ハリー・ポッターと黄金の君   作:◯のような赤子

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何となくの思いつきで書きました



原作開始前
黄金の誕生


「『7月の終わりに闇の帝王を倒す男の子が、帝王に3度抗った両親のもとに生まれるであろう』」____

 

 

(・・・なんということじゃ)

 

ダンブルドアは驚愕し、確信した。この予言は本物でおそらくヴォルデモート__トムを倒す為に必要なのものだと

 

しばらく思案に頭を沈めていると再びトレローニーがガクガクと__先程よりも更に激しく震えだした

 

(なっ!?再び予言じゃと!?)

 

 

この時ダンブルドアは知らなかった、目の前の偉大な予言者の玄孫だけでなくイギリス中全ての預言者が皆同様の状態に陥っていると

 

 

そして___

 

 

【「__黄金は蘇る 偉大なる黄金が もはや誰もが彼のお方に跪くことしかできない 闇の帝王も偉大なる魔法使いも 最も偉大なりし 黄金の君には__」】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この予言はイギリスの魔法界のみならずヨーロッパ中を震撼させた

 

『黄金の君』かつてこの名で呼ばれた者などたった一人。いや、たった一つの一族しかいない

その者達はこのグレートブリテンの目と鼻の先__フランスと挟まれたドーヴァー海峡の孤島に国を作り1500年以上もの間滅ぼされることもなく侵入者を拒みつづけたヨーロッパ最古の神秘

 

そして魔法省やダンブルドア、更にはヴォルデモートを最も悩ませたのは予言の1節にある『偉大なる黄金』だ

 

 

 

この名称で呼ばれた者など歴史上本当に2人しかいない

 

一人目は初代黄金__突如現れたった一人でヨーロッパの魔法界全てを支配した最悪の暴君

二人目は10代目の黄金__祖先とは違い魔法普及に生涯をささげ、あのホグワーツ創始者達4人を鍛え上げた魔法界の父

 

 

 

後者ならまだいい、しかし前者ならば何と最悪なのだろうか

 

 

 

 

 

 

 

「どっどうするのだダンブルドア!?下手をすればこの魔法界は!!私はお終いだぞ!?」

 

「落ち着くのじゃファッジ、まずはあの国へフクロウを飛ばし事を確認するのじゃ」

(なんとしても敵対だけはならぬようにせんと・・・)

 

 

「・・・フン!!所詮は予言しかも「黄金」だと?馬鹿馬鹿しい!1000年近く生まれなかった真の黄金が何故いまさら生まれるのだ!?」

 

「でっ、ですが我が君・・・」

 

「くどいぞルシウス、まずは俺様の予言からどうにかするべきだ。なぁ___セブルス?」

 

「・・・その通りでございます我が君。現にダンブルドアも黄金よりもまずは予言の子の確保に移ったようです」

 

「流石はセブルスだ、その調子で引き続き俺様に仕えよ」

 

「・・・はい」

 

「どちらにせよ・・・忌々しいことに今の俺様では黄金の領地には入れぬ・・・いや、あそこは魔法族にとって墓場と同じよ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__おんぎゃあ!__おんぎゃあ!

 

 

バタバタ「陛下!!おめでとうございます!!」

 

「おぉ!!生まれたか!!して、どっちだ!?」

 

「女の子でございます陛下!!」

 

とある国、とある王室に世継ぎが生まれた

 

助産師が腕に抱いたモノを自らの主君にそっと渡す

王はそれを優しく壊れ物を扱うかのように受け取り愛しい王妃の下へと行く

 

「__よくぞ生まれてくれた、王妃よ・・・よくぞ頑張ってくれた」

 

「えぇ・・・私達の赤ちゃん、さぁアナタ・・・私にも見せて?」

 

赤子をそっと妻の横に置く

 

「何て可愛いんでしょう・・・この子が、次の黄金になるのね」

 

「あぁ、それで・・・名前は決めたか?」

 

そう言われ、王妃はそっと赤子のあまりにも金色に__黄金に彩られた産毛を撫で

 

 

 

 

 

「__ウィラ、この子の名はウィラトリア・エル・ドラド・ゴルドーン・クレーリアよ」

 

 

 

その国が大勢の国民の祝福に包まれた数か月後___とある民家で一人闇の帝王から生き延びた赤子が発見された

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__・・・生まれて3年程がたち、自身の意識がハッキリしてきたころ、私は自分が転生者と呼ばれる者だと気づいた

初めはかなり戸惑った、知らない前世の記憶が一気に脳を占領し始めたから。だが何とか正気を保つことができた

どうやら私の前世はかなりのサブカルチャー好きだったらしい、その手の記憶が大半だ

特に『ハリーポッター』なる作品には心躍った。

だって魔法を使うなんてまさに夢のようじゃないか!

今はこうして落ち着いた考えをしているが私もまだまだ3歳児だということだ

 

 

 

 

 

「__ははうえ」ぽてぽて

 

「あら、ウィラ?どうかしたの?」

 

私の母の名はオレンシア・ゴルドーン・クレーリア(エル・ドラド名は王族の血を受け継ぐ者しか名乗れないらしい)

同性・・・というか幼い私から見てもすごく綺麗な女性でとても優しい最高の母親

 

父とはそれなりに歳が離れているが政略結婚ではないらしい。むしろその辺の話を興味本位で聞いたら目の前でずっとイチャイチャしながら話し出しやがった・・・(お互いに一目惚れだったようだ)

 

 

「__ん?二人共どうした?こんな所で?」

 

「ちちうえ」

 

「あらアナタ?政務は終わったのですか?」ニッコリ

 

「おっ、おう・・・でも私だってウィラと遊びたいんだ、いいじゃないか」

 

 

この人は私の父、第78代エルドラド王国国王ジブニール・エル・ドラド・ゴルドーン・クレーリア

だいぶ歳をとっているが(だいたい50くらい?)見た目は若い。旅の最中に母と出会いその場で告白し次の日には国に連れ帰り結婚(スゲェ)

 

ここまで話して分かるとおり・・・私は王族、しかも次代国王になることが決定している

私が将来治めるこの「エルドラド」はドーヴァー海峡の間にある島国で国民は200万人程の小国だ

だが1500年以上続くかなり古い家系で王族と言っても私と両親しかいない。理由は国令で「王族とは王と妃、次代の者のみ」と決まっているためだ(親族同士の争いを無くすためだと思われる)

 

 

「ちょうどいい、ちちうえ、ははうえ、ウィラはききたいことがございます」

 

「おぉ!ウィラはもう難しいことが言えるのか!流石私達の娘だ!」

 

「もうアナタ、いちいち驚かないの。ウィラ、なあに?」

 

 

今から聞くことは馬鹿らしい、だが折角以前とは違う世界に生まれたんだ、可能性に縋ってなにが悪い

 

 

「この世界に・・・魔法はありますか?もしあるのだったら教えてください!」ペコリ

 

 

両親が目を見開いてこっちを見てくる、だが我が家はかなり古くから伝わる血筋だ。それに____何かを常に感じるし、肌が時折ピリピリするのだ

 

なにか知っていてもおかしくないし、無いとしても所詮は子供の言うことだ、真に受けないだろうと思っていると・・・

 

 

「__本当にウィラはすごいなぁ!!聞いたかレシー!?この子はもう魔法を感じ取ったぞ!?」

 

「えぇ!ジル!やっぱりこの子は『黄金の君』に相応しいわ!!」

 

 

父が私を持ち上げ高い高いしながら喜ぶ、・・・というか怖いから降ろしてほしい

 

(・・・まさか本当にあるのか?というか『黄金の君』って何だ?私は別に全てを愛してないし聖遺物・・・は家にありそうだが『流出』なんてできないぞ!?)

 

「あっあの、ちちうえ、怖いので降ろして・・・っ!」

 

「おぉスマンスマン!いやぁ嬉しくてついな!」ハハハ!

 

「その、まだ答えてもらってません」

 

「分かりましたウィラ、愛しい我が娘に私達が知恵を授けましょう」

 

「・・・では」

 

「あぁウィラ。魔法はある!我がエル・ドラド家はヨーロッパ最古の魔法一族、遥か1500年以上前から最古の神秘をその身に抱擁している。勿論ウィラ、お前もな」

 

 

そう言って私の頭を父がワシャワシャと乱暴に、暖かく撫でてくれる

 

(・・・本当にあったんだ、しかも私、魔法使いなんだ!)

 

 

次の日には国民全てに私は改めて披露された

 

 

 

 

 

__汝、ウィラトリア・エル・ドラド・ゴルドーン・クレーリアよ。其方こそ、次代「黄金」に相応しき者なり__と_____

 




ウィラは転生者ですが前世の記憶はオタク関係のみで
性別はおろか名前すら憶えてません

本人は神様にすら会ってないしそもそも死んだかどうかも
分からない状況です

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