ブルメシアの焔尾   作:makoron

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また1年ほど時間が飛び、ジタンの旅立ちのお話


第12話

フライヤ姉さんが旅立ってからまた1年の月日が経った

 

今の年は1796年、ジタンが旅立つのも今年だ。原作開始まで3年ちょいくらいか

俺は相変わらずリンドブルムを拠点に修行と情報収集をしながら旅をしている、ここ1年で結局姉さんとは会えてない、まあ大陸を旅しててたまたま再会出来る確率って低いしな

 

「はぁ!!でやっ!!」

『おっと!まだまだぁ!!』

 

俺はいまジタンと模擬戦をしている、ここしばらくでジタンも強くなっている、完全にオーガニクス使いこなしてるし原作開始の時点のジタンよりずっと強化されてると思う

「今だ!刀魂放気!!」

『ぐぉ!?目がー!?』

 

ジタンの刀魂放気によりオーガニクスに込められた暗闇の効果が俺にかかって目が見えなくなる

 

「でやぁー!」

『舐めんな!』

 

目が見えないなら全方位に攻撃をすればいい、ジタンが近づいてきたのを気配で感じ取り、タイミングを合わせその場で回転しながら両槍を振るう

 

ガキィン!!

 

振り回される槍を盗賊刀で咄嗟に受け止め後方へ逃れるジタン

 

「くそっ!近づけねぇ!!」

『視界を奪ったからって容易に仕掛けられると思うなよ!』

「だったら!」

 

ジタンは今度は盗賊刀の接合部を離して普段の二刀流ダガースタイルにチェンジすると高速でヒット&アウェイの攻撃を繰り出してくる

時折フェイントを織り交ぜて仕掛けてくるので対応が難しくなる

 

『ちっ!とにかく目を治さねーと』

 

とはいえ目薬などのアイテムは使用禁止にしてるので治すなら聖竜の祝福を使うしかない、だけど発動まで時間が掛かるのでどうにか時間を作らないといけない

・・・攻撃食らうの覚悟でやってやるか?

ぶっちゃけスピード重視にしてる状態のジタンに視界奪われた状態で槍を当てられる気がしない、シフトで遠くに一旦離れるのも無しだ、なら!

 

「な!?槍を!?」

 

槍をその場に落とす、そして格闘の構えをする

 

『どっからで来い!』

「うおおお!」

 

ジタンのダガーが迫ってくるのが気配でわかる、そしてダガーが振るわれ俺の肩を切り裂く

 

『そこだ!!』

 

咄嗟にジタンのダガーを持ってる腕を掴む

 

「しまった!」

『肉を切らせて骨を絶つ!でりゃあ!!』

 

掴んだ方と逆の腕でジタンにパンチをぶち込む

 

「ぐあっ!!」

 

衝撃でジタンが吹っ飛ぶ、今だ!

 

『聖なる竜よ、今ここに癒しと浄化の祝福を与えてくれ!』

 

すぐに詠唱し聖竜の祝福を発動する

それにより先ほど切り裂かれた肩の傷と暗闇状態の目が回復する

 

『よし!見える・・・っていねぇ!?』

 

だが視界が晴れて正面を見据えるがジタンの姿がない、だが後ろに気配を感じて咄嗟にしゃがむ、すると頭があった場所にダガーが振るわれた

 

『食らうかよ!そら!!』

 

カウンター気味にキックでジタンを攻撃する

 

「ぐっ!!」

 

ジタンは飛ばされながらも体勢を立て直しすぐに身構えようとするが・・・

 

『勝負あり、だ』

 

体勢を立て直しきる前にブレイズが槍を拾いなおしジタンの目の前に突きつけていた

 

「ここまでか・・・、ちくしょーまた負けかよ」

『いやいやジタン、お前どんどん強くなってるぞ、油断したら負けるところだった、このままだと追いつかれるかもな』

「嫌味にしか聞こえねーって、その分だけブレイズも同様に力付けるじゃん」

『まぁ追いつかれるつもりはさらさら無いし・・・』

 

大分ジタンが強くなってる、ジタンらしくトリッキーで意表をつく戦法は初見には辛いだろうな、それと二刀ダガーと盗賊刀を使い分けて戦うスタイルも

相手に対応されにくくていい、にしても同戦闘中でダガーと盗賊刀を使い分けるのはディシディアっぽいな、あっちは必殺技の時に連結する、確かリバースガイアだっけ?

ジタン版の超究武神覇斬、エンドオブハートといった感じだ、FF9本編には存在しないディシディアオリジナルのジタンの最終奥義だ、もしかしたらこの世界線のジタン、習得したりして・・・

本編でのジタンの最強技と言えば形式状ではトランス時のソリューション9かグランドリーサル、性能で言えば盗賊の証だろう、もしもリバースガイアを習得したら文句無しにジタンの最強技になると思う

 

『にしてもさっきの技は凄かったな、息つく暇も無い連撃だったからもう少し追撃されてたらヤバかった』

「へへ、スピードを生かして反撃の隙を作らせずに四方八方から叩き込むから良い感じに押せると思ったんだけどな」

『あともう一押しが足りないってとこか?』

「そうなんだよ、あれ以上にスピードと威力を上げるには色々足りないんだよな、何かいいきっかけがあればいいんだけど」

『・・・それトランスした時ならいけるんじゃねーか?』

「そうか!トランスしてれば体力も気力もパワーみなぎってくるし一気にいけるかもしれないな!」

『それと最後はド派手に盗賊刀状態に戻してトドメの連撃をかます、とかどうだ?』

「いいなそれ!すっげぇ試してみてえ!」

『その技を極めれば良い切り札になると思うぜ』

「サンキュー、良い技になりそうだぜ、それにしても初めての技なのに妙に俺にしっくりくるというか、元々俺の技だったような感覚がするな」

 

そらそうよ、別次元の自分自身の奥義だし、しっくりくるだろうよ

なんにせよジタンはリバースガイアを習得するきっかけを掴んだ、アレ覚えればマジでジタンの強さがヤバくなりそうだ

 

『ふぅ、とりあえず今日はここまでだな、そういやジタン、なんか最近妙に俺の旅先の事とか聞くよな、何か知りたいことでもあんのか?』

 

ここ最近ジタンの様子が変わっている、特に外の世界についてとか自分と同じ種族はいないか?とか聞いてきたりする、そろそろジタンが旅に出るっぽいな

 

『前々から思ってたけど、ジタン、実は外の世界に出たいんじゃないのか?』

「・・・ブレイズにはわかっちまうか、散々質問もしたし」

『出たい理由は何だ?・・・言いたくなければ無理して聞く気はないけどさ』

「ブレイズには言ってもいいかな、探してるものがあるんだ」

『探しモノ?』

「自分の生まれ故郷さ、いつか帰るところ、と言えばいいのかな」

『故郷か』

「ああ、俺小さい時にボスに拾われてさ、自分の生まれた場所や両親とか知らないんだ、だからそれを知りたいんだ」

『なるほどな、それで故郷探しの旅に出たいと』

「ああ、でもボスに言ったところで許可降りるわけないしなぁ、行くなら言わずに抜け出すしかないんだ」

『オイオイ、そんな事俺に言っていいのかよ』

「正式なタンタラス団員じゃないからかなブレイズはさ、それにボスにチクッたりとかそんな事する気はないだろ?」

『ああ、今聞いたことはここだけの話にするさ』

 

本当はジタンの出生の事や故郷の事、全部わかってるけどそれをここで暴露する気はない、これはジタン自身で探し当てなきゃいけないもんだ

 

『・・・んで、いつ出るつもりなんだ?』

「早いうちに行く、多分今週中だ、もう迷いは無くなったし、決めたからにはすぐに動かないとな」

『そっか、気をつけてけよ、縁があったら旅先で会えるかもな』

「ブレイズも旅人だってこと時々忘れそうになるな」

『まぁリンドブルム拠点にしてるしな、あ、そうだ、もし旅先で俺の姉さんとあったら俺の事とか言っててくれないか?』

「ブレイズが前々から言ってた姉の事か?別にいいぜ」

『サンキュー、頼んだぜ』

「おぅ」

 

そう会話しつつその日は解散した、そして数日後、ジタンは水竜の門から旅に出た

 

 

タンタラス団アジト

 

「へっ、ジタンの奴やっと行きやがったか」

『なんだよバクー、気づいてたのか?』

「あたぼーよ、何年あいつの育て親やってると思ってやがる」

『なら快く見送ってやりゃーいいのに』

「ガラじゃねーや、それにタンタラスとしての決まりもあるしな」

『そーかい』

「まぁ、帰ってきたら何発かブン殴ってやるつもりだがな」

『手加減してやれよ、折角ジタンが帰ってきたのに別の所に逝っちまったらどーすんだ』

「がははは!まぁ大丈夫だろ!」

『はぁー相変わらず豪快な性格ですこと』

 

でもこの絆は本物だ、ジタン、やっぱタンタラスがお前の家、いつか帰るところだよ

 

・・・なんか久々に姉さんに会いたくなっちまった、ジタンについていって姉さんと再会するってのもありだったかな?

いやいいか、ジタンの邪魔はしたくないしな

 

「おぅ、そうだブレイズ、次の仕事なんだが少し危険がある上に少々人手不足でな、お前にも来てほしいんだが」

『ジタンが抜けちまったしな、わかったよ、いつも通り決行日とか計画決まったら連絡くれ』

「おぅ頼むぜ」

 




ジタンを原作より強化

ディシディアジタンの最終奥義「リバースガイア」を習得させます。
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