ハリー・ポッターと黄金の君   作:◯のような赤子

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「秘密の部屋」はかなり原作改変する予定です
なにかタグを増やしたほうがいいんですかね?



~秘密の部屋編~
黄金とマルフォイ家


学校が始まる3週間ほど前、、父が家族に神妙な顔をして「みんなでエルドラド王国に行こう」と言い出した

勿論僕は子供のようにはしゃいだ!何故なら学校では他の生徒に偉そうな事は言っていたがエルドラド王国に行ったことは無かったし国王をしているウィラを見たことも無かったのだ

 

 

 

それから1週間がたちこちらに迎えに来てくれたマグルの運転するクルマという乗り物に乗りどうやら船着き場を目指すようだ

 

 

「父上、何故箒や暖炉を使って向かわないのですか?」

 

「ドラコ、お前も知っているように彼の国では魔法は使えん。以前闇の帝王の命でエルドラドに箒で偵察に行った死食い人が近づいて落ちた所を見た事がある、暖炉などはそもそも使えるワケがない」

 

 

そう言う父上の顔は少し青ざめていて、母上も同じような表情をしていた

 

 

「・・・それにしてもウィラも少し失礼だ、僕達にマグルを寄こすなど」

 

「っ!?ドラコ!!それは決してあの方の前っいや、あの国の国民に聞かれてはならない!!」

 

「(ビクっ)なっなぜですか?僕達魔法族のほうが優れていてマグルのような下等種を馬鹿にするのは当たり前のことじゃないですか」

 

 

「・・・いいですかドラコ、私はまだ陛下にお会いしたことはありません。ですがルシウスの話を聞く限り陛下はマグルと魔法族をとくに分けて考えてはいないのでしょう?それに陛下は臣民を愛しております。いくら貴方が陛下の友人だとしても次の瞬間首が飛んでもおかしくないのです」

 

「・・・ですが母上、学校でのウィラはとても明るく面白い女の子でした。以前父上が話してくれたようにはとても・・・」

 

「ドラコ、それはお前が『黄金の君』であるウィラ様を見ていないからだ・・・初めて私が謁見した時のあの方はまさに王であらせられた・・・」

 

「・・・どういう意味ですか?」

 

「今回会えば改めてきっと分かる。それに運転手はマグルではない、魔法使いだ」

 

「えっ!?だってこんな変な乗り物を・・・」

 

「『認識阻害魔法』をマグルが突破できるワケがないだろう。おそらく国外で活動する魔法使いだ」

 

 

父の言葉を聞いて驚くしかない、だってそうだろう?

魔法使いがマグルの生活をしている?彼には魔法族としての誇りはないのだろうか

 

 

「とにかく約束しろドラコ。エルドラド王国についたら絶対にマグルを見下すような発言はしないと。私がこれまで築いたウィラ様との信頼を壊すようなことだけはしてくれるな」

 

「・・・分かりました」

 

 

 

 

クルマが港につくとそこには『認識阻害魔法』がかけられた大型帆船が鎮座していた!

僕があまりの大きさに見惚れていると中から金色の剣を腰に差した男が出て来た

 

 

「お久しぶりですルシウス殿。私のことは覚えていますか?」

 

「もちろんですニーゲンベルグ卿、こちらは妻のナルシッサに息子のドラコです。さ、挨拶を」

 

「初めましてニーゲンベルグ卿、紹介に預かりましたナルシッサ・マルフォイです。いつも主人がお世話になっております」

 

「初めまして、息子のドラコ・マルフォイです」

 

「これはご丁寧に、私は黄金円卓第7席次、ニーゲンベルグ・L・ロウと申します。こちらこそ御子息様であるドラコ様のことは陛下がいつも楽しそうに話されております。それとニーゲンベルグ卿など、どうかニールとお呼びください」

 

 

この人(?)がウィラの黄金円卓の騎士!?一見細身で物腰が凄く柔らかく見えるのに・・・

 

 

ニール殿に案内されそのまま帆船に乗り込むと静かに船が動き出した

 

 

「いつも思いますがわざわざ迎えにこのような船を用意していただきありがとうございます」

 

「いえいえ、ルシウス殿は陛下のご友人、国賓と何ら変わりません。この後は失礼ながらいつも通りマグルの船に乗り換えさせてもらいます」

 

「え、ニール様はマグルではないのですか?」

 

「これ!ドラコ!」

 

「あははナルシッサ殿、子供らしくていいじゃありませんか。ドラコ殿、私は円卓の中で唯一純粋な魔法使いです。勿論腰に差した剣も飾りではありませんよ?」

 

「・・・私も初めて聞きました・・・その・・・大丈夫なのですか?」

 

「えぇ、構いませんよ?円卓内の種族を明かせないのは黄金の獣殿のみ。その証拠にアルヴィー殿の事はドラコ殿から聞いているでしょう?」

 

「えぇ、まさか獣殿の他にあれほどの存在までいたとは・・・」

 

「え、まさか父上、獣殿の正体を?」

 

「っ!?そっ!その・・・ニール殿っ」

 

「・・・まぁ誰にも言っていないようなので勘弁しましょう。ドラコ殿、それ以上お父上に聞かれるな、ルシウス殿には家族にも決して言うなと念を押して教えられたので」

 

「そういうことだドラコ。私に聞いても絶対に答えられない」

 

「・・・分かりました」

 

 

その後は僕を置いてニール殿と父と母が話しをしていたので一人で獣殿の正体を考える。気になってしょうがないのだ

 

 

(以前ウィラは数千年と言っていた、間違いなく神獣の類だ。けど「グィバー」ですら勝てない神獣って・・・まさかリヴァイアサンやバハムート?いやまさか!・・・でも彼女ならありえそうだな・・・)

 

 

 

 

船を乗り換えエルドラド王国の裏側につく

するととたんに僕の身体から魔力の流れを感じなくなった!急な出来事にオロオロし母も急に辺りをキョロキョロしだし父に僕達二人共咎められた

父の落ち着いている様を見てようやく落ち着きを取り戻しニール殿が案内を再開してくれる

どうやらいつも父上はここから城に入るらしい、僕としては観光で有名な市内を見て回りたかったのに・・・

 

 

「言い忘れていましたが本日皆様方のお世話を私がさせていただきます、どうかご容赦を」

 

「分かりました。陛下はどちらに?」

 

「玉座の間にてジブニール様とオレンシア様とご一緒にお待ちです」

 

 

こちらに。と案内されて僕達は城に入った

 

中は・・・あぁ・・・ウィラの言った通りだ

あの時見せてくれた1500年前のクレーリア城も素晴らしかったが歴史を重ねた今の城は何と雄大で時代を重ねた美しさがあるのだろうか!

 

 

「・・・これドラコ、口が開いてますよ」

 

「__っ!ごめんなさい母上」

 

「気持ちは私も分かります、このような美しい城初めて見ました。ですが今私達は高貴な身分としてこの場にいるのです。ルシウスに恥ずかしい思いをさせてはなりません」

 

「・・・はい」

 

 

 

 

 

ついに玉座の間の前についてニール殿が先に入っていいかどうかを確認している

僕達家族は緊張で思わずツバを飲み込んでいた

 

 

__ギィ「ではマルフォイ様方、どうかご入場されてください」

 

 

 

 

中に案内され____そこには黄金に輝く王家がいた

 

中央の玉座にウィラが座りその隣には前国王であるジブニール様とお妃のオレンシア様、ウィラの後ろには獣殿が立っていた

 

ウィラの様子はホグワーツにいた頃と全然違う・・・豪華なローブに身を包み足を組み頬杖を突く様は威風堂々としていて、立っているだけで失礼にあたると思いその場で膝をつきそうになった

 

僕と母上がそのようになっている中ただ一人父上は堂々と玉座に近づいていく

 

(すごい!流石父上だ!)

 

 

その様子を見て僕達も勇気が湧いた!

母上も何とか持ち直し、二人で父の後を追う

 

そして父上が跪いたので僕達も焦って父の真似をする

 

 

「陛下におかれましてはお元気そうで何よりです。この度は私のみではなく妻と息子まで招待してもらい何とお礼申し上げれば良いやら・・・」

 

「よい、面てをあげよルシウス。それに以前も言ったハズだ、卿にはそのように呼んでほしくはないと」

 

「ウィラの言う通りだルシウス殿、我等の関係はそのようなものではない」

 

「皆さん顔を上げてください。今日はウィラのもとへ遊びに来たのでしょう?」

 

 

ウィラの黄金の声の後に厳かにお腹に響くこれまた黄金の声が続く、オレンシア様も何と美しい声色をしていることだろうか!

 

 

「感謝します・・・ウィラ様」

 

「ふむ・・・まぁよい。父上、母上、テラスを借りますよ?ドラコに大庭園を見せてあげたいのです」

 

「はははウィラ!この城はすでにお前の物だ、私達にいちいち断りをいれることはないだろう」

 

「でもやっぱり親に使っていいか聞くのは当たり前だと思います」

 

「えぇ、勿論いいわよ?私達も途中まで見送りましょう」

 

「おっお待ちを!!お2人にそのような・・・っ!?」

 

「構わんルシウス殿、其方はウィラの友人。ならば親として少しくらいもてなすのは当たり前だろう?」

 

「では皆様方、失礼ながらこの黄金の獣とニーゲンベルグ卿が案内したいと思います」

 

「よい、許す。頼んだぞ我が騎士達よ」

 

「「はっ!」」

 

 

円卓の騎士達に連れられ、かの有名なクレーリア城を歩く。それだけで自分が特別な存在だと勘違しそうになるが・・・

 

 

「ウィラ、この前来た友達にはちゃんと菓子折りを渡したかね?」コツコツ

 

「ハーマイオニーのことですか?いやぁなぜか受け取ってくれなくて」カツカツ

 

「もうジル?この子の友達のことまで口を出すんじゃありません」カツカツ

 

 

前を歩く3人のオーラに中てられ一切そんな気が起きない。僕も貴族としての自覚はあるがここまで王族と貴族ではその高貴な気配が違うとは思わなかった

・・・というかウィラはあの『穢れた血』をこんな場所に呼んだのか?あんなマグル生まれの庶民なんかこの場所にはふさわしくないというのに

 

それに・・・ジブニール様とオレンシア様歳が離れすぎてないか?たしかジブニール様は年齢でウィラに王位を譲ったんだよな?オレンシア様どう見ても20代にしか見えなんだが・・・

 

ついチラチラとオレンシア様を見る。僕は今まで一番美しい女性は母上だと思っていた、だがオレンシア様を見ているとその考えが変わりそうだ

 

 

「あら、どうかしたドラコ君?」

 

「あっいえ!申し訳ありません!!」

 

「いいのよ別に、ウィラの友達なんだし」

 

「レシー、どうやら彼はお前に見惚れていたようだ。まぁ私が選んだ女だ、それもしょうがなかろう」

 

「でもジル?私もう30代よ?もっと若いウィラを見ればいいのに」

 

「あぁレシー、以前も言ったが其方の美しさの前ではたとえ黄金であろうと霞んで見える。日に日に美しくなるお前に惹かれない男などいようか」

 

「ジル、それはアナタもよ。年月を重ねる度にアナタの黄金は輝きを増すわ。どうか私をずっと傍に置いて」

 

「レシー・・・」

 

「ジル・・・」

 

「・・・あーこの二人は置いといていいから早くテラスに行こう。というか娘の友達の前でイチャイチャするの止めてもらえません?」

 

「いいじゃないウィラ!貴女もいつか私達みたいにラブラブしたくなるわ!」

 

「良い男を捕まえろよ?まぁお前が選ぶ男なら間違いないがな!」

 

 

(・・・え?なんで急にアットホームな雰囲気になっているんだ?)

 

 

そのままお2人は互いに抱き合ってどこかへ行かれてしまった。・・・というかホントに凄く仲がいいな、僕なんか見てるだけで胸やけがしてきたぞ・・・

 

 

「すまんな3人共」

 

「その・・・ウィラ・・・陛下?」

 

「なんだドラコ、急に畏まって、というか全然話しかけてくれないから何事かと思ったぞ」

 

「いやその・・・ホグワーツにいた時と全然違うから・・・」

 

「これドラコ!」

 

「いや、よいのだナルシッサ殿。卿も別に私に敬称をつける必要などない」

 

「ですが・・・」

 

「私がよいと言っているのだ。それにドラコ、今の私は生徒ではなく国王だ。あんな雰囲気を普段から臣民や臣下の前で見せられるか」

 

「・・・ドラコ、ウィラ様はそんなに今と違われるので?」

 

「はい父上、冗談もよく言うし何より一緒にいて凄く楽しいです」

 

「学校が始まるまであと2週間ほどしかない。国王としての責務を今の内に果たさなければな」

 

「黄金の君、つきました」

 

「ご苦労我が獣、さ、3人共入られよ」

 

 

 

ウィラの声にテラスに出てみれば___なんと綺麗で壮大な庭園が広がっているのだろうか!

 

その光景に思わず身を乗り出してしまう

 

 

「すごい!母上も早く!」

 

「こっ、これドラコ!」

 

「くはは!よい、我が庭を見てそれだけ感動してくれているのだろう?私も嬉しいよナルシッサ」

 

「はっはい、ありがとうございます」ペコリ

 

「うん?礼を言うのは私の方だが・・・まぁよい。どうだろうか?庭を眺めながらお茶でも」

 

「では本日はこのニーゲンベルグが淹れさせてもらいます」ス

 

「頼んだニール」

 

 

 

 

美しい庭を眺めながら4人でお茶を楽しむ、母上もどうやらウィラに慣れてきたようだ

 

 

「・・・美味しい。ニール殿は淹れるのがお上手ですね」

 

「いえ、私など・・・シャドウ殿のほうが遥かに上ですよ」

 

「そういえば卿等にも『屋敷僕』がいたはずだ、何故連れて来なかった」

 

「流石に貴女様の御前にあのようなボロ着れを纏ったものなど・・・」

 

「ふむ、普通の屋敷僕とやらを見てみたかったが・・・まぁいい」

 

「ところでこれほど広大な庭をどうやって管理されているのですか?魔法は一切使っていないのでしょう?」

 

「メイド達や庭師が日々頑張ってくれているよ、今朝も労いの言葉をかけてきたとこだ」

 

「そういえば一つ聞きたかったんだけど、この国では魔法使いも暮らしているんだろう?」

 

「あぁ、話しているとは思うがここにいるニールも魔法使いだ。だいたい国民の3割がそうだな」

 

「・・・不満とか言われないの?その・・・魔法を使えないことに」

 

「時折そのような親書が届くこともある。だが全ては民草を守る為だ、なるべくそれが伝わるように日々精進しているよ」

 

「陛下、民も陛下のお考えを良く理解しております。それに私を含め魔法が使えないことに不満などありようがありません」

 

「だと良いが、時には国外に行かせて使わせた方がいいのかもな。ニールお前はどう思う?」

 

「私程度が御身に意見するなど・・・」

 

「よい、許す。臣下の意見を聞き入れるのも王の務めだ」

 

「では・・・良い考えではないでしょうか?一度魔法使いに是非を問うのもいいかもしれません」

 

「なるほど、そうしてみるか」

 

「ニール殿は確か第7席次でしたな。魔法の腕もかなりのものでは?」

 

「ルシウス殿、残念ながら私は魔法の腕で円卓に選ばれたわけではありません」

 

「では?」

 

「私がニールを選んだ理由はどちらかというと剣の腕だ。あまりにも放置しておくのが惜しかったのでな、もう一人の人間の円卓もそうだ。剣で選んだ」

 

「その人の席次は?」

 

「第4席次だ。今は市内を見回っている」

 

「っ!?アルヴィー殿よりも強いのですか!?人間が!?」

 

「ついでに言うなら日本人だな。私を殺そうとしてきたので返り討ちにした。・・・正直あいつ以上の剣豪はこの世に存在しないんじゃないか?」

 

「彼は剣に全てを捧げていますからね、今は黄金の君、貴女様の忠実なる騎士です」

 

「へぇ、一度会ってみたいなぁ」

 

「いずれはホグワーツに連れていく」チラ

 

「っ!・・・ドラコ、どうせならお願いしてこの大庭園を歩いてみないか?」

 

「!よろしいのですか父上!」

 

「あぁ、構わんよ?ニール、ドラコを庭へ案内してやれ。私はもう少し二人とお茶を楽しむ」

 

「え?ウィラ達は来ないのかい?」

 

「ウィラ様のご指名です。ドラコ、私達の庭もこのようにしたいのでしっかりと見て来てもらえませんか?」

 

「分かりました母上!ではニール殿、お願いします!」ペコリ

 

「了解しました、では陛下、私はこれで」

 

「うむ、しかと紹介しろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・よし、行ったな

 

「・・・様子を見ていたが・・・どうやらドラコには言わなかったようだな」

 

「・・・えぇ、ですが陛下・・・本当にコレ(・・)を?」

 

「そうだナルシッサ、私が持って来いと言った」

 

 

 

そう言うとナルシッサが恐る恐る「検知不可能・拡大呪文」がかけられた手持ちバッグから一冊の本を出してきた

 

 

そう___『トム・リドルの日記』だ

 

獣に受け取らせ確認させてから私に渡してもらう

 

 

 

「ふぅん、これが卿等に預けられたヴォルデモートの持ち物か」

 

「っ!?・・・そうです。ですが・・・何故私がそれを持っていると?」

 

「別に情報提供者などいくらでもいる(原作知識)それにおもしろいじゃないか、あのヴォルデモートの日記なんて」

 

「今回連絡があった時は心底驚きました・・・「闇の帝王に渡された物を持ってこい」など・・・」

 

 

そう、今回ルシウス達を呼んだのはこの日記を手に入れる為だ。ついでにドビーも連れて来てほしかったが・・・まぁよしとしよう

 

 

「ドラコにも私の国を見てほしかったのも本心だ。それに・・・」

 

「・・・なんでしょう?」

 

「いや、持ってこなかったら卿等の立ち位置がハッキリ分かるなと・・・な?」

 

「ッ!?私達を・・・試したと・・・」

 

「そうだ、そろそろ私の返事を聞かせてほしくてな。もし持ってこなかったらそこでこの関係は終わりだった」

 

 

そう言ったとたん二人とも酷く怯えだし顔を真っ青にしている

 

 

「ハっ、ハっ、いっ・・・今すぐ・・・ですか・・・?」

 

「うーん・・・まぁ取りあえずは持ってきたしまだ勘弁しておこう。というか何故私につかん、そんなにたかだかヴォルデモートが怖いのか?」

 

「だって・・・っ!あのお方はまだ・・・っ!!」

 

「本当に・・・ウィラ様が言う通り・・・」

 

「あぁ、死んでない。今も魂だけで浮遊している、いずれは肉体を取り戻すだろうな」

 

 

彼等にはヴォルデモートのことは伝えてある。というか最初から死んだとはあまり信じていなかったようだ

 

 

「答えろ。もう1度聞くぞ?私につかない理由はなんだ。貴族の暮らしとはそんなに良いものか?毎日魔法省の監査に怯えながら?」

 

 

正直に言わないと殺すと念を押す

ルシウスやマルフォイ家のことが気に入っているのは本当だ。『死の秘宝』の最後、ドラコの為にハリーの生死を誤魔化したナルシッサ、そして全てを捨ててまでドラコを守り抜こうとしたルシウス

・・・死んでほしくないし殺したくもない、だが国益が最優先だ。そこは例えハリー達でも変わらない

私は『黄金の君』・・・国王なのだから

 

 

「・・・確かに今の地位を捨てることが出来ないのも真実です・・・夫は今の魔法省に多大な権力を有してますから・・・」カタカタ

 

「ふむ、ルシウス、当主として全て述べよ。理由次第では・・・というか私だって卿等を見捨てたくない・・・どうか真実を言ってほしい」

 

真摯な態度でお願いし、ポツポツとルシウスが語り出す

 

 

「・・・確かに貴族としての生活が捨てられないのもあります。ですが・・・私は「聖28一族」筆頭、私には他の純血の一族を守る義務がある!・・・それに・・・ドラコは今の「マルフォイ家」に誇りを感じている・・・あの子に・・・不自由な生活を送らせたくない・・・!!」

 

 

思わず目を見開いてしまった

理由の中にドラコがあるのは分かっていた、でもそこに誇りがあるとは思ってもみなかった

何故ルシウスが蝙蝠のような態度をとっても直接手を出してくる敵がいなかったか分かったような気がする・・・

 

 

「ですからウィラ様の返事を今だ返すことはできません・・・まずは「聖28一族」の当主達で話し合わなければ・・・」

 

「どうかお許しください!この通りです!!どうか・・・私達のことはいかようにもしていいのでどうかドラコだけは!!」ガバっ!!

 

 

「そうか・・・卿等にも確かに守るべき者がいるのだな・・・ナルシッサ殿、どうか頭を上げてほしい。・・・私が間違っていた」

 

ナルシッサが頭を上げると同時にこちらも頭を下げる。当然だ、彼等の誇りを、愛を・・・私は踏みにじった

 

 

「へっ、陛下!!どうか頭をお上げください!!」

 

「いや、私は卿等の誇りを踏みにじったのだ。そこに身分など関係ない・・・申し訳ないルシウス殿、私が勘違いしていた。卿はまことの貴族であらせられた」

 

「お願いしますウィラ様!どうか・・・っ!!」

 

「・・・私の気がすまない。我が獣よ」

 

「はっ!」

 

「私の指を折れ」スっ

 

 

マルフォイ夫妻が仰天しているが関係ない、これはケジメだ

私はマダム・マルキンを含め二度にわたって人の誇りを傷つけた・・・もし次もこのような事があってはならない。例え誰かが許しても私が許さない

 

 

「・・・御意」グっ

 

 

_____メシリ

 

 

(~~~~っ!!!!痛いいたいイタイ痛い!!?!??!何だコレ!?アドレナリンが出てないとこんなにも痛いのか!?ニールの奴め今までの稽古は手加減していたな!!打撲とは比べものにならないじゃないか!!!獣の時は興奮してたから痛くなかったが漫画とかのアレ絶対ウソだろう!!?)

 

 

凄まじい痛みに膝をつきそうになるが私のプライドがそれを許さない

汗が噴き出る中、唖然としているマルフォイ夫妻を視界に入れ

 

 

「っ、ぐぅ!!・・・これで許せ・・・ルシウス」

 

「はっはい!!」

 

「どうかこれからも私の友達でいてほしい・・・それと返事についてはまだ暫く待つ、しっかりと自分達が後悔しないように良く考えナルシッサ殿と相談しあうがよい」

 

「ウィラ様・・・」

 

「ふっ、そんなに怯えたような顔をするな。先程も言った通り卿等の誇りにキズをつけた私こそが悪いのだ、罪には罰を・・・それはこの私も変わらん」

 

「いえ・・・私はここに本当の陛下のお姿を見たような気がします」

 

「くはは!私はいつも素d・・・うぐぅ!?」

 

「ウィラ様!!」ガタ  「陛下!!」ガタ

 

「ふぅ、ふぅ、すまんが今日はこれでお開きだ・・・シャドウ!」

 

「ここに・・・我が君!?」

 

「よい、自分でやった。それより二人をドラコと合流させよ、存分に庭を見せた後帰ってもらえ」

 

「・・・御意」

 

「ではルシウスにナルシッサ、本当にすまなかった・・・今度は本当に旅行に来い、土・日・祝日は我が国で観光ができる」

 

「必ず」

 

「・・・」ペコリ

 

 

 

 

 

シャドウがまだ何か言おうとするが目で黙らせ二人を連れて行かせる

それと同時にようやく膝をつく

 

 

「黄金の君!!今すぐ治療室へ!!」

 

「あぁ・・・任せた・・・骨折ってこんなに痛いんだな」はっ、はっ

 

「人間は弱く脆いものですから・・・」

 

「化け物が・・・人間をなめるな」

 

「もちろんです、貴女様にそれはよく見せられました。失礼します」

 

 

 

そういうと獣が私を持ち上げる、俗に言うお姫様抱っこというやつだ

そのまま治療室に連れていかれるが・・・私が「トム・リドルの日記」を手放すことはなかった

 




というわけで日記ゲットだぜ
若かりし日のお辞儀さんは黄金の魔の手から逃れることが出来るのか

ウィラはダンブルドア以外に実は魔法が使えることを教えてません
ダンブルドアだけに教えたのは「あの秘密主義者が誰かに話すわけがない」と
ある意味で信用してるからです
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