(彼が同じホグワーツにいるので)
さて、いつ退場させようか
朝になり公務を終わらせ早速ハリー達に昨日の車のことを聞く
やはりと言うべきか駅構内に入れず仕方無くロンの父君の車で来たようだ
私は昨日と同じく教師陣の座る席で食べている。と言うのもてんてーと少しでも話したかったのだ!(言わせんなよ恥ずかしい!!)
ちなみに昨日の件で詐欺師は私から一番離れた席になった
正直半径30キロメートルにアレがいる時点で不愉快だが、てんてーといる時間には代えられない
しばらくするとグリフィンドール席で怒号が響く、どうやらロンに『吼えメール』が届いたらしい
(・・・良い母君じゃないか、ロン、勘違いするなよ?それだけお前のことが心配だったんだから)
手紙が自ら破られると、とたんにスリザリン席からゲラゲラと嘲笑う声が聴こえる。___なので無言呪文でとりあえず『シレンシオ』(黙れ)を放つ
「__っ!?」 「~~~っ!!」
「人の家族を笑うな、不快だ。次はその口を呪文では無く針で縫い合わせるぞ?」
「「「「~~~~っ!!!」」」」コクコク!!
ドラコは笑うことは無かったが周りを見て顔を青ざめている
「・・・ミス・エル・ドラド、吾輩の生徒達に手を出すな」
「当然の事をしたまでです。私は家族を馬鹿にする人間が大っ嫌いだ」
「やりすぎだと言っておるのだ、ミス・エル・ドラドから-50てn・・・チッ、そういえばお前からもう点を引く事はできないのだったな」
そう、私はどこの寮にも所属していない為点数など無意味だから止めてくれと頼んだのだ
ゆえに私には点を足される事も引かれる事も無い、別に惜しくもないしそんな物に左右されるよりも学校生活を楽しみたいのだ!
何よりこの私を評価するだと?1年の時は楽しめたが今では我慢ならんな
食事を終え、一応私も取っている「日刊預言者新聞」を読んでいると・・・
「・・・ふぁ!?」
そこには・・・
『~~ダイアゴン横丁の郊外に謎のクレーター!?
先日ダイアゴン横丁に未知の揺れが観測された!
記者が向かうとペット達が大量に怯え、何匹も死んでいた!生き物に詳しい学者に聞くと「よほど恐ろしい何かを感じたのだろう」と今回のクレーターが関わっている可能性を示唆した!
そう!先程から何度も言っている通り郊外に大規模なクレーターが発生していたのだ!
酷い所では深さが30m程もあり、所々がガラス化していた!このような光景は様々な場所を取材した記者でさえ見たことが無い!
しかも当日には何と今現在も世間を騒がせ続けているエルドラド王国現国王!ウィラトリア・エル・ドラド・ゴルドーン・クレーリア陛下がダイアゴン横丁に買い物をするため来訪されていた!当日陛下はとても不機嫌だったようで・・・_____』
新聞から顔を上げてみると・・・生徒から先生まで皆が私のほうを見ていた
__じー・・・_______
「ちっ、違う!!私は知らない!あー!シラナイナァ・・・!!!」ダラダラ
「・・・ミス・エル・ドラド、吾輩の目を見ろ」
「・・・」プイ
「目を逸らすでないわ!!キサマだな!?」
「はて?何のことですかな?すみませんが私への質問はエルドラド王国の大使館を通してお願いしたい」
・・・ふぅ、何とか誤魔化しきったな!!(たぶん)
てんてーからは「今度吾輩の研究室に来たら覚えておけ」と言われたが・・・マジすか!?何だよご褒美じゃんか!
ただ・・・軽く国に問い合わせた所、預言者新聞とイギリス魔法省からの問い合わせがスゴイらしい、ゴメン外務省・・・今度何か奢るわ
朝食を済ませ私はグリフィンドールと共に最初の授業である『変身術』の教室へと向かう
すでにマクゴガナルがいて、授業開始の時間になると共に出席を取りはじめ私の番になる
「ウィラトリア・エル・ドラド・ゴルドーン・クレーリア」
「はい」
「よろしい・・・ですが残念です、貴女なら必ずグリフィンドールを選んでくれると思ったのに」
「そうだよウィラ様!」 「今からでも遅くないからグリフィンドールになっちゃえよ!」
「いやぁ、何か縛られる感じが嫌いで・・・それに去年4寮を回りましたがどこも良い所です」
「そうですか・・・分かっていると思いますが貴女への点の足し引きは無く、そもそも点数すら持つことはありません。本当によろしいのですね?」
「えぇ、それも含めてどこにも所属しないと決めましたから」
「なんと勿体ない・・・初め私達教師は貴女を自身の監督する寮に入れようと躍起になっていたのに、貴女さえいればある意味寮杯獲得は確実ですからね」
「だからこそです。私がいては他の生徒達の努力が無駄になる・・・そんなの悲しいじゃないですか」
「何と!そこまで考えていたとは!教師を続けて長いですが貴女のその視点には時折驚かされます」
「それは光栄です先生、私も貴女のことは尊敬していますので」
「おっと、私としたことが無駄話が長くなりました。では早速ですが夏休みの課題を出してもらいます」
「「「「えぇ~!!」」」」
「いいから出すのです!もしやっていなかったら課題の量を増やし今週中に出してもらいますからね!!」
___マクゴガナルの授業は相変わらず分かりやすくて、彼女がいかに優れた教師か毎度のこと思わされる
他の授業も初日ということもあってか全てグリフィンドールと一緒だった(どんだけ依怙贔屓するんだよダンブルドア・・・)
全て去年と比べて難易度があがり、とくにロンやネビルが悲鳴を上げていた
悲鳴と言えば『薬草学』の授業がスリザリンと合同であったが・・・
「ミス・エル・ドラド!何故耳あてを付けないのですか!」
「え、だってスプラウト先生、ホラ」ズポっ
「っ!?みんな今すぐ耳を塞いで・・・え?」
私が無造作に引き抜いてもマンドラゴラが悲鳴を上げることは無く、むしろ私にお辞儀してきた(どこかのお辞儀大好き馬鹿じゃないからしなくていいんだよ?)
「・・・ワケが分かりません・・・説明してくれますね?」
「私の『黄金』に反応してるんですよ、どんな植物でも大抵は私を前にこのようになります。以前『暴れ柳』に近づきましたが勝手に大人しくなりましたよ?」
「こんな所にも作用するのですか貴女の血は!?どれだけ規格外なのですか!?」
「黄金ですので」
__と言った感じで全然授業にならなかった(ちなみにドラコは映画通り指を噛まれ、ネビルの引き抜いたマンドラゴラは悲鳴を上げようとした瞬間私に気づき、勝手に枯れた・・・何故だ・・・)
そして・・・とうとうあの授業の日となった・・・今回もグリフィンドールだ
教室には生徒達が持ってきた教科書(その数何と7冊!)その全てにはあの詐欺師の顔がっ!!バーパティやラベンダー何か顔を赤くしてやがる・・・何がいいんだか
「あれ、ウィラさん教科書は?」
「捨てた、そんな紙屑同然のモノなど・・・他の教科書に失礼だ」
「そこまで言わなくてもいいじゃない!良い本よコレ、面白いし」
「ラベンダー、面白い本が読みたいならジャパンの漫画を読め。あちらのほうが遥かに面白いし胸躍る」
「でもこれロックハート先生ご自身が書かれた教科書よ?全部ホントのことみたいだし」
「くはは!なるほど!マスメディアがどうやって民衆を操るか今見たような気がするぞ?くはは!」
「・・・ねぇロン、何だかウィラまた機嫌悪くない?」
「ハリー、僕も今同じことを言おうとしてたとこだよ」
「・・・今だけは少し離れておきましょう?ラベンダー達も少し退いてるし・・・」
授業の時間となり・・・詐欺師が堂々と自信満々と言った感じで入ってきた
人の功績を奪い騙す・・・まさに詐欺師の鏡だな
入ってすぐ適当な生徒から本を取り上げ、本と同じタイミングでウィンクする
女子が黄色い声を上げようとするが・・・私の雰囲気を察してかとっさに黙り込む
すると詐欺師がまるで舞台のように大袈裟に肩をすくめ喋り出す
「ふぅ、まぁ私を前にしてはこうもなりますか!やぁ諸君、私だ!ギルデロイ・ロックハート!勲三等マーリン勲章、闇の力に対する防衛術連盟名誉会員、『週刊魔女』において五回連続『チャーミング・スマイル賞』受賞!」
その後もまぁつらつらと喋る喋る・・・不快だ、あぁ不快だ・・・人がいなければウォーカーを5、600回殺してる所だ
ようやく喋り終えたかと思うと・・・今度は部屋の隅にて待機している獣達を視界にとらえ・・・
「おぉっとぉ!何故部外者がここに?もしやウィラの騎士達は私のファンだったのかな?なら済まないねぇ、サインは授業の後まで待ってくれないかい?」
___お願いです黄金の君、殺させてください!!
___陛下、私も同感です。どうでしょうか?上空1000フィートまで連れて落とすというのは・・・ザクロのように弾けますよ?
___言いたくはないですが・・・これほどまでに憎悪を抱いたのは初めてです
___コイツの前にキサマ等を殺すぞアァン?
「ははは!どうしたのですか、急に手をパタパタさせて!もしかして恥ずかしくてそうしてるのかな?なら安心したまえウィラ!勿論君が1番目だ!」パチン☆
___ピキ・・・っ
ガタガタ!! ___キィー!?キィー!! ガタガタガタ!!!
詐欺師の持ってきた籠が激しく揺れ、私の近くにいたバーパティとラベンダーが私から離れた・・・だろうな、今の私から漏れてる魔力を感じないなんて・・・なんたる無能だ
「おや?そういえばどうしてウィラは私の本を持ってきていないのかな?忘れたなら仕方ない!今この場で私のサイン入りを・・・」
「いらんよ
ザワっ!! __詐欺師?先生のこと? __何言ってんのよ!いくらウィラさんでも怒るわよ!? __でもあの雰囲気のウィラに一切気づいてなかったみたいだぞ? __違うわ!アレはそれだけロックハート先生がすごいっていう証拠よ!!
「あ・・・はは、ウィラ?一体何のことだい?この僕が詐欺師だって?まさか!」
「この私が命令したのだぞ?詐欺師風情が・・・誰がキサマなんぞにこの黄金の名を呼んでいいといつ言った?」
「っ!いい加減にしないか!いくら私が有名人で君の人気を奪うのがイヤだからといって!!」
「はぁ・・・言葉も通じないか・・・良いだろう」
いい加減サル以下のクソと話すのに嫌気が差したので席を立ち、先程から煩い籠へと足を向ける
「いいかグリフィンドール、とくにコレに騙されてる女子達。これから私がこの詐欺師の化けの皮を剥がしてやろう・・・」コツコツ
「っ席に座りなさい!今は授業中だ!それにこの中には世にも恐ろしい生き物が!!」
「はん、笑わせるな。ピクシー風情が・・・そら、キサマは本にも載り、このホグワーツに教師として招かれる程度には有能なのだろう?___ならば示せ」
杖を振り籠に魔法を中てる____すると中からピクシー達が一斉に飛び出してきた
___キィー!!キィー!!
部屋中を飛び回るピクシーに生徒達が騒ぎたてる
だが私や円卓の周りには一切寄ってこず、生徒もそれに気づき私の傍や円卓の周りに集まりだした
「そら、何とかしてみろ。生徒はこの通り無傷、さぁ・・・やれ」
「いっいいでしょう!このロックハートが見事に退治してみせましょう!!」
詐欺師が呪文を唱えるが不発に終わり、更には何と魔法使いの命でもある杖を奪われた。もはやこの無能はただオロオロするしかない
「は・・・はは、じゃっじゃあ後は任せr「『グラヴィタス』(重力呪文)」ぐへぇ!?」
「くはは、おやぁ?おやおやぁ?どうした?まさか本にも載るほどの偉大な魔法使いがたかだか一生徒に任せて逃げ出すのかな?」
「ア゛っガっギィ!?ウィ、ウィラ・・・っ!?私に魔法を使ったな!?-100点!!イヤなら早くこれを・・・!!」
「別に、そもそも私に点数など関係ない。朝軽くダンブルドアが説明していたが・・・まぁ聞くワケないよな」
__え。ホントにピクシーにも? __じゃあ・・・ウィラさんが言ったことって・・・!?
「っ!?違う!!先程のは何かの間違いだ!!」
「ほう?ならば・・・ほら、魔法は解いた何とかしろ。おいピクシー共」
__ビクっ!! ギッギィー
「言葉は分かるな?命令だ、生徒には手を出すな。その無様に倒れ伏している男のみ手を出してよい。さ、グリフィンドール諸君、高見の見物といこうじゃないか。この偉大な凄い魔法使いなら杖無しでもピクシー程度なんとかできるだろう。なんせグールや吸血鬼と散歩したり旅行したりしてるんだ、その素晴らしい手腕を見せてもらおうか・・・」
しばらく皆で眺めていたが・・・結局何もできず、最後は惨めに泣き出した
その光景を見てようやくこの詐欺師の本領を女生徒達も悟ったようだ、終業の時間にもなれば皆幻滅した表情で詐欺師を眺めてそのまま去っていった
「ヒッグ・・・ヒグ!何故こんなことを!!私が君に何をしたっていうんだ!?」
「・・・何も分かってないなお前、というかまだしらばっくれるのか」
「へ?」
「簡単だ______お前は黄金の怒りに触れた・・・詐欺師風情が王であるこの私に気安く触れ、あまつさえ許しも無しにキス・・・あぁ・・・何度殺そうと思ったことか・・・」
___ピシィ!!パキン!!
_____ドサッ・・・ドサドサドサドサッ!!
「ピッピクシーが・・・ヒィ!?しっ死んでる!?」
「安心しろ、キサマは殺さん。だが・・・他人の功績を奪った罪は必ず償わせる・・・必ずな・・・」
ピクシー達の死骸の山に放心している詐欺師を放り、次の授業へと向かう
夕食の時間にもなれば他の寮にも詐欺師の噂が広まったようだ、席にいない詐欺師の名前が至る所から聞こえる。どうやら部屋に引きこもっているらしい。私もアレの顔を見ないですむのは僥倖だ
(・・・ふぅ、ようやく少しスッキリしたな)
「ウィラ殿、食事が済んだら少し校長室に来てくれんかのう?」
「ちょうどいい、私もキサマに用があった」
合言葉を唱え校長室へ向かう
『杉の子○里』
__ん~今日は機嫌が悪いみたいだなぁ、まぁそういう日もあるよな!__ピョン!
「すまんな、次会う時はきっといつも通りだ」コツコツ
__楽しみに待ってるぜぇ?
「おぉ、来たかウィラ殿」
「早く本題に入ろう、私もキサマに用がある」
「おそらくお互い同じことじゃろう、ロックハートのことじゃ」
「あぁ、あの詐欺師な」
「分かってはおったがやはり名前は呼ばんのじゃな」
「呼ぶ価値も覚える必要もないからな____なるほど、詐欺の証拠を掴む為にこのホグワーツに入れたのか」
「・・・さらりと儂の中を視んでほしいのじゃが」
「生徒にさらりと『真実薬』を飲ませるお前に言われたくない」
「むぅ・・・あれは悪かった・・・分かった、分かったからこれ以上はホントに止めてほしい」
「全く思っていないくせに、あぁ、スネイプは今のままで構わん。彼と薬学の話をするのは私自身楽しみにしてるんだ。むしろ止めさせるな」
「・・・視るの早すぎるじゃろ・・・『閉心術』がまったく間に合わん」
「当たり前だ、私だぞ?話しを戻そう、詐欺の証拠を掴みたいんだよな?」
「そうじゃ」
「なら私も協力しよう、アレがこのホグワーツにいること自体我慢ならん」
「やはり・・・あのクレーターは・・・」
「はん、何の話だ?まぁ確かに不機嫌だったかもしれんが。獣、何かあの日にあったか?」
「いえ何も、御身はいつも通り外遊されただけでしたので」
「・・・何も言えんわい」
「ついでに言うなら何も視えない・・・だろう?ニールとウォーカーを視ようとしても無駄だ。それとアレをホグワーツから追い出した後は勿論アズカバン行きだよなぁ?」
「そうじゃが・・・一体何を考えておる」
「知らんでいい、追い出す時は私を呼べ、借りは返す主義だ」
そのまま校長室を出て「黄金の間」を目指す
「楽しみだ・・・とてもとても楽しみだ・・・獣、本国のほうでも軽くでいい、調べさせろ」
「御意」
「・・・陛下、まさか
「アレの罪状次第だ、一番軽くて一生『アズカバン』送りだな」
「重ければ
「私の領域にズカズカ入り込んだアレが悪い、そうだろう?」
「勿論です黄金の君」
「・・・ハァ・・・
「ちゃんと解いてやったし、どんな拷問でも口を割る事はないと言ったのはお前だぞウォーカー」
「ですがあの魔法は無理です、人間だと簡単に精神崩壊しますよ?」
「考えはある・・・まずは証拠を掴むぞ、それまでは精々教師ごっこを楽しませてやろう」
ウィラが『グラヴィタス』を好んで使う理由は使った相手が無様に平伏すからです
完全な暴君ですね