とあるサーバーのとある部屋で出会った人達に向けて
微オリジナル解釈、メタ発言が含まれますので苦手な方は撤退を
基本的には綾波とイチャコラする話を書きたい(
登場人物:綾波
吹雪型駆逐艦、その改良型。
雷撃に特化した性能を持ち、自身のスキルでさらに雷撃の威力を高め、敵艦に大きなダメージを与えるコトが出来る。その姿はまさに鬼神と称される。
登場人物:指揮官(プレイヤー)
綾波を初期艦に選び、共に戦うコトを選んだ男。
あまり異性との関わりがない生活を送ってきた為、女性だらけの艦隊を指揮するようになってから色々と大変なのが悩みだとか。
では始まります。
『さいしょのお話』
「本日着任しました...綾波、です」
その少女はとても特徴的であった
眼つきは優しいが目立たないとはお世辞にも言えない赤い瞳、みずみずしい白い肌、そしてその肌よりもさらに白く美しく光る髪。
既に特徴的という枠をとっくに通り過ぎているような外見だが、さらにおまけとしてその頭の上に動物の《耳》のような装備品(?)がくっついていた。
そんな彼女が今日より艦隊を指揮するコトになった自分の前で静かに挨拶をする。
「あぁ。よろしく頼む」
俺は笑顔で挨拶を返した。
『おやつの話』
艦隊を指揮し始めて数日、今日は溜まった書類の片付けをする予定だ。
「よし、さっさと片付けて食堂でカレーでも食べるとするか」
と、取りかかったはいいがコレが中々に強敵であった
あまり仕事も進まないまま数時間が経ち、流石にもう少ししたら休憩を入れようかと思っていた頃だった。
執務室のドアがコンコンと音を立てる、誰かがこの部屋を訪ねて来たようだ。
「入っていいぞ」
失礼します、の声と共に静かに部屋に入って来たのは後ろ手に何かを隠し持ったように見える綾波の姿だった。
綾波「あの、指揮官」
「綾波か、どうしたんだ?」
綾波「よければ指揮官も食べますか?おやつ、です」
そう言って綾波が差し出したのは美味しそうに焼き上げられたクッキーの詰まった袋だった。色々な形のものが入っており、視覚的にも楽しめる品だ。
「おぉ...!ありがとう綾波、頂くよ」
とは言ったものの
今は机の上を面倒な紙の群れが占拠しており、その始末の為に指揮官の両腕はせわしなく働いているという状況だった。
すまないが机の隅にでも置いておいてくれないか、
と指揮官が言うよりも早く
綾波がクッキーを一枚つまんで指揮官の前に、具体的に言えば口元に手を持って来ていた。
綾波「指揮官、あーん...です」
「」
指揮官の手からペンが滑り落ちた。
『甘いクッキーの話』
「(あーん...だと...!?)」
指揮官はうろたえていた、何しろ異性とほぼ無縁の生活を送っていた彼にとってお菓子を貰うという行為すら未知の領域であり、ましてや「あーん」などというものは恋人がいる者だけが持てる特権だと思っていた。
「」
綾波「...?」
綾波にとっては両手の塞がった指揮官を見かねての行動だったのだが、むしろ指揮官の思考を含めた体全体をフリーズさせるに至ってしまった。
だが自分に向けられた贈り物を無下にするコトはできないと、指揮官は必死に頭の回路を繋ぎ直した。
昔の人は言いました、据え膳喰わぬは何とやら と。
指揮官はそのまま無言で口を開き
さく、 と小さい音が部屋に静かに響いた。
さくさくという小気味良い食感は噛むコトすら楽しく思わせるようだった。 それとほぼ同時に甘みがやってくる、それは自身の持ち味をしっかり主張するが、決して主張をし過ぎるというコトは無かった。いわゆる程良い甘さである。
綾波「美味しい...ですか?」
「あぁ...美味い、本当に美味いぞ、大したもんだ」
指揮官は嘘偽りの無い、素直な感想を伝えた。
綾波「良かったです...では、他の人達にも配ってくるのです」
綾波は頭を下げ、くるりと踵を返した。
「綾波、」
指揮官が呼び止めると、彼女は指揮官の方を向き、小首をかしげた。
「ありがとう、その、
もし良ければまた作ってくれないか?」
綾波「...!」
綾波は少し驚いた表情をして、
綾波「はい...任せてください、です」
と、微笑みながら答えた。
つづく(ネタが浮かべば)