この素晴らしい世界にシュワちゃんを!《SSの帝王:MAD版》   作:只のカカシBです

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昨日は悪かった。学校に行く用事があって書く時間が無かったんだ。すまないと思ってる。
まあ、お茶でも飲んでリラックスしてなぁ・・・素晴らしいショーを見せてやるぜ


第四話跳ねろキャベツ!飛び散れアクア!

「刺激が欲しいか!えぇ!?バチバチするような刺激だ!お前らにもキャベツの突進を味わわしてやる!」

「おい、キャベツが跳ねるって?マトモじゃないぜこの世界。」

「奴めイカレとる。トーシロがぁ!私から何一つ学んでない!」

「イカレてんのはこの世界だ!もう半週もマトモな現象見てねえ!やってられっか!」

「まあ、落ち着け。そんなに騒がれたんじゃ焦って作業も出来やしねえ。街は無事だカズマ。・・・少なくとも今のところはな。この先どうなるかはあんた次第だ。街を救ってうまい飯を食いたきゃ、私達に協力しろ。OK?」

「OK!」

ベキィッ!【4900/5000】

「くぁっ・・・//」

「なあーに、この報酬は絶対払う、ケガした分も返すから、2万でも3万でも払うよ!絶対損はさせねえ!!だからなんとか・・・」

「・・・一体何の説得なんだあれは。だが報酬が出るとあっては仕方ない、行くぞ。」

 

-*-

 

「美味いねぇ。冒険者に体を張らせる方が楽だもんな。オマケに冒険者は美味い野菜炒めが食える。違うか?」

「やっぱり防ぎきったか!さすがだクルセイダー(ダクネス)!」

「いや、私など硬いだけの女だ。それにカズマもめぐみんも凄い活躍だったではないか。ロケットランチャーやエクスプロージョンの威力には皆も驚いていたぞ。」

「そうよねー!皆よくやったわ!」

「めぐみんも体力切れがなけりゃ、俺も戦闘が楽なのに・・・お前も自分は関係ないって顔すんな!「助けて~カズマさ~ん!」なんて言ってないで、ありがとうぐらい言えってんだい!」

「い、いやーそれにしても見事な物だったわね。スティールでキャベツを仕留めて箱に仕舞っていく様は。特別に『マッチョなるキャベツ泥棒』の称号をあげるわ。」

「その名前で俺を呼んでみろ。バラバラ死体にして飛ばすぞ。」

「あ、はい。」

「・・・では、改めて、クルセイダーのダクネスだ。よろしく頼む。」

「ああよろしく。」

「ふふん、ウチのパーティーも大分豪勢になったんじゃない?アークプリーストの私、アークウィザードのめぐみん、そしてクルセイダーのダクネス。これだけ上級職が揃ったんだから、この幸運に感謝しなさいよね!」

「お前を選んだことが最大の不幸だ。」

「くっ・・・このぉ・・・!」

「あぁっ・・・!!しかしさっきキャベツにボコボコにされたときの快感ときたら・・・ギルドの職員が言っていた刺激というのは間違いじゃなかった。」

「また面倒な奴が増えたな・・・。」

 

-*-

 

「片手剣スキルと初級魔法を覚えてきた。これで戦術も増えるだろう。」

「初級魔法だぁ?寝言言ってんじゃねえよ。そんなモノが実戦で役に立つとでも?」

「しかし魔力が低すぎる。おまけにポイントが2しかないんじゃ、戦闘で30秒と持たん魔法しか覚えられない。だが、戦場で30秒は時に命取りで時に奇跡の瞬間だ。覚えておけ。」

「ふーん・・・で、なんでアンタの買い物に私が付き合わされるわけ?」

「お前この装備はいったいなんだ!邪魔だクソッ!こんなひらひらした布きれ!こんな弱っちい装備、10秒でぶっ殺されるぞ!」

「あら、コレはただの羽衣じゃないわ。神器よ神器。そこらのカカシが着てる布と一緒にしないで頂戴。」

「なるほど、つまり金に困ったらその羽衣を売り飛ばせばいいわけか。お、このナイフ良いな。」

「ちょっと待って?ねえ、嘘よね?冗談でしょ?ねえ?」

 

-*-

 

「・・・行く前と何も変わってないようなんだが?」

「装備や鎧なんか邪魔になるだけだ。必要なのは武器だけ。後はどうとでもなる。」

「そ、そうか・・・だが本当にそのままクエストに行くのか?」

「新しい武器をそろえたからにはクエストに行きたくなるもんだ。・・・ジャイアントトードでもいかが?」

「喜んで。」

「「カエルはよせぇ!!」」

 

-*-

 

「質問があるか?」

「ああ、2つある。1つ、何故私は街に迫ったジャイアントトードの討伐など大事な仕事をほっぽりだして、ゾンビメーカーみたいな虫けらと戦おうとしてるのか。2つ、どうしてジャイアントトードを恐れるんだ?両方のカエルは頭をカズマにへし折られて・・・」

「冗談はそのおかしな防御力だけにしてよね!この苦労知らず鎧女!頭からパックリイカれて、粘液まみれになることがどれ程恐ろしいか・・・!」

「あ、頭からパックリ・・・粘液まみれに・・・//」

「カエルの妄想に酔ってる場合じゃないってんだスケベ!」

「す、スケベとは何だ!私は変態じゃない!」

「お前の話はジャケットの上から上腕二頭筋を撫でるようなものだ。どうもいまひとつ説得力が出てこんな。」

「くっ・・・」

「クリエイトウォーター・・・ティンダー!」

パチッ!

「・・・すみません私にもお水下さい。・・・所でカズマ、その魔法なんだか分かりますか?」

「ああ知ってるよ。古典的なコーヒー沸かし機。いや違う、かき氷を作る魔法だ、間違いない。・・・温水魔法か?」

「本来の用途でなくそこまで使いこなしているのはあなたくらいのモノでしょうね。」

「そうか・・・所で、この『クリエイト・アース』って何に使う魔法だ?」

「それは・・・その土を使うと豊作になる、という・・・。」

「・・・それだけか。」

「はい。」

「えぇ!?カズマさんあなた農家にでも転職するの?お似合いじゃないクリエイトアースで土を撒いて、クリエイトウォーターで水をやる。収穫期にはクリーンな野菜に早変わりだ。やだー、天職じゃないですかー、プークスクス。」

プチッ!

「ふんっ!ウインドブレス!」

ババババババババババババッ!「ぶあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」【40000/50000】

「成る程、使えるな。」

「普通の人はそんな使い方は出来ません!ていうか何ですか人を突き抜ける土って!?」

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!ヒール!ヒール!ヒール!」

 

-*-

 

「ねえ、カズマさん。何か蠢いてる気がするんだけど・・・。」

「やっぱりやって来たか!流石だメジャーアンデッド・・・!敵感知に4は掛かってる。・・・なんだありゃ?」

「んん?・・・あぁぁぁぁぁぁぁ!」

「オイオイオイオイ!待てよ、待てったら!ホンットに女神は怒りっぽいんだから。」

「リッチーがのこのこ現れるとは不届きな!成敗してくれる!」

「!?まて、待て待て待て!違うんですよ、勘違いしないで!私に関心を持ってるのは成仏できない魂だからなんですよ!見て下さい!魔方陣でゾンビが浄化されているでしょう!?だから壊さないでー!!」

「うるさいぞ!リッチーめぇ!のこのこやって来ては仕事を奪いやがる!そんな連中は人間を誘拐したり食い物したりするんだ。ありがたい事に私達女神は鼻にも引っ掛けねえ。討伐隊はアンデッド(リッチー)を殺し、アンデッドは隊員を殺し、真ん中にいる市民は両方から殺される。だが、女神なんかどうでもいいって訳だ!」

「一体何の話をしてるんですか!浄化の邪魔をしないで下さい!」

「うるさいわよこのリッチー風情が!行くわよ!ターンアンデッド!」

「ちょ、ちょっまっ、キャー!体が消えるぅー!」

「アハハハハハハ!いい気味ね!さあ自然の断りに反するモノよ!消え去るが良いわ!」

「止めてー!!!」

ドベキシッ!「オフィッ」【1/50000】

「悪いな、ゾンビのせいでアクアの奴イっちゃってるよ。とても話なんか出来そうに無い。」

「いや、あのカズマ、あなた思いっきりアクアの首捻りましたよね?」

「肩に手を回しただけだ。」

「嘘ですね。」

「ちっ・・・。で、あんたリッチーって言ったか?大丈夫か?」

「あ、はい。助けて頂いて有難うございました。リッチーのウィズと申します。」

「With?・・・で、こんな所で何してたんだ?俺の言えたことじゃないが、変なのに浄化され掛ける前に街のプリーストに依頼したらどうだ?」

「いえ、その・・・街のプリーストの方は・・・」

「成る程、大抵の連中は金で動く。だがアンタは・・・例外らしいな。表彰もんだ。」

「あ、いえ、恐縮です・・・もし、誰かが浄化を請け負ってくれれば私もこんな危ない橋は渡らないんですが・・・。」

「成る程、じゃあこのヴァカにやらせるってのはどうだ?頭はアレだが、腕は立つ。アンタが人に危害を加えないなら、アンタは危ない橋を渡らないですむ。俺も、このヴァカにいつまでも付き合っていなくてすむ。どうだ?」

「えっと・・・良いんですか・・・?」

「はぁ・・・まあ今のところリッチーが人を襲っているという話は聞かない。ひとまずはそれで話を纏めよう。アクアがごねないとも思えないが。」

「よし、なら交渉成立だ。帰るぞ。」

「アクアはどうするのですか?」

「俺の荷物だ。遅れても知らんぞ。」

「」

 

「・・・そういえば、ゾンビメーカーの討伐はどうなったのだ?」

「「あ・・・」」

クエスト失敗!




次回?デュラハン?ただのカカシですなぁ。来いよ!殺せ!殺してみろ!

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