この素晴らしい世界にシュワちゃんを!《SSの帝王:MAD版》   作:只のカカシBです

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 好評につき第二話!
 この話を書くのに読者が評価平均8PON☆とくれたぜ。だけどな読者ぁ、アンタらが笑うと言ったら、無くても喜んでやるぜ?(毎回言ってる恒例のネタ)


第二話よぅし!派手に行こう!

「ねえ、ちょっと。そんな格好でこんな街の外まで来て何するの?冒険者ギルドに登録するお金を稼ぐっていたって、武器も持たずに魔物を倒すなんて無理よ?」

「黙って着いてこい・・・ん?あのデカブツがジャイアントトードとか言うヤツか。」

「ええ、そうよ?でも、打撃攻撃は一切効かなァァァァァァァァァァ!!!?」

「化け物めえええええぃ!ウゥヌラァ!」

「グエェッ!」

メギギョッ!【0/500】←カエル

「」

「よしアクア、これで金は出来た。登録に行くぞ。」

「女神である私が認めてあげる。アンタ人間じゃないわ!外側が人間と同じ組織を持ったサイボーグか何かよ!」

「つまりお前はサイボーグを人間と間違えて転生させたって訳か。良いセンスだなマヌケェ・・・。」

「うっ・・・」

「とにかく、ギルドに戻るぞ。お前も登録しなきゃ永遠に文無しだ。」

「分かったわよ。で?どうやってそれを運ぶつもり?」

「こうするんだよ!」

グィッ!デェェェェェェェェェェン!!!【9999/9999】

「!?あれを素手で持ち上げるなんて・・・もうやだ、夢なら醒めて」

「よし帰ろう。」

 

- 冒険者ギルド -

 

「これで良いか?」

ドンッ!

「ひぇっ、あ、あの、現物は・・・食堂の厨房の方へ一度持って行って頂いて、それからこちらで冒険者カードをご提示下さい。」

「分かった・・・直ぐ戻るから、良いね?」

 

「はい、確かにジャイアントトード1匹、そちらの方の登録料を差し引きまして、五千エリスで買い取りいたします。」

「どうも。おい、アクア。さっさと登録しろ。今日中にさっきのクエストを達成したい。」

「ええー、また行くの?はい、書いたわよ。」

「はい、・・・!?あんた達本当に一体何なのよ!・・・あぁ!女に殺されるなんて突然メチャクチャは言い出す、武器もないのにカエルは叩きのめす、挙句はそれを持ち上げる!あんた達人間なの!?お次は幸運と知力以外は異常な高ステータスときたわ!一体何があったのか教えてちょうだい!」

「「ダメだ(よ)。」」

「ダメぇ!?そんな!もうやだ!」

「それで、私は職業はどうしたら良いのよ。」

「え、ええと・・・高い知力を必要とする魔法使い以外ならどんな上級職にも着くことが出来ますが・・・。」

「女神がないのが残念だけど、アークプリーストにするわ。」

「承知いたしました・・・アークプリーストは、主には後方支援ですが、前衛に出ても問題なく戦えます。」

「よし、行くか。ところで、選択できる職業は何処で知った?」

「説明書きを読んだのよ。」

 

「・・・ねえ、あの二人また来るんでしょ?私帰るわ。マッチョの遊びには付き合ってられない。」

「・・・お疲れ様です。」

 

-*-

 

「これで晴れてお前も冒険者って訳だな。」

「ええ、そうよ。女神の力、思い知らせてあげる!行くわよ!」

「打撃武器は効かないんだろ?本当に何もなくてやれるのか?」

「フンッ、魔法は杖持って唱えるだけが魔法じゃないのよ!それに、あなたに出来たことが私に出来ないはずは無い!私はあなたと違って女神なのだから!喰らえゴットブロー!」

ブニッ【500/500】

「・・・カエルって意外と可愛いわよね。」

パクッ!【49999/50000】

「・・・で?そっからどうすんだ?」

「」

「・・・あのヴァカ喰われやがったぞ。ふんっ!」

ドベキシッ!「グエェッ!!」【0/500】

「う、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!こ、怖かったぁぁぁぁぁ!」

「この馬鹿!ヴァカ野郎!マヌケェ!」

「そ、そんなに言わなくても良いじゃない!アンタこそ(筋肉)馬鹿よ!」

「馬鹿だと!?馬鹿はどっちだ!もうちょっとでお陀仏になるとこだったぞ!どっかし天丼、死にてえのかてめえ!」

「う、うるさいわよ!うるさいわよ!」

「・・・仕方が無い。一旦帰るぞ。風呂でも入ってリラックスしな。」

「うん。ありがとね、ありがとねカズマ。」

「よしてくれぇ、恐れを知らぬ女神だろうが気持ち悪い!」

「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」

 

-翌日-

 

「仲間を集めましょう!」

「オッケイ!」

ベキィッ!「ぐへぁっ!?」【48000/50000】

「何すんのよ!」

「俺は人とは組まない。分かってるだろ?」

「そんなこと言わないでよー!守ってくれる仲間がいないと私また食べられちゃう!」

「仲間に憧れる気持ちはよく分かる。俺だって、子どもの頃には戦友に憧れてた。刺激に飢えていたんだ。が、今は考えが変わった。年を取ったんだな」

「何言ってんのよ。16歳の癖して。良い?最上位のアークプリーストの中で最強のこの私が―」

「カエルにかじられたのにか?」

「うるさいわよ!とにかくその私がいるんだから、泣きついてでも連れて行って下さいって連中がいくらでもいるわよ!分かったら、唐揚げよ!唐揚げを寄越しなさい!」

「勝手にしろ。お前の役目だ、泣いても知らんぞ。」

 

-*-

 

「来ないわね・・・。」

「このパーティーに救援の仲間は来ない、昨日の騒ぎを見てまで来るガッツはない。」

「うぅ・・・だって最上職じゃないと頼りがいが・・・。」

「お嬢さん、冒険者カードを拝見できるかな?」

「良いとも、カードはこれだ。」

デェェェェェェェェェン!!!【2600/2600】

「おい、上級職が来たぞ。探してたんだろ?」

「おお!凄い!よくその子に気が付いたわね!ようこそ我がパーティーへ!」

「我が名はめぐみん!紅魔族最強のアークウィザードにして爆裂魔法の使い手・・・!」

「・・・お前アホだな。初歩的なミスを犯した。得意になって喋り過ぎたんだ。お前は典型的な見栄っ張りの、馬鹿だよ。」

「ば、馬鹿とはなんだヴァカとは!」

「へぇ、あなた紅魔族なの。」

「そう、我は紅魔族一の魔法の使い手・・・!必殺の魔法は海を割り山を砕き・・・!と、言うわけで優秀な魔法使いはご不要ですか?そして出来ることなら、もう三日も食事を摂っていません。何か面接の前に食べさせて頂けませんでしょうか。」

 

「・・・飯を食わせるのは構わないんだが、なあ、なんだその似合わない(眼)タイは。」

「ほっとけ、余計なお世話だ。」

「で?なんだその眼帯は。」

「オシャレです。」

「よし、良く分かった。」

「えーとカズマ?紅魔族の説明は・・・?」

「知識の自慢話はいらん、実戦で見せろ。」

「OK!」

「よし、まず何か頼め。食い終わったら腹ごなしがてらカエルを潰しに行くぞ。」

 

-*-

 

「爆裂魔法の使用には準備の時間が掛かります。それまで足止めをお願いします。」

「任せときなさい!行くわよ!」

「そんな似合わない気迫は仕舞ってろ。カエルに食われるのがオチだ。」

パクッ!【49999/50000】

「そら見たことか。」

「派手に行こう、人類最強魔法!エクスプロージョン!!!」

チュドォォォォォォォォォォォォォン!!!【0/500】

「やることが派手だねえ。よし、めぐみん。一旦距離を取って・・・どうした?」

「ふっ・・・爆裂魔法は最強魔法・・・よって使用後は魔力を使い果たしてこの様に・・・あ、ヤバイ。食われます。これちょっと助け・・・ひぁっ!?」

「・・・頼って良いのか・・・?フンッ!」

ドベキシッ!メギギョッ!「ゲコッ!」「グエェッ!!」【【0/500】】

 

-*-

 

「うぇぇ・・・生臭いよう・・・。」

「カエルの中って、なんだか丁度良い感じに生暖かいんですね・・・。余計な知識が増えました。」

「だが、あの爆裂魔法は見事だった。良いセンスだ。・・・あれ以外のはどうなんだ?」

「使えません・・・。」

「だろうと思ったさ。」

「うっ・・・。もうどこのパーティーにも拾って貰えないのですが・・・。」

「雇わないって誰がそう言った!そんなこと言ってねえだろうが!爆裂でも何でも関係ねぇよ。いい趣味だ、気に入った。仲間に加えてやる。」

「本当ですか!?後で、アレは嘘だとか言いませんよね!?」

「信じろよ。」

「無理よ、だって会って5時間と経ってないのよ?」

「そりゃ俺の台詞だ。」

*クエストクリア!




次話で必ず戻ってくるから。良いね?
あ、そうだ。カエルの移送サービス抜きの値段が分からなかったから一応六千エリスにしておいたんですが、何か耳寄りな情報ありますかね?
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=170237&uid=182990
↑兄との統合ページ(の活動報告)です。情報は此処へでも小説の感想欄にしれっと書いて下さっても構いません。

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