この素晴らしい世界にシュワちゃんを!《SSの帝王:MAD版》 作:只のカカシBです
「聞いたか?魔王の幹部が近場の古城に住み着いたらしいぜ?」
「よし、いっちょ派手にやろうか。」
「お前何考えてんだよ。勝てるわけ無いだろ?」
「やって見なきゃ分からんだろ。」
「「やらなくても分かる!」」
「お前なんだ?頭イってんの?エクスプロージョンの見過ぎで頭がおかしくなったか!?」
「そんなに強いのか。」
「当たり前だろ!相手が何だか分かってるのか?魔王軍で!おまけに幹部だぞ!城に攻め込んでみろ、街はもう終わりだぁ!」
「・・・成る程、俺たちには縁のない話って事だな。」
「そゆこと。街の北外れの城には近づかないことですなぁ。奴等なら俺たちなど瞬きする間に皆殺しに出来る。」
「分かった。ありがとう。」
「どうした、そんなに怖い顔して。」
「別に?カズマが余所のパーティーに行かないかなんてまるで心配してないし?」
「なるほど、情報収集してる俺に嫉妬したってワケか。よせよ、お前らにいい情報を届けてやろうってんだぜ?」
「結構、どうせロクでもない情報でしょ?」
「ああ、せいぜい魔王の幹部が近場に住み着いたってことぐらいだな・・・なあ、この野菜スティック苦くないか?」
「クソ甘いでしょ。」
「二人とも、食べている野菜スティックが違うぞ、ニンジンとキュウリなら、キュウリの方が甘い!な?」
「「・・・」」
「ところでカズマ、他のパーティーに移籍するつもりではありませんよね?」
「人はいつも先を急ぐ。たまには足を止めて人生の楽しさを味わわなきゃな、俺は自由にやるのが好きなんだよ。何処にも行きやしないさ。」
「ならいいんだ。」
-*-
「何だその似合わない鎧は。」
「成金の坊が付けてそうな鎧ですね。坊や、いい鎧だな。」
「初お披露目でこの仕打ち・・・私も偶には素直に褒めて貰いてえもんだよ。」
「諦めろ、それはそうとめぐみんがお前を超えた変態になってる。どうにかしてくれ。」
「私は変態じゃない!マナタイトの杖が嬉しいだけなんだ!」
「何ですってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?私が集めたキャベツは10や20じゃ利かないはずよ!?それが5万ってどういうことよ!」
「またか、アイツは毎日一つもめ事を起こさなきゃ気が済まないのか?」
「それが・・・アクア様が集められたモノはレタスが殆どで・・・。」
「」
「キャベツとレタスぐらい見分けろマヌケぇ・・・。」
「ねーカズマさーん、今回のクエストにいくらもらった?」
「100万エリス、PON☆とくれたぜ。・・・だけどなアクア、お前を黙らせろと言われたら、タダでも喜んでやるぜ?」
「「「ひゃっ・・・!?」」」
「カズマさーん!ええぞぉ!あんた羽振り良いじゃねえか!こんな時こそ金を使わねえとな!」
「やらんぞ。」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!お願いよー!このクエストの報酬期待して10万くらいツケがあるの!5万じゃ足りない!」
「報酬は各々で管理って言いだしたアホはどこのどいつだ。それより拠点が欲しい。それには金がいるんだ。」
「アァァァァァァァァァァァァァ!!!お願い!夜中にカズマがゴソゴソしてるのは知ってるし、プライベートな部屋が欲しいのは分かるけど!5万!5万で良いからぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「別に筋トレしてるだけだからどう言われようが構いやしないんだがな・・・。」
「仕方ないわね、じゃあ、カズマが馬小屋で夜な夜なゴソゴソしてるって言いふらしてあげるわ。人の口に戸は立てられないわよ?」
「・・・くたばりやがれ」
PON☆
「ありがとー!これで何とか生きていけるわ!流石ねカズマ!」
-*-
「クエストを受けましょう!新しい杖の威力を試すのです!」
「そうね!お金も稼がないといけないし!」
「・・・高難度のクエストしか残ってないのだが・・・?」
「魔王の幹部が引っ越してきてモンスターが逃げ出したか?腰抜け野郎が、デカいのは図体だけか?」
「その通りです、国の騎士団が派遣されるまではその高難度のクエストしかありません。」
「あ、あんまりだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「・・・暫くは適当なところに魔法でも撃って凌ぎますかね・・・。」
「それは俺に着いてこいって言ってんのか?」
「はい。」
「ま、そこら辺で良いだろう。適当に撃って帰ってくる。良いね?」
「いえ、ダメです。離れたところで撃たないとまた守衛さんに怒られます。」
「こんなこといつまで続ける気だ!仕事なら文句も言わずに我慢するがな!いくらキツくても金になるんだから。」
「あれは・・・廃城でしょうか?よし、アレに打ち込みましょう!」
「よぉし!派手に行こう!」
「はい!エクスプロージョン!!!」
チュドォォォォォォォォォォォォン!!!
「ふう、スッキリしました。帰りましょう。」
「これさえなけりゃ最高の魔法だってのに。」
「それはどうしようもありません。」
-一週間後-
『緊急!繰り返す、緊急!冒険者各員はただちに街の正門に集合されたし!』
「・・・なんだありゃ、デュラハンって奴か。」
「そうですね・・・もしかしてアレが魔王の幹部なのでしょうか?」
「・・・これは、我ら魔王軍の声明である。下級モンスターが逃げ出したことで我々の力はもう十分わかっているはずだ。この町を破壊する事が目的ではない。町を救いたければ、無駄な抵抗はするな!私が魔法を唱えれば、この町の200万人の住民が死ぬ。一瞬にしてだ!」
「この街200万都市だったのか。」
「知りませんよ。」
「あのー、無駄な抵抗をするなとは一体どういうことでしょうか・・・?」
「とぼけるな!この街に!毎日毎日毎日、俺の城に爆裂魔法を打ち込んでいく頭のイカれた魔法使いがいるだろう!」
「やったのは紅魔族かなぁ・・・なんで城を狙った。」
「ひでぇ嫌がらせをしやがる。」
「カズマ、私出づらいのですが・・・。」
「知るか、逝ってこい!」
ドンッ!「きゃんっ!」【2500/2600】
「・・・何だ貴様は?」
「ふっ、我が名はめぐみん―」
「なんだ?馬鹿にしてんのか?」
「ちがわい!我は紅魔族にしてこの街随一の魔法使い!我が爆裂魔法に釣られてのこのこと出てきたのが運の尽き!さあカズマ!やってしまいましょう!」
「おい、お前の手でケリを付けるんじゃないのか。」
「好きに解釈しな。私の手には負えねえや。」
「全く面倒な・・・どうしたら引き下がる?・・・どれ、一人苦しませてやろうか。・・・汝に死の宣告を!お前は一週間後に死ぬだろう!」
「何!?」
「カズマ!大丈夫ですか!?」
「いや、なんともない。」
「フッ、その呪いは日を追うごとに苦しさを増していく!仲間が苦しみ悶えて!死んでゆく様を見るが良い!そうだ、呪いを解いて欲しくば俺の城を突破してみせるが良い。そうすれば呪いを解いてやらんでも無い。フハハハハハハハハッ!」
「よし、ここで一週間待機するぞ。」
「えっ」
「おいカズマ正気か?アクアなら呪いを解けるのでは・・・」
「ああ、やばくなったら解いてくれ。それより、奴の絶望したこの方が見たいだろ?」
「それも見たい気はするが・・・。」
「だろう?何も問題なんか無い。俺が此処でデートの待ち合わせをするだけさ。」
-一週間後-
「おい!貴様らどういうつもり・・・だ・・・?」
「おおい!なんだこれは!この俺をこんなちんけな魔法で撃ちやがってぇ!」
「アレェェェェェェェェェェェェェェ!?!?!?」
「・・・驚くべき魔法耐性だな。本当に効いていないとは。」
「でも死なれちゃ困るわ。後で解除の魔法でも掛けときましょ。」
「どうした!来いよデュラハン!怖いのか?」
「手前なんか怖かねえ!野郎ォォォォォォオブクラッシャアァァァァァァァ!!!お前ら!奴を取り殺せ!」
「これは何という絶好のシチュエーション!演出ご苦労様ですデュラハン君!エクスプロージョン!!!」
チュドォォォォォォォォォォォォン!!!【【【0/700】】】
「あ、街が・・・」
「な・・・!?」
「おいどうしたデュラハン!来やがれ!どうした?やれよ!殺せ!!俺はここだ!さぁ殺せ!殺せ、殺してみろぉ!」
「クッ!おのれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
グサッ【9998/9999】
「えっ」
「良い剣だなマヌケぇ・・・。」
ドベキシッ!「オフィッ」【1/12000】
「「「えぇ・・・」」」
「セイクリッド!ターンアンデッド!」
【0/12000】
「これで腐った魔力も抜けるだろう。明日からは通常業務だな。」
「「「」」」
A こんな初心者騙しの文章に、マジでかかると思うのか
B 語録に気を取られて内容は見落とすかも。文句を言ってる暇に手伝ったらどうだ