした。
勿論断ったけど。そもそも俺の料理は出店とかには向いてないんだよな。出店は早く提供しないといけないし、大体一品物だったりジャンルで限定したり色々ある。
しかもこの学園祭は場所取りも簡単じゃないらしいし、場所次第では全く売れない可能性もある。例えば十傑の人の店の隣とか。1年生にいい場所なんて渡さないだろうし。
枝津也さんが場所を取る、とか誘ってくれたけど流石にそれはフェアじゃないからという理由で断った。そもそもスタジエールとかも色々やらかしてるようなものだから、そういう意味ではちゃんと追いついてから挑戦してみたい、とも思う。
とりあえず当日はいろんな人の店を回ってみよう。折角だから十傑の人達のを全部食べてみたいけど、枝津也さん曰く第1席に関しては完全予約制だから無理だと言われた。
残念だけど、他の人なら良いらしい。茜ヶ久保さんも出すらしいから行ってみたい。デザート系を出すのだとしたら参考にしてみたいし、手軽に作れそうなら真似してみたいからな。
当日までまだ時間はあるし、楽しみにしながら待つとしよう。good night。これスペル合ってるよね？
学園祭月前日日
前日に日を付けたら誤字っぽくなったけど消しゴムが部屋のベッドの下に転がり落ちてしまいどうしようもなくなった、そのまま放置しても手元に帰ってくることはないだろう。御臨終です。
学園祭が明日まで迫り、どんどん学校の雰囲気が良くなっていってるというか、盛り上がっているのを感じる。りんどー先輩とか薙切さんとかもいつもよりテンションが高そうに見えた。
ただどうしても気になることがある。枝津也さんがよく分からないことを言ってきた。これからここは荒れる、お前も巻き込まれるだろう的な事を。台風でもやってくるのかと思ったけど天気予報は晴天でした。
でもなんとなく雰囲気が普段とは違う感じがした。ただすぐにいつも通り何か考えてるというか、悪巧みしてる顔に変わった。少しばかりお前の同輩を虐めるが、手は出すなよ？俺には俺のやり方がある、何人かに嫌われようが一個の目的を果たすためだからな、とも言われた。
あの人、自分の暗躍を誰かに知られるのとかあまり好きじゃないからな。堂々と相手を潰すことに関しては割とノリノリなのに、こっそり影で動いてたり努力してる姿見られた瞬間逃げ出すから、あの人。
りんどー先輩から聞いた事だけど、十傑に入る頃には今の感じの枝津也さんだったらしい。なんか嫌味ったらしいけど実力はある、だけど人間性がマイナスみたいな評価だった。
でもある日、りんどー先輩は夜遅くに料理と様々な成分を合理的、かつ味を至高なものにするために研究する姿を見たらしい。それに気づいた枝津也さんは目を見開いて冷や汗ダラダラしながら近づいて、声を震わせながら黙っといてくれませんか？といったらしい。なんだこの先輩、可愛いキャラだったのか。
本音を言うと俺も見たかった。今はりんどー先輩と枝津也さんはかなり話す仲らしい。茜ヶ久保先輩ともそれなりに話す仲らしいけど、あまり想像できない。そもそもあんな身長の先輩にあんな悪どい顔の2人だよ、一緒に歩いてたら通報される可能性はゼロじゃない。これ見られたら多分死ぬよな。
これ以上書くのは枝津也さんの名誉の為にもやめておこう。まだ色々あるけどこれ以上は多分無理だ。
で、話は変わるけど幸平くんはどうするつもりなのか割と気になってる。何となく店を出しそうな気はするんだけど、彼って普通じゃないからなぁ。出店するとしてもあまり普通じゃないものを作りそうだし、1人でやったりするんじゃなく複数人でやる気もする。
出すんだったら食べに行かないと。本当は手伝ったりしたいんだけど、枝津也さんやりんどー先輩、緋沙子にも止められた。1人で店を出す分には構わないけど、誰かを手伝ったら結果が見え見えだからやめろ、的な事を三者三様だけど言われた。
結果が見えるってどういうことだろうか。幸平くんの手伝いはする必要がないくらいに3人とも認めてるのだろうか？まぁ3人から言われたし、個人的には幸平くんなら大丈夫だと思うから手伝いはいかないようにするけど。
でも割と驚いたことがある。パンフレットにはそれぞれどこに店があるかっていうのがわかるようになってるんだけど、実力がある人達は店自体が他よりも圧倒的に大きいんだよね。まさかここまで格差があるなんてなぁ。
実力主義だからって訳じゃないだろうけど、金銭面的なアレなのかな、とも思う。外観から拘らないと一流では無いのだろうか？そんなお金ばかりかけるだけならあまり好きじゃ無いんだけどね。
いや、多分周りからしたら俺の方がおかしいのかもしれない。そもそも人気がある店をやろう、とかそういうつもりでここに入学した訳じゃ無いからなぁ。家庭とかそんなのを考えると安価で美味しい方が好ましく思える。
高級な食材とか調味料とかはそこまで使おうとは思わないし。質が落ちても美味しいって思えるのは美味しい。母さんがいつも言っててやってる事だから当たり前みたいに思ってたけど。
いや、俺の価値観は別にどうでもいい。とりあえず明日からは学園祭が始まる。枝津也さんが言ってたことが本当なら、なんか大変なことになったりするのだろうか。
平和にゆっくりできるのは明日から始まる学園祭まで、とかはやめてほしいなぁ。でも枝津也さんって冗談は言うけど嘘は言わないもんな。あれ、だいたい意味が同じな気がしてきた。俺がアホになった、いつも通り。
料理の勉強だけじゃなくて基本的な勉強も少しくらいやらないとちゃんとした大人にならないかもしれない、という考えを持ちながら今日はお休みなさいをします。
今日の格言。大体俺が書いてる事ってTwitte◯とかでそのまま呟いても違和感無さそう。何一つ今までの話には関係ありません。以上。
とりあえず明日からもいつも通り平和でありますように。それでは本日も終了、閉廷！
本当に本当にお久しぶりです。気づいたらこの作品も一年が経ち、クリスマスとかお正月も過ぎ去ってました。こんな作品を待ってくれてる方々（いるかどうかは不明）ありがとうございます。
原作には全くついていけません。割とこの作品も終わりが近づいてきたと思います。予定では十傑総入れ替えとかそこらまでやると思います。そこから先は不明です。叡山先輩に対する期待がかなり高い感想欄には草を生やしましたね。活躍、乞うご期待！（顔芸の予定はない……と思う。この作品の叡山先輩はイケメンインテリブラコンなの）頑張って1月終わるまでにもう1話書きます。書かなかったら何でもします。
→見事達成出来なかったアホは私です。2月までには頑張る（震え）