霧隠れの黄色い閃光   作:アリスとウサギ

82 / 100
激動する戦場

黒い鳥。

無数のカラスが間延びした鳴き声を上げ、あちらこちらへ飛び交う。

その中心。

飛びながら円を描くカラスたちの中心に、一人の忍が座るように腰を下ろしていた。

黒い忍装束を身に纏った男。

イタチは高い断崖絶壁の上から、各戦場を見回していた。

諜報に放っていたカラスたちから、戦況の報告を聞く。

どうやら鬼鮫の方も動き出したようだ。

イタチはカラスの目から情報を読み取りながら。

かつて木の葉に向かった時、彼が自分に言った言葉を思い出す。

 

“故郷には、やはり未練がありますか? アナタでも”

 

あの言葉の深層心理は、おそらく鬼鮫本人にも理解できていないだろう。

“アナタでも”ということは、鬼鮫自身、霧に未練があると言っているようなものだ。

その証拠に……

 

「……ふっ」

 

イタチは自分の口元を僅かに緩める。

霧の忍とともに戦場を暴れ回る鬼鮫の顔は、まるで子どものように生き生きとしていた。

だが、いつもでも傍観者でいるわけにはいかない。

 

「オレは、オレの役目を果たさなくては」

 

やはり、戦場のどこを見回しても、ダンゾウの姿は見当たらなかった。

つまり……

ここにいる千を超える木の葉の忍たちは、全員捨て駒というわけだ。

ダンゾウが裏に回り、九尾を奪取するまでの時間稼ぎ。

しかし、

 

「奴の思い通りに、事を進めさせるわけにはいかない」

 

ダンゾウのやっていることは……

ある意味正しい。

だが、正し過ぎる。

 

「そのやり方では、誰も救われない」

 

イタチは一人呟き、その場から姿を消した。

 

 

 

場面は戻り……

里の外れにある小さな森。

ナルトとハクの二人は、少年の遺体の前で静かに手のひらを合わせていた。

本当は今すぐ少年の親に伝えるべきなのだろうが、そんな時間はない。

戦争中だ。

一分、一秒が惜しい。

だから、遺体は森の草むらに隠し、ナルトたちは行動を開始することにした。

 

「オレたちも戦場に向かうってばよ」

 

静かに告げるナルト。

しかし、ハクはその場を動かず、冷静な口調で言った。

 

「待って下さい。まずは作戦を立てましょう」

 

それにナルトは、平坦な声音で、

 

「作戦? そんなもん移動しながら決めりゃーいいじゃねーか」

 

だが、ハクは言った。

あくまでも冷静さを失わない声音で、

 

「ナルトくん。戦いの基本は覚えていますね?」

「……相手の力を見極めて、自分の有利な場面で勝負を決める」

「その通りです。では次に、戦争の基本は覚えていますか?」

「…………」

 

ナルトは言葉に詰まった。

習った気もしないでもないが、さっぱり思い出せない。

それに、いつもより頭も上手く回らない。

何もしていなくても、木の葉に対する激情が膨れ上がって……

すると……

ハクが抑揚のない声音で言った。

 

「戦争の基本は、弱いところから崩す。これが一番手っ取り早い方法です。例えば……力のない子どもを人質に取る、とか」

 

その言葉に、ナルトは歪んだ表情を見せる。

拳に力を入れて、

 

「何、言ってんだ……まさか、木の葉の連中が正しいって言うつもりか」

 

が、ハクは首を横に振る。

徹底した口調で、ナルトにもわかるように説明する。

 

「確かに、木の葉の行いは非道そのもの。嫌悪すべき行いです。ですが、戦術としては何も間違ったことはしていない。それは……ナルトくんにもわかりますよね?」

 

それは……悔しいがナルトにも理解できた。

実際、普通に戦えば普通に勝てる木の葉の忍に、ナルトは翻弄され続けていたのだから。

そして、もう一つわかったことがあった。

普段のハクは、冗談でもこんなことを口にしない。

戦術として、いくら正しかろうと、子どもを人質に取ることが正しいなどと。

決して口にする人物ではない。

つまり……

それほどまでに、怒っているのだ。

木の葉の所業に。

彼らの蛮行に。

怒っているのは、ナルトだけではなかった。

ハクも同じなのだ。

それでも冷静さを保とうとしているハクを見て、

 

「ふぅー……」

 

ナルトは大きく息を吐き、はやる気持ちを押し留めた。

スイッチを、オフにする。

焦っても結果は変わらない。

今は仲間の話に、耳を傾けるべきだ。

ハクが続ける。

 

「ですが、それは戦争に勝つ方法ではありません」

 

ナルトは首を傾げ、

 

「勝つ方法じゃない? どういうことだ」

「昔、僕がこんなことを言ったのを覚えていますか? もし僕に、ナルトくんと同じぐらい膨大なチャクラがあったら……という話です」

 

ナルトはポンッと手を打ち、

 

「あー、それは覚えてるってばよ! えーと……なんだったっけ?」

「もし僕にナルトくんほどのチャクラがあれば、敵と戦闘になった際、自分は安全な場所に隠れて、永遠と影分身を送り続ける……という話です。まあ、ナルトくんはカッコ悪いから嫌だとおっしゃっていましたが……」

 

あー、そうだ。

あの時はそれを聞いて、ハクも結構えげつないことを考えるなー、などと心の中で呟いていた。

ナルトが頷いたのを見て、ハクが指を立てる。

 

「ここで先ほどの話に繋がるのですが、戦争に勝つ一番の方法は、単刀直入に言ってしまえば、“相手と殴り合いをしない”。これが確実な方法です」

 

それに、ナルトはさらに首を傾げる。

 

「ん? でも、相手を殴らねーと勝てねェじゃねーか」

 

しかし、ハクはそれを否定する。

 

「違いますよ、ナルトくん。殴らないのではありません。一方的にこちらが殴るのです」

「んん?? なぞなぞ、か?」

「いえ、言葉通りの意味です。よく戦争は生き物だ、などと比喩されて言われますが。では、その戦争を動かしているのは誰だか……わかりますか?」

「そりゃあ、リーダーだろ」

 

ナルトの解答に、ハクは頷きながら、

 

「はい。ですが、木の葉のリーダー。ダンゾウの処分は五代目様が直々に下すでしょう。僕らが行っても邪魔にしかなりません」

「……そうだな」

 

ダンゾウの相手をしているのは、メイではなく、イタチだ。

あの話を聞いたナルトだからこそ、知っている事実。

が、流石のナルトも、イタチの邪魔をしてまでダンゾウに突撃しようとは思わない。

なら……

 

「では、ダンゾウ以外の人物で、一体誰がいなくなれば、木の葉の忍が混乱するのか……わかりますか?」

「そりゃあ……」

 

腕を組み、頭を悩ませる。

拷問という名の勉強会で得た知識を総動員させて、ナルトは答えた。

 

「あー、作戦を決めてる奴。えっと、サンバ……じゃねえ! 参謀だッ!」

 

すると、ハクが美少女顔負けの微笑みを浮かべて、

 

「はい! 正解です、ナルトくん!」

 

と、言った。

両手の指を合わせ、満点の笑みを浮かべて。

少し喜び過ぎではないだろうか。

問題をたった一問正解しただけで。

普段、自分は一体どれだけアホだと思われてるのやら。

ナルトは僅かに顔をしかめ、半眼の目を向ける。

そして、ハクが何食わぬ顔で言った。

 

「僕たちが狙うのは、木の葉の軍勢ではなく、裏で指揮を執る者。情報伝達を担っている忍。その一点に絞りましょう!」

「……わかったってばよ。オレたちの参謀はハクだからな!」

 

ようやく作戦が決まった。

すかさずナルトは十字に印を結び、術を発動する。

 

「影分身の術!」

 

煙とともに、五人の分身が出現した。

 

「んじゃ、まずは分身たちにそれらしい奴がいねーか探らせるぞ」

 

すると、ハクは少しだけ悩んだ表情を見せてから、

 

「……そうですね。そっちの方が情報を集めるのには適しているかも知れません」

 

と、出撃の許可も下りたところで、ナルトは分身たちに指示を出す。

 

「よし、敵の情報を集めてきてくれ!」

「「「おう!」」」

 

元気よく返事を返した分身たちが、その場から姿を消した。

そして……

十分後。

ナルトは頭を抱えていた。

 

「どうなってんだってばよ!? 分身が全員やられたぞ!」

 

分身が得た経験は、消えた直後、ナルトの頭に送り込まれる。

彼らは戦場に出た瞬間、数多くの忍に囲まれ、戦闘を強いられていた。

情報を集めるどころではない。

しかし、そんなナルトの姿を見て、ハクが当たり前のように言った。

 

「やはり、狙われているのはナルトくんのようですね」

「ああ、分身の一人一人にすげぇ人数が襲いかかってきて……何人かは返り討ちにしたみてーだけど」

「……そんな状況で、よく十分も持ちこたえましたね。消えるのが遅すぎて、木の葉の狙いが別にあるのかと、逆に不安になりましたよ」

 

そう言われて、ナルトも納得する。

狙われているのは自分なのだと。

正確に言えば、ナルトの中にいる九喇嘛を木の葉の連中は狙っているのだ。

それを改めて痛感した。

やはり木の葉との和解はもう無理だと……

 

「分身はどこで襲われました? 森を出てすぐでしょうか?」

 

ハクの問いに、ナルトは首を横に振る。

 

「いや、森から出た後も、暫くの間は見つからなかったってばよ。分身もできる限り、見つからねーように動いてたし」

「なるほど。それほど広い範囲での探知はされていないみたいですね」

 

そう言いながら、ハクは懐に手を入れ、巻物を取り出した。

そして、その巻物の地図を広げ、四つの地点に印をつける。

それからこちらに目を向けて、

 

「ナルトくん。今度はこの位置を探ってもらえますか」

「ここに参謀がいるのか?」

「はい。十中八九います」

 

しかし、ナルトは首を傾げる。

 

「なんで、ここにいるってわかるんだ? 敵の姿も見てねーのに」

「隠れている忍を見つけるコツは、人を探すのではなく、隠れそうな場所を見つけることです。相手が手練れの忍であればあるほど、最適な場所に身を隠すものですから」

「なるほど……」

 

ナルトはハクの説明に舌を巻いた。

こんなことまで瞬時に思いつくとは……

そんな感想を抱きながら、再び印を結び、術を発動した。

 

「影分身の術!」

 

ボンッ! という、音とともに四人のナルトが現れる。

だが、このままでは先ほどの二の舞だ。

続けて、四人の分身が印を結び、

 

「「「変化の術!」」」

 

白い煙が、その身体を覆い隠す。

暫くして、そこから姿を見せたのは……

 

「「…………」」

「「…………」」

 

かつてのナルトたちの同胞。

二人の鬼兄弟。

兄の業頭と弟の冥頭であった。

これでナルトの正体が敵にバレることもない。

会心の変化を見届けてから、ナルトは指示を出す。

 

「よし、任せたってばよ!」

「「「…………」」」

 

四人の鬼兄弟が無言で頷き、それぞれ四つの方向へ姿を消した。

そして……

数分後。

今度は自発的に消えた分身たちの記憶が、ナルトの中に流れ込んできた。

それに、ナルトは顔を引き締める。

頭のスイッチを切り替える。

 

「見つけたってばよ」

 

隣では、ハクも身体に緊張を巡らせていた。

ここからは本番だ。

ハクと話したせいか、どこか緩んでいた気持ちを、今一度強く締め上げる。

ここからは殺し合いだ。

ナルトは分身たちから送られた記憶を元に、頭の中に戦場の地図を描く。

準備は整った。

二人の忍は互いに顔を合わせ、

 

「行くぞ、ハク」

「はい」

 

その場から駆け出した。

 

 

 

戦場となっている湿地帯。

それを囲うように存在する山のような崖の上。

そこを二人の忍が駆けていた。

他の忍と遭遇しないよう、傾斜のキツい東側を回るように裏取りする。

そして、ポイントBに辿り着いた。

三人の忍の姿が見える。

木の葉の額当てをつけた特徴的な三人組。

それは、どこかシカマルたちを連想させる風貌をしていた。

 

「…………」

「…………」

 

ナルトとハクは無言で頷き合う。

そして……

躊躇なく、敵の死角から術式クナイを投擲した。

それは音もなく、生い茂る枝葉に触れもせず、真っ直ぐにターゲットへ。

薄い金髪の男へ向かっていき……

瞬間。

ナルトが消える。

飛雷神――

瞬間移動で、その男の背後を取り……

手に持つ別のクナイに風遁を纏わせ……

 

「飛雷神斬り!!」

 

容赦なく薙ぎ払った。

男は、

 

「ぐはっ……!」

 

呆気なく絶命する。

背後からの奇襲に気づく間もなく、地面に斃れ伏した。

山中一族の秘伝忍術には、脳を通じて、離れた味方と連絡を取り合うものがある。

そのため、迅速に処理する必要があったのだ。

これで、連絡手段は潰した。

が、そこで。

もさもさとした赤髪に、丸々と太った巨漢の男が叫び声を上げた。

 

「き、貴様ァ!」

 

ナルトの存在に気づいた、残りの二人が一斉にこちらを向く。

そして、もう一人の、頭の髪を後ろに結った奈良一族の男が、

 

「化け狐ェ! よくもォ!」

 

印を結び、術を使おうとしたところで。

突如。

空気が凍てつく。

ナルトに注意が逸れた瞬間、彼の頭上から氷の鏡が現れて……

 

「秘術・千殺水晶!!」

 

無数の水の刃が降り注ぐ。

二度目の奇襲に、なすすべもなく、奈良の忍は無防備な身体に洗礼の刃を受けた。

傷口から血をしたらせた男は、

 

「……くそ」

 

無念の表情を最後に、地に伏せる。

が、まだ敵は残っていた。

秋道一族の忍が、肉がはち切れそうな顔をナルトに向け、

 

「木の葉をなめるなああ!!」

 

術を発動してきた。

筋肉が盛り上がる。

 

「部分倍化の術!!」

 

巨大化した腕がナルトに伸び、いともたやすくその身体を鷲掴みにした。

まるで、そのまま捻り潰すような勢いで。

しかし……

 

「…………」

 

ナルトの眼は冷めていた。

碧眼に一切の感情を映さず、殺意すら見せず、ただただ出荷させる前の豚を見る瞳で……

 

「分身大爆破」

 

瞬間。

爆破。

ナルトの身体が、チャクラの暴発とともに爆発し、木の葉の忍にゼロ距離からの人間爆弾を叩き込む。

血飛沫とともに、一本の腕が宙を舞った。

痛みによる絶叫が響き渡る。

 

「あ、ああああ! う、腕がああぁあ!?」

 

激痛でのたうち回る木の葉の忍に、ハクが暗い声音で囁いた。

 

「いま楽にして差し上げます。どうか恨まないで下さい」

 

次の瞬間。

氷でできた無数の刃が、その巨体を刺し貫いた。

 

「…………」

 

三人の、物言わぬ骸が転がる。

戦闘終了。

と、そこで。

 

「…………」

 

金髪碧眼の少年が姿を現す。

ハクがナルトの顔を見て、

 

「結局、本体のナルトくんには出番がありませんでしたね」

「そうだな……」

 

移動中、ナルトたちはいくつかの作戦を決めて、ここへ乗り込んだ。

結局のところ、最初のパターンが全て上手くいったおかげで、残りの作戦を披露する機会はなかったのだが……

しかし、これで。

木の葉の死体を見下ろしながら、ナルトは言った。

 

「木の葉の頭は潰した」

 

ハクが地図に印をつけた四つの地点。

A〜Dのうち、木の葉の忍がいたのは、B地点の一箇所のみ。

そして、その小隊はナルトたちが斃した。

ハクが頷く。

 

「これで木の葉の指揮系統は著しく混乱を極めるでしょう。そして、統率の取れない木の葉の忍たちは、瞬く間もなく霧の忍に包囲され、網にかかる」

 

それは、事実上の勝利宣言であった。

ここから戦況を覆すのは、ほぼ不可能。

そう、ほぼ不可能。

絶対ではない。

だから……

 

「…………」

 

崖の上から下を覗き、戦場を見渡す。

そこには何人、何十、何百の忍たちが戦闘を繰り広げていた。

そんなナルトの横顔を見ながら、ハクが、

 

「行くのですか?」

 

と、訊いてきた。

ナルトは振り返らず、言葉で応える。

 

「ああ、行くってばよ」

 

すると、ハクは戸惑いながらも、どこか覚悟を決めていたような声音で、

 

「本来、僕はナルトくんを止めなくてはいけないのでしょう。ですが、僕にはその資格がありません。何より……ナルトくんを止めるすべがない」

「…………」

「ですから、これだけは約束して下さい」

 

そこで、ナルトはハクの方を振り向く。

ハクが言った。

 

「多くは望みません、ただ一つだけ。必ず、生きて帰ってきて下さい」

「……わかってる。約束だ」

 

続けて、ハクが言う。

 

「それと、僕も少しやりたいことができました。もしチャクラが余っているようでしたら、ナルトくんの力を貸して貰えないでしょうか?」

「ん? やりたいこと?」

「はい。負傷者の人々を戦場から逃したいのです。ですが僕一人ではどうにもならないので、できればナルトくんの分身を貸して頂ければ……」

 

その言葉にナルトも賛同の声を上げる。

すぐさま印を結び、術を発動した。

 

「ん! それぐらいお安いご用だってばよ! 多重・影分身の術!!」

 

チャクラのうねりとともに、三十人近い数のナルトが自然の中に現れた。

 

「これでいけるか?」

「はい、十分です。ありがとうございます」

「そんじゃ、さっくと終わらせてくるってばよ」

 

と、崖から飛び降りようとしたナルトに、ハクが念を押して言う。

 

「忘れないで下さい。敵を殺すためではなく、仲間を助けるために戦うのだと」

 

ナルトは頷き、頑張って笑顔を張りつかせる。

ちゃんと自分が笑えているのか、わからない。

だけど、ハクを不安にさせるわけにはいかない。

なんとか笑みを浮かべて、ナルトは拳を突き出し、

 

「自分の言った言葉は曲げねェ。それがオレの忍道だ! オレは死なねーし、誰も死なせねェ。全員連れて、帰ってくるってばよ!」

 

二人の拳が合わさる。

これで約束を破るわけにはいかなくなった。

なら、全部守るだけだ!

再び、ナルトの視線が眼下に向けられる。

碧眼の瞳が、忍の目に。

そして……

 

閃光が――戦場に舞い降りた。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。