それぞれの憂鬱~深海棲艦大戦の軌跡~《完結》   作:とらんらん

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 感想で亡命の原因がアメリカにあるという予想が多かったので、折角だし1d100で振ってみました。

アメリカの艦娘を巡る環境:02 
……全然変わっていないどころか、以前より悪化してる!? これも原因ですわ!

3月27日、改訂しました。


海を征く者たち45話 あなたは何故日本に?

 艦娘を建造・指揮し、深海棲艦と戦う事の出来る提督は、その能力の特性上、各国の軍事組織に属している。そんな彼らだが、例外なく士官としての知識も有している事から、軍内部である程度の権力を有している。例として自衛隊では、提督には三佐相当の地位が与えられていた。最も提督となった人物が通常の部隊を率いる出来るわけではない。これは飽くまで艦娘を運用しやすくするための措置であり、立場だけ見た場合、医官に近いと言えた。

 

 そんな提督だが、その大多数は元々軍事から離れて日々を暮らしていた民間人だ。ある日突然提督となり、艦娘と共に深海棲艦と戦う事となっただけに過ぎない。その事が原因なのかは不明ではあるが、ある問題が浮上し始めていた。一部の提督が天狗になり始めているのだ。

 対深海棲艦の主戦力である「艦娘」を建造、指揮をする事が可能で、軍内部でもそれなりの地位に就いている。そして自分が国を守っているという自負。これまで一般人だった人間が増長するには十分すぎる要素があった。

 

 秋山のいる鎮守府、「伊豆諸島鎮守府」にやって来たアメリカ艦娘、レキシントン級航空母艦2番艦「サラトガ」の提督もその様な増長した人物であった。ただ彼の場合上記の増長に留まらず、「軍に所属する提督の一人」という位置づけに満足していなかった。彼は提督という特別な地位を活用し各方面にコネを作り、国を守る英雄の看板を使い国政に参加。ゆくゆくは大統領の地位を狙っていたのだ。

 彼にとって戦果を挙げる事はその野望の第一歩なのだ。一提督と英雄と呼ばれる提督とではその価値が違うのだ。艦娘はそのための道具でしかなかった。

 彼は深海棲艦を撃破する事を優先しており、その事から轟沈する艦娘が他の提督より多かったのだが、戦果を挙げるための対価としてしか見ていなかった。轟沈しても建造で直ぐに新たな艦娘が手に入るのだ。これを提督は最大限に生かしていた。この事は彼がキリスト教徒で、フランケンシュタイン・コンプレックス的な価値観を持っていた事も関係していた。

 当然艦娘たちは提督に反発した。彼の方針を変えるべく様々な手段で説得を試みるが、どれも失敗。依然と続出する轟沈者に艦娘たちの心は彼から離れていった。

 その様な状況下、この日とうとう事件が起こった。

 

「太平洋艦隊に随伴して日本までやって来た私たちですが、当然多くの艦が沈みました」

「そうでしょうね」

 

 鎮守府に迎え入れられたサラトガは、事情を聴くために応接室に招かれていた。対応するのは当然、鎮守府のトップである秋山と相棒である叢雲である。

 

「次は自分が沈むかもしれない。当時はそんな恐怖が艦隊に漂っており、そんな指揮を執る提督への不満も高まっていました。……何か切っ掛けがあれば暴発しかねない程に」

「そしてその切っ掛けが起こった、と?」

「……提督がある艦娘へ肉体関係を迫った様です。当然艦娘側は拒否しましたが提督は聞き入れず、強引に事に及ぼうとしたそうです」

「やられたの?」

「いえ、提督は艦娘の反撃に合い気を失いました。艦娘の方ですが、その隙に横須賀基地の外へ逃げ出しました」

 

 この逃亡に気付いた提督は激怒しつつも、青ざめる事となる。これは言ってしまえば艦娘の脱走だ。提督指揮下の艦隊から脱走者が出たケースは世界初と言っても良い。原因の事もあり、これが表沙汰になれば彼の経歴に大きすぎる傷がついてしまう。それを恐れた提督は焦りからか配下の艦娘にある命令を下した。

 

「それに対し、提督は脱走事件を秘密裏に解決するために、私たち艦娘に捜索及び該当する艦娘の撃沈を命じました」

「……その提督、正気なの?」

 

 叢雲は額に手を当てた。どう考えても悪手だった。外交や士気など様々な事柄に及びかねない。

 当然の事だが、艦娘たちは猛反発する事になる。今なら説得で連れ戻す事も出来るし、何より直接の原因は提督なのだ。この事もあり最終的に全ての艦娘が提督の命令に反発する事となる。また一部の艦娘が命令の撤回を求めて説得を試みていた。だがそれでも反応は芳しくなかった。

 

「サラも説得しましたが、提督は話を聞き入れる事はありませんでした」

 

 この事件は艦娘にとっては仲間の逃亡だが、提督にとっては「自立兵器の暴走」と同じなのだ。そのため暴走した艦娘を処分する事は当然と考えており、命令を撤回する余地は無かった。しかしこの命令が、艦娘たちの最後のタガを外す事となる。

 

「もう彼には付いていけない。全員の意思が統一されてからの行動は迅速でした」

 

 提督配下の25人の艦娘が捜索を名目に横須賀港を出港。彼女たちは方々に散り脱走した艦娘と合流した後、そのまま近場の日本の鎮守府へ保護を求めた。これが今回の騒動の顛末だった。

 鎮守府の応接室に沈黙が訪れる。サラトガは何処か不安げな様子を見せている。それを見た叢雲は、肩を竦めた。

 

「それで? 我が家の提督さまの判断は?」

「……」

 

 からかうように笑う叢雲に、秋山はため息を吐いた。このような話を聞かされては放り出す事など出来るはずもない。

 

「あー、サラトガさん。防衛省からの指示により、日本での処遇が決定するまで、あなたの身柄は当鎮守府で預からせて頂きます。それでもよろしいでしょうか?」

「はい、よろしくお願いします」

 

 ホッとしたように笑うサラトガ。防衛省の方でも今回の亡命騒ぎにてんてこ舞いであり、アメリカとの交渉に専念するためか、アメリカ艦娘の具体的な処遇を後回しにしていたのだ。

 こうしてサラトガの当面の処遇は決定された。だがサラトガの説明に、幾つか疑問点が浮かび上がっていた。

 

「ところで質問良いかな?」

「ええ。大丈夫です」

「そもそも艦娘って、提督から離脱出来る物なのか?」

 

 艦娘を建造、指揮出来る提督だが、艦娘について全て知っている訳ではない。今回の脱走がまさにそれだった。サラトガは彼の質問に納得したように頷き、説明を始めた。

 

「はい、艦娘は提督の指揮下から離脱する事も出来ます。でも条件はとっても厳しいんですよ?」

「条件?」

「妖精さんたちに嫌われてしまう事です。サラたちの場合、艦娘を大事にしていない提督に妖精さんたちは愛想をつかしていました。これまでは何とか抑えていましたが、今回の命令もあり抑えるのをやめたんです」

「なるほど」

 

 サラトガの説明を素直に受け止める秋山。その様子を見て、叢雲は自分の提督から見えないように苦笑していた。

 サラトガの説明は正しいのだが、重要な所が語られていない。提督からの離脱の条件には確かに妖精の嫌悪も条件に含まれるが、妖精は艦娘の指示に従う事が多いため割と簡単にクリア出来るのだ。提督からの離脱に重要となるのは、艦娘たちの総意。基本的に三分の二以上の賛同により離脱が可能となる。今回のケースでは全員一致で離脱と言う結果となっていた。

 

「ん? 離脱したって事は近い内に消滅するんじゃ?」

「あ、それはありません。離脱した艦娘でも元提督との少しだけ繋がりがあるので、現世に居られます。この繋がりは艦娘が新しい提督の下に就いたら切られます」

「そうなのか」

「後、サラの元提督のように全ての艦娘に逃げられた提督ですけど、妖精さんもいませんので、艦娘の建造や開発は出来ません。勿論基地航空隊の運用もです」

「つまり、ただの人に成り下がるのか」

「まさに因果応報ね」

 

 叢雲は嘲笑に、サラトガもつられて暗い笑みを浮かべた。提督が増長出来た要因である艦娘関連の技能がほぼ全て消え去ったのだ。最早軍に彼の居場所は無い。

 そんな二人の雰囲気に秋山は若干引きつつ、最も気になっていた事に切り込む。

 

「それじゃあなんで日本に亡命したんだ? アメリカの他の提督の下に行った方が話は早いだろ」

 

 新しい提督を見つけるにしろ、アメリカの提督の下に行った方が今後の生活がやりやすいはずだ。彼女たちの離脱の原因を考えれば、わざわざ日本に亡命する必要性は薄い。

 そんな秋山の問い掛けに、サラトガは笑みをやめ、苦り切った表情で吐き出すように呟いた。

 

「……アメリカは艦娘にとって生きづらい国なんです」

 

 

 

 外務省庁舎のとある会議室。そこには日米の関係者が一堂に会していた。

 日本側は天野外務大臣を交渉のメインとし、その脇を提督としての知識を活かし国防を担ってきた坂田大臣が控えていた。対するアメリカだが、駐日大使として長らく着任しているデイビス駐日大使と、来航したアメリカ太平洋艦隊の責任者であるアーロン司令官が席に着いている。

 その目的は当然、日本に亡命を希望している艦娘の処遇についてだ。参加者の誰もが亡命を希望する艦娘から得られた資料を、必死に読み取っていた。

 暫くして、天野が資料を机に放り出しつつ、呆れかえったように口を開いた。

 

「貴国は艦娘大国であるにも関わらず、まともに艦娘を扱う気が無いのかね?」

 

 皮肉気に笑う天野。それにアメリカ側は悔し気に顔を歪めるも、反論する事が出来なかった。

 日米両者に配布されている資料には、亡命に至るまでの経緯が記されている。主な原因としては提督による艦娘への虐待染みた待遇ではあるのだが、それ以外にもアメリカにおける艦娘の扱いの悪さも関わっていたのだ。

 

「いくら何でもこれはどうかと。……大淀、落ち着きなさい」

 

 坂田もため息を吐いていた。そんな彼の隣、特別に会議に参加している大淀は怒りに震えている。

 

 2017年5月の艦娘の発表において、艦娘への否定的な見方が多かったアメリカ合衆国。年を跨いだ現在だが、はっきり言って以前より悪化していた。

 アメリカ政府は艦娘への人権の付与を画策していたのだが、キリスト教団体を筆頭に猛烈な抗議活動を開始。フランケンシュタイン・コンプレックスに陥っていた国民の多くがその動きに賛同していた。更にそれら反対団体のロビー活動により議会も動き始めてしまい、最終的に艦娘の人権は一時棚上げされると言う事態に陥ってしまう。

 これらの動きにアメリカ政府は折れ、アイザック・アシモフのロボット工学三原則をベースにし、艦娘へ適用する事により、事態は沈静化する事になる。

 この政府の判断は人権も何もあったものではないし、当然の事ながら艦娘、提督たちからの反発もあった。とは言え、艦娘を巡る環境は、この時点ではまだ好転する可能性は十分にあった。政府の「要請」でマスコミは艦娘容認のために一応だがキャンペーンを行っていたし、一部の国民も深海棲艦を打ち倒していく艦娘を認める動きが広まってきていた。近い内に日本の様に人と変わらない権利を与える事も可能性は十二分にあったのだ。

 

「あなた方は艦娘をなんだと思っているのですか」

「……軍としてもこの環境を打破しようとキャンペーンを行っているのですが、芳しくありません」

 

 大淀の怒気を孕んだ問い掛けに、疲れ切った様にアーロンは応える。そこにはアメリカへの憂いが見え隠れしていた。

 流れが急転したのが、深海棲艦によるパナマ運河の占領だった。これによりアメリカはハワイ、アゾレス、そしてパナマと三方向からの圧力にさらされる事となる。特にパナマからの攻撃は海上だけではなく、ゲリラ的な空襲も多く見られ、少しずつアメリカにダメージを与えていた。

 この様な状況に陥った時から、パナマを守れなかった軍への国民によるバッシングが始まった。そして当然だが、パナマを巡る海戦で主力であった艦娘へ批判が高まっていた。何とか対応しようと様々な対策に乗り出す軍だが効果は薄く、アメリカ国内で反艦娘の空気が形成され始めていた。

 そしてそんな状況下、更に最悪の事態が発覚する。ある過激派宗教団体による暴動計画が発覚した。これはFBIの捜査により事前に察知、検挙出来たのだが、暴動計画の主導者の中に提督が一人いたのだ。しかも提督の本心は宗教団体内の地位向上ではあったものの、建前として「艦娘の待遇改善」を掲げており、提督配下の一部艦娘たちも暴動に参加しようとしていた事も発覚してしまった。この事態に警察機関や軍の上層部は顔を真っ青にさせて、事実の隠ぺいを図ろうとしたのだが――失敗した。

 この事件をきっかけにアメリカ世論は一気に反提督、反艦娘に傾いていく。近隣住民による艦娘への暴行事件すら発生した程だ。そこまで行かなくとも国民の艦娘への視線は冷たいものとなっている。また一部の州政府で住民と艦娘と接触を禁止しようとする動きすら見られており、現在では艦娘が碌に鎮守府の外を出歩けない状況にまで陥っていた。本来ならこれらを抑える必要があったアメリカ政府も、反提督に関しては件の提督の背後関係を提示しある程度は抑え込んだものの、反艦娘感情はそれまでの不信感の事もあり拭う事は出来なかった。

 当然この状況に、迫害されている提督、艦娘側もアメリカへの不信感を持つことになってしまっており、このまま何も対策をしなければ対立構造に陥り兼ねない状況にあった。

 

「艦娘の士気に問題は無いのですか?」

「幸か不幸か、優良な鎮守府においては艦娘の士気も高く、殆ど問題はありませんでした。しかし――」

「今回の様な無能の下では亡命騒ぎになる程に士気が低い、か。随分と両極端だ」

 

 提督を始め人間たちにはまだ知らないが、艦娘は提督のために現れたのだ。そのため提督との関係が良好であれば、艦娘は周囲からの悪評など気にも留めないため、鎮守府は問題なく運営する事が出来る。

 だが今回の場合はその逆だ。提督を信用する事は出来ない。さりとて国家を頼る事など出来る状況ではなかった。むしろ世界初の提督から離脱した艦娘として、実験動物扱いされかねないと考えていたのだ。

 そして艦娘にとって幸運な事に――そしてアメリカにとっては不運な事に――目の前に艦娘を人として受け入れる国があった。好待遇が見込める方に行くのは、ある種自然な事であった。

 

「さて。現在確認されている25人の亡命希望艦娘だが、貴国はどうしたいかね?」

 

 天野の問い掛けにアメリカ側は直ぐには応えられなかった。暫しの沈黙の後、デイビスが意を決して口を開く。

 

「我が国としては、亡命艦娘の即時引き渡しを要求する」

 

 太平洋艦隊が帰還するためにも一人でも多くの艦娘は必要であり、この要求は日本側も予測している物であった。天野は鼻を鳴らす。

 

「引き渡した所で、彼女たちはアメリカに対して不信感を持っている。また脱走される可能性は高いが?」

「優良な提督に引き渡す。彼らなら我が国への不信感を取り払ってくれるはずだ」

「不信感の払拭の方法がそれか。得られるのが国家への忠誠ではなく、提督への個人信奉にしかならないだろうがね」

 

 天野は皮肉気に一つ笑うと、デイビスに向き直る。

 

「日本としても亡命希望の艦娘を引き渡す事には、やぶさかではない」

「なに?」

 

 日本側の意外な答えに困惑した表情のデイビスを余所に、天野は続ける。

 

「我が国は貴国と同じく艦娘大国だ。超弩級戦艦が多数おり、空母も多数保有している。艦載機もそれなりの性能だ。はっきり言って戦力の観点で言えば、亡命艦娘は大勢に影響を及ぼす程ではない。ここで意地を張って外交問題とした所で、日本が得られるものは少ないだろう」

「それでは?」

 

 アーロンの期待の眼差しに、天野は頷く。

 

「貴国の要望に応じよう。幸い今回の亡命騒ぎは外部には漏れていない。秘密裏に解決出来るだろう」

「……貴国の好意に感謝する」

「好意? これは借りだよ。いつか取り立てさせていただこう」

 

 何とか円満な終わりが見え始めて、会議室に弛緩した雰囲気が漂い始める。大淀はこのやり取りに若干の不満があったが、亡命艦娘の希望に沿わなかったものの処遇の改善が見込まれるため、口を挟むことはせず、素直に喜ぶことにした。

 だがその時、大淀の艤装に通信が響いた。

 

《大淀!》

 

 声の主は、彼女と同じく坂田の秘書を務めている足柄であった。

 

「今、会談中よ。急ぎじゃないなら――」

《緊急事態よ! テレビ点けて!》

「っ!」

 

 足柄の慌てた様子に、何かを悟った大淀は素早くモニターのリモコンを手に取った。

 

「大淀?」

「失礼します、緊急事態の様です!」

 

 突然の大淀の行動に多くの者が呆気に取られる、会議室に備え付けられているモニターが点けられた。そして映し出された映像に、誰もが目を剥いた。

 画面中央で少女が多数のマイクを向けられインタビューを受けていた。またインタビュー中も多数のフラッシュが焚かれており、マスコミ関係者の人数の多さがうかがえる。背景からして、場所は恐らくどこかの公園だろう。そして画面の端に「生放送」という文字が表示されている。

 

『それではサミュエル・B・ロバーツさん。日本に亡命するとの事ですが、切っ掛けを教えてください』

『えーと……』

 

 この光景に多くの者が顔を青くした。特にアメリカ側は今にも倒れそうなほど、顔色が悪くなる。例外はこの状況に笑いを堪えている天野くらいだ。

 

「どこかの鎮守府がマスコミに流したか?」

「いえ、亡命希望のリストにサミュエル・B・ロバーツの名前はありません!」

「そうなると26人目ですか……」

 

 日本側が検討している間にも、インタビューは続いており、彼女の元提督の悪行が、アメリカの現状がテレビを通して日本全国に知れ渡っていく。デイビスは我に返ると、悲鳴のような声を上げた。

 

「あ、天野大臣! 放送の即時停止を!」

「もう遅い」

 

 彼の縋るような願いを天野は切り捨てた。

 

「既に放送が始まって数分が経過しているようだ。今更放送を停止させた所で意味は無い」

「そんな……」

 

 この数分でアメリカ艦娘の亡命は日本国民に知らされてしまった。先程の様に、秘密裏に解決する事は不可能となったことを意味する。

 

『あっ! そろそろ行かなきゃ!』

『で、では最後に! 新しい提督はどのような方が良いか、希望はありますか!?』

『え? うーん……』

 

 誰もが何もできずモニターを見守る、最後の質問が記者から投げかけられる。彼女は立ち止まると少し考え込み、そして笑顔で答えた。

 

『優しい人がいいです!』

「どうやら彼女たちは、よっぽどアメリカに帰りたくない様だ」

 

 天野は口元を歪めながら呟いた。

 




 要するにブラック鎮守府から艦娘が逃げ出した、って言う艦これ二次創作ではよくあるシーンですね。色々あった結果、この物語では外交問題に発展しましたがね!
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