劇場版銀魂完結編の撮影を終えて万事屋へ戻ってきた銀時、新八、神楽の三人、
映画、アニメの終了にゆっくりできるかと思いきや、銀時が衝撃の事実を告げる。
「まだだ、まだ終わらんよ」と。

映画のネタバレ一切なし。ほぼBGオンリー(ほぼセリフのみ)の短編です。


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現実とリンクしたメタ設定だけど、銀魂なら全く違和感がないね、原作でも普通にやってるし。


劇場版 銀魂 完結編「予想を裏切り期待に応えてこそエンターテイメントだ!」

万事屋に戻ってきた三人、新八がお茶を入れて、

それぞれが座って一息入れたところで新八が話し出した。

 

「いや~、素晴らしい映画でしたねえ」

 

「本当ネ、笑いあり涙ありの超大作だったネ」

 

腕を組んでうんうん頷きながら肯定する神楽。

 

「でもこれで、映画もアニメも終わって、これからはジャンプの連載に集中出来ますね」

 

「まだ神威とか決着着けてない奴等一杯いるアル、気合入れていくネ」

 

「おいおい、何言ってんの二人とも、まだ何も終わっちゃいねえよ」

 

次へ向けてやる気を出している新八と神楽に、水を差すように言葉を挟む人物がいた。

足を机に投げ出して、死んだ魚のような目をしてハナクソをほじりながら言っているのは,

この部屋の主、坂田銀時だった。

 

「は? どういうことですか銀さん」

 

「終わったアルよ、完結編ってサブタイトルの映画上映したんだから」

 

「だーかーら、オメエらは甘えんだよ、完結編?だから?それがどうしたの?美味しいのそれ?」

 

ほじくったハナクソを指先で丸めながら銀時は言った。

 

「ぎ…銀さん、まさか……」

 

「銀ちゃん、まさか、この映画も終わる終わる詐欺だったアルか?」

 

「まあ、ぶっちゃけて言うとそうだ」

 

詰め寄る二人に、指先を弾いてハナクソを飛ばしながら銀時はさらりと断言した。

 

「ダメでしょ!いくらなんでも無茶ですよ、全国公開映画ですよ、

TVシリーズのネタで一回やっただけで各方面からの苦情がハンパなかったんですよ、

許されるレベルを遥かに超えてますよ!」

 

「流石にシャレにならないアル」

 

「ふ…問題ねぇよ、同じ失敗はしねえ、今回はちゃんと防御策を講じてあんのさ」

 

銀時が飛ばしたハナクソは、弧を描いてゴミ箱の中に見事入った。

 

「……あの、さっきから状況描写がハナクソばっかりなんですけど」

 

「しょーがねえだろ、座って喋ってるだけなんだからよ」

 

「ゴミ箱から生まれたハナクソ太郎は思った、俺は何の為に生まれてきたのだ、

俺には何かやるべき使命があるのではないか、俺が生まれてきた意味は…」

 

「神楽ちゃん、変なモノローグ入れないでくれないかな、話進まないから」

 

「じゃあもうやめちまおう、セリフだけでい~じゃんもう」

 

※これ以降、セリフのみとなります。

 

「で、防御策って、何のですか?」

 

「だから、業界各方面から来る苦情に対する防御策だよ」

 

「苦情ありきなんだ…」

 

「で、具体的にはどんな策なの銀ちゃん」

 

「タイトルを分析すりゃあわかる」

 

「タイトルですか、え~と、『劇場版 銀魂 完結編 万事屋よ永遠なれ』ですよね、これが何か?」

 

「これをだな、まずタイトルを「劇場版」「銀魂完結編」「万事屋よ永遠なれ」の3つに分ける、

1つ目の「劇場版」は映画館で上映するっていうい意味しかないので置いといていい、

そして3つ目の「えいえんなれ」を「とわに」に修正する「万事屋よ永遠に」になるわけだ、

そして次が重要だ、2つ目の「銀魂」を「宇宙戦艦ヤマト」に、

3つ目の「万事屋」を「ヤマト」にそれぞれ置き換える、これで終了だ」

 

「え~と、「劇場版」はいいとして、

「宇宙戦艦ヤマト完結編」

「ヤマトよ永遠に」

になるわけですよね」

 

「そうだ、もうわかるな?」

 

「さっぱりわからんアル」

 

「これだからポリゴン世代は困るんだよ、いいか、この二つはな、

過去に劇場公開された映画のタイトルなんだよ」

 

「「……へぇ~~」」

 

「へぇ~じゃねえよ、いいか、ヤマトってアニメの金字塔はな、過去に何度も何度も何度もこれで終わりっていいつつも不死鳥の如く蘇ってくる終わる終わる詐欺の大先輩なんだよ」

 

「なんだが、嫌な言い方ですね、名作に対して」

 

「事実だ、まず、「ヤマトよ永遠に」だが、1980年に劇場公開されて、

原作者兼監督の松本零士は、本作で『宇宙戦艦ヤマト』シリーズを終えると明言している」

 

「マジでか!?」

 

「マジだ、そして次、「宇宙戦艦ヤマト完結編」は、1983年にヤマトシリーズの最終作品として劇場公開されている、なのに2009年には「宇宙戦艦ヤマト復活編」だ、どうよ?」

 

「…全然完結してないアル」

 

「そのと~り、そして現在は「宇宙戦艦ヤマト2199」が絶賛公開中だ、完結編だ永遠にだと言ってどんだけ続けるんだ、イスカンダル何往復してんの、終わったといってシレっと復活して、どんだけツラの皮厚いの古代進」

 

「古代さん関係ないでしょ!登場人物に罪はありません!」

 

「森雪なんか新作映画公開する度にシメシメまた金搾り取ってボロ儲けできるぞとか思ってほくそ笑んでたに違いないアル」

 

「そんなこと思ってねぇ~~~よ!!!ヤマトを穢すな、そして森さんに謝れぇ!!!お前らヤマトに恨みでもあんのか」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「ヤマト2199はいいアニメですよ、シナリオは燃えるし、声優陣も豪華だし、

特にOPは圧巻の一言ですよ、女性キャラも増えて萌えもある、

作中でささきいさおさんに真っ赤なスカーフを歌わせるなんていうファンサービスもあって、

僕から言わせれば特に叩く点のない良質な作品じゃないですか」

 

「まあ、スタッフの気合と愛情が窺える名作ネ」

 

「とにかくだ、過去の名作がこれだけやらかしてんだ、完結編だ永遠なれだに説得力がねえのはわかったろう、ならば、銀魂が復活したっていいじゃねえか」

 

「なんか…すごい力技の説得ですね、納得せざるを得ないっていうか」

 

「フッ、新八、これに文句があるっていうのはな、銀魂復活に文句があるってのはな、イコールでヤマトに文句があるってことになるんだぜ」

 

「確かにそうネ、完結編ってタイトルにあったのに復活してんじゃねえよって苦情が来ても、それそのままヤマトに丸投げできるネ」

 

「そのと~りだ、チワワ一等兵、今回の銀魂のタイトルはな、そのためのタイトルなんだよ!、

業界関係者様も、銀魂に文句は言えてもヤマトには文句は言えねえだろ、サンライズに文句は言えても東映には言えねえだろ、空知英秋は殴れても松本零士には手は出せねえだろ」

 

「他人を盾にしてるみたいでなんだがセコくないですか?」

 

「手段なんか選んでる余裕は俺達にはねぇんだよ、ゲームでテイルズをオブるのに失敗しちまったし、俺達弱小アニメ団体が生き残るには、ある程度のコラボは必要不可欠なんだよ」

 

「コラボって、一方的に無断で絡んでるだけじゃないですか」

 

「後は復活時期だが、秋の番組改変期はまだ早い、劇場版がまだ上映しているかもしれないし、ほとぼりが冷めるまで少し間を置くべきだ、原作のストックももう少し貯めといたほうがいいし、来年くらいがちょうどいいと俺はみている」

 

ここで銀さん、こちら側に(モニターに向けて)ビシッっと指差し、決め台詞を言った。

 

「と言うわけで、来年2014年春からの新番組、アニメ「銀魂2199」をお楽しみに~~~」

 

「マジでか!?キャッホ~!」

 

「絶対ないって言い切れないのが怖いよアニメ銀魂」

 




だったらいいな♪

単行本50巻の銀さん女性版のアニメが見たいよ。
声は坂本真綾がいいかな~、いや、島津冴子もいいな。
神楽惇は秋元羊介さん一択で。

映画銀魂は観るなら映画館に是非行くべきです。DVD買って自宅で見るのでは面白さは半減すると思います。映画館で観てよかったと私は思っています。
一緒に観に行く人がいなくて独りで行きましたが観に行ってよかったです。
少し後ろの席で友人同士で来たっぽい集団が楽しそうにしてるのを私は一人でポップコーンもっしゃもっしゃ食べてましたが観に行ってよかったです。
上映中、ギャグシーンでその人達が楽しそうに笑うのをひょっとしてボッチで来た私を嘲笑ってるんじゃとプチ疑心暗鬼になりましたが、
観に行ってよかったです。本当です。

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