その時、世界が逆転した。



「ここは……どこだ?」

 激痛が走る頭を押さえながら周囲を見渡すが、所々の地面に亀裂があり、その先は紫のグラデーションで彩られた膜によって見えないが、入ったら戻っては来れない雰囲気を醸し出している。
 更には辺りにはどこかで見たような粘性の物体がそこらを蠢いている。
 そればかりか建造物は皆西洋風の面立ちへと様変わりしていた。
 その有様を目にして、彼の脳は語っていた。


 ここは俗にいう異世界であると。


 宮野友弘は高校2年生だった。
 この友弘という人間は勉強も運動もできた方ではない。向上心がないからと言えばそれまでだが、自身が決める及第点よりも多くは狙わないのだった。
 そう、つい最近までは普通の高校生だったのに。

 友弘は試しにその場で跳んでみるが、普段より遥かに高く跳躍できるのだった。

「おお、すげえ……でも」

 しかし、彼という人物を語る際に一つばかりの異常性が発覚する。

「帰ってゲームしてえ」

 それは極度のゲーム狂ということだった。



※この作品は小説家になろう様でも投稿しております。

⚠この小説は作者の息抜きに作っているため超絶不定期です。なので基本的にお気に入り登録はオススメしません。
  異世界に立つ
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