ハリー・ポッターと黄金の君   作:◯のような赤子

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__これは神罰もなければ裁きでもない、ただの怒りである__



※注意

グロ無理な方や虫が嫌いな方はハグリッド達のところまで見てブラウザバックを推奨します



黄金の怒り ※挿絵有り

今年の心配事もこれで無くなりあとは詐欺師を裁くだけ

 

ただドビーは今だに見つかっていない、どうやら普段はマルフォイ家におり、有事の際のみホグワーツに『姿現し』しているようだ。早めに捕まえて事情を説明したいが・・・まぁこちらも姿を現した瞬間終わる

 

あれからも私は一度たりとて『防衛術』の授業には出なかった。他の教師から苦言を言われるかと思いきやむしろ肯定された。ダンブルドアが詐欺師のことを話したのかな?

 

 

休日となったのでハグリッドに約束した通りハリー達を連れ彼のもとへ向かう

 

 

「ラベンダー達だけじゃないわ、あの人に騙されたってみんな怒ってたの」

 

「でもさ、この前から急に前みたいに調子づいてさ、何だか気味が悪いよ」

 

「何?どういうことだ?」

 

「一応アレでもまだ教師だから僕達授業には出てるんだ。そしたらこの前自分の本を題材に演劇をやろうとか言い出してさ、シェーマスが「いい加減にしろこの詐欺師!!」って言ったら奴さん何の事だか分からないって表情してそのまま劇を始めやがったんだ!」

 

「勿論誰も参加しなかったわ。そしたら「ハハハ!じゃあお手本を見せてあげよう!」とか言って私達を無視して始めたの。防衛術の授業はもう寝るか他の授業の復習の時間よ」

 

「ほとんど寝てるさ、勉強なんか君くらいしかしてないじゃないか」

 

「少し引っかかるが・・・まぁ、そうしていれば噂が消えると踏んだのだろう。放っておけ、じき捕まる」

 

「何で分かるの?」

 

「私の名で魔法省そのものに通達した。「ホグワーツに教師を名乗る詐欺師有り」とな」

 

「うげっ!?君魔法省にも顔が効くの!?」

 

「当たり前だロン、私はあの『黄金の君』だぞ?ファッジ程度いくらでも動かせる」

 

「相変わらず・・・ウィラってホントにとんでもないわ」

 

「そういえばハグリッドにペットを見せに行くんだろう?どこにいるんだい?」

 

「なぁにハリー呼べばすぐ来る_____ハグリッド、約束通り来たぞ」

 

「おぉ!ようやくか!ハリー達もよく来た!・・・しかしどこにもお前さんのペットが見当たらんのだが・・・」

 

「仕方ないな、では・・・来い!ヘルメス!!」

 

 

彼の名を呼びながらハリー達に上を見るように言う

すると真上にある太陽にポツリと黒点ができ、徐々に大きくなりこちらへと近づいて来る

 

___フィィーッ!

 

 

「___おぉ!!確かにウィラの言っとった通りだ!!何と美しい鷹だ!!」

 

「へぇ!それがウィラのペット?すごくカッコイイね!」

 

「そうだ、名はヘルメス。この私の唯一のペットにして友、そしてこれからはこのヘルメスが私宛の手紙を届ける。ヘルメス、挨拶を」

 

__フィ~

 

「すごい!言葉が分かるの!?何て賢いのかしら!それに良い名前ね!」

 

「フフン、だろ?ギリシャの神から名を貰った、飛行速度は時速300Km以上。それにこの毛並みこの勇ましい瞳・・・まさにこの私に相応しい」

 

「300!?『ニンバス2000』でも到底追いつけないじゃないか!」

 

「ロン、だからヘルメスと名付けたんだ」

 

「ウィラ!触ってもいいか?」

 

「止めとけハグリッド、私以外には決して懐かん、眼を抉られるぞ?それに見せるだけだと言ったハズだ」

 

「え、円卓の人達にも懐いてないの?」

 

「ハリー殿、ヘルメス殿と我等はあくまで対等、同じ主君を持つ身です。それに以前彼にペットなど何と羨ましいと言った事があります」

 

「ふふっ、何て返された?」

 

「「私は貴方がたが羨ましい」と、自分では決して御身の騎士足りえないから悔しいと返されました」

 

「獣さんヘルメスの言葉が分かるの!?」

 

「ハーマイオニー思い出せ、そもそもコイツは人間ではない・・・可愛い奴め、そうか卿もこの私の騎士になりたいのか?だが騎士は何人もいるがペットは卿だけだ、ゆえに誇れ」

 

__フィー!

 

 

その後もハリー達はしばらくヘルメスに見惚れていた、私もすごく誇らしい!

やっぱペットって良いなぁ~、それにコイツ本当に賢いし。正直ペティグリューより賢いんじゃないか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

___あれから数日たった。私は昨日の夜から自室に籠り魔法省や本国のほうから届いた報告書に目を通していた。調べるとまぁ出るわ出るわ

 

 

 

「『詐欺師の名が売れ出したその日のからの記憶喪失者48名』・・・信じられない数だな」

 

「陛下、イギリス魔法省・・・ファッジが御身の提案を受諾しました。『全てはウィラ陛下のお心のままに裁かれたし』と。その後アズカバンへ投獄するようです」

 

「こちらも魔法省からです。『ロックハートの親族、交友関係者を洗うも誰一人彼の詐欺師を覚えておらず』。なんと・・・アレは家族にまで手を出したのですか」

 

「・・・まさに冒涜の限りだ・・・アレは分かっているのか、腹を痛め生んだ我が子を母親が覚えていなのだぞ・・・父もそうだ・・・家族を裏切るなど・・・」

 

「黄金の君、一端休憩しましょう。昨日から一睡もされていないのでしょう?」

 

「そうさせてもらう。幸い教師達に今日は授業に出ないと伝えてあるからな、2時間程仮眠を・・・」

 

(バタン!)「陛下!急ぎお伝えしたいことが!!」

 

「ウォーカー!黄金の君の部屋にノックも無しだと!?不敬であるぞ!!」

 

「っ申し訳ありません獣殿!ですが・・・」

 

「よい、卿が血相をかかえておるのだ。で?どうした?」

 

「はっ!たった今ヘルメス殿がこれを!」

 

 

ウォーカーがエルドラドから届いた手紙を私に渡してくる

 

 

それに目を通した瞬間_______私の中で何かが壊れた

 

 

 

 

 

 

__大広間

 

そこには今日の活力を養う為大勢の生徒が朝食を楽しんでいた

 

 

「あれ、ウィラが見当たらないね」

 

「そういえばそうだね、どうしたんだろ?」

 

「さっきマクゴガナル先生に聞いたんだけど、今日はお休みするらしいわ。何でもロックハートの詐欺の証拠を集めてるらしいの」

 

「へぇ、じゃあもうあの詐欺師もお終いだね!」

 

「うん、いい加減僕を引き合いに出すの止めてほしいよ。別に僕は英雄でも何でもないのに」

 

「へん、見なよあの顔」

 

 

ロンの言葉にハリーとハーマイオニーがロックハートを見る

 

 

「ハハハ!聞いてくださいよスプラウト先生!何故か生徒達が私のことを指さして何かヒソヒソと!いやぁ!有名人は辛いなぁ~ハハハ!」

 

 

「うわぁ・・・あのスプラウトが凄い表情してらぁ」

 

「というかどうしてあの人何も堪えてないのかしら・・・流石に不自然だわ」

 

「ぼっ僕もおかしいと思うんだ・・・ディーン達も何だか気味が悪いって」

 

「ネビルもそう思う?違和感しかないよね、まるでウィラから言われたこと忘れてるみたいだ」

 

 

朝食を味わいながらそれぞれが友人と談笑を楽しむ

 

そんな中誰かが言った

 

 

「・・・ねぇ、何だか寒くない?」 「そういわれれば・・・」 「でも温度は変わってないみたいだけど」  「ヤダ、何でかしらないけど鳥肌が・・・」

 

 

異常な事態だった、温度は変わらないのに寒気が止まらない。いや、ホグワーツの学校そのものが恐怖を抱いていた

 

誰もが異常事態だと感じ、ダンブルドアでさえ鳥肌が収まらない

そんな中この男は・・・

 

 

「ハハハ!皆さんどうしたんですか!もしかして一斉に風邪を引いたとか?ならこの私にお任せを!風邪薬くらい今すぐこの場で作れちゃいますから!ハハハ!」

 

 

だが誰もロックハートのことなど見向きもせず、大広間と廊下を隔てる扉を見つめている

 

まるでとても恐ろしいナニかがそこから現れるのを直感したかのように・・・

 

 

「・・・校長」ゴクリ

 

「うむ・・・先生方、念の為杖を・・・」

 

 

そして____ゆっくりと扉が開く

 

 

「____ウィラ?」

 

 

ザワっ  ウィラ様?  あれ、確か今日は休むんじゃ・・・

 

 

軽い騒めきが起きてもウィラは顔を上げない

 

 

 

 

そして騒めきが静まりだし、ダンブルドアがどうかしたのかと声をかけようとした瞬間

 

 

「『クルーシオ』」

 

「へ?ギャァァアアア!!?」

 

 

何のためらいも無くウィラは『クルーシオ』・・・闇の魔術をロックハートに使った

 

 

周りはただ唖然とするだけだ。まさかあれほど誇り高く、まさに黄金の輝きそのものであるウィラが闇の魔術を行使したのだから・・・

 

何とか正気に戻りダンブドアが止めようとする

 

 

「ウィラ殿!!自分が何をしておるのか分かっt・・・っ!?」

 

 

もはやダンブルドアでさえ黙るしかない、何故なら友と語り合う時あれほど楽しそうに笑う目が・・・怒り(・・)に満ちていたからだ

 

 

誰もが口を開けずロックハートの悲鳴だけが木霊する大広間をカツカツとウィラが歩き出す

 

 

「・・・あぁ、分かってるさ・・・これは裁きだ」

 

「裁きですって!?ミス・エル・ドラド!貴女が何故そこまで怒りに満ちているのかは分かりませんが、それが闇の魔術を使っていい理由にはなりえません!!」

 

「ほう、では・・・人の記憶を奪うことは良いのだと?」

 

「・・・どういうことじゃ」

 

「コレはな、忘却術の達人だ。いやそれだけしか能が無いと言っていい。噂を聞きつけその者の下へ行き、話を聞いてその者の人生をかけた成果を全て奪う・・・まるで追剥ぎだな」

 

「じゃが証拠は・・・?」

 

 

ダンブルドアのその言葉に黄金の獣が大量の羊皮紙を大広間全体にバラ撒く

 

そこにはロックハートが自身の文字でどこで誰からその功績を聞き、どのような内容だったのかが事細かに書かれていた

 

それは生徒達の目にも止まり、今だにロックハートを信じていた女子生徒達が膝から崩れ落ちる

 

 

「ウィラ殿、どこでこれを」

 

「そこで無様に苦しみ悶えている詐欺師の部屋からだ。どうしても確認しなければいけないことがあったのでな・・・」

 

「一体何を確認したのじゃ」

 

 

ダンブルドアがそういうと・・・再び凄まじい怖気が全員を襲う

 

 

「先程エルドラドから通達が届いた・・・どんな内容だったか・・・分かるか?」

 

 

 

次にウィラが口を開いた瞬間・・・何故これほどまでに怒っているのか誰もが納得した

 

 

「コイツはな・・・エルドラドの・・・私の臣民(・・・・)を手にかけた・・・!!これが証拠だ!!」

 

 

ウィラが一枚の羊皮紙に『拡大呪文』をかけ、その場の全員に見えるようにする。そこには・・・

 

 

___ご報告

 

『フェニックスの涙』の複製品である『黄金の祈り』を作成された○○氏がイギリス旅行から帰って来たあと自らの功績全てを忘れていることが判明

 

これにより『フェニックスの涙』ほどの効力が無くとも絶大な治癒能力を持った薬の精製方法が永遠に失われることになったことを第79代エルドラド王国国王ウィラトリア・エル・ドラド・ゴルドーン・クレーリア陛下へご報告いたします____

 

 

 

 

もはや誰もが絶句するしかなかった。フェニックスの涙が引き合いに出される程の効力を持った薬、そしてその名につく『黄金』の2文字

 

 

「彼はこの私自らが直接家に向かい祝辞を告げた男だ!!彼は光栄なことにこの薬に『黄金』の名をいれてくれた!!薬の効果は実証済みでもうじき生産され『聖マンゴ病院』にも入荷する予定だった!!このクズはそれを自らの自己顕示欲の為に全てドブに捨てやがった!!これから何人も助かる予定がこの男のせいで何人も死ぬ!!」

 

 

それは怒りだった・・・誰よりも民を愛した王はその民の為に怒り狂っている・・・これから助かるハズだった命のために怒り嘆いているのだ

 

 

「この手紙が今朝届き、急いで部屋に行き確かめた。ダンブルドア、キサマが持つその羊皮紙を読んでみろ」

 

 

ウィラに促され目を通す、「次に出す予定の内容」と書かれたそこには確かに『黄金の祈り』の文字があった

 

 

「何ということじゃ・・・もはやアズカバンどころではない!」

 

「それに今コイツの中を視たが・・・なるほど。何故詐欺師とバレていないと思っていたのか分かった、コイツ自分自身に『忘却術』をかけやがったな」

 

 

その言葉に何度目か分からない騒めきが起こり、そこらかしこで「本当か?」という声が上がる

 

 

「我が黄金の瞳は全てを見通す。だがあの日あの「防衛術」の授業の記憶だけ全くない・・・自分すらも欺くのか・・・そうまでして名声が欲しいのか!?何とか言え!!」

 

 

『クルーシオ』をようやく解きロックハートに真実を語らせようとする____だが

 

 

「かっ・・・は・・・はっハハ・・・何のことだい?私はロックハート!この私の偉業は全て本とファンが知っていr「『クルーシオ』!!!」ア゛ァァアアアア゛ア゛!!!」

 

「ハァー!ハァー!!・・・情けをかけてやろうかとも思ったが・・・もうダメだ・・・」

 

 

そう言うウィラの目はどこまでも冷たく、どこまでも透き通るような純粋な殺気で満ち満ちていた____

 

 

 

 

__「生徒達は今すぐ出ろ」___ウィラは殺気も、その膨大な魔力を隠そうともせず生徒を見据え命令を出した

 

勿論誰も逆らえず、教師に連れられ一端自分達の寮へと戻っていく。もはや授業どころでは無かった

とくに『聖マンゴ病院』に家族が入院している者はあらんかぎりに今は縄で縛られたロックハートを殺さんばかりに憎しみを込め睨みつけながら大広間を出る。そこには何とあのネビルでさえも涙を流し親に仇のように睨みつけていた

 

 

そしてその場には最悪の犯罪者ロックハートとホグワーツの責任者としてダンブルドア、マクゴガナル、闇の魔術が行使される可能性を考慮してスネイプ。そして今だ怒りが収まらない黄金の君と付き従う黄金円卓3人だけとなった

 

 

「先にキサマ等にこれを見せておこう」

 

「これは?」

 

「イギリス魔法省からの親書だ。これにより、この詐欺師がアズカバンに送られる前にまず私が裁く権利が譲渡される」

 

「何ですって!?それは本当なのですか!?」

 

「・・・間違いない、ファッジ大臣のサインまである・・・いつの間にこんな物を用意したのじゃ」

 

「どうでもいいだろ、なぁ、どんな気分だ詐欺師?」

 

「アズカバンだって!?一体私が何したっていうんだ!ただ本を書きみんなに夢を与えた!これの何がいけないんだ!?」

 

「キサマ分かっているのか!?個人がその人生をかけた功績を奪い!あまつさえキサマの下らない自己陶酔のせいでこれから大勢が死ぬのだぞ!?」

 

「ヤダなぁ!何言ってるんですかスネイプ先生!私は誰も殺してない。ただつまらない個人の所業を誰でも楽しめるお話しにしただけです!まさに大業ではないですか!」

 

 

それは酷い言い訳だった。「ナイフで刺したら死ぬとは知らなかった」「まだ誰も死んでないから別にいいじゃないか」「私は自分の手を汚していない」そんな感じだ、まさに子供の駄々より酷い

 

誰もが怒りを通りこして呆れる中

 

 

「そうか、では詐欺師、キサマに大業を為させてやろう・・・光栄に思え・・・この魔法をくらって正気を失わなかった者は歴史上ただの一人もいないのだから」

 

 

ウィラだけはその黄金色の瞳にドス黒い怒りを讃えていた

 

 

「・・・先生方、できればここから出ていってほしい・・・この魔法は闇の魔術以上に最悪だ」

 

「スマンがウィラ殿、儂はこのホグワーツの校長として、この詐欺師をホグワーツに招いてしまった責任がある。どうか最後まで見届けさせてほしい」

 

 

ウィラが『黄金の瞳』で確認したがそれは正真正銘の本心だった。それはマクゴガナルもスネイプも同じだ

 

 

「・・・分かった。ならば卿等には最後まで見届けさせてやろう。おい詐欺師」

 

「私は詐欺師ではない!私は誰もが讃える本の作s・・・」

 

「『黄金の命である 決して自殺するな 決して舌を噛むな 決して精神崩壊するな』続けて命令する『決して・・・そう、決して精神崩壊を許さん』」

 

 

これでこの詐欺師は他殺される以外死ぬことも、その精神を壊すこともできなくなった

 

 

____そして史上最悪の呪いがかけられる

 

 

「『ira(怒り) ira(怒り) ira(怒り)』」

 

ウィラがその呪文を唱えると____大広間全体が蠢いた

 

 

ゾゾゾゾゾゾゾ_____

 

 

「な・・・何じゃ!ホグワーツ・・・いや、この大広間が!?」

 

「何ですかこの音は・・・」

 

「これは・・・羽音?」

 

 

教師陣3人が状況確認する中、詐欺師は冷や汗が止まらない。彼はようやく悟ったのだ

 

 

__この何か分からない呪文は自分一人に向かっているのだと

 

__この悪寒は勘違いでもなんでもないと

 

__自分が一体誰を怒らせ、誰の物に手を出したのかを

 

__この眼前で今だ無表情に自分を見つめる少女・・・彼女が『黄金の君』であることを・・・

 

 

だがもう全てが遅い、すでに『怒り(ira)』は下された

 

 

そしてようやく4人はその蠢く者の正体を知る。それにいち早く気づいたのはスネイプだった

 

 

 

「あれは・・・虫?」

 

「虫じゃと?・・・っ!?それじゃあ!?」

 

「まさか・・・この蠢く全てがそうなのですか・・・?」

 

 

そう、それは小さな小さな虫だった。踏めば難なく殺せるであろう虫。ただ・・・その数は大広間全てを覆っているが

 

次第にその距離を詰め、そして一斉に主に命令されるまま詐欺師の肉に喰らいつく

 

 

___ギチギチギチギチギチ!!!

 

「ギャアアァァァアアア゛!!?フゴッ!?口の中g・・・がっがっ!?」

 

 

ギチギチと咢を鳴らし、足に腹に顔に・・・すぐさまロックハートを蟲団子で覆う

 

ダンブルドア達はその悍ましい光景に目を離すことさえできず、茫然と目の前で人が蟲に喰い殺される様を見ていることしかできない

 

 

「ウィラ・・・殿・・・何じゃこの呪文は・・・一体何が起きておる」

 

「『ira(怒り) ira(怒り) ira(怒り)』これは黄金の怒りに触れた罪人を裁くための呪いだ、身体を蟲に生きたまま喰われ・・・しかし死ぬことは決してありえない」

 

 

ウィラのその言葉にもう一度ロックハートを見てみると確かに時折その蟲だらけの身体を陸に揚げられた魚のように跳ね上げ、呻くような声を出している

 

 

「この蟲の名は『チェンジミート』名のとおり寄生してその身体を食いちぎりながら自分を宿主と同化させ、喰らった先から卵を産み落とし再生を続ける」

 

 

つまりこういうことだ、「食って増えて食って減る」それがただ永遠に続くだけ

そう・・・半永久的だ

 

その証拠に先程まで大広間を埋め尽くしていた蟲はほぼいなくなり・・・その分だけロックハートの肉となったのだ

 

だが・・・真の恐ろしさはこれからだ

 

 

「身体と同化しても肉を食うことを止めず、蟲の寿命が尽きるまで永遠に身体を蝕まれる激痛が襲い続ける。最後は脳まで食われしかし意識は食われた本人のまま・・・これがだいたい200年くらい続くかな?」

 

 

その言うウィラの顔は今だにどこまでも無表情・・・いや、もはや興味も無いかのように杖の先をイジっている

 

 

そしてダンブルドア達は黄金に纏わる伝説のある一文を思い出していた

 

 

__黄金の怒りに触れてはならない。もし触れたのならばひたすらに死ねることだけを祈れ___

 

 

精神が崩壊するような激痛に襲われようと死ぬことはできない、舌を噛んで自殺しようにも『黄金の命』がそれを邪魔する

 

 

報告を受けた魔法省が到着し、ロックハートを引き取る時にはすでにそこに人間はおらず

 

ただ憐れにも蟲と同化したもはや蟲でも人間でも無い謎の生き物がそこにいた

 




正直かなり評価や感想が怖いです(やりすぎたかな・・・)

詐欺師程度でこの有り様
カエルババァだとどうなるのでしょうか


無表情ウィラ

【挿絵表示】


分かる人はすぐに誰を元に描いたか分かると思います

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