八幡は魔法科高校に入学する。   作:丹下

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すごくお久しぶりです!!(忘れられてそうかな…)
非公開にしてたのはなんとなくです!


かなり久しぶりに書いたので変なところしかなさそうですが…
温かい目で見てください笑


ではどぞー!


成績発表。

 

学期末テストを終え、数日が経ち結果発表がある日。

 

「比企谷くん、君は一科生に転科してもらうことになる」

 

八幡は生徒指導の教員に呼び出されて、転科の通告を受けていた。

 

「いや…別に二科生のままでいいんですが」

 

八幡は一科生になりたい訳ではなかったので断わろとしていた。

 

「そういう訳にも行かないんだよ。君が入試の時に、体調が悪く入試の成績が芳しくなかったのも聞いているよ」

 

教員はもう八幡は一科に転科することは確定だと言わんばかりに言ってきている。

 

「でも、俺が一科生になると誰かが二科生になるんじゃないんですか?」

 

八幡は教員に問いかける。一科生は100名が定員となっていている為、八幡の入り込むなら他の誰かが二科生に落ちるということである。

 

「そのことについてなら大丈夫だよ。1-Aの葉山隼人くんが退学となっているから、君にはその空いた席に入ってもらうことになる」

 

「まじかよ…」

 

教員の一言に心底嫌そうに答える八幡。

葉山が退学扱いになっていたのを知らなかった為、退路が一つ消された。

 

「でも、やっぱりそういうのは良くないんじゃないんですかね…」

 

「これは第一高校の決まりでね、一科生に欠員が生じた場合は二科生から補充という形になっている。その為の二科生だからね」

 

教員の言う通り、一科生で欠員が出た場合は、二科生から補充するのが第一高校の決まりで普通ではあれば喜ばしいことである。

 

「はぁ…もし転科するならいつからなんですか?」

 

「遅くても九月からは一科生として登校してもらうことになるね」

 

つまり来学期には一科生になるということである。

 

「…わかりました。俺が一科生になったら色々問題が起こると思いますけど」

 

「その時はその時だよ。これは決定事項なので、制服とか色々手続き等が必要なのでまた詳しい話は後日ということで」

 

「…決定事項ですか」

 

教員は笑顔で八幡に告げる。

来学期から八幡は一科生として第一高校に通うことが決定した。

 

「そうそう、教室に帰ったら司波くんと材木座くんを此処へ来るように伝えてもらえないかな?」

 

「うっす」

 

八幡はそう言って生徒指導室から出て言った。

 

 

「はぁ…まさか一科生に転科になるとは…あいつらもいるんだよな」

 

八幡は暗い未来が見えて、かなり腐っていた。

 

 

 

 

一年の各学年の教室に一斉に学期末テストの結果が発表された。

学期末テストは魔法実技と魔法理論の二つの結果で別れる事になり、それを合算して総合成績とし、順位発表されることになっている。

 

 

 

<実技順位>

 

1位 比企谷八幡(1-E)

2位 司波深雪(1-A)

3位 雪ノ下雪乃(1-A)

4位 北山雫(1-A)

5位 森崎駿(1-A)

 

 

<理論順位>

 

1位 材木座義輝(1-E)

1位 司波達也(1-E)

3位 司波深雪(1-A)

4位 吉田幹比古(1-E)

5位 光井ほのか(1-A)

5位 雪ノ下雪乃(1-A)

 

<総合順位>

 

1位 司波深雪(1-A)

2位 比企谷八幡(1-E)

3位 雪ノ下雪乃(1-A)

4位 光井ほのか(1-A)

5位 北山雫(1-A)

 

 

この結果は各クラスで波乱が起こった。

 

1-Aでは。

 

「なんだよこれふざけてるのか?」

 

男子生徒が順位を見て、大声を上げた。それに釣られて他の生徒が順位に注目した。

 

「ウィードが実技1位ってどういうことだよ!」

 

「あり得ないだろ!テスト用CADが壊れてたんじゃねぇのか?」

 

実技の順位の1位は八幡だった為、8〜9割の生徒はこの順位成績に納得がいっていないようだった。それもそのはず、実技で劣る筈の二科生が一科生に実技の点数で負けることはほぼない。

 

「八幡さんとお兄様と並んでる!」

 

クラスが慌ただしくなっている中、順位表を見てうっとりしている少女が一人いた。

 

「深雪、総合1位おめでとう!」

 

ほのかが深雪に駆け寄り、お祝いの言葉をかける。

 

「八幡さんも達也さんもすごい。もちろん深雪も」

 

ほのかの後ろから姿を現し、順位表を見ながら雫も話しかけてきた。

 

「ヒッキー何ズルしてるんだし!ゆきのんより総合成績も実技成績も高いとかありえないし!」

 

机を勢いよく叩きつけて、怒鳴り声を上げる結衣。

 

「由比ヶ浜さん落ち着きなさい。あの男が何をしようが私たちには関係ないわよ」

 

「でも、ヒッキーはウィードなんだよ!?ありえないし!」

 

雪乃は結衣を落ち着くように話すが、少し暴走しているようだ。ただ、雪乃も苛立ちを隠せないのか少し言葉に棘のある言い方になっていた。雪乃に関してはブランシュ事件の件があるからか、真っ向から否定はしていないようだ。

 

「八幡さんは別にズルしてないと思う。入試の時は体調が悪かっただけ、私はテスト以外でも八幡さんの実技の実力をこの目で見た」

 

「私も見たんだから!八幡さんは何もズルしてない!」

 

雫とほのかは雪乃と結衣の前に立ち、言い返しに行った。

 

「北山さんと光井さんは確かあの男と仲良くしているようね。その人たちの言葉なんてなんの説得力もないのだけれども」

 

「そうだし!私たちの方がヒッキーのことよくわかってるし!」

 

雰囲気は最悪といってもいい。雫とほのかも引く様子もなく、雪乃と結衣も二人を睨みつける。

 

「ほのか、雫。そんな人相手にしてはいけないわよ」

 

後ろから、深雪が雫とほのかに声をかけた。

 

「深雪はいいの?八幡さんがこんなこと言わ…!」

 

ほのかは深雪が怒らずに止めに来たことが少し不服だったようで、珍しく言い返そうとしたが、振り返って深雪を見ると言葉を詰まらせた。

 

「今、怒りを抑えるだけで精一杯なの…これ以上何か言われるとこの人たちを…」

 

深雪は激怒していた。殺してしまいたいくらいに。だが、ここは抑えなければ達也や八幡に迷惑がかかると思い、必死に怒りを抑えていた。

実は達也に、前もって釘を刺されていた。達也はこうなることが大体予想出来ていたのでもしもの時は堪えろと言われていたので深雪は怒りを鎮める方を優先していた。

 

「深雪、落ち着いて」

 

その様子を見て、雫は冷静になり深雪をなだめる。

 

「ええ、私は少し席を外すわ」

 

深雪はそう言って教室から出て行った。

教室は真冬並に寒かったが、誰一人として寒いとは言わなかった。

 

「待ってよ深雪!」

 

ほのかは出て行く深雪を追いかけ、そのあとを雫も追っていった。

 

三人が教室を出た後、1-Aの生徒たちは深雪の今までのない怒気にたじろいで、全員黙っていた。雪乃と結衣も含めて。

 

 

 

 

1-Eでは。

 

「まさか、深雪より上だとはな」

 

達也は実技順位表を見ながら、呟いた。

 

「深雪殿との差はあまりないようだがな。運がよかっただけであろう」

 

材木座が達也の言葉を拾い、声をかけた。

 

「お前ら二人も中々えげつないとおもうぜ!」

 

レオを二人に賞賛を送る。達也と材木座は理論で同列一位になっていた。

 

「それにしても、総合2位ってすごいわね」

 

エリカも後ろからやってきて、順位表を見て関心している。

 

「だから、さっき呼び出されたんじゃねぇのか?」

 

「恐らくそうだろうな」

 

レオの疑問に達也が答える。

 

「これは流石に問題になりそうですね。八幡さん大丈夫なんでしょうか?」

 

美月が不安そうにしている。

 

「一科生になっちゃうとか?」

 

エリカが楽しそうに予想をしている。

 

「なくはないな。第一高校では、実技の成績を優先するからな」

 

「達也殿、だが相手は八幡であるぞ?素直に一科生になるとは思わん」

 

材木座の一言に達也だけでなく、その場にいた全員が頷いた。

 

「HRも終わったことだから八幡の所へ行ってみよーぜ!」

 

レオの一言で、達也、材木座、レオ、エリカ、美月は生徒指導室に向かった。

 

他のクラスメイトたちは、ここのクラスの生徒は何かおかしいと以前から思っていたが、今回のテストによりそれが確信に変わった。

 

 

 

八幡が生徒指導室から出て、教室に戻っている途中目の前から般若が歩いて来ていた。

 

「……えっ?俺なんかしたのか?」

 

八幡へ向かって真っ直ぐに歩いてくる般若に少しだけ後ずさってしまった。

 

「おい…深雪さん…?」

 

八幡は目の前で立ち止まった般若…いや、深雪に恐る恐る声をかけた。

 

「八幡さん…私頑張りました」

 

深雪は消え入りそうな声で八幡に話しかけた。

 

「そ、そうだな、深雪はよく頑張ったな」

 

八幡は一瞬訳がわからなかったが、テストを頑張っていい成績が出たと勘違いをし、深雪に返事をし、頭をポンポンと叩いた。

 

「はい…思わずあの人らを殺してしまう所でした」

 

「えっ?」

 

深雪の物騒な一言を発したので、焦ってしまった。

 

「あっ!八幡さん!」

 

すると後ろからほのかと雫がやって来た。

そして、二人から事情を説明された。

 

「はぁ…なるほど。つまり俺は1-Aからはかなり嫌われてるってことになるのか…来期から1-Aに転科とかどうしたらいいんだよ…」

 

八幡は順位発表後の1-Aの様子を聞き、来期からの事を考えると胃が痛くなった。

 

「えっええぇえええええええええー!!!」

 

ほのかが八幡の発言を聞いて大声を出して驚く。

 

「八幡さんそれは本当?」

 

雫も食い気味に八幡に問いかける。

 

「さっき呼び出されただよ…これは本格的に、転科は避けないとやばそうだな…」

 

八幡は転科した後の事を考えると、現状維持でやるしかないと心に決めた。

 

「深雪!深雪!聞いた?」

 

ほのかはテンションが上がり、俯いている深雪に話しかけた。

 

「どうしたのほのか?私はもう少しで、落ち着けそうだから…」

 

深雪は落ち着いてはいないようで、そっとして欲しいと遠回しに言う。

 

「八幡さんが1-Aに転科するんだって!」

 

「へっ?」

 

ほのかの一言で一瞬で顔を上げる深雪。

 

「いや、まだ転科すると決めた訳では…」

 

八幡は深雪の様子が急変したことに驚き、即座に弁明しようとするが。

 

「八幡さん!何を仰ってるんですか!今すぐ転科の手続きを!!」

 

先程までの深雪とは打って変わって、キラキラとした表情になって、八幡の手を取りながら迫る。

 

「あっ、小町ちゃんと水波ちゃんにも報告しないとですね!」

 

深雪はもう暴走していて、手をつけられなくなっている。

 

「おい、深雪…」

 

「八幡さん!今日はお祝いですね!何にしましょうか!?今日は豪華にいきましょう!」

 

八幡の呼びかけは深雪の耳には届いていない。

 

「八幡、ん?深雪もいたのか」

 

達也が、八幡を見つけ声をかけた。

 

「お兄様!!!今日はお祝いですよ!!!」

 

すると深雪が達也の方にかけていく。

 

「み、深雪?落ち着け」

 

あまりのハイテンションな深雪に驚くが、少し落ち着けと告げる。

 

「八幡さんが一科生に転科なさるのに、落ち着いていられません!!!」

 

深雪は、達也に反発する。これが反抗期というものなのか。

 

「やっぱりそうなってたんだな。とりあえず深雪、ここは学校だ、落ち着け!」

 

達也は深雪がおさまる様子がなかったので、少し大きい声を出し叱りつけるように告げた。

 

「……も、申し訳ございません」

 

ようやく、深雪は落ち着きを取り戻した。

 

「助かった、達也」

 

八幡は達也にお礼を言う。

 

「気にするな。それより深雪、生徒会の方はいいのか?お祝いも大切だが、それが理由で遅刻だと格好がつかないぞ?」

 

達也は深雪に生徒会の時間だと教える。

当たり前かのように、深雪のスケジュールを把握している辺り、流石である。

 

「わかりました…。行って参ります」

 

深雪はしょげながら生徒会へ向かおうとする。

 

「深雪、そのアレだ、お祝いたのしみにしてるから」

 

「はい!」

 

八幡の一言で深雪は再起動し、笑顔で返事をし、生徒会へ向かって行った。

 

「で、八幡今の話は本当か?」

 

深雪が去って行った後、達也は八幡に問いかけた?

 

「葉山の席が空いてるから、そこに補充するとかなんとか言われたぞ」

 

八幡は嫌そうな顔をして説明する。

 

「そうか、それなら深雪がああなってしまうのも無理はないか」

 

達也は深雪のテンションの上がり様に、驚いていたが話を聞いてすぐに納得した。

 

「そういえば、達也と材木座も生徒指導までこいって言われてたぞ」

 

八幡は思い出したかの様に、達也に向かって告げる。

 

「まさか…我も一科生に転科になるとは…」

 

材木座は右手に拳を作り天に向かって上げた。

 

「八幡の次は俺たちか…行ってくる」

 

達也は少し嫌そうな雰囲気を出したが、生徒指導室へ足を運んだ。

 

「我の実力がバレてしまっては致し方ないであるな!我も行ってくるであるぞ!」

 

材木座は何故か嬉しそうに達也の後を追って行った。

 

その後八幡達も追いかけるように生活指導室へ足を運んだ。

 

「まさか、エリカちゃんの予想通りになるとは思いませんでした」

 

美月は驚いた表情で、八幡に話しかける。

 

「あれは冗談だったんだけどね、オホホ」

 

エリカはまさか適当に言っていたことが現実になるとは思っていなかったようだ。

 

「それにしても、八幡一科生になったらあいつらがいるんだろ?大丈夫か?」

 

レオは八幡を心配していた。あいつらとは雪乃と結衣のことであろう。

 

「そのことを考えると、胃が痛い…」

 

八幡はレオの問いに答える。

 

「八幡さんなら大丈夫。私たちが必ず守ってみせる」

 

「そうです!八幡さんを悪く言う人は私たちが許しません!」

 

雫とほのかは自信満々に答える。

 

「いや、そんなことしたらお前らが…」

 

「八幡さんの心配は必要ない、それにもう手遅れ」

 

八幡の言葉を制して雫が手遅れと告げる。

 

「はっ?」

 

八幡はその言葉を聞いて驚き、訳がわからなくなった。

 

「さっきもう揉めたから、最終的には深雪に黙らされてたけど」

 

「もう揉めたのか…」

 

八幡は少し呆れた物言いになる。

 

「あんたねぇ、あの成績なら嫌でも色々言われるわよ」

 

エリカが八幡の態度を見て呆れながら話しかける。

 

「俺まだ自分の成績知らないんだが…」

 

「八幡さんは、実技1位で総合2位でした!!」

 

ほのかが八幡に成績を教える。

 

「……今なんて?」

 

「総合2位ですよ!!」

 

八幡は結果を聞いてかなり驚いていた。

そのタイミングで、生活指導室の前に着いた。

 

「まぁ…そのアレだな。最終はいじめられて辞める未来が現実になりそうだな」

 

「いじめられても二科生にはなれないからねぇ、ご愁傷様」

 

八幡の呟きにエリカが意地悪く告げる。

 

「ちょっとエリカちゃん!」

 

「美月、冗談よ」

 

美月が少し言い過ぎだと注意する。

 

「それよりあいつらも呼ばれたってことは、達也も材木座も一科生になるのか?」

 

レオが中にいる二人も一科生になるのかと気になっていたようだ。

 

「それはないんじゃねぇの?達也が実技苦手なのは事実だからな」

 

八幡はレオの意見を即否定する。達也はテストで行う実技については本当に苦手なので急にテストの点数がよくなることはない。

 

「まぁ、出てきたら聞けばいいだろ」

 

八幡たちは達也と材木座が出てくるまで、他愛のない話をしていた。

少ししてから達也たちが出てきて、二人は四校への転校を勧められたとようである。

四校は魔法工学に力を入れているということから転校を勧められたのだった。

もちろん二人は即答で断ったのであった。

 

 

 






最初考えてたことと色々変わってきそうな気がして設定も少し弄りたいとか思ってたりします…。
なので設定と矛盾してることがありそうですが…すみません。


次回は投稿早めにできるといいなぁ…。。。
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