ハリー・ポッターと黄金の君   作:◯のような赤子

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黄金と入学

あれから8年がたった

 

色々あった・・・まさか本当にハリポタ世界だったとは!

事の発端はまず両親(母も魔法使いだった)が使う魔法がどれも聞いた覚えのあるものばかりでこの時はまだ半信半疑だったが、シャドウと呼ばれる屋敷僕妖精が魔法を教わったその日の内に現れ「アナタの狗にしてください」とかお前はどこのメニアックなニーソ娘に仕えるシークレットサービスだよ!?と叫ばなかったあの日の自分を褒めたい

 

そのときついでだから色々シャドウに聞いた。この世界が本当にハリポタなのか、私が生まれたこの家のこととか

 

とりあえず何か闇の帝王(笑)とか生き延びた赤子(同い年らしい)とかの発言がでた為確定した

 

ただ解せないのはこのエル・ドラド家だ

 

 

前世でもハリポタでもこんな国は存在しなかったし先祖はなんかヨーロッパ征服したりゴドリック達創始者の師匠やってたりと全然知らないことばかりだ(てか滅茶苦茶すぎんだろ)

 

遥か昔からイギリスやフランスと表と魔法界含め何度も戦争をし全戦全勝。今は国同士で国交を行いエルドラドは重要な中継地として栄えている

 

そこまで聞いてあまり考えることはやめた。どっちにしろ国が違うし私は王族だ、イギリスにあるホグワーツに行くこともないだろう___と思っていたのに・・・

 

 

 

 

「はぁ~・・・」

 

「どうかされましたかな?黄金の君」

 

「いや、少し考え事をな・・・」

 

 

この者は私に仕える『黄金の獣』

代々エルドラドの王は「黄金円卓」というものを持ち、12人の部下を持つことになっている

 

全て自らの足で世界を巡りスカウト(内容は話し合いだったり殺し合ったり)、そこには種族も生まれも関係ない完全な実力主義だ

その「黄金円卓」の中でも最も強い者が名前を捨て、王の最側近である『黄金の獣』を名乗ることが許される

 

 

・・・そう、私はこの国の王・・・第79代エルドラド王国国王ウィラトリア・エル・ドラド・ゴルドーン・クレーリアとなった

 

 

理由は色々あるが、一番はやはり年老いた父だろう(ダンブルドア?あんなワケ分からん人外に片足突っ込んだ100超えと父を一緒にするな!)

 

 

 

転生者にありがちな転生先の親を親と思えないなんてことは私にはなかった。二人共誰よりも厳しく、そして際限なく愛情を私に注いでくれた。

・・・それでも一度だけもしかしたら本来生まれるハズだった子を私が押しのけたかもしれないと思い、両親に私が転生者であることを明かしたことがある

 

 

だが・・・二人共泣きながら私に謝ってきた「そんな悩みを抱えていたのに気付けなくてゴメン」と「私達の・・・ウィラという娘はアナタしかいないのよ」と__その日は家族みんなで同じベッドで抱き合いながら寝た。あの日の暖かみを忘れることはまずないだろう

 

 

『黄金』の仕事は多忙だ、それもそうだろう国王なのだから。しかしそれだけではない、このエルドラドは常に国王が特殊な魔法で覆っている。この魔法が1500年もの間他の魔法使いから守ってきたのだ

だが父ももう60近く、その魔法を展開し続けることも辛く私がそれを行うことを決めた(この魔法は王のみにしか使えない)

 

幸い私の保持する魔力量は父の100倍近く(エル・ドラド家は膨大な魔力量で有名らしいが私はその中でも最高クラスらしい)余裕で使えるし展開し続けれる

 

 

 

 

「我が獣よ、お前はこれを見たか」ピラっ

 

「申し訳ありません黄金の君、これは?」

 

「・・・ホグワーツからの入学許可証だ、読んでみろ」

 

黄金の獣(彼に名は無い、しいていうなら黄金の獣こそが名だ)に渡して目の前のお客(・・・・・・)にも聞こえるように朗読させる

 

 

 

『ホグワーツ魔法魔術学校 校長 アルバス・ダンブルドア

マーリン勲章、勲一等、大魔法使い、魔法戦士隊長、最上級独立魔法使い、国際魔法使い連盟会長

 

親愛なる第79代エルドラド王国国王ウィラトリア・エル・ドラド・ゴルドーン・クレーリア殿

 

 このたびホグワーツ魔法魔術学校にめでたく入学を許可されましたこと、心よりお喜び申し上げます。教科書並びに必要な教材のリストを同封いたします。

 新学期は9月1日に始まります。7月31日必着でふくろう便にてのお返事をお待ちしております。 

 

敬具

 

副校長 ミネルバ・マクゴナガル』

 

 

読み終わった獣がプルプルと渡した手紙を殺さんばかりに睨みつけている

 

 

「・・・ふざけているのですか!?我が黄金の君を!!国王を別の国の校長ごときが!!」

 

「我が獣よ、お前は私のモノだが私がいつお前のモノになった?」

 

「ッ!?もっ申し訳ありません!!黄金の君!!どうか・・・っ!!」

 

「よい、許す」

 

 

 

__私の喋り方に関しては許してほしい。私は仮にも王だから常に偉そうに、しかし決して自分が偉いのではなく上に立つ者としてこのように話しなさいと母からきつく言われたのだ

 

 

 

 

「__シャドウ」

 

「ここに」スッ

 

 

王位をついでシャドウも正式に私のモノとなった

シャドウはそこらの屋敷僕とは一線を隔す。なぜなら彼はなんと初代の時代からずっと仕えてくれているのだ!(1500歳普通に超えてんだぜ?)

声もキイキイとうるさくないし自分ですると言っても癇癪など起こさずやんわりと諭される

我がエル・ドラド家もシャドウを宝物のように思ってきたし私自身尊敬さえしている

何より彼はどの代でも「黄金円卓」の第12席次に決まっている(ちなみに今は私が第1席次だ)

 

 

「紅茶のおかわりを」

 

「すでにご用意しておりますウィラトリア様」

 

「ほう?流石だな」

 

「もったいなきお言葉」

 

 

 

何時の間にか淹れられた紅茶を口元に持っていけばなんと香しいことか、味も文句のつけようがない!

 

 

「__美味しい、お前の紅茶を飲んでは他のが飲めなくなるから困る」

 

「初代様も同じ事を言っておりました。歴代の「黄金」もまた一様です」

 

 

 

このエル・ドラド家は代々金髪金眼で当主は「黄金」の名で呼ばれる。それは父も同じだ

 

ちなみに父上はまだ死んではいないぞ?私も王位と国を覆う術式だけ受け継いでまだ政務や国交は父に任せっきりだ

 

 

 

「ウィラトリア様、お客様がどう反応していいのか困っております」

 

「おっと、そうだった。どうされたルシウス(・・・・)殿?紅茶は嫌いかな?」

 

「__い、いいえ・・・少し考え事を・・・」

 

「ふむ、この手紙、卿はどう思われる」

 

 

 

この男はルシウス・マルフォイ。あの有名なフォイの父親で私は原作を思い出した時から一度会ってみたかったキャラの一人だ

 

彼は私の予言を聞いてヴォル様がいなくなりすぐさま私が王位継承した際謁見してきた

 

彼が闇の陣営なのは勿論知っているが私には関係ない、今や良き友人だ

 

 

 

「やはり・・・陛下を自らの陣営に入れようとしているとしか・・・」

 

「フン、だろうな。あの腹黒ジジィの考えそうなことだ、その点、卿等「闇の陣営」は回りくどいことはしないからな、好感を持てるよ」

 

「あの・・・あまり大きな声では・・・」

 

「問題はない、この国では魔法は使えん(・・・・・・・・・・)。それは卿が1番分かっているだろう?」

 

「えぇ、まぁ・・・と言うか・・・もしかして陛下はダンブルドアがお嫌いで?」

 

「当たり前だ、予言が出回った所為で当時忙しかった父上の下にあのクソジジィアポも取らずに来やがった!!いち魔法使いが他国の王にだぞ!?一体何様だっ!?」

 

 

更に言うつもりはないが私が継承した時もしつこく謁見しようとしたので昔から好きではなかったのにもっと嫌いになった

あのジジィ「謎のプリンス」が始まる前に私が殺してやろうか・・・っ!?

 

 

そう言うとルシウスの顔が綻ぶ。だが悪いな、私はお前達「闇(笑)の陣営」なんぞ興味ないんだ

 

 

「おいルシウス、分かっていると思うが・・・」

 

「っ!勿論です!陛下!!我々の陣営は決してエルドラドに手は出しません!!・・・まだ命が惜しいので」

 

 

チラっと獣を見るルシウス。まぁコイツには獣の正体を言っているからな・・・そりゃ怖いわ、私も正直よく勝てたなと思ったもん

獣だけじゃない、我が黄金円卓は化け物の集まりだ

 

 

「・・・マジで世界征服してみようかな」ボソっ

 

「ウィラトリア様、準備はいつでもできております」

 

「我等が黄金円卓は黄金の君の走狗でございますゆえ」

 

 

呟いたつもりがコイツ等には聞こえていたらしい。いや冗談だよ?

 

 

「冗談だ本気になるな。__?どうされたルシウス殿、顔が青いぞ?」

 

「はっ、はは、いっ、いえなんでも・・・」カタカタ

 

「__?まぁいい、そういえば卿の息子も今年ホグワーツだったな」

 

「えぇ、名をドラコと申します」

 

「(フォーイwww)そっ、そうか・・・確か「生き残った男の子」も同い年だったな。彼もホグワーツに入るのかな?」

 

「・・・おそらくは、あのダンブルドアが彼の者を求めないハズがありません」ギリっ!!

 

「ふむ、・・・卿はまだソチラにいるつもりかな?私はいつでも卿を受け入れる準備はできているぞ?」

 

 

そう、私としては彼の家だけでも助けたい。そう思えるものを彼は持っている

 

 

「・・・何故、そこまで私のような者を気にかけてくれるのですか?私がアナタに近づいた理由も気づいておられるでしょう?」

 

 

彼もまたダンブルドアと同じように自らの陣営に私を取り込もうとしてやってきた、そんな事は初めて会った時から分かっている

 

 

「当たり前だろう?というかそんなに卿等にとって予言とは大事なのか?」

 

「当然です!アレは予知に等しいのですぞ!?ましてやアナタは「黄金の君」!!しかも「偉大なる黄金」と呼ばれたお方だ!!誰もアナタの発言を!行動を!無視することなどできないっ!!」

 

 

 

凄い剣幕でルシウスが迫ってくる

 

預言の内容は私も聞いた。正直「ふーん」くらいしか思わない

 

生まれたばかりの頃は「ハリー達を救おう!」と思っていたが・・・今の私はウィラトリア、1つの国を総べる今代の黄金の君だ。他国の少年少女よりも我が民草のほうが遥かに大事に決まっている

 

 

「・・・ウィラトリア様」

 

「ん?もうこんな時間か。済まないがルシウス殿、次のお客が来る。卿はもう帰られよ、卿にとっては面倒な客だ」

 

「それはどういう___ッ!?」

 

 

・・・どうやらルシウスの反応からして来たようだ

 

振り返らずにそのお客に話しかける

 

 

「まったく・・・お前には時間を守るという事ができんのか?_____ダンブルドア」

 

 

そう、私の後ろには偉大(笑)なる魔法使いアルバス・ダンブルドアが来ていた

 

 

「___ほっほ、なに、5分前行動というやつじゃウィラ殿、息災でなによりじゃ」

 

「・・・陛下、これはどういうことですかな?」

 

「言ったろう?客だと。なぁに、卿が心配する間柄ではないよ。言ったとおり私はこの老人が嫌いだ」

 

「おおう、相変わらずツンツンじゃな。ところでウィラ殿、何故マルフォイ家の者がここに?」

 

 

静かに殺気立ちながらそう訊ねてくる。・・・馬鹿だなぁ魔法は一切使えないしこの場には___黄金の獣もいるというのに

 

 

 

「・・・ご老人?黄金の君に対して何なのですかその態度は?___喰い殺されたいですか?」

 

「ッ!?いや・・・済まんウィラ殿、どうかこの通りじゃ」

 

 

そう言いながらこちらに頭を下げるダンブルドア・・・本当に気に食わない、謝りながらもずっとこちらを見定めようとしていやがる

 

 

「・・・ルシウスは私の友人だ。今世紀最高の魔法使いは王の交友関係にも口を出される気か?」

 

「いやいや、流石の儂もそこまではせんよ。そうじゃなぁ・・・あの小さかったウィラ殿ももう国王か、何かご祝儀でも?」

 

「・・・キサマの贈り物などいらん、そしていい加減にしろよ?私とお前が会うのは今日が初めてだ」

 

 

魔力にモノを言わせて無理やりこの老人を黙らせる。私も獣も我慢の限界だし___何よりシャドウが本気でヤバイ、まだ原作も始まってないのに流石にマズイ

 

 

「ルシウス、いつまでソコにいるつもりだ?私は帰れと言ったハズだが?」

 

「もっ、申し訳ありません陛下!!」

 

「シャドウ、彼をお送りしろ」

 

「・・・御意」

 

「あぁそれと、何故私が卿を目に掛けるのか言ってなかったな」

 

「黄金の君・・・ここでいっていいので?」

 

「そこの老人に何ができる?普通に国際問題だぞ?」

 

「確かに」

 

「__ルシウス、私はアナタのことが気にいっている。我が国に迎え入れてもいいと思えるくらいには」

 

「「!?」」

 

 

ダンブルドアも驚いているがまぁいい、どうせ何もできないし彼の助けに少しでもなればいい

 

 

「卿の家族を思う気持ちは本物だ。私はな?そういう愛に生きる殿方は好ましく思うよ」

 

「・・・陛下・・・」

 

「あぁそれと・・・次からは敬称なんぞ使わずウィラと呼んでくれ。友に陛下とよばれるのはそのぅ・・・すこしムズ痒い」ポリポリ

 

「しっ、しかし・・・っ!?」

 

「くどい、私が良いと言ったのだ。誰にも文句は言わせんよ、なぁ?ダンブルドア殿?」

 

「・・・ウィラ殿がそうおっしゃるのなら・・・」

 

「というか私はお前に名前で呼んでいいと一言も言ってないんだが・・・まぁいい、生徒になる(・・・・・)んだ。それくらいは許してやる」

 

「・・・なんじゃと?」

 

「聞こえなかったのか?仕方ない、もう一度だけ言ってやる。__私、第79代エルドラド王国国王ウィラトリア・エル・ドラド・ゴルドーン・クレーリアはここにホグワーツ魔法学校に通うことを宣言しよう___これでいいか?」

 

「・・・本気で言っているのですか!?陛下!?」

 

「ウィラでいいと言ったろう?__まぁ理由はいくつかある。が、まだここで言うつもりはない。どうせ日刊預言者新聞が噂を聞きつけやってくる、その際に明かそう」

 

 

最後にそう締めくくり今度こそルシウスをシャドウに送らせる____さて、面倒だがこれも王の責務と思いジジィの相手をしてやろう

 

先程までルシウスが座っていた席に座らせ獣を私の後ろにつける

 

 

 

 

 

 

 

「___美しい庭じゃ・・・これがウワサに聞く「クレーリア城の大庭園」か・・・」

 

「そうだ、1500年以上もの間守り続けてきた物の1つだ」

 

 

 

このクレーリア城は初代黄金が愛しい女性の為に建て、その女性の名前をつけ共に暮らしたことで有名な城だ。歴史にも載っているほど古い

 

 

「我が獣よ、ここから先このご老人が何を言おうと手を出すな。よいな?」

 

「黄金の君のお心のままに」

 

 

獣に釘を打ち舞台は整った

 

 

「さぁ、本音で語り合おうか?ダンブルドア殿?」

 

「・・・分かった。では__何故ルシウス・マルフォイなんかと懇意にしておる?あやつの正体を知らぬワケではあるまい?」

 

「あぁ、闇(笑)の陣営だろ?ヴォルデモートの配下だ」

 

「・・・ならば分かるじゃろう?あやつは・・・」

 

「お前と同じように自陣営に引き込もうとしている・・・だろう?」

 

「__ッ!?・・・そうじゃ・・・」

 

「その為に私をホグワーツに入れた」

 

「・・・そうじゃ、それに今年は例の少年も入学する」

 

「・・・確かポッター家の者だったな。かつては「聖28一族」にも入っていた」

 

「よく知っておるのう・・・」

 

「どうでもいいがな。「聖28一族」の王は「ブラック家」と言われているが本来は我がエル・ドラド家だ、知っていても不思議ではないよ」

 

 

これは事実だ。確かに我が家にはマグルの血も流れている、だがそれ以上の価値がエル・ドラドの血にはある。だから今だに全魔法族の王と讃えられているのだから

 

 

「だからこそじゃ、今年から魔法界はおそらく激動の次代に突入する。ヴォルデモートはまだ死んでおらん、力を蓄えておる」

 

「だろうな、仮にも我等を差し置いて帝王を名乗ったんだ。そう簡単には死ぬまい」

 

 

というか私の場合原作のおかげで知っているんだが・・・これは流石に家族にも言えない

 

 

「・・・我々は恐ろしい、ゆえに優秀な者を少しでも守ろうと「笑わせるな」・・・なに?」

 

「本音を言えよダンブルドア。私は自分の予言を知っている、怖いんだろう?・・・この「黄金の君」が」

 

「ッ!?・・・何故・・・予言を・・・」

 

「私は国王だ、協力者なんぞヨーロッパ中にいる。それにお前が父上に言ったんじゃないか。全部父上が教えてくれたよ、別に隠す意味もないしなぁ」

 

「・・・ジブニール殿・・・貴殿には魔法界のことなどどうでもいいのか・・・っ!?」グっ!

 

「当たり前だろ?そちらがどうなろうと我が国は関係ない、魔法界が滅んでも表と貿易を続けるだけだ、現に今もそうしている」

 

「__それが1国を背負う王の物言いかッ!?なぜ正義の為に立ち上がらん!?」

 

 

(正義・・・ねぇ)

 

 

「それは誰が決めた正義だ?」

 

「なに?」

 

「ヴォルデモートは魔法族の繁栄の為に、お前はマグルとの共存の為に。はたから見ればどちらも正しいしどちらも間違いだ」

 

それに___

 

「それはお前が望む正義だろう?お前が周りに押し付けた正義だろう?」

 

「ッ!?ちがっ「全ては善の為に」__!?なぜそれを・・・!?」

 

「なぜ?なぜだと?」

 

 

身体を乗り出し彼の瞳をのぞき込む

よく二次創作では「キラキラと輝いている」と描写されるが・・・私の目には子供のように怯えた眼にしか見えない

 

 

「『我が黄金の瞳は全てを見通し、我が金糸は宝石以上に輝く』__「黄金」のことはお前が誰よりも詳しいと思っていたが・・・拍子抜けだな・・・お前、今私が開心術をかけていることにも気づいてないだろう?」

 

 

そういうと焦って閉心術をしだすダンブルドア。・・・なんだ、以外とカワイイ所もあるじゃないか

 

 

 

「ありえぬ・・・エルドラドでは・・・この国では魔法は全て使えぬハズじゃ!?」

 

「言っても対抗手段がないから話してやるよ。正確には別に使えないワケじゃない、ただ私が使って良い者を選んでそれ以外の者が使えないだけだ」

 

 

私の言葉にダンブルドアは絶句するしかない、それもそうだろう。私がその気になれば敵を丸裸にしたうえでこちらだけ使い放題だ、これが攻略不可能と言われたエルドラドの防御機構の内の1つだ

 

 

 

 

だがまだ半信半疑らしい、だから証拠を見せてやろう

 

 

「使えるようにしてやろうか?(パチン)ほら、もう使えるぞ?」

 

 

 

杖を急いで取り出し魔法を使いだす

 

 

(・・・アレがニワトコの杖か・・・うん、イラネ)

 

「何ということじゃ・・・これなら・・・ッ!!」

 

「あぁ、ヴォルデモート陣営のみ使えなくしてお前達のみ使えるようにもできる・・・が、そもそもだ、私は誰にもつく気は無い」

 

「なぜじゃ!?」

 

「ヴォルデモートの支配する世界に興味も無いし、お前の語る正義はあまりにも安っぽい。ペラッペラなんだよお前」

 

 

 

これは原作の時から思っていた。正義を語りハリーを犠牲に?しかも決めた後も後悔に揺れていた?なんとハリーに不誠実だろうか・・・

 

 

犠牲を是とするなら迷うべきではない

犠牲を非とするなら絶対に守り通すべきだ

私は国王としてそう教わった

 

 

片や20世紀最高の魔法使いと言う名の「ただのレジスタンスのリーダー」

片や国を導く王としての道を歩む私

 

もとからお互いに理解などできるはずがない

 

 

「まぁホグワーツに入学している間は生徒くらいなら守ってやるよ、目的も果たさないといけないし」

 

「・・・目的?それは一体・・・」

 

「お前が心配することじゃあ無い。そもそも私は国連にも加入している王だぞ?他国の子供に手なんぞ出せるか」

 

「ではなんじゃと言うのじゃ・・・」

 

「一つは見聞を広める為だ。もしかしたら我が黄金円卓の席次が1つでも埋まるかもしれん。・・・あぁ!安心しろ?お前程度はいらん」

 

「・・・じゃろうな、儂程度の魔法使いがその席に座れるとは到底思えん」

 

「最低でも私の代はホグワーツ創設者くらいの力量は欲しいな」

 

「・・・無理じゃろ?」

 

「あぁ、無理だな。あともう一つは・・・」

 

 

 

「・・・もう一つは?」

 

 

 

 

 

「_____私のフィアンセを探すことだ」

 




屋敷僕は妖精さんなので「じゃあ1500年生きてもいんじゃね?」と
このように

エルドラド王国は国連にも加入している表でも有名な国です
国民はマグルと魔法族が魔法の存在を知った上でごく普通に生活
しています

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