朝、少し寝過ごしてしまったせいか、元々低血圧のためか、まだ重い頭をゆすりながらなんとなくテレビをつける―――と、凛とした、けれどやわらかく包み込むような歌声が私を覚醒させた。
それは、某大手メーカーのシャンプーのCMだった。
目を閉じて流れてくるBGMに聞き入る―――愛しいあの子の―――祐巳の歌声に―――。

時代は原作小説の延長線上なので、大体20年ほど前の日本を想定して下さい。現代の機器スマホなどは登場いたしませんし、社会の常識や在り方も違和感を感じる場合があるかもしれません。(と、書いてはおりますが、私自身そこまで当時に詳しいわけでもないので現代知識が入り込む恐れがあります)
いずれにせよ、架空の世界です。
*改変とまでは言いませんが、祐巳の能力が色々と高まっています。
*祐巳至上主義に伴うオリジナル設定と世界観があります。
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