2016年の8/16の作者誕生日に書いたものです、コラボックスはクロスオーバーにおいて便利です。
基本的に白猫のコラボは呼び込んだりやって来たりですがこちらはこっちからやって行こう感じです。

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がんばれ白猫

 ここは飛行島、ほぼ無限にゴールドが沸く金鉱やソウルを引き上げる施設など割りと資金などには多分困りそうにない場所である。 

 

 

そしてここは酒場。机には飛行島の主であるRASN(赤髪で無口、最近総合のソートで下になってきている。)と銀髪で青いリボンをした少女アイリスが囲んでおり、その机の上にはアイリスと同じ青いリボンをした喋る白猫のキャトラと正八面体のキューブがあった。 

 

 

「それにしても…まさかあのお祭りの報酬がまたコラボックスなんて…」 

 

 

コラボックスとは…八面のサイコロのようであるがそれぞれの面には文字が書かれていて、合わせると『ガ・マ・ス・フ・ブ・シ・オ・デ』となっていた。 

 

 

「うーん…前のことを踏まえると多分書かれてるのは人の名前の頭文字なのよね?」 

 

 

キャトラの言っている前の事とは以前これによく似たコラボックスを冒険家ギルドから依頼され、その時も八面それぞれに文字が書かれていたのであった。 

 

 

「でも手掛かりも無いのよね…八文字以外何も書かれてないから…。」 

 

 

「…!」 

 

 

「そうね、あの時は依頼だったけど今回は依頼主からの報酬だから解く必要も…。」 

 

 

「でもねアイリス、こういうのはとても気になるわよ。」 

 

 

キャトラはそう言うとコラボックスを前脚でゴロゴロ転がし始めた。 

 

 

「キャトラ、そんな風に扱ったったら落としちゃうわよ…?」 

 

 

「平気よ平気、このキャトラ様がそう簡単に…あっ…!」 

 

 

「あっ…?!」 

 

 

「…!?」 

 

 

するとキャトラは前脚を滑らせコラボックスを机の外に弾き出し、それを見たアイリスとRASNは眼を開いて驚いていた。 

 

 

そして弾き出されたコラボックスは鈍い音を立てて床に落ちたのであった。 

 

 

「だ…大丈夫かしら…?」 

 

 

「RASN、コラボックスは?」 

 

 

「…!」 

 

 

RASNは落ちたコラボックスを拾い上げてハンカチで拭ってアイリス達に見せた、コラボックスはヒビも欠損も無いのである。 

 

 

「よっ…よかったー、大事に至らなくて…」 

 

 

「そうね、でもキャトラ貰い物でも大切にしないと…?」 

 

 

「分かってるわよ…ってあれ?何か光ってない?」 

 

 

キャトラが脚指すのはRASNの手に持つコラボックスであり、ほんのりと光っていたのであった。。 

 

 

「まさか…前の時みたいに誰か来てくれるのかしら?」 

 

 

「あれ…?でも何か光が強くなって…」 

 

 

ほんのりとした光が激しい光になり二人と一匹を包んだ。 

 

 

そして光が収まるとそこにはRASNやアイリス達の姿は無く、コラボックスも無かったのであった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う…うーん…ここは…?」 

 

 

キャトラが眼を覚ましたのは飛行島の酒場のフローリングではなく土の上であった。 

 

 

「んんー…何時の間に外に?ってアレ?飛行島じゃない…?」 

 

 

顔を洗うようにキャトラは土を払い除けて辺りと上を見渡していた、辺りは人もいなさそうな森であった。 

 

 

「まさか…このコラボックスのせい…?!」 

 

 

キャトラは自分の近くに転がっていたコラボックスを見てそう言った。 

 

 

「って…アイリスにRASNがいないじゃない?!おーい!」 

 

 

キャトラはコラボックスを背にのせて辺りを駆けながらアイリスとRASNを呼び続けたが返事は無かった。 

 

 

「なっ…なんなのよー!?うぅ…」 

 

 

キャトラは眼に涙を溜めながら体に小枝や木の葉をまとわりつかせながら、森を抜けて小高い丘の上に立っていた。 

 

 

「はぁ…はぁ…あれは町かしら…?良かった…うぅ…お腹が…カ…カニカマ…」 

 

 

キャトラは目の前の町を見てフラフラしながら町へ向かおうとしたが、町へと続く道に脚を踏み入れて道に倒れたのであった。 

 

 

 

「ほに?食べ物の名前が聞こえはったけど…これはなんでしょ?」 

 

 

「ちょっと待つでゴザル…これは猫でゴザルな。」 

 

 

「でも結構弱ってんがな…?」 

 

 

「そうでござるな…ゴエモン殿の家で介抱するでゴザル。」 

 

 

「サ…サスケはん?!腹を切り開くなんてけったい残忍なことを…!」 

 

 

「それは解剖でゴザルよ…!エビス丸殿、猫を頼むでゴザル。」 

 

 

「ほにー…ほんならはよ行きまひょ!」 

 

 

そうして二つの人影はキャトラを抱えて町へと向かったのであった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてキャトラが抱えられて向かっている町にはRASNとアイリスが共にしていた。 

 

 

「それにしても…この町はアオイの島に似てるわね?」 

 

 

「…!」 

 

 

RASNらが歩いている町はかつて訪れたことのある島に情景が似ており、歩いている人の格好もその島にいた人に良く似ていた。 

 

 

「でもここはアオイの島じゃないのよね…聞いてもエドって言われるし…」 

 

 

「…。」 

 

 

「そうね…キャトラが見つからないのはとても心配ね…」 

 

 

「おっ?なにかお困りかい?」 

 

 

すると不意に声をかけられ二人が振り返ると、大百鬘に赤地の忍び装束で顔の目尻と口の両端に施された赤い隈取の男が立っていた。 

 

 

「えーっと…あなたは?」 

 

 

「ん?オイラはゴエモンってんだ、お前さんたちは?」 

 

 

「ゴ…ゴエモン…?」 

 

 

「…!」 

 

 

ゴエモンの名を聞いたときかの一番風呂泥棒の顔を二人は思い出していたのであった。 

 

 

「おーい?どうしたんだー?」 

 

 

「あっ!すみません、私はアイリスでこっちがRASNです。」 

 

 

「…!」 

 

 

「RASN…?どう読むんでい?」 

 

 

「えっーと…らーさんとかでしょうか?」 

 

 

「…まぁいっか!そういや困ってた顔をしてたけどどうしたんだ?」 

 

 

「実はキャトラって猫を探していて…」 

 

 

「猫か…どんな猫か聞かねえと分からねえし…とりあえずうちに来な、茶ぐらいはご馳走してやるぜ!」 

 

 

「はい…!ありがとうございます!」 

 

 

「…!」 

 

 

そうしてRASNとアイリスはゴエモンと名乗る男の後を追っていった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-大江戸はぐれ町 ゴエモンの家- 

 

 

RASNとアイリスはゴエモンの家に着くまで自己紹介や来た経緯をゴエモンに教えたのであった。 

 

 

「へぇーあんたら別の世界から来たのかい?」 

 

 

「驚かないんですか?」 

 

 

「まぁそれぐれぇじゃな、こちとら異星人や未来からきたやつを相手したこともあるしな。」 

 

 

「すごいですね…!」 

 

 

「…!」 

 

 

「へへっ!そんなに誉めんなよ、ところでその"こらぼっくす"ってのがねぇと帰れないんだろ?」 

 

 

「はい、それにキャトラも探さないと…」 

 

 

「…!」 

 

 

「それにしても喋れる白い猫か…そんなのいるかねぇ…?」 

 

 

「やっぱり聞き込んできた方が…」 

 

 

「…!」 

 

 

「そうだな、そんじゃいっちょ行くか…」 

 

 

ゴエモンがバッと飛び上がり家の戸に手を当てようとすると触れるより先に戸がバッ!と開きゴエモンがふき飛ばされた。 

 

 

「ぐわぁ?!」 

 

 

「きゃっ!?」 

 

 

「…!?」 

 

 

「ほにぃ…?ゴエモンはんの家はここで間違い無いんでらっしゃろ??」 

 

 

「大丈夫でゴザル、拙者のじーぴーえすに間違いはないでゴザル!」 

 

 

そして戸の先には青地の忍び装束と併せの頬被りに填まる福々しい顔相に恰幅の良い体型の男と、吊り上った大きな目と太い眉毛と紫色の大きな髷の小柄な男のようなのが立っていた。 

 

 

「あの…貴方達は?」 

 

 

「あれま?すいまへんがゴエモンはん知らへんか?」 

 

 

「ゴエモンさんならあそこに…。」  

 

 

アイリスが指差したのは先程ゴエモンがふき飛ばされ大の字の穴が空いた壁を指しており、中にはゴエモンが入っていた。 

 

 

「何してんねんゴエモンはん?壁に寝るのは体に悪いで?」 

 

 

「てっ…てやんでい…いきなり開けるから驚くじゃねぇか…」 

 

 

「とりあえず出すでゴザルよ。」 

 

 

サスケはゴエモンを穴から引きずり出してペラペラになってしまったゴエモンを床に置いた。 

 

 

「ゴエモンはん暫く見ないうちに随分痩せましたな…。」 

 

 

「んなわけないだろ…早く戻してくれー!」 

 

 

「分かってるでゴザル、…少し我慢でゴザルよ?」 

 

 

サスケと呼ばれてる男は懐からストローを取り出すとゴエモンにの尻に差し込んだ。 

 

 

「おおぅ?!」 

 

 

「はぁー…ぷぅー!」 

 

 

そしてストローから息を吹き込むと風船のようにゴエモンが膨らみ始めた。 

 

 

「ふぃー…助かったぜサスケ…ところで何時まで膨らませるんでい?」 

 

 

「ふぷぅー!!」 

 

 

「ほぇ~ゴエモンはんがどんどんでっかくなってきますなー?」 

 

 

「エビスー!静観してねぇで早くサスケを止めてくれー! 

 

 

「何か大変そうね…止めましょう…!」 

 

 

「…!」 

 

 

そしてRASNとアイリスのお陰でどうにかゴエモンは破裂せずに済んだのであった。 

 

 

「ふぃー…本当に助かったぜRASNにアイリス。」 

 

 

「いえいえ、ところでそこの二人は?」 

 

 

「自己紹介でっか?ほんならわてはエビス丸言うて正義の忍者をやらしてもろうてますわ!」 

 

 

「拙者はからくり忍者のサスケでゴザル。」 

 

 

「はい、よろしくお願いしますね。エビス丸さんにサスケさん。」 

 

 

「…!」 

 

 

「ほんでもってゴエモンはん、このRASNはんにアイリスはん何でここに?」 

 

 

「あぁそれがな…かくかくでな…」 

 

 

ゴエモンはサスケとエビス丸にRASN達の事を話した、そしてキャトラの話となってエビス丸とサスケは先程拾った猫の事を思い出したのであった。 

 

 

「ほんならこの子らっしゃろかな?」 

 

 

エビス丸は先程から抱えていた風呂敷袋から白い毛玉を取り出してアイリスに差し出した。 

 

 

「キャトラ…!?」 

 

 

「うぅ…アイリス?それに…RASN…?」 

 

 

差し出された毛玉はキャトラでありかなり弱っていたのであった。 

 

 

「大丈夫?!」 

 

 

「カ…カニカマ…」 

 

 

「分かったわ!待ってて!」 

 

 

するとアイリスは懐からカニカマを取り出すとキャトラの口へと運んだ、そして口にしてから暫くするとキャトラは青い目をくるっと開いて復活したのであった。 

 

 

「キャトラ様ふっかーつ!」 

 

 

「おぉ?!本当に喋べんのか!」 

 

 

「ふぅ…やっぱカニカマは最高ね!」 

 

 

「良かった…!」 

 

 

「…!」 

 

 

そして復活したキャトラの腹にはRASNらが探しているコラボックスがくるまれていたのであった。 

 

 

「んん?これが"こらぼっくす"ってやつなのかい?」 

 

 

「そうよ!…って誰よアンタは?」 

 

 

「おおっと、キャトラにはまだ紹介してなかったか。オイラゴエモンってんだよろしくな!」 

 

 

「ゴ…ゴエモン…?」 

 

 

「んー?何でいその顔は?」 

 

 

「な…何でもないわ、それよりありがとね私を助けてくれて。」 

 

 

「困った時はお互い様でゴザル。」 

 

 

「ほんでさっきからずっと気になっておるけど…その"こらぼっくす"ってのは一体なんなんしゃろ?」 

 

 

「それは私達にも良くは分からないけど…前のコラボックスは人を呼び出せたからこれもそうなのかしら…?」 

 

 

なお前と言うのは以前CMとかでハンター×ハンターコラボしてた時の事である。 

 

 

「分からねぇのか…だったら俺に策があるぜ!」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-伊賀 ものしり爺さんの家- 

 

 

「それでワシの所に来たのか…」 

 

 

ゴエモン一行とRASNらはゴエモンの提案によってからくり忍者サスケの産みの親でもあるものしり爺さんの所へ着いたのであった。 

 

 

「そうだ、んで何か分かったか?」 

 

 

「ふむ…このような奇天烈なものは初めてではないが…そこの赤いの!」 

 

 

「…?」 

 

 

ものしり爺さんはエビス丸達と一緒にお土産で買っていた団子を食べていたRASNを指差した。 

 

 

「お主が何か力んでのこの"こらぼっくす"を握れば何かが起こりそうなのじゃ!」 

 

 

「もくもく…ねぇおじーさん?何でそんな事が分かるのかしら?」 

 

 

「んむ?そりゃワシがものしり爺さんだからじゃ!」 

 

 

「へぇーもぐもぐ…」 

 

 

「ともかくじゃ!RASNとやら!はよ!」 

 

 

「…!」 

 

 

RASNはものしり爺さんに急かされて渡されたコラボックスを何か力んで握った、するとコラボックスが光始めた! 

 

 

「うわぁ?!何でい!」 

 

 

「あややん!?」 

 

 

「ほにょー?!」 

 

 

そして光が収まるとRASNがいたところに人の山が立って、バイクと鳥が一羽飛んでいた。 

 

 

「いてて…なんだよ一体…」 

 

 

「うぐぅ…ん?おお!赤獅子!どうして俺の下敷きになってんだ?」 

 

 

「…!」 

 

 

「あら私はブラッドが下敷きね?」 

 

 

「うぅ…分かってんならどいてくれよ…」 

 

 

「んふぅ…柔けぇなぁ…」 

 

 

「シャ…シャルロットさん、それは私の胸ですよ…!」 

 

 

「驚いたねぽっぽ…?」 

 

 

「…ふぅん、変な光に包まれたと思ったら別世界とはな…」 

 

 

呼び出されたのはRASN達のいた飛行島の面々であり、いたのはディーン・オウガ・シャルロット・ブラッド・スイカ・ファルファラ・ガレア・マールの八人とガレアのバイクにマールの飼う霊鳥のぽっぽであった。 

 

 

「すげぇな…本当に人がやって来たぜ…!」 

 

 

「ほわぁ…ほんまにいろとりどりでんなー?」 

 

 

「それより皆を起こすでゴザル!RASN殿は二人にのしかかれられて辛そうでござる!」 

 

 

そうして山は崩されて飛行島の面々らはゴエモン一行と合対し、互いに自己紹介しあった。 

 

 

「それにして残念だったな…元の世界に戻れなくてよ…」 

 

 

「はい…、でもあの時のコラボックスも何かしないと戻れませんでしたし。」 

 

 

「確かあの時は試練をクリアすれば戻せたわよね?」 

 

 

「…!」 

 

 

「ふーん…んじゃ俺達はなにすりゃいいんだろうな?」 

 

 

目をより主人公っぽくして髪を長くしたRASNのような男ディーンが胡座を組みながらそう言った。 

 

 

「やることになったらコラボックスが光るけど…あれ?RASNーコラボックスは?」 

 

 

「…?」 

 

 

「むむ…どうやら先程のどたばたで落としたみたいですって!」 

 

 

RASNの側にいた忍者であるスイカが皆にそう言った。 

 

 

「まぁ無くしちまったもんは仕方ねぇな探してやるか。」 

 

 

「そうね、早いところ探しましょう?」 

 

 

そう言いまず先に立ち上がった二人は共に物騒なものを背中に背負っていた。 

 

金と黒髪でツンツンヘアーでガトリング砲を背負っている一見ギャングに見える男はブラッドであり、長い金髪でスナイパーライフルを背負う妖艶な女性はファルファラである。 

 

 

「ホレ御子様?お前も探すの手伝うんだよ?」 

 

 

「えぇー?めんどーだしー?」 

 

 

金獅子と呼ばれるオウガは近頃シャルパが組めるようになったシャルロットを摘まんでコラボックスを探しに行った。 

 

 

「よーし!私のラッキーを使えば…!」 

 

 

「マール、例え幸運を与えてもコラボックスは見つからんと思うがな?」 

 

 

天使のマールが意気込むのを相方であるガレアがたしなめていた。 

 

 

「それにしても向こうの世界のやつも面白そうなやつばっかだな?」 

 

 

「ほんまそうでんなー、特にファルファラはんには目を奪われますわ!」 

 

 

「どこを見てるでゴザルか…」 

 

 

「ぐぬぬ!ワシの考えならプリチーなギャルだけが出てくるはずだったのにー!」 

 

 

「じ…じいさん…。」 

 

 

ゴエモンらが呆れる最中でもコラボックスの捜索は続いていたが 

 

 

「隅無く探したけど全く見当たらないわね…」 

 

 

「おかしいわね…そんな事は無いはずだけど…?」 

 

 

「もしかして誰かがその"こらぼっくす"を食べちゃったとちゃいまっか?!」 

 

 

「エビス丸…多分それはお前ぐらいでないと出来ねぇぞ?」 

 

 

「あら?みんなやっぱりここにいたの?」 

 

 

皆がコラボックスを見つけられずに困ってると扉が開き、そこには緑髪で先端だけを結んだロングヘアーで薄い紫色の忍び装束を着た女性が立っていた。  

 

 

「ん?アンタは…ゴエモンの仲間かしら?」 

 

 

「一応そうだけど…ゴエモンさんこの白い猫…というかこの人達は?」 

 

 

「あー実はかくかくしかじか…」 

 

 

「成る程ね、それじゃ私の自己紹介をしないとね。私は秘密特捜忍者のヤエよ。」 

 

 

「はい、よろしくお願いしますねヤエさん。」 

 

 

「わてらはヤエちゃんって呼んでますがな。」 

 

 

「拙者も…そういえばヤエちゃん殿って呼んでたことも…」 

 

 

「それにしても、別世界…そんなのがあったのね?」 

 

 

「私達も驚きよ…そういえばヤエちゃんはコラボックスって知らない?八面のサイコロみたいなものだけど。」 

 

 

「うーん…そういえばものしりお爺さんの家に入る前にそんなものを見たような…?」 

 

 

「ええっー?!何で外に落ちてるのよー!?」 

 

 

「キャトラ落ち着いて…それでどこにあったんですか?」 

 

 

「あー…それがね…」 

 

 

「おーっほっほっほー!お久し振りザンスね!」 

 

 

ヤエちゃんが言葉を続けようとしたらけたたましい声がヤエちゃんの後ろから響いた。 

 

 

「なっ…何よ?!って…ぎにゃー!?エビス丸が二人もいるー?!」 

 

 

「おっ…おめえは?!あんときのバケモノ!」 

 

 

「またあたしの美しさにたじろいでいるでザンスね?でもシスタービスマルって名前があるザンスよ。」 

 

 

ヤエちゃんの後ろにいたのは顔はエビス丸そのものであるが格好はシスターであり、名前はビスマルであった。 

 

 

「一体何の用でゴザルか?!まさかまた何かを狙って?!」 

 

 

「ふふん、もう用は済んでるでザンス。というか用が出来てその用が飛んできたんでザンスよ。」 

 

 

「あっ!コラボックス?!」 

 

 

ビスマルが手にしてはのはコラボックスであったのだった。 

 

 

「おーっほっほっほ!これがあれば人を呼び出せるでザンスから、イケメンを呼び出してハーレム帝国を作り上げるザンス!!」 

 

 

「……。」 

 

 

キャトラは冷ややかな目でビスマルをまじまじと見つめていた。 

 

 

「どうしたのキャトラ?ビスマルさんを見て?」 

 

 

「アイリス!あいつ女じゃないわ…オカマよ!」 

 

 

「…?!」 

 

 

「ええっ…?!」 

 

 

キャトラの言う通りにビスマルはオカマである。 

 

 

「おーほほほ…!それじゃコラボックスはありがたくいただいていくザンス!おーっほっほっほ!!」 

 

 

そう言いビスマルは猛スピードでその場から立ち去ったのであった。 

 

 

「ちきしょー!逃げられたぜ!」 

 

 

「でも何でわざわざ私たちの前に…私が見た時は外にあるたぬきの置物の前にあったのに…」 

 

 

「とっ…ともかくよ!あのオカマをさっさと追いかけないと!?」 

 

 

「そうだな!さっさと追いかけねぇと見逃しちまう!」 

 

 

「それに関しては大丈夫よ、さっき鱗光蝶を取り付けて足跡の鱗粉を撒かせてるから見逃しても追いかけられるよ!」 

 

 

「流石ファルファラね!それじゃ行くわよー!私に続きなさーい!」 

 

 

そうキャトラが言って飛び出し、飛行島の面々もそれに続いて飛び出した。 

 

 

「よーし!俺達も行こうぜ!」 

 

 

「ほにぃ!RASNらはんの為にも行きまひょ!」 

 

 

「そうね!また大江戸城とか破壊されたりしたら困るからね!」 

 

 

「それでは爺さん行ってくるでゴザル!」 

 

 

「うむ!気をつけて行くのじゃぞ!インパクトの準備は万全にしとくぞい!」 

 

 

そうしてゴエモンら一行も飛行島の面々に続いて飛び出して行った。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-大江戸のはずれ- 

 

 

「鱗光蝶の痕跡を辿ってきたけど…ここで途切れてるわね…」 

 

 

「んで…なんだこりゃ…?」 

 

 

「これは…大きな釜ね。」 

 

 

RASNとゴエモン達がビスマルを追って来たが辿り着いたのは巨大な釜であったのだった。 

 

 

「うぬぬ…?このお釜…何処かで見た事あるような…ないような…?」 

 

 

「そうでんな…何かこんな感じなのに追いかけられたような気もありましたっな?」 

 

 

「ともかくよ!さっさと乗り込んで"こらぼっくす"を取り返そうぜ!」 

 

 

ゴエモンは武器でもあるキセルを取り出すと釜に付いている扉へと向かって行った。 

 

 

「待て、さっきこの釜の回りを見てみたが入り口は目の前以外にも二つあったぞ。」 

 

 

「入り口は三つ…しかも何処にあのオカマヤローが入っていったのかは分からない…」 

 

 

「そうなると全員で一ヶ所を集中するのはちと効率が悪いな…?」 

 

 

「ほんならわてらで三手に別れはった方がええんとちゃいまっか?」 

 

 

「…そっ…そうだな、そうした方が良いかもな。」 

 

 

そう言いゴエモンは取り出したキセルをソッとしまったのであった。 

 

 

「それじゃどう分けましょうか…私達はキャトラちゃん含めて十一で、あなた達で四だから…五人が三組ね。」 

 

 

「それならじゃんけんの手で分かれましょ!それならちょうど三組で分かれるからね。」 

 

 

そうしてゴエモンとRASNらは巨大な釜の前にて組分けを行った、そうして数分後…どうにかして三組に分けられたのであった。 

 

 

正面から向かうのはゴエモン・エビス丸・シャルロット・オウガ・キャトラの五名。 

 

 

裏側からはサスケ・マール・ガレア・ディーン・アイリスの五名。 

 

 

残りの入り口はヤエちゃん・ファルファラ・ブラッド・スイカ・RASNの五名となった。 

 

 

「よしっ!そんじゃ行くぜぇ!」 

 

 

ゴエモンはキセルで正面の扉を壊して進んで。 

 

 

「突撃だ!」 

 

 

ガレアはバイクで裏側の扉を壊して入り。 

 

 

「行くぜぇ!うぅらぁぁぁ!!」 

 

 

「ブッコワシ!」 

 

 

ブラッドは残りの扉を背負ってたガトリングで扉を粉砕し、進んで行った。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-裏側ルート(サスケチーム)- 

 

 

サスケ達の進むルートは扉を壊してから平坦な通路をガレアはバイクで走りその横をサイドカーに乗ったディーンがバイクに合わせて走り、その後をマールにアイリスとサスケ乗せたぽっぽが追っかけていた。 

 

 

「やっぱスゲェなバイクって…!」 

 

 

「ふっ…お前にも分かるか!なら飛ばすぜ!」 

 

 

「うぉぉ!?ってか、俺さっき褒められたぁぁ?!」 

 

 

「ガレアーはやすぎだよー?!待っててばー!」 

 

 

そうして一行らは通路を抜けて大きな広間にたどり着いたのであった。 

 

 

「あら?まさか行き止まり…?」 

 

 

「途中に分かれ道も無かったでゴザルから…ここが拙者らの到達点でゴザルか?」 

 

 

五人らは部屋の周囲を見渡していた、だが入ってきた入り口位しか道は無かったのであった。 

 

 

「どうやら俺達はハズレを引いたみたいだな…」 

 

 

「でもよ、何でこんなに広いんだ?ハズレならただ通路を塞いでりゃいいんじゃないのか?」 

 

 

「ぴっーぴっぴー!そりゃここでおめえらが終わるからだっぴーよ!」 

 

 

すると広間に声が響き、その声に一早く気付いたのはディーンであった。 

 

 

「この声…!?まさか!?」 

 

 

ディーンは声の主を見定めると剣を既に構えていたのであった。そしてその目線の先にはかつてディーンらに倒されたドレイクがいたのであった。 

 

 

「久し振りだっぴー!」 

 

 

「てめぇ!何でこんなところに…!?あの時に倒したはずじゃ…!?」 

 

 

「ぴっぴー!ドレっぴーは無滅だっぴよー!それにテメェだけじゃなくてドレっぴーを消しかけた女もいるっぴねー?」 

 

 

「…!」 

 

 

ドレイクはアイリスを睨んでそう言っていた。 

 

 

「ぴぴっー!見たところあの邪魔した赤髪小僧はいない感じっぴね?」 

 

 

「っ!ガレアさん!済まねぇけどアイリスを守ってやってくれ!こいつは戦いの最中に無抵抗の奴に斧を投げるような奴なんだ!」 

 

 

「…分かった、傷でもつけたらブロウが怒るしな…」 

 

 

「ディーン君!アイリスは私達で守るから任せて!」 

 

 

「…!そんな非道なことを…!拙者許さんでゴザル!」 

 

 

アイリスはマールとガレアの陰に隠れ、サスケは武器であるクナイを取り出して構えたのであった。 

 

 

「ふんっ!まぁいいっぴ。まずはオメエをいたぶるとこから始めるっぴー!」 

 

 

「やれるもんならやってみな!」 

 

 

「拙者もやるでゴザルよ!」 

 

 

ドレイクは巨大なカトラスを引き抜きディーンとサスケに降り下ろした、だがディーンとサスケは太刀筋を見切るとヒラリと回避していた。 

 

 

「凄い威力でゴザルな…!ならこれでどうでゴザル!」 

 

 

サスケはヒラリと回避してる最中クナイをドレイクへと放っており、ドレイクはそれをまともに受けていた。 

 

 

「ぴぴぴー!痒いっぴね?喰らうっぴよ!」 

 

 

だがドレイクはそれをもろともせずにカトラスを放り投げた。 

 

 

「そんな見え見えの攻撃!」 

 

 

「ヨユーでかわせるでゴザル!」 

 

 

二人は向かってくるカトラスをかわしたのだった。 

 

 

「ぴぴっ!かかったぴね!」 

 

 

「…?!」 

 

 

「?!しまったでゴザル!」 

 

 

ドレイクは笑っていた、二人がかわしたカトラスはそのままの横回転でアイリス達の元へと向かって行ってるのであった。 

 

 

「ぴーっ!これで三人は終わりだっぴー!そんでテメェらを始末すりゃお開きだっぴー!」 

 

 

ドレイクは大斧を取り出すと二人に向けて攻撃を始め、二人はその斬撃を辛くも受け止めていた。 

 

 

そうしてる間にカトラスは三人に向かいもうすぐに当たりそうであった、だがマールにガレアは武器も構えずにその場に立っていた。 

 

 

「げひゃひゃ!スライスハムが三つだっぴー!」 

 

 

「…マール!」 

 

 

「うん!」 

 

 

ガレアがマールに合図を出すと二人は手をカトラスの方に向けたのであった。 

 

 

すると急にぐらりと横回転のカトラスが縦回転へと変わりそのままガレア達の目の前で落ちたのであった。 

 

 

「ぴぴっ?!どうしてだっぴっ!?」 

 

 

「悪いな海魔…こっちは運を司れるのがいてな当たるという不運を奪い、当たらないという幸運も呼び寄せてるからな…お前の攻撃は届かんよ。」 

 

 

「ぴぴっー?!なんだっぴー!?そんなのズルいっぴー!!」 

 

 

「ズルいのはお前だろ!!」 

 

 

「それに隙だらけでゴザルよ!」 

 

 

ドレイクが見せた隙をディーンは見逃さずに斬り込み、サスケは花火爆弾という爆弾でドレイクを爆破した。だがドレイクはそれを受けても立ち上がった。 

 

 

「ぐぉわぁ?!ぴっ…こうなったら本気見せるぴっー!うごおおお!!」 

 

 

するとドレイクの周囲に瘴気が漂い、その瘴気は闇となってドレイクへと纏われ魔物へと変容した。 

 

 

「何でゴザルか?!変身でござるか?!」 

 

 

「ぴっーぴっぴー!言っておくが長赤髪!あの時の攻撃はもう通用しないっぴーよ!くらぇえや!!」 

 

 

「言ってくれるじゃねか!いくぜ!ハァァ!!」 

 

 

変容したドレイクを前にディーンは雄叫びを上げて剣をかざした、すると彼の周囲に剣が形成されたのであった。 

 

 

「ヌオッ?!ディーン殿それは何でゴザルか!?」 

 

 

「ん?あぁこれは神気道って言ってな…」 

 

 

「ペラペラ喋ってる暇だっぴかー?!」 

 

 

サスケとディーンが喋るのを遮るようにドレイクの斧が迫り、二人はそれを回避した。 

 

 

「おおっと?!神気道の話は後だ!今はこいつを!」 

 

 

「分かったでゴザル!ならこれを喰らうでゴザル!」 

 

 

するとサスケは氷で凍っているようなクナイをドレイクの足元に投げつけ、クナイは当たるとクナイからドレイクの体が凍りはじめた。 

 

 

「ぴー?!凍るっぴー?!」 

 

 

「今でゴザル!」 

 

 

「あぁ!」 

 

 

ディーンは凍るドレイクに接近した! 

 

 

「こちとら飛行島に褒められるためだけに来た訳じゃ無いんだ!色んな奴にもまれて強くなってんだ!」 

 

 

そしてディーンは神気道の剣、神気剣を左右に展開しドレイクを挟んだ。 

 

 

「よぉし!そんじゃ海賊の本当の技…見様見真似だがやってやるぜぇ!」

 

 

「ぴっ!?」

 

 

「喰らえ! 鬼哭双狂濤刃!」 

 

 

ディーンは持つ剣と展開されてる神気剣を横に何度も何度も振り回しドレイクを斬り裂いた! 

 

 

「ぐぉわぁぁ?!!」 

 

 

「これで…!止めだ!!」 

 

 

そして剣と神気剣を振り上げてドレイク目掛けて振り落とした! 

 

 

「びっ!!ぴっ!!ぴぃ~?!!」 

 

 

そしてドレイクは消滅した。 

 

 

「はぁ…はぁ…もう蘇るじゃねぇぞ…!」 

 

 

ディーンはそう言うと周りに飛ぶ神気剣をしまい、ばたりと倒れたのであった。 

 

 

「すっ…すごいでゴザル…!」 

 

 

「流石です!ディーンさん!」 

 

 

「ディーン君すごーい!」 

 

 

「ふっ…やるじゃないか…ブロウ…!」 

 

 

「へへっ、もっと褒めてくれよ…!」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-表側ルート(ゴエモン・エビス丸チーム)- 

 

 

「ウォラァァァ!もっと骨のある奴はいねえのか!!」 

 

 

表のルートでは通路に埴輪の兵士のようなロボットが多数配置されており、オウガが先頭で大剣を振り回し埴輪を斬り潰しながら先に進んでいた。 

 

 

「ほにぃ…!オウガはんすごいでんなぁ!」 

 

 

「俺達の出る幕がねぇぜ…!」 

 

 

シャルロットにキャトラにエビス丸とゴエモンがオウガの切り拓く道を進んでいた。 

 

 

「オウガったら全開ね!やるじゃない!」 

 

 

「まぁ、私らの手が要らないから楽だし。」 

 

 

「シャア!もう終わりか?!」 

 

 

オウガが大剣を地面に突き刺すと辺りに沢山いた埴輪の兵士が全てバラバラに転がっていた。 

 

 

「…みたいね、さぁ先に進みましょう!」 

 

 

「おっ!あそこに扉があるみたいだぜ!」 

 

 

「ほんならそこ行きまひょ!」 

 

 

「ほいほいー、…っ!?」 

 

 

ゴエモンが倒れてる兵士らの先にある扉を発見し皆がそれへと向かっていった、だがシャルロットは途中右目を手で隠してうずくまった。 

 

 

「おぉ?どうしたんだ御子様?」 

 

 

「っ!何でもないしっ!」 

 

 

「…?」 

 

 

心配するオウガを押し退けシャルロットは扉へと向かっていた。 

 

 

「よし、開くぜ。」 

 

 

皆が扉の前に揃うと今度は壊さずに静かに開けた。 

 

 

「ほにぃ?扉しかありまへんなぁ?」 

 

 

扉の先は大広間であり何もなかったのであった。 

 

 

「何もないなら、さっさと進まね?」 

 

 

そしてシャルロットは皆より先に進み、部屋の真ん中辺りまで進んでいた。 

 

 

「ちょっとシャル?!…って!?シャルー!上っ!!」 

 

 

「んぁ?!」 

 

 

シャルロットがキャトラの警告を聞いて上を見上げた、すると視線の先には巨大な物体がシャルロット目掛けて落ちてきていたのであった。 

 

 

「チィッ!」 

 

 

「ぎにゃぁ!?」 

 

 

オウガは舌打ちしながら飛び出してシャルロットを弾き飛ばし、落ちてきたものから逃れた。 

 

 

「二人とも大丈夫?!」 

 

 

「痛たた…てめぇ金獅子何しやがんだよ!?」 

 

 

「あぁ?呆けてる御子様が悪いんだぜ?それともアレに潰されて煎餅になるのがお望みだったのか?」 

 

 

「んだとー?!」 

 

 

「ハッハッハッ!元気そうじゃねえか!」

 

 

「笑うなー!!」 

 

 

するとシャルロットは剣を振り上げてオウガを追いかけはじめた。 

 

 

「…大丈夫そうだな、良かったぜ。」 

 

 

「ほんで、なんでしゃろな?これ?」 

 

 

エビス丸が指すのは彼らの目の前の巨大な物であり、それは赤く丸そうで目があったのであった。 

 

 

「こりゃ…ダルマか?」 

 

 

「ダルマって…置物の?」 

 

 

「そうみたいでんな…ほにぃ?」 

 

 

すると目の前にある巨大なダルマは震え始めた。 

 

 

「なっ…何でい?!」 

 

 

「ほにょ!?」 

 

 

「な…何なの?!って何か聴こえる?!」 

 

 

そして何故か音楽が流れはじめ、ダルマは右と下ががパカリと開き腕と短めな足が出てきて腕の先から爪が生えたのであった。 

 

 

「こっ…こいつは!?あの時のダルマに似てやがる?!」 

 

 

「それに、なんやけったいリズミカルな音楽が流れとんまっせ?」 

 

 

「そっ…そうね…あぁ!?体が勝手に…!ぎにゃー!!」 

 

 

するとキャトラは流れる音楽にノルように駆け出し部屋を走り回ったのであった。 

 

 

「のわぁ?!いきなりなんでい!?」 

 

 

「ほにぃ…何や楽しそうでんな、ゴエモンはんワテも走り回ってもいいでっか?」 

 

 

「エビス!んなことより目の前だ!」 

 

 

ゴエモンがそういうと目の前のダルマは爪をゴエモンとエビス丸目掛けて振り落としたのであった、だが二人はそれをかわしたのであった。 

 

 

「あぶねぇぜ…!エビス!あの時のダルマならからくりカメラを使ってくれ!」 

 

 

「何でこんな時に写真撮影してんのよー!?ぎにゃー!」 

 

 

「そりゃ前コイツみたいな奴とやったは実体が無くってよ!からくりカメラってアイテムで実体化させて殴ってたんでい!」 

 

 

なおその話はネオ桃山幕府のおどりである。 

 

 

「ほな行きまっせ!ほいっ!」 

 

 

そうしてエビス丸は木製のカメラで大きなダルマを写し撮った。 

 

 

「どうでい?!」 

 

 

「ほりょ?何や変なのが写ってまっせ?」 

 

 

からくりカメラから出てきた写真にはダルマがきっちりと写されているが、頭部にぼんやりとボサボサ赤髪があるのであった。 

 

 

「なっ…何だ?ダルマのくせに髪があったのか?!」 

 

 

「ほにょ…進化しとりますなぁ…!」 

 

 

「そんなことに感心してないでさっさと倒しちゃってー?!私達は使い物にならないからお願いー!?」 

 

 

キャトラの言う通りにキャトラにオウガとシャルロットは辺りを駆け巡っていたのであった。 

 

 

「仕方ねぇ…やるぞ!エビス丸!」 

 

 

「任せなはれ!ワテとゴエモンはんのバッチリなコンビネーションを見せたるわ!」 

 

 

ゴエモンがキセルを取り出し、エビス丸は猫じゃらしを取り出すとダルマへと立ち向かった。 

 

 

「まずは一発!うりゃ!」 

 

 

まずはゴエモンがキセルでダルマの頭を叩いたがダルマはびくともしてなかった。 

 

 

「やっぱりダメでっか?」 

 

 

「んなろぉ!だったら…!」 

 

 

続いてゴエモンは力を溜めながら攻撃をかわしており、エビス丸は猫じゃらしでダルマの目から飛び出してくる鉄玉を弾いていた。 

 

 

「よっし!これでもかっ!」 

 

 

そしてゴエモンが滑り込みながらダルマの後ろを取ると背中に炎を纏った小判を投げつけた。 

 

 

そして小判は命中してダルマの腹を貫いたのであった。 

 

 

「あら?音楽が止んだわ…二人は…?。」 

 

 

動き回っていたキャトラはオウガとシャルロットを探した、そして見つけたシャルロットは先程の通路の時と同様に右目を手で隠していたが隙間から赤い焔が漏れだしていた。 

 

 

「シャ…シャルロット?!」 

 

 

「ちっ!!やっぱりいやがるな…!」 

 

 

「あぁ?何がいるんだ御子様?」 

 

 

「何だぁ?俺の事を呼んでるのか?」 

 

 

すると炎の小判によって撃ち抜かれたダルマが再び動き始めた。 

 

 

「なっ…なんやて…?!」 

 

 

「おいおい!?やっつけたはずだぜ?!」 

 

 

「うっせえな…こっちとらこの程度の攻撃じゃやられねぇんだよ…!」 

 

 

そしてダルマの腹から燃えるような瘴気が滲み出し、その瘴気が空いた穴を塞いだのであった。 

 

 

「なっ…なんだありゃ…?!」 

 

 

「ほにぃ…腹から屁出してそれで直しはったんでっか?!」 

 

 

「なんでじゃー?!」 

 

 

「やっぱりアンタか…ネルガル!」 

 

 

「へっ…ようやく察してくれたのかい光焔様?いや…光焔っ!」 

 

 

ダルマから声が響くとダルマの右目が赤く燃える炎に包まれ四人と一匹の前に立った。 

 

 

「シャルロットはん、ネルガルって何でっしゃろ?食いもんでっか?!」 

 

 

「んなわきゃないだろ!?」 

 

 

「簡単に説明すりゃどうしようもねーやろーって事だよ!」 

 

 

普通に説明すると彼らの目の前にいるのはネルガルといい呪われし滅びの炎と呼ばれ、その姿は赤く燃える右目に黄色い左目をしてボサボサの赤髪の狂焔の御子である。 

 

 

かつてシャルロットと敵対するが途中友達となったメグと共に撃破に成功し、また復活したときにはサラリーマンによって倒された男である。 

 

 

「てか何でこんなとこにいんだよ!?」 

 

 

「ふんっ!ありがたく教えてやる…そこの!」 

 

 

ネルガルはエビス丸を指差していた。 

 

 

「ほに?ワイでっか?」 

 

 

「そうだよ!お前みたいな奴に何か変な鍋から出されて、こんなとこに入れられたんだよ!」 

 

 

「はて?ワテそんなことしはりましたっけな?」 

 

 

「エビス…そりゃねぇだろ?それにそれならビスマルがやったって事だな!」 

 

 

「あっ!そうではりましたな!」 

 

 

「でもさ、それとこれで私ら襲う理由なくね?」 

 

 

「たしかにそうね。」 

 

 

「それにこんな変なもんに入れられて惨めなもんだな?」 

 

 

「…っち…、っせなー…!」 

 

 

ネルガルはそう言うとダルマの爪を引っ込めて大きな剣を二本取り出した。 

 

 

「あの宝石ジャラジャラは体を持って復活したのによ…俺だけは断片的な靄としてしか復活できねーんだよ!」 

 

 

「んなこと私らに聞くなし…。」 

 

 

「だからよぉー光焔っー!お前を叩きのめして憂さ晴らししてやんよー!」 

 

 

そうしてネルガルinダルマは剣を振り落として五人を襲った。 

 

 

「大丈夫でっか?キャトラはん?」 

 

 

「ええっ、ありがとうエビス丸!」 

 

 

「それにしてもべらんめぇな威力だぜ…!」 

 

 

「はぁ…しゃーねな…またやるっきゃないか…!」 

 

 

するとシャルロットは剣をしまうと両拳を胸の前で打ち合わせて、両目を光らせると淡く炎を腰にまとわせそこから翼のような物を生やした。 

 

 

「あん時みたいに殴り倒す!」 

 

 

そしてシャルロットはガントレットを装着した。 

 

 

「ほぉ…面白そうじゃねえか俺も混ぜな。」 

 

 

それに対しオウガは指をコキコキ鳴らしながら大剣を肩に乗せた。 

 

 

「お前はお呼びじゃねえんだよ!潰れろぉ!!」 

 

 

「甘めぇな…!オラァ!!」 

 

 

ネルガルは剣をオウガに向けて降り下ろしたがオウガは大剣を振り上げ、剣を破壊したのであった。 

 

 

「何ぃ?!」 

 

 

「はんっ!…なぁ御子様?本当にこんな奴に苦戦しやがったのか?」 

 

 

「なっ…なんでそんなこと知ってるし…?」 

 

 

「そりゃあのウサミミに聞いたんだがな、仇敵には別に有効的じゃないってぼやいてたっけな…?」 

 

 

「何イチャコラしてやがんだよ!!めんどーだから潰してやるよ!!」 

 

 

剣を壊されたネルガルはダルマの手で攻撃しようとしたがその手はシャルロットの軽く振り上げた拳に打ち砕かれた。 

 

 

「うっせーな…」 

 

 

「御子様…合わせな?ぶっ飛ばすぞ!」 

 

 

「癪だけど仕方ないか…でもアンタがアタシに合わせろ!」 

 

 

「ハッ…!やるぜっ!」 

 

 

オウガは大剣にてネルガルを打ち上げた! 

 

 

「ぐぉぉ?!」 

 

 

「ハァァァ…!飛べぇ!!」 

 

 

そしてシャルロットは腰にある羽根ようなとのから焔を出して空を飛び、飛んでいくネルガルを追い越した。 

 

 

「てぇい!」 

 

 

「ガハァ?!」 

 

 

追い越してネルガルの方に向かいシャルロットは蹴りをいれてネルガル蹴り落として地面にめり込ませていた、そしてオウガは大剣を置きシャルロットは地面に降り立っていた。 

 

 

「準備は完了…行くぜ!」 

 

 

「うっせぇ!命令すんなし!」 

 

 

二人は拳を突き出しネルガルへと向かっていた。 

 

 

「ウォォオラァァァ!!」 

 

 

「テェェェェェエイ!!」 

 

 

そして突き出した拳はネルガルに当たり貫いた。 

 

 

「ゴヘァ?!また光焔にやられんのかよぉ!ぎゃえええ!!」 

 

 

二人の拳はネルガルの中で重なり、重なった衝撃によりネルガルは爆発したのであった。 

 

 

「やったの?!」 

 

 

「ほにぃ!二人が見えまっせ!」 

 

 

「やったな!やるじゃねぇか!」 

 

 

爆炎の中立っていたのはシャルロットとオウガであった。 

 

 

「ハッハッハ!まぁ俺様一人でも十分だがな!」 

 

 

「ふぃー…疲れたー…」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-残りルート(ヤエちゃんチーム)- 

 

 

残りルートの五人に立ち塞がっていたのは無数の罠でありRASN・ブラッド・ファルファラ・スイカ・ヤエちゃんは協力しあって乗り越えた。 

 

 

「ふぅ…ようやく扉らしい扉にたどり着いたわね…」 

 

 

「…!」 

 

 

「今度は大丈夫なのか?また扉開けたら落とし穴とかは無いよな…?」 

 

 

「その時はまたブラッドを足蹴にすればいいんじゃない?」 

 

 

「俺は足場じゃねーよ!?」 

 

 

「…駄目ね押しても引いても反応なし…スイカちゃんお願い!」 

 

 

「はいっ!ではヤエちゃんさんにRASNさんは下がって下さい!」 

 

 

スイカはスイカ模様な棍棒を取り出して扉を打ち砕いた。 

 

 

そして扉の先には流し素麺があった。 

 

 

「なっ…何なんでしょうか…?」 

 

 

「これは…流し素麺ね、夏の風物詩ね。」 

 

 

「それは分かってるけど…でかすぎないかしら…?」 

 

 

ヤエちゃんの言う通りに目の前にある流し素麺はでかく、流れ落ちてる水は滝のように落ちていたのであった。 

 

 

「おっ!見てみろよあそこ!ゴールって書いてある扉があるぜ!」 

 

 

ブラッドが指差すのはゴールと書かれている扉であった、だがその場所は流し素麺の流れる水の源流の近くであった。 

 

 

「でも…正直怪しすぎないかしら?」 

 

 

「だがよ、他のとこは虱潰したしよここしかねぇだろ!行くぜ!」 

 

 

するとブラッドは巨大流し素麺の竹の水路の縁に立った。 

 

 

「何も大人しく水に逆らって行く必要はねぇ!ちょっと危険だがこっちで行くぜ!」 

 

 

そしてブラッドはそのまま縁を走ってゴールへと向かっていた。 

 

 

「ブラッド!もぉ…突っ走りすぎね…」 

 

 

「でも私達も向かいましょう!」 

 

 

「そうね、ブラッドさんみたいに行きましょう。」 

 

 

「…!」 

 

 

残された女性三人がブラッドを見習って縁に立とうとしたがRASNが三人を制止したのであった。 

 

 

「どうしたの?早くいかないと追い付かないわよ?」 

 

 

「そうよRASN、もうブラッドは半分ぐらいまで走ってるわよ?」 

 

 

「…!…!」 

 

 

「…ふむふむ…ええ?!ブラッドさん!縁から離れて下さい!」 

 

 

「んぁ?何だ…あがががが?!!」 

 

 

スイカがRASNの言ってることに気づきブラッドに警告を飛ばしたが、警告が聞き入れたときにはブラッドは痺れており骨がチラチラと透けて見えてた。 

 

 

「ブラッド?!」 

 

 

「縁に電流!?RASNさんどうしてそんなことが分かったの?!」 

 

 

「…。」 

 

 

RASNは指をピッと指すとその先には看板があったのであった。 

 

 

「看板…?ええっと…『この流し素麺、端を渡るべからず…byビスマル』ですって。」 

 

 

「あぁ、だからブラッドさんは痺れてこっちに滑り落ちてくるんですね!」 

 

 

「それなら早く助けないと!?」 

 

 

四人はノフ○状態で落ちそうなブラッドをすくい上げた、そして暫くしてブラッドが目覚めた。 

 

 

「いつつ…あれ?俺どうしたんだ?」 

 

 

「…!」 

 

 

「おう、RASN…成る程な正攻法じゃないと駄目ってことか。」 

 

 

「そうね、だったら大人しく水に逆らって行くしかないわね。」 

 

 

「そうですね!では参りましょう!」 

 

 

そうして五人は水路へと入りゴールへと向かっていった。 

 

 

「割りと歩いても行けるわね。」 

 

 

「はい!RASNさんは大丈夫ですか?」 

 

 

「…!」 

 

 

「今のところは問題ないわね。」 

 

 

「何か少し拍子抜けだなー?」 

 

 

そうして先程ブラッドが痺れた場所までたどり着いたのであった。 

 

 

「…!」 

 

 

「どうしたのRASN?またなにか起こるのかしら?」  

 

 

「…!おい!あれって?!」 

 

 

するとRASNは何かを感知しファルファラがそれを問いかけたが、ブラッドは前を指差して声をあげた。 

 

 

「あれって…何ですか?」 

 

 

「あれは…素麺ね!?」 

 

 

指差す方からは巨大な水路に見合うような大きさの素麺が流れてきたのであった。 

 

 

「まさか…ゴールまでの障害ってやつか?」 

 

 

「そうみたいね、あれに絡まったら下に真っ逆さまね!」 

 

 

「だったら私に任せて下さい!スイカ大車輪!」 

 

 

するとスイカは棍棒を携えて縦にグルグルと回り水車のように先に進みながら水と素麺を弾き出していた。 

 

 

「スゲェ!やるじゃねえかスイカ!」 

 

 

「えへへ…もっと頑張りますよとりゃぁあ!」 

 

 

そしてスイカは勢いを上げていた。 

 

 

「これならこっちにも負担が少ないから楽ね。」 

 

 

「もっともっと頑張りますよー!とりゃりゃー!」 

 

 

さらに勢いが増してきた。 

 

 

「…ちょっとスイカちゃん?早すぎない?」 

 

 

「大丈夫です!これぐらいは…ほりゃりゃー?」 

 

 

「…?!」 

 

 

そして勢いよく回りすぎてスイカは目を回してしまったのであった。 

 

「おっ…オイっ?!って素麺が来やがるぜ?!」 

 

 

「そんなんれすかー?はれれー?」 

 

 

「スイカちゃん?!」 

 

 

「…!」 

 

 

目を回して無防備なスイカは倒れてしまっていて流れる素麺をかわせずに流れ始めたのであった。 

 

 

「…!」 

 

 

「RASNさん?!」 

 

 

するとRASNは猛ダッシュして流れるスイカに追い付こうとした。 

 

 

「RASN…!俺も助けに行くぜ!」 

 

 

「待ってブラッド!私達は早く行くわよ!」 

 

 

「何でだよ!?目の前で仲間が流されるのにそれを見捨てろって言うのか?!」 

 

 

「違うわ!早く先に水から上がってこの流し素麺を止める手段が無いか調べるのよ!救助はRASNに任せるのよ!」 

 

 

「なっ…成る程な…。だったら早くいこうぜ!」 

 

 

「わかってるわよ!」 

 

 

そうしてブラッドとファルファラはゴールへと向かっていった。そして救助に向かうRASNは何とか素麺にたどり着いたのであった。 

 

 

「…!」 

 

 

RASNは手持ちの剣でスイカに絡まってる素麺を切っていた、暫く切って何とかスイカを取り出したのであった。 

 

 

「…?!」 

 

 

「うっ…うーん…あれ?RASNさん?おはようございます?」 

 

 

「…!」 

 

 

RASNはスイカの無事が分かるとニコりと笑ったのであった。 

 

 

「二人とも大丈夫?」 

 

 

するとヤエちゃんが刀をを流れる方向にクルクルと回してシールドのようにしながら二人を素麺から守っていた。 

 

 

「…!」 

 

 

「あっ、はい!大丈夫です!」 

 

 

「そう、でも結構流されたわね?頑張れるかしら?」 

 

 

「はいっ!頑張ります!」 

 

 

「…!」 

 

 

そうしてRASNらはまた水路を流れる素麺をかわしつつゴールへと向かっていた。 

 

 

…一方先行したブラッドらはゴールと書いてある扉へとたどり着いておりその隣には素麺流しマシーンが置いてあり、素麺を流していた。 

 

 

「スゲェな…ちゃんと茹でてから氷で凍めて流してやがるぜ…」 

 

 

「まさに本格派な流し素麺機ね…でも今上がってる三人の為に止めるわよ!」 

 

 

二人は流し素麺機の操作盤を見つけ出すといじくり回した。 

 

 

「ええっと…これか?!」 

 

 

「…?!」 

 

 

「わぁ?!素麺だけじゃなくてさくらんぼとか流れてきた?!」 

 

 

「うーん…これかしら?」 

 

 

「…!?」 

 

 

「わわっ?!今度は洋梨ですか?!何で私ばっかりに?!」 

 

 

二人が適当に押しまくっていると流し素麺機からはどんどん変なのが出てきたのであった。 

 

 

「だぁー?!ちきしょー!?」 

 

 

「ブラッド落ち着いて!まだ押してないスイッチが70個もあるわ!」 

 

 

「そんなことしてたらアイツらが大変だろ!下がれ!こうなったら…!」 

 

 

するとブラッドはガトリングではなく大きな銃を抱えだした。 

 

 

「…!?まさか…!」 

 

 

「そのまさかよ!斜め45度ぉ!!」 

 

 

そして力を溜めるとフルスイングで流し素麺機をぶっ叩いたのだった、すると流し素麺機から素麺らが流れなくなったのであった。 

 

 

「止まりましたね…?」 

 

 

「えぇ!今のうちに向かいましょう!」 

 

 

「…!」 

 

 

「やるじゃないブラッド。」 

 

 

「へへっ!褒めても1Gも出ねぇぞ?…って…ん?何だこの音?」 

 

 

すると流し素麺機がガタガタた震え、煙を出しながら大量の水が流れ始めた。 

 

 

「きゃあああ?!」 

 

 

「…?!」 

 

 

「あわわわ?!」 

 

 

そしてその大量の水はブラッドらの元に向かってたRASNを呑み込んだのであった。 

 

 

「RASNー!スイカー!ヤエちゃんー!」 

 

 

「ちょっとブラッド!何とかしなさいよ?!」 

 

 

「何とかって…何とか出来たら出来てる!」 

 

 

ブラッドは自分で叩いた流し素麺機の操作盤をいじっていた。 

 

 

「…駄目だ!どうにもこうにも反応がねぇ!」 

 

 

「…?!待ってあれは…!」 

 

 

ファルファラは三人が水に呑み込まれた場所を指差した、するとそこにはヤエちゃんが顔を出していたのであった。 

 

 

「ヤエちゃんー!大丈夫なのー?!」 

 

 

「ええ!大丈夫よ、それに二人も引っ張ってるわよ!」 

 

 

「引っ張ってるって…どういうことだ?」 

 

 

「とりあえず今から上がるわね!」 

 

 

ヤエちゃんがそう言うと顔を激流に沈めて泳ぎ始めた! 

 

 

「スゲェ…あの激流を逆らって泳いでやがる…!」 

 

 

「アナタさっきからスゲェスゲェしか言ってない?」 

 

 

そうしてヤエちゃんは流し素麺機の放流口まで泳ぎバシャンと飛び出したのであった。するとそこには人魚の姿をしたヤエちゃんが飛んでいた。 

 

 

「………。」 

 

 

ブラッドはそれを度肝を抜かれたかのように見ていて、ファルファラはヤエちゃんが飛んだときに落としたRASNとスイカに駆け寄っていた。 

 

 

「RASN!スイカちゃん!大丈夫?!」 

 

 

「…!」 

 

 

「はい…大丈夫ですファルファラさん…」 

 

 

「よかった…」 

 

 

「二人とも大丈夫?」 

 

 

ヤエちゃんの声がする方は激流流れる素麺流しマシーンの側であり、ヤエちゃんが顔を出していたのであった。 

 

 

「はいっ!大丈夫です!」 

 

 

「…!」 

 

 

「よかった。ところでファルファラさん、あそこの扉はどうですか?」 

 

 

「えっ…そうねちょっと待ってね?…うん、どうやら先に続いてるみたいね。」 

 

 

ファルファラが開いた扉はしっかりと先が続いてあったのであった。 

 

 

「そう、やっぱりここが正解のルートみたいね。」 

 

 

「…!」 

 

 

「そうみたいですね!では早く行きましょう!」 

 

 

「えぇ、それじゃ…解除!」 

 

 

ヤエちゃんは胸の前で印を結ぶと人魚だった体が元の姿に戻っていたのだった。 

 

 

「…はっ!?俺は一体?!」 

 

 

そして解除された後に放心していたブラッドは我に返っていた。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは城の大きな一室。そこにはコラボックスを拾ったビスマルがおり、コラボックスとにらめっこしていた。 

 

 

「ぐぬぬ…中々イケメンを召喚出来ないでザンス…」 

 

 

「さっき呼び出した汚なめな男にモヤモヤな気だるげな男はあたくしを見たとたん逃げ出すからとても失礼でザンス!」 

 

 

「今度こそイケメンを呼び出すザンスよ!できれば王子様のようなイケメンを呼び込むザンス!んむー…」 

 

 

するとビスマルは手にあるコラボックスに向けて唇を近づけ始めた。 

 

 

「そうはいくかってんだよ!」 

 

 

だが唇がコラボックスに当たる前にゴエモンが乗り込んできてチェーンキセルをビスマルの頬に当ててビスマルとコラボックスを引き離した。 

 

 

「あれぇ~!?何するんでザンスか!?自慢の美貌が台無しザンス!」 

 

 

「うるせぇ!そんな顔ならエビスぐれぇで十分でい!」 

 

 

「そうでんがな、わては絶世の美男子って設定になっておりますからな!」 

 

 

「(…てかそんな事があったか?!)」 

 

 

ゴエモンがそう心の中で呟くとアイリスとディーンとガレアにマールも姿を現した。 

 

 

「コラボックスは…?!」 

 

 

「あー!あそこにあるよー?」 

 

 

マールが指差す方にコラボックスがあり、ちょうどビスマルの手の先だった。 

 

 

「てやんでい…!チェーンキセルはまだ巻いているんでい…!」 

 

 

ゴエモンは先程飛ばしたチェーンキセルのチェーンを巻いていたのであった。 

 

 

「おーっほっほ!悪いけどこのコラボックスは誰にも渡さないでザンス!」 

 

 

「そうはいかん崎でゴザル!」 

 

 

するとゴエモン達が入ってきた方向と逆の方向からサスケ達とヤエちゃん達がおり、ヤエちゃんはサスケに抱えられていた。 

 

 

「ヤエちゃん殿!頼むでゴザル!」 

 

 

「分かったわ、えいっ!」 

 

 

そしてヤエちゃんはサスケの耳を押し込むとサスケのマゲが急ににょいんと伸びて、ビスマルの手に渡ろうとしてたコラボックスを弾いて対面側のアイリスの手に渡ったのであった。 

 

 

「よかった…!」 

 

 

「ぐきー!こーなったら奥の手ザンスよ!」 

 

 

するとビスマルはどこぞから垂れてきた紐を掴んでクイッと引っ張った。するとグラグラと床が揺れはじめたのだった。 

 

 

「なっ…何よー?!」 

 

 

「地震?!いや…何か違う…?!」 

 

 

「おーっほっほ!落ちるザンスよ!」 

 

 

次の瞬間彼等のいた床はパカリと開き、紐を掴んでいたビスマル以外は開いた穴へと落ちていったのだった。 

 

 

「ぎにゃー?!何がどうなってんのよー?!」 

 

 

「それはこっちが聞きてぇぜ?!」 

 

 

「テェイ!…ちっ!壁に武器をブッ刺そうにも堅すぎるぜ!」 

 

 

「流石にこの数を乗せてぽっぽや俺達が飛ぶのは難しそうだな…?」 

 

 

穴の中各々落ちぬようにとしていたが、その抵抗虚しく彼等は城の外へと放り出されたのであった。 

 

 

そしてその時城は空を飛んでいるのであった。 

 

 

「わわっー?!いつの間にこの城飛んでたんですかー!?」 

 

 

「ゴエモンはん、こうなったらアレしかありまへんで?」 

 

 

「アレ…?…アレか!」 

 

 

するとゴエモン懐から法螺貝を取り出したのであった。 

 

 

「行くぜー!来いっ!インパクトー!」 

 

 

ゴエモンが法螺貝をぶぉーぶぉーぶぶぉーと吹いたのだった、すると彼方から二機の飛行機のようなものが飛んできて落ちるゴエモンとRASNらを受け止めた。 

 

 

「なっ…なにこれ…?!」 

 

 

「これは…飛行機か?いや…なにかが違う?」 

 

 

そして皆をのせた飛行機は地上へと降り立ち、全員地面へと足をつけた。 

 

 

「これは…一体なんなんですか…?!」 

 

 

「でっかいねー?!」 

 

 

「あの時の金蟹よりでけぇな…?!」 

 

 

「ほにぃ?何や城の方が騒がしいでんなぁ?」 

 

 

エビス丸が城の方を見ると、城は変形しており巨大な白いからくりロボへと変形したのだった。 

 

 

「おーっほっほ!こうなったらこのビスマルエレガント・改で蹴散らしてやるでザンス。」 

 

 

「ヤロォ!こうなったら行くぜエビス!」 

 

 

「ほい!任せなはれ!」 

 

 

「サスケさん!私たちも!」 

 

 

「合点承知でゴザル!」 

 

 

そしてゴエモンらは二機の飛行機に二人ずつに別れて乗り込み飛び立った。そして飛行機はビスマルエレガント同様に変形してゴエモンにあまり似てないようなゴエモンインパクトとお茶屋の娘のようなミス・インパクトへとなったのであった。 

 

 

「よーし!行くぜぇ!!」 

 

 

「お覚悟でゴザル!」 

 

 

「返り討ちにしてやるでザンスー!」 

 

 

ゴエモンらの乗るゴエモンインパクトとサスケらの乗るミス・インパクトはビスマルエレガントへと向かっていき、RASNは降ろされた所でそれを見ているだけであった。 

 

 

「すごいわね…スケールが違うわ…!」 

 

 

「あぁ…俺達も何か手伝ぇけどよ…」 

 

 

「ブラッドのガトリングも私のライフルでも通用するか分からないわ…」 

 

 

「さっ…流石に神気剣でもあれは無理だな…」 

 

 

「でも…このまま見てるだけは…」 

 

 

「…!?」 

 

 

指をくわえて戦闘を見ているとRASNはアイリスの手にある淡く文字が光るコラボックスに気付いたのだった。 

 

 

「おぉ?何だ何だ?!」 

 

 

淡く光るコラボックスが一時激しく光ってRASNらを包み込んだ。 

 

「うぅ…眩しかったー…」 

 

 

「RASNが何時も光るから慣れてると思ってたけど…」 

 

 

「…!…?!」 

 

 

そして光が収まるとRASNとアイリスとキャトラだけが残っていなかった。 

 

 

「あれ?!みんな何処にいったの?!」 

 

 

「まさか…みんな元の世界に戻ったのかしら?」 

 

 

「あっ!よく見たらコラボックスの文字が消えてるわ?!」 

 

 

キャトラの言うとおりコラボックスに書かれていた文字は消えていて、ただの正八面体なキューブになっていた。 

 

 

「まさかこのコラボックスを取り返すのが試練だった…とか?」 

 

 

「そうね…って!私たちはどう戻るのよー?!ぎにゃー!」 

 

 

「…!」 

 

 

するとRASNはアイリスの手にあるコラボックスを握りはじめたのであった。 

 

 

「…?どうしたのRASN…?」 

 

 

「…そうだわ!アイリス、私にもコラボックスを触れるように下げてー!」 

 

 

「えっ?分かったわ。」 

 

 

アイリスはキャトラの言う通りに姿勢を下げてキャトラにもコラボックスを触らせた。 

 

 

「アイリス覚えてる?ものしりじーさんが言ってたこと。」 

 

 

「えっと…確かRASNがコラボックスに念じながら触れると何かが起こるんだっけ?」 

 

 

「そんな感じよ!RASNだけじゃなくて私達も祈ればきっと何か起こるはずよ!」 

 

 

「…そうね!それにゴエモンさん達も助けないと!」 

 

 

「…!!」 

 

 

そして二人と一匹がコラボックスに触れながら目を閉じて願った、元の世界に戻ること…助けてもらった恩を返すこと…カニカマ…。 

 

 

暫くしてコラボックスは光を出して二人と一匹を包み、天高くまで貫いたのだった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方…ゴエモンらの方はビスマルエレガント相手に苦戦していたのであった。 

 

 

「ゴエモンはんアカンで、鼻小判用の小判が尽きましたで!」 

 

 

「ちきしょー!なら肉弾戦だ!」 

 

 

「百烈パンチー!」 

 

 

「おっーほっほっほ!甘いザンスよ!」 

 

 

ゴエモンインパクトがそう叫びながら無数のパンチで向かって行くがビスマルエレガントに軽くいなせられて吹き飛んだ、そして既に倒れていたミス・インパクトの隣に倒れたのだった。 

 

 

「ぐぇー?!」 

 

 

「不味いでゴザルな…」 

 

 

「えぇ…こっちのインパクトさんも燃料も小判も尽きかけてるわ…」 

 

 

ビスマルエレガントは倒れた二機のインパクトの前に立ったのであった。 

 

 

「おっーほっほっほ!これでおさらばでザンス!ビスマルエレガント超必殺技!ゴージャスウルトラハイパー…!」 

 

 

そしてビスマルエレガントは無駄に洗練された動きをして舞い始めたのであった。 

 

 

「ちくしょー!動け!動けってんだよ!!」 

 

 

「ほにぃ…これは流石にアカンで…!」 

 

 

「私達…ここで終わりなの…?」 

 

 

「むっ…無念でゴザル…!」 

 

 

ゴエモンがガチャガチャとレバーを動かしたりしてるがインパクトは動かなかった。 

 

 

「すみませんゴエモンさん…力が及ばないで…」 

 

 

だが喋れはしていた。 

 

 

「…セクシービューティフルゥー!ダイナミックアルティメットー…オメがぁぁ?!」 

 

 

ビスマルエレガントが更に無駄に洗練された動きをしていると急にビスマルエレガントは吹き飛ばされたのであった。 

 

 

「なっ…?!なんでい?!」 

 

 

「いきなり吹き飛んだ?!」 

 

 

「ほぇ?!あれは何でらっしゃろ?!」 

 

 

するとビスマルエレガントの立っていた所に白い四足歩行のからくりロボが立っており、その顔や風貌はキャトラにちょびっと似ていたのであった。 

 

 

「皆さん!大丈夫ですか!?」 

 

 

「…!」 

 

 

「その声は…RASN殿達でゴザルか?!」  

 

 

「そうよ!コラボックスに願ってたら出てきたのよー!名付けてキャトラインパクトよ!!」 

 

 

キャトラインパクトの目にはRASNとアイリスとキャトラが搭乗していたのであった。 

 

 

「まずはボロボロみたいだし回復してあげるわ!」 

 

 

「えぇ!イノセントカニカマヒール!」 

 

 

アイリスがそう叫ぶとキャトラインパクトの肉きゅうからニュルンと巨大なカニカマが出てきて、二機のインパクトの開いた口に入っていった。 

 

 

「のわー?!大丈夫でゴザルのかー?!」 

 

 

「…見て!燃料が!」 

 

 

「ほにぃ!出力が上がってまっせ!」 

 

 

「すげぇ!すげぇじゃねぇか!」 

 

 

「もぐもぐ…これはとってもデリィィシャスゥ!!インパクト復活!!!」 

 

 

それによって二機のインパクトは力を取り戻し立ち上がった。 

 

 

「よーし!反撃開始よ!」 

 

 

「おう!」

 

「ほにぃ!」

 

「分かったわ!」

 

「イクでゴザル!」 

 

「ええ!」

 

「…!」 

 

 

そして三機のインパクトはビスマルエレガントへと向かっていった。 

 

 

「きっー!こうなったら喰らうザンス!口づけ流星群!」 

 

 

するとビスマルエレガントは口から無数のキスマークをインパクト達に飛ばしてきた。 

 

 

「ぎにゃー?!何かキモーイ!?」 

 

 

「みんな!鼻小判で迎撃だ!」 

 

 

「分かったでゴザル!」 

 

 

「私達も!」 

 

 

インパクト達は鼻小判で向かってくるキスマークを迎撃した、だがキャトラインパクトのみは口から西瓜の種を飛ばして迎撃していた。 

 

 

「むっー!ならビスマルビンター!」 

 

 

キスマークを飛ばし終えたビスマルエレガントは腕を回しながら突進してきた。 

 

 

「来るわよ!」 

 

 

「ほにぃ!ならこっちは百烈パンチで迎え撃ちまひょ!」 

 

 

「百烈パァァンチ!!」 

 

 

インパクトがそう叫びビスマルエレガントのビンタに対抗する! 

 

 

「おーっほっほ!!さっき破った技なんて効かないでザンスよ!」 

 

 

だが僅かながらインパクトの方が押されているのであった。 

 

 

「だったら私達も!」 

 

 

「百烈ビンタァ!!」 

 

 

そしてミス・インパクトは押されているインパクトの加勢をした、これで勢いは五分五分ぐらいになった。 

 

 

「私達も行くわよー!百烈肉にゅ…!」 

 

 

「キャトラ!それはアウトよ!?」 

 

 

キャトラインパクトも加勢しようとしたがアイリスの制止で一時足を止めた。 

 

 

「ハッ!?そうね…!?それじゃ…どうしよ…?」 

 

 

「…!!」 

 

 

するとコックピット内のRASNが合掌のポーズで光はじめたのだった。 

 

 

「RASN…?!」 

 

 

「おー!何時もの光るやつね!やっちゃいなさーい!」 

 

 

その光がキャトラインパクトを包むとキャトラインパクトの背後に『無限百烈拳』と映し出され、アラストルよろしくの猛ラッシュで二機のインパクトの百烈に参加した。 

 

 

「まっ不味いでザンス?!流石に三機のパンチは受けきれんでザンス!」 

 

 

「ブッ飛びやがれぇ!!」 

 

 

「はぁれぇー!?」 

 

 

そしてビスマルエレガントは三機のパンチを受けきれず吹き飛ばされて倒れたのであった。 

 

 

「よーし!トドメ行くぜ!!」 

 

 

「やってやるんだから!!」 

 

 

「んが砲準備でゴザル!!」 

 

 

三機は吹き飛んだビスマルエレガントを取り囲み口にエネルギーを溜めていた! 

 

 

「ぐぬぬ…こーなったらさっき発動し損ねた超必殺技を…ゴージャスウルトラハイパーデルタレイ…!」 

 

 

するとビスマルエレガントは先程の洗練された動きをまた始めたのであった。 

 

 

「ゴエモンはん!行けまっせぇ!!」 

 

 

「ゴエモン殿!こちらも行けるでゴザル!」 

 

 

「ゴエモンさん!こっちも行けます!」 

 

 

「行くぜ!!んが砲発射ぁ!!」 

 

 

「行くわよー!んが砲!」 

 

 

「やるわよー!ぎにゃ砲!!」 

 

 

「…!!!」 

 

 

三機はんがー!とぎにゃー!と叫びながらいまだにポージングしているビスマルエレガントにんが砲とぎにゃ砲をぶち当てたのであった、そしてビスマルエレガントは頭部を残して吹き飛んだのであった。 

 

 

「はぁれぇー!?おっ…覚えてろでザンスー!?」 

 

 

そしてビスマルエレガントは空の彼方へと消えたのであった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-伊賀 ものしり爺さんの家のがれーじ- 

 

 

「ふむふむ…成る程成る程…ここがあーなっとるんじゃな?」 

 

 

ビスマルエレガントを撃破して三機はものしり爺さんの家に向かい、キャトラインパクトの調査をしていたのであった。 

 

 

「どうでっかー?何か分かりましかないなー?」 

 

 

「うむ…ワシも驚きなんじゃながこのキャトラインパクトとやらはワシが作ったインパクトと構造も機能も瓜二つなんじゃよ!」 

 

 

「…あれ?でもインパクトは喋れるけど何でミスとキャトラインパクトは喋れないの?」 

 

 

キャトラがそう言うとなぜかゴエモン達は声を沈めて言い始めた。 

 

 

「あー…それは…なぁ?」 

 

 

「えぇ…それは…ねぇ?」 

 

 

「ムゥ…そうでゴザル…なぁ?」 

 

 

「何か言いにくいことでしたか…?」 

 

 

「まぁ…ほんに複雑な事が絡んで説明しにくいことなんでなぁ…」 

 

 

「…あー…ごめんなさい…」 

 

 

「うぉっほん!それはともかくとして…このキャトラインパクトにはタイムワープ装置ではなく次元転移装置が搭載されておったんじゃ!」 

 

 

「ってことは…!それでお前ら帰れるってわけだな!良かったな!」 

 

 

「…!」 

 

 

そしてRASNらはキャトラインパクトに搭乗し、ゴエモン達はキャトラインパクトを見上げていた。 

 

 

「でも…こうなると何か寂しいわね…」 

 

 

「ほにぃ…そうでんな…」 

 

 

「そうでゴザルな…」 

 

 

「でもよ、別にこれが今生の別れってわけじゃねぇだろ!」 

 

 

「…そうね!それにこのキャトラインパクトもあるんだし、またそっちに遊びに行けると思うわ!」 

 

 

「そうでゴザルな!」 

 

 

「ふふっ!そうね!その時はあんドーナッツやクロワッサンをご馳走してあげるわ!」 

 

 

「ほんならワテはその時は各地の美味いモンを一緒に巡りに行きますかな?」 

 

 

「美味しいものだけではなく各地の祭も巡りにイクでゴザル!」 

 

 

「ふふふ…!そうですね、また遊びに来ますね!」 

 

 

「…!」 

 

 

「おう!それにお前らの世界も気になるしな!こっちから行くかもしれねぇぜ!」 

 

 

「その時は飛行島のみんなで歓迎するわ!」 

 

 

するとキャトラインパクトは少しずつ浮き始めたのだった。 

 

 

「皆さん!また会いましょうね!」 

 

 

「みんなー!ありがとねー!」 

 

 

「…!」 

 

 

「えぇ!また会いましょう!」 

 

 

「ほにぃ!」 

 

 

「お達者でゴザルー!」 

 

 

「おう!またな!!」 

 

 

そして空を飛ぶキャトラインパクトは光に包まれて遥か彼方へと消えたのであった。 

 

 

「行っちまったな…」 

 

 

「また会えるとええでんな…」 

 

 

「その時は穏やかでありたいものね。」 

 

 

「そうでゴザルな。」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん…」 

 

 

「んむぅ…」 

 

 

「……。…!」 

 

 

キャトラインパクトが彼方へと消えてからRASNらは気を失っていた。 

 

 

そして一早く気付いたRASNは辺りを見渡した、そこはコラボックスに飛ばされる前にRASN達がいた飛行島の酒場であった。 

 

 

「んん…あれ…?RASN?ここは…」 

 

 

「んくく…すんすん…この空気の感じ…飛行島だわ!」 

 

 

するとRASNと同様に机に突っ伏していたアイリスとキャトラも目が覚めたのであった。 

 

 

「戻ってきたのね、良かった。」 

 

 

「…!」 

 

 

「あれ?そういえばキャトラインパクトは…?」 

 

 

キャトラは辺りを見渡して先程までRASN達が乗っていたからくりロボを探していた。 

 

 

「そういえば…見当たらないわね?」 

 

 

「…?」 

 

 

「うーん…ねぇ二人とも気を失う前に何していたか覚えている?」 

 

 

「えっと…何か穴みたいなのに飛び込んでからは…覚えてないわ…」 

 

 

「…!」 

 

 

「私もそんなとこね…あれ?コラボックスが無いわ?!」 

 

 

キャトラは辺りを見渡してた為かコラボックスが無いことに気付いたのであった。 

 

 

「…!?」 

 

 

「えっ?そうね…でもインパクトを呼び出してからあったけ…?」 

 

 

「そーいえば…、でもキャトラインパクトはどこよ!?私は探しに行くわよー!」 

 

 

するとキャトラは颯爽と駆け出してキャトラインパクトを探しに行った。 

 

 

「あっ?!待ってキャトラ!?」 

 

 

「…!」 

 

 

RASNとアイリスはキャトラを追いかけて行った。 

 

 

そして捜索は飛行島の地下まで及んだ。 

 

 

「はぁ…はぁ…キャトラはここに…!?」 

 

 

「…!」 

 

 

RASNが指差す方にはキャトラが上を見上げており、なんとその先にはキャトラインパクトが鎮座していたのであった。 

 

 

「こんなところに…!」 

 

 

「私も驚きよ…!でも何で地下に?」 

 

 

「おやおや?やっぱりこの置物は君達の物だったのかい?」 

 

 

すると二人と一匹に中世の紳士を思わせるような格好をした男が近づいてきた。 

 

 

「…!」 

 

 

「あっ!フムニールさん?!」 

 

 

「そうとも私はクツヒモ・フムニール、趣味は多分看板作りだよ?」 

 

 

「そんな事はどうでもいいから、このキャトラインパクトは何時の間に?」 

 

 

「ふむ、一応ね…これが急に現れたのはついさっきだね、上にいるシルルが酒場で君達が寝ていたのを見た頃だったと思うよ?」 

 

 

そう智の賢者たるフムニールは懐中時計を見ながらそう言った。 

 

 

「寝てたって…!?」 

 

 

「…!?」 

 

 

「やっぱり、あの時あの人がいってた事はそうなのね…?」 

 

 

「…あの時のあの人がどんなのかが気になるが…この置物はどうするんだい?」 

 

 

「どうするって…このまま運用するわ!これならアスラだろーがクジャタだろーが余裕で倒せるわ!」 

 

 

「…これは動くのかい?」 

 

 

「動くに決まってるわよ!カニカマ出したり口からビームも出せるわよ!」 

 

 

「いや…これは動かないよ?出来るとしたらソウルかゴールドを引き出せるぐらいだね?」 

 

 

「そんな事はないわ!?」 

 

 

「そんな事があるんだよね、さっき僕が乗り込んで色々してみたけどうんともすんとも言わなかったんだ。」 

 

 

「そっ…そんな…?!」 

 

 

それを聞いたキャトラは落胆していた。 

 

 

「それとそれと、こんなものが見付かったんだが…君達のかい?」 

 

 

するとフムニールはドンと風呂敷をRASN達の前に置いた、そして風呂敷が解かれるとそこにはキセルや木製のバズーカやクナイや小槌などが入ってあった。 

 

 

「RASN!このキセルって!?」 

 

 

「…!」 

 

 

「そうね…!これはゴエモンさんの…!」 

 

 

「あとこんなものもね、多分手紙だと思うんだ。」 

 

 

そう言って今度は紙をフムニールは渡してきた、受け取ったRASNはそれを開いた。 

 

 

「…!」 

 

 

それを見たRASNはニッコリと笑った。 

 

 

「どうしたのRASN?私にも…あっ!」 

 

 

そしてアイリスは覗き込むようにその紙を見た、するとアイリスは驚いたがRASN同様に微笑んだ。 

 

 

「そうよね、夢じゃないものね!」 

 

 

「…!」 

 

 

二人が見た紙は墨で丸が書かれていて中にはゴと書かれており、端にはゴエモン達とRASN達が集まってる写真があったのであった。

 

 

 

 

おわり

 

 


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