霊夢と親しい友人は神社で新しい年を迎えようと考えていた。

だが、紫はお茶目な戯れをたくらんでいたのであった。

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注意:時期がずれています、それと独自解釈です。

紫ファンの皆さんごめんなさい、私もファンです(笑)


東方紫熱獄 ~紫のお茶目な戯れ~

新年を迎える、それは大晦日の夜、時計で短い針と長い針がちょうど十二を重なった時、新たな年の帳を明けるものである。

 

 

幻想郷に住むものたちは新たな年を迎えるのに際し、忙しい。

 

あれこれ準備したり、人里で必要なものを買ったり、これを食べないと新年は迎えられないと料理を作ったりで、戦場で反省する時間がないくらいに忙しくて、追われていく。

 

 

繋がりを大事にしたいと決めた場所で新年を迎えようとするのも醍醐味(?)の一つだ。

 

 

博麗神社で妖怪と人間の間を守る中立の少女、博麗霊夢は忙しかった。

新年を迎えるなら神社で迎えましょうよって親しい友人に声をかけて・・・。

 

~博麗神社~

 

魔理沙「霊夢~♪飲み物準備してきたのぜ♪この魔理沙様がたんまりとな。」

レミリア「私も来たわよ、霊夢。 フランと咲夜も一緒にね。」

咲夜「新年を迎えるのにふさわしい食べ物を持ってきたわよ、霊夢。」

フラン「お姉さまと咲夜と一緒に新年を迎えるのは私もうれしいな。」

霊夢「ありがとう、私は妖怪と人間の間を守ることに中立を徹底しないと・・・。」

 

いけない巫女と霊夢が言おうとしたとき魔理沙が右手を広げて霊夢が言おうとした事を言わせようとしない。

 

中立は違う意味で架け橋、幻想郷では一時妖怪と人との【対立】が激しく、偏見に生じる差別で一方的な鎖を張って、妖怪も人も、お互い一部の威圧が強い組織があり少しでも歩み寄ろうとするならお前ははみ出し者だって弾かれる・・・ホントはどこかで歩み寄りたい、だが・・・その先の一歩によって溝が深くなるのではないかと思うと、足を合わせられるようで合わせられないものである。

 

そこに先代巫女が登場し、両者の対立を解し、お互いが納得がいくまで話し合って足を合わせられるようにした、

その考えは霊夢も同じである、片方のここまでにしたいというのに対してもう片方はいや、その辺は妥協するべきだって考えがまとまらない場合は最悪、紛争になりかねない。

 

ここまではよいがここまではだめ、線引きをはっきりさせてお互いがしこりなく生きていけるようにする、些細な出来事でふてくされたり、怒りがおさえられないのでは中立の役割はつとまらない。

 

魔理沙が右手をゆっくり下げて開口一番。

 

 

魔理沙「固いことは言いっこなしだぜ、霊夢。 中立の役割を全うしようとするのは構わないけど、肩の荷を少しはおろしても罰は当たらないのぜ。」

霊夢「でも・・・。」

レミリア「魔理沙のいう通りよ、霊夢。あなたは少し固すぎるわよ。」

フラン「私はよくわからないけど、霊夢はお姉さまと私と咲夜のことは嫌いじゃないよね?」

霊夢「嫌いじゃないわよ、嫌いなわけないでしょう・・・。」

咲夜「平等に接する、それがあなたの考えというのは理解するわ、霊夢。

でも、背負いすぎはよくないわよ、違う?」

霊夢「真面目は功罪になる事もあるから、息抜きも大切ね。」

魔理沙「そう来なくちゃな、霊夢。いや~~~物分りがいいな、私の友達は。」

 

はっはっはと笑いながら魔理沙は霊夢の肩をぽんぽん。

 

 

霊夢「あとはアリスと早苗ね、私は準備しないといけないものがあるから。

あ、一つ言っておくけど、味見としょうしてつまみぐいをしたら、怒るからね、魔理沙?」

魔理沙「何で私なんだよ、霊夢~?」

霊夢「だってやっている事考えれば容易に想像がつくわよ?」

 

咲夜「霊夢に一本ね、レミリアお嬢様と妹様はどちらに手を上げますか?」

レミリア「それは霊夢のほうね。」

フラン「魔理沙には悪いけどこれは霊夢だね。」

魔理沙「私には味方は一人もいないのか~~~!?」

 

完全に私は敗者じゃん!!と大絶叫する魔理沙を見て苦笑いする咲夜だった。

 

霊夢「はいはい、勝手にやっていなさい。」

 

霊夢が料理に向かっているのを見ている隙間の妖怪がいた、八雲紫である。

 

 

 

 

~~隙間を見せなくその様子を眺める紫さん~~

紫「魔理沙はわかりやすいわね・・・ちょっとお茶目な戯れと行きましょうかね。」

うふふふと【隙間の能力を悪用しよう】と考えていた。

 

 

 

 

 

一方、早苗とアリスは・・・。

~森矢神社・神社の中~

 

早苗「神奈子様に諏訪子様、霊夢さんのところに行かせてくださいよ~~。」

諏訪子「ダメだね。」(ふん)

神奈子「私達にお酒とおつまみを出せばいいんだよ、早苗は。」

 

早苗は神奈子と諏訪子にストップをかけられて動きをとれなかった。

神様なのにこの横暴な態度はいかがなものなのか。

 

その間にアリスがやってきて・・・。

 

 

~階段一番上~

アリス「早苗、どうしたのよ。

霊夢と親しい友達と一緒に新年を迎えましょうって約束をしていたんでしょう?

【約束の刻】を刻めなくなるとそれに生じる責任はきちんととらないといけないわよ?」

 

早苗「アリスさん、霊夢さんのところに行きたくても神奈子様と諏訪子様がお酒とおつまみの相手をしろって言って行かせてくれないんです・・・。」

 

やれやれ、ないがしろはいけないと思いつつ頭を抱えるアリス。

 

アリス「早苗がなんで二柱のお酒相手にしないといけないの?

早苗がいなくてもお互いがお酒とおつまみの相手をすればいいじゃない、違うかしら?

一時的に離れるのであって永続的に離れるわけではないのでしょう?」

 

アリスは正論を神奈子と諏訪子にぶつけるがなお、食い下がらず・・・。

諏訪子「私と神奈子には早苗が不可欠なんだ、分かったような口はやめたほうがいいよ?」

神奈子「巫女は巫女らしくすればいいんだよ・・・。」

 

このままじゃ、歯車はかみ合わないわね・・・こうなったら刻で様子を見ましょうか。

 

アリス「大人気ないわよ、【約束の刻】を刻む事すら許さないなんて、間違いを許さないとも受け取られかねないわよ。【約束の刻】を刻めなかった事で苦しむのは誰なんでしょうね。

そういった事で信心が下がっても知らないわよ?」

神奈子「だが・・・。」

諏訪子「早苗を行かせてあげようよ、神奈子。 私達が大人気ないよ。」

 

神奈子と諏訪子は妥協して早苗はほっとした。

 

 

早苗「アリスさん、ありがとうございます、助かりました~。アリスさん、強いですね・・・私にはできません。」

アリス「強い?いいえ、それは違うわよ早苗。私ははっきり言って弱いわよ。」

早苗「何も弱いと言わなくても・・・。」

アリス「鼻が高くなって有頂天になると大事なものに気づけなくなることってあるのよ、難しい話はここまでにして霊夢のほうに向かいましょうか。」

早苗「はい!!」

 

 

~アリス、早苗・博麗神社に到着~

 

アリス「お待たせね、早苗をつれてきたわよ。」

早苗「アリスさんのおかげで助かりました。」

魔理沙「早苗、一体どうしたんだぜ? 遅かったじゃないか。」

早苗「あまり首をつっこまないでもらえませんか? 話したくない事なので。」

アリス「それが最善よ、早苗。 魔理沙、好奇心は場所と目をよく考えなさいよ。」

魔理沙「何だよ、まるで私が悪者みたいじゃないか。」

アリス「そうね、後先と一歩先を考えなかった魔理沙の自業自得よ。」

 

神社に到着してお互い口を軽く流す三人であった。

 

 

一方霊夢は割烹着を着て料理を進ませようとするのだが、台所にレミリアが割り込んで霊夢がやろうとする事をやってみたいと言い出して・・・。

 

レミリア「私もこういうのやってみたいわ。」

霊夢「レミリアがそういう事言うのって珍しいわね。咲夜感涙するでしょうね。」

フラン「お姉さま、霊夢の邪魔はいけないよ?

それに包丁は銀でしょう?」

霊夢「やりたい気持ちはわからなくないけど、体の事を考えなさいよ、二人とも。」

咲夜「そうですよ、レミリアお嬢様に妹様。」

霊夢「咲夜、二人をお願いね。」

 

咲夜がレミリアとフランを引っ込めたのを確認して霊夢は料理に取り掛かる。

 

 

霊夢「さて、水を沸騰させてお湯にしないと・・・。」

お鍋をぐつぐつさせて、お湯にする。

 

用意した皿の上に作ったものを盛り付ける、紫は少し悪ふざけを考えていた。

そう、つまみぐいである、だが【誤算】を頭に入れておかなかった、いやつまみ食いに誤算を考えるのはよほどの狡猾なものでなければ考えられないだろう。

 

 

紫「霊夢、恨みはないけど、悪く思わないでね・・・。」

 

紫は【スキマから手を取り出して霊夢が作ったものをつまみ食いしようとするが手に入れたものが悪かった。】

 

紫「何かしら、この熱い感触は・・・?」

《じゅ!!》

 

あち、あち、あちち!!  沸騰させたお湯であった。

 

ハンバーグをほいほいとフライパンで調理中にフライパンからハンバーグの種がひゅ~~~って放物線を描くようにして頭に直撃して熱さを感じて、あつあつあつつ!!

 

 

紫「・・・!!」(少し熱く感じて悲鳴にならないくらい)

 

紫はスキマを消した、霊夢は振り返ったときには違和感を感じたが考えない事にした。

 

 

 

霊夢の料理が完成して神社の中で飲食を共にするものたち、その中で感じた楽しさとうれしさは霊夢には何事にも変えがたいものであった。

 

 

除夜の鐘を鳴らしてその鐘が響く音は新たな幕開けである。

 

 




短編でこんなに出すのは珍しい・・・。

紫ファンの皆さん、ホントにごめんなさい。

【スキマの悪用】を考えてこのようになりました。



つまみ食いは絶対にしちゃだめだからね!!

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