この素晴らしい世界にシュワちゃんを!《SSの帝王:MAD版》 作:只のカカシBです
B 帝王シリーズ常連もいることだしな!
「はい、確かに。三日以内にジャイアントトード五匹討伐。クエスト完了確認しました。お疲れ様でした。」
「どうも。・・・しかし、モンスターを倒すだけで強くなる物なのか?まるで実感が湧かないんだが・・・。」
「それは、あなたの筋力がインフレしているからですよ。・・・では、ジャイアントトード二匹の買い取りとクエスト達成報酬を合わせて十一万エリスです。ご確認を。」
「ああ、ありがとう。」
「失礼、ちょっと良いだろうか?」
「力比べしようか。」
「よし乗った!」
「ふんっ!」
「ぬっ・・・!!」
バタン!【30/50】←机
「くっ・・・負けた・・・。」
「どうした。鎧頼みのパーティーワークで鈍ったか?」
「余計なお世話だ。それはそうと、もうパーティーメンバーは募集してないのか?」
「ウチのマヌケが帰ってきたら聞いてみろ。飛び跳ねて喜ぶぞ。」
「そうか・・・なあ、あの粘液まみれの二人はあなたの仲間なんだよな。」
「それがどうした!」
「や、やはりか・・・ああ、私もあんな風に粘液まみれに・・・!」
「お前、粘液がお望みか?ドMらしいぜ、この
「!?う、うるさい!いや、それ以前に、年端のいかない少女二人があんな目に遭わされてナイトの上級職たるクルセイダーが黙っているわけには―」
グギギギギギギギ・・・!!!【4900/5000】
「アァァァァァァァァァァァァァ!?く、これはなんたるご褒美・・・い、いや違う!!//」
「悪いがお前みたいなのはお断りだ。」
「な・・・!?ま、待ってくれ。私は耐久力が取り柄で、攻撃が当たらないんだ!だが、盾としては役に立つ!メンバーに加えてくれ!」
「上手いねぇ。拾ってくれるパーティーがないって言わない方が楽だもんな。違うか?」
「ぐっ・・・、こ、これは想像以上に・・・ご褒美だ・・・//」
「コレは本物だ、間違いねえ・・・分かったもう良い。メンバーとは相談してやるよ。明日会おう。」
「ほ、本当か!?本当だな!?ああ、それと、私の名前はダクネスだ。」
「ああ本当だ。だから今日は帰って、糞して寝な。」
-*-
「なあ、スキルってどう習得するんだ?コツを教えてくれよ。」
「じゃ兄さんに説明させてもらうが、初期職業の冒険者は簡単にスキル獲得というわけにはいかねぇ。習得可能スキルの項目が見えないようだな、見えるか?」
「いや、無い。ところでめぐみん、そのしゃべり方は何だ?」
「気にしないで下さい。冒険者はスキルを誰かに教えて貰って習得するのです。」
「昨日はとんでもない場所でドデかい花火を打ち上げてくれたな。あの花火もか?」
「エクスプロージョンがお好き?結構!ではますます好きになりますよ。さぁさぁ、どうぞお教えいたしましょう!行きますよホラ!」
「ちょっと落ち着きなさいよ。カズマのスキルポイントじゃエクスプロージョンを習得するのは無理よ。十年くらい掛けてレベルアップすれば使えるようになるかも知れないけどね。」
「そんなに待ってられるか。他にはないのか。」
「仕方ないわねー、私が教えてあげるわよ。ほら、まずこの水の入ったコップを頭に乗せて―」
「それ宴会芸のスキルじゃないだろうな?」
「ええ、そうよ?」
「くたばりやがれぇ・・・。実戦で使えるモン持ってこいこのマヌケェ!」
「えぇー!!!」
「あっははははははは!面白いね君達。ね、君がダクネスが入りたがってるパーティーの人だろ?使えるスキルなら盗賊スキルなんてどうかな?潜伏や敵感知なんてモノがあるけど、クリムゾンビアで手を打つよ?」
「よし乗った。すまない、そっちの人にキンキンに冷えたクリムゾンビアを一つやってくれ。」
-*-
「さて、あたしはクリス。見ての通りの盗賊だよ。で、そっちの無愛想なのがダクネスだよ。さて、何から教えようか。ていっても、勝手に決めちゃうけどね。まずは潜伏と敵感知だよ。じゃ、ダクネス向こう向いて?」
「む・・・分かった。」
コツンッ【4999/5000】
「潜伏・・・敵感知・・・!ま、まぁ落ち着けダクネス。怒気を突きつけらてちゃビビッて指導もできやしな・・・アァァァァァァァァァァァァァ!!!」
ゴロゴロゴロ・・・【1399/1400】←樽*継続ダメージ!
「ひでぇ事しやがる・・・。」
-*-
「さ、さて、次は強盗・・・スリのスキル、スティールだよ。相手の持ち物を何でも一つ奪い取れる。行くよ!スティール!」
ズシッ!ガチャンッ!
「!?何コレ!?」
「ロケットランチャーだ。」
「はい!?ねえ待って?おかしいよね?どっからこんなバカでかい物出てきたのさ。ていうかホントに何コレー!?」
「いつか教えてやる。だが助かった。どこから出てきたのか知らないが、俺もそれが欲しかった。・・・で、俺はそれをスティールで奪い返せば良いのか?」
「うん、そうだよ。・・・勝負しようか、君がスティールを覚えて、あたしに使ってみな?勿論盗られたモノが財布だろうと、この武器だろうが構わない。その代わりコレは君の財布と交換だ。どうかな?」
「OK!スティール!」
「・・・うん?」
「何だコレ?」
「・・・あ、あぁぁ!ぱ、パンツ返してぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「ホレ、俺の財布・ロケットランチャーとコレ、どっちが大事か、さぁ頭を冷やして、よく考えてみろ。」
「わ、分かった!コレ返すからパンツ返してー!!!」
ガチャンッ!
「よし、返す。」
「うぅ・・・酷い目に遭った・・・。」
「勝負持ちかけたのはお前だぜ。」
「分かってるよ。負けは負けだ。」
-*-
「アクア様!もう一度花鳥風月を見せて下さい!」
「お願いします!もう一度!」
「親父ギャグって見たことある?あれと同じよ。一度やった芸は受けないから二度はやらないの!あ、カズマお帰りなさい。」
「お前何考えてんだよ。」
「失礼ね。私は芸を見せてあげただけよ?それより、そっちの人こそどうしたのよ。」
「クリスなら、スティールで剥がれたパンツを物質にろけっとらんちゃー?とやらを取り返されて、金をくすねるのにも失敗したのでご傷心なんだよ。」
「ちょっと待って?それあたし所々自業自得的に編集されてない?」
「何か問題でも?」
「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!ダクネスのばかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「・・・それでカズマはスキルは取得できたのですか?」
「ああ、潜伏・敵感知・スティール、三つ習得した。試してみるか?スティール!・・・このスキルアテになるのか?」
「ぱ、パンツ返して下さい・・・。」
「言われなくても返すさ。」
「く、こんな幼い少女のパンツを公衆の面前で奪うなど・・・やはり私の目に狂いはなかった。」
「ああ、目は狂っちゃいねえよ。狂ってんのはお前の頭だ。」
「んんっ・・・!?くっ・・・//」
「ねえカズマこの人大丈夫?クルセイダーだから断る理由はないんだけど・・・なんだか・・・。」
「ああそうか。俺達は魔王討伐も考えてるんだが大丈夫か?」
「むしろ望むところだ!」
「オッケイ!よろしく頼む。」
「ああ、任せろ!」
「ねえ、私とカズマの心配してるところが違ったんだけど、このパーティー大丈夫かしら?」
「カズマも素手でジャイアントトード倒す当たり化け物ですからね。変態同士通じる物があるのでしょう。」
「歓迎しがたい通じ合いねそれ・・・。そういえばあのロケットランチャー何処から出てきたのかしら?」
『緊急クエスト!緊急クエスト!街の冒険者の皆様は至急冒険者ギルドに集合して下さい!繰り返します――』
「・・・面倒なことが起きそうな予感がするな。」
きっとまた投稿すると思ってたけど、こんなに早く出すなんて。
待つのが苦手でね。
俺もだ。