タンタラスのボス バクー
この男はまだ国同士の戦争が激しかった頃に生まれた戦争孤児だった、戦争を終結に導いた先代のシド8世の事を心服しており現大公のシド9世と繋がりを持ってる
自分たちと同じような孤児を引き取りタンタラス団を結成し今に至る。
表は劇団、裏は盗賊団とうたっているが、現大公であるシドから依頼を受けたりしてるから実はリンドブルムという国の情報収集機関という重要な組織なんじゃないかと俺は思ってる
性格は豪快、その時のノリで行動するしちょっと乱暴な性格だけど仲間思いで判断力はピカイチだ、ジタンの判断力と行動力はバクー譲りなのかもな
強さに関しては実ははっきりとわからない、本編では一番最初の敵として戦うのと演劇でのレア王役として、そしてジタンとの一騎打ちの3回戦うのだがどれも本気ではなかった、明らかに手加減して覚悟の程を見極めてたように見える
・・・まぁシナだけは防御低い所為か一発でのされてたけどな、とにかく本当の実力は不確定な相手だから戦うのは緊張するな
「さぁ、どっからでもかかってきやがれ」
『あぁ、じゃあ遠慮なくいかせてもらうぜ!』
まずは小手調べとばかりに片方の槍を突き出す!が大剣で簡単に受け止められてしまう
間髪しれずにもう片方の槍をなぎ払うように振り出すが今度は片手で槍の切っ先の根元の柄を掴まれる
そのまま槍ごと俺をぶん投げた
『うおっと!?なんつーバカぢからだよ!?』
「がはは、なんだ?おおみえ切っておきながらそれっぽっちか?」
『ケッ、まだ序の口だよ、これから少しずつ上げてくから楽しみにしてな!』
体勢を立て直し、すぐさま攻撃に移る、今度は連続攻撃だ
『火走!、烈火ァ!!』
一気に間合いを詰めながら攻撃し、間髪入れずに連続突きを放つ。先ほどと同様にある程度防がれたが手数の多さから何回か攻撃が当たる、だが
「くすぐったいじゃねぇか!」
大してダメージは負ってないようだ
「今度はこっちから行くぞ!」
ブン!と大剣を振るう、とっさにガードして受け止めるが
『がぁ!?重!?』
凄まじいパワーを受け止めきれず後ろにぶっ飛ばされる
ちょ!?バクー強え!?なんつーパワーしてんだよ!単純なパワーだけならフラットレイ兄貴より上だぞコレ!
しかもさっき俺の烈火を少しは食らったはずなのに全然こたえてねぇ!硬すぎだろ!?
どう考えても本編序盤でジタンと戦ってる時より強い、やっぱり手加減してたのがわかる
「なんでぇ、もう終わりか?」
『なめんなァ!』
こうなったら出し惜しみしてる場合じゃない、本気でいかないと力出し切らないままノックアウトだ
ハイジャンプ!!
俺は大きく飛び上がりバクーに向かって錐揉み回転しながら急降下する
「そんな単純な軌道、避けて下さいと言ってるようなもんだぜ?」
そう言いバクーは後ろへ下がる
甘いな!この技はある程度軌道修正出来るんだ、避けるなら距離をもっと開けないと避けられんぜ!
後ろに下がったバクーを追尾するように軌道を変える、バクーもこれには予想外だったのか防御の姿勢をとる
ガッキィイイン!!!
大剣と槍かぶつかり火花が飛び散る
流石のバクーも今の衝撃には耐え切れなかったのか体勢を崩される、今がチャンス!
『ハアァァ!!千両花火ィ!!!』
片方の槍に火を込めてありったけの力でなぎ払う、タメ時間が長く隙が大きいがその分威力はかなり高い、体勢崩してる今なら丁度間に合う
ドゴォッ!!
大柄な巨体であるバクーをぶっ飛ばす、こいつは効いただろ!!
『どうだ!』
だがバクーはすぐに起き上がってくる
「がはは!やるじゃねぇか、今のはちぃと痛かったぜ」
ちぃと痛いで済ますんじゃねぇよ!?どんだけタフなんだよ!
『バケモンかお前は!?今の結構本気だったぞ』
「いいや人間だぜ、単純におめぇのパワーが足りないだけだろ?」
ムカッ、ちょっとイラっときたぞ、絶対弱音吐かせたらぁ!!
「おらぁ!!」
バクーが再び攻撃をしかけてくる! さっきみたいに防いだところでガードブレイクされるのがオチだ、避けてもいいけどそれだと反撃の機会が少ない、ならば!
『どぉらぁ!!』
襲い掛かる大剣を横から薙ぐように右手の槍で叩き、軌道を変える。受け止めきれない攻撃なら受け流す、古来から伝わるパワー差がある相手の攻撃を防ぐ手段だ、しかも避けるのと違い
相手は攻撃の軌道を無理に変えられ体勢が崩される事になるため反撃のチャンスが生まれる!
『大車輪!!鳳凰落!!』
反対側の左の槍から斬り上げるように攻撃しさらに降下しながら追撃するいつものコンボ
バクーに当たったがかろうじて急所は避けており決定打にはいたらなかった
「ぐおっ!?っとと、今のはヒヤっとしたぜ、まったく殺す気かよおめぇは」
『平然と立ち上がってきてよう言うわ!!どうしたらそんだけ硬くなるんだよ?』
「鍛え方がちげーんだよ」
どんな鍛え方してんだよ!?崖からワザと転落してタフさを鍛える範○勇○郎式の特訓でもしてんのかコイツは!?
そうこうしてるうちに再びバクーが攻撃を仕掛けてくる、先ほどと同様に受け流そうとするが、大剣の軌道が突如変わった!それにより俺は空振りする羽目になった
『フェイント!?』
「同じ手が何度も通用すると思うんじゃねぇ!」
大剣による攻撃をまともに食らう
『ぐあああ!!!』
一撃でかなりの痛手を負ってしまう
「今のでもう動けないはずだ、おめぇの負けだ」
っぐ、確かに今ので大ダメージを負ってしまいまともに動けない、本当の殺し合いなら即ポーションやハイポーションを使ってるところだが
今は腕試しだ、アイテムを使うのはいかん、ならば・・・
『レーゼの風!!』
自分自身に竜技であるレーゼの風をかける、ケアルなどの回復魔法みたいな即効性はないが徐々に回復するリジェネの効果を持つ技である
これによりしばらくの間少しずつ傷が治っていく
「回復魔法か」
『ああ、だからまだ戦闘は続行出来るぜ!』
っと痛む体を誤魔化して起き上がる、本当は徐々に回復するから今の段階じゃまだ傷は深いままだ、だがそれをわざわざ相手に言う必要は無い
戦いにはブラフも必要になってくる、だから少々やせ我慢しても相手にケアルのような即効の回復魔法と思わせるのも手だ
もし今の状態をバクーが知ったら回復しきる前に速攻仕掛けてくるに決まってる、とにかく時間稼がねーと
『にしてもフェイントとは、やっぱあんた戦い慣れてるな』
「大人をなめるんじゃねぇクソガキ、踏んでる場数が違うぜ」
『確かにな、おれはまだ15歳で戦闘も魔物相手にしかやった事ないから足りねぇところは沢山ある』
「その歳でそれだけ戦えるってこたぁ随分と鍛えたんだなおめぇ、何のためだ?」
『さっき言っていた国の存亡に関わる事だ、それだけ言えば分かるだろ?』
「なるほどな、自国の為、大切な人の為ってか?」
『ああ、強くなる理由としては十分すぎるだろ?』
「違えねぇな、旅に出たのもそのためか?」
『まぁな、国の中に閉じこもってたらそれ以上先に進めねぇ、世界を知り、自分より上の存在と戦わないともっと強くなれねぇんだよ!』
「・・・・国に閉じこもってたら先に進めない、か」
ふとジタンが呟いた、その言葉は周りの誰にも聞こえなかった
「やっぱり今のままじゃ見つけられないのかな・・・」
ジタンの中でとある思いが芽生え始めるがそれを行動に動かすのは2年くらい先のことである
「さてと、大分くっちゃべったからそれなりに治ったろ、続きといこうや」
んのやろぉ・・・気付いてやがった、その上で待ってたのかよチクショー
『ッチ、ワザと待ってたってか?後悔するぜ!』
「御託はいい、次で決めようや」
『ああ、お互い次の一撃でケリ付ける、文句は無ぇ』
「よっしゃぁ行くぜ!」
『ああ!!』
バクーは大剣を両手持ちし振りかぶる、俺は2槍を連結させ大きなツインランサー状の連結槍にして火を纏わせて回転させる、今の俺が出せる最大威力の技だ
「おらあああ!!」
『どぅらあああ!!』
バクーは一気に大剣を振り下ろす、俺は回転させて生み出した遠心力を火を纏った連結槍に乗せて思い切り振りぬく
ガッキャァアアアン!!!!
最初の激突よりさらに激しい音と火花が散り、凄まじい衝撃が生まれる
ドガアァン!!
俺とバクーはお互いにぶっ飛んだ。
「終わった・・・のか」
「ど、どっちの勝ちッスか?」
「わからないズラ」
「・・・・ボス!!」
立ち上がったのはタンタラスのボス、バクーだ
ブレイズは吹っ飛ばされたあと気を失っていた
「がはは、俺が負けるとでも思ったかおめぇら!!」
「ボスー!!」
「まったく無茶をするッス」
「まぁボスが勝つとは思ってたけどよ、ここまでボスを追い詰めるって、ブレイズって何モンなんだ?」
「あぁん?こいつブレイズって言うのかジタン」
「ああ、入口で一応自己紹介はしてた」
「なるほど、ブレイズか、おもしれぇヤツを見つけたぜ、出来ればタンタラスに入れてやりたいとこだが、まぁ無理だな、国に家族もいる様だし、自由に旅をしたいらしいからな」
「まぁそれでもコイツとはこれから長い付き合いになるだろうな」
「まぁ何にせよコイツとの取引は成立だ、実力も申し分ねぇ、たっぷりこき使ってやるか!がはは!」
「(ブレイズ、目が覚めてから色々と大変だぜ?)」
ジタンはそう思いながら伸びているブレイズを抱えてベッドへ運ぶ
ブレイズ、バクーに敗北
バクーの実力は本編でははっきりわからなかったのでパワーならフラットレイより強いくらいに設定、本編では3回の戦闘は全て全力を出さずじまいでした、実際強いと思うんですけどね