ハリー・ポッターと黄金の君   作:◯のような赤子

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超久々の一日2話投稿
やはり省略しないほうが書きやすいですね


ついにウィラの魔の手がてんてーに伸びます

それと今回後半は、露骨なそういうシーンがあります
(紳士諸君、全裸で待機してそのまま風邪をひきたまえ)←ウソです、身体に気を付けてこれからもよろしくお願いします



黄金とセブルス

ホグワーツに帰って来て、ようやく皆と話せると授業そっちのけでワイワイしていると、流石に看過できないのかリーマスが再び咳払いし

 

 

「さ、今は授業中だよ皆。席に座らない悪いグリフィンドール生は-1点だ」

 

 

その程度で罰になるのか?とリーマスを見やると彼も軽く笑っていることからどうやら本気ではないらしい。しかしもしこれで他寮に負けたらと、負けず嫌いなグリフィンドール生には効果抜群だったらしく、すぐに席についたので私もそれに倣うようにする

 

 

「うん、皆良い子だね。じゃあ出席を取ろうか」

 

 

一人一人の名を呼び、みんなもそれに返事する

 

 

「ウィラトリア・エル・ドラド・ゴルドーン・クレーリア」

 

「はい」

 

「うん、よろしい。僕からも良いかな?お帰り。それと何度も悪いが・・・」

 

「それは止めましょう先生、もう終わったことに執着するのはイギリス人の悪いところだ。卿等の女王も・・・エリーもホントに終わったことをネチネチと・・・」

 

「あ、はは・・・ゴメン、ノーコメントで」

 

 

さて、とリーマスが授業に入る。そういえば私は彼の授業をまともに受けていないことに気づき、どんな内容をするのかなとワクワクしていると

 

 

「今日はそうだね、いつもは体験型の授業が多いから、偶には座学でもしようか」

 

 

「えー」と皆と共に私も声を上げる。別に座学が嫌いなワケではない、でも普段から座って仕事をするとこが多い私からすれば身体を動かしたいのだ

しかしその認識は授業が始まった瞬間にはどこかへ消えていた

 

 

 

 

 

「____のため、彼等“狼男”は満月の夜に変身し、積極的に人間を襲います。これに関しては“変身した彼等はもはや自らを人ではなく、狼男という種族として捉えているため、人を食物としか認識できない”というのが学術的に最もポピュラーな定説となっています」

 

「・・・ホントに君には驚かされてばかりだよ、ミス・グレンジャー。これは20点あげても問題ない!素晴らしい回答だった!」

 

 

グリフィンドールがハー子に熱い拍手を贈る。ハー子のその知識にも確かに驚いたが何より驚いたのは今行われている授業内容・・・“狼男”だ

初めリーマスがそう言った時の反応は大半が、まだまだ先ではないかといったものだったが私は違う、彼が狼男であることを知っているし・・・それは彼も分かっていることだ

ハー子が熱弁している中、私はリーマスへアイコンタクトした。何故なんだと

それに対し、リーマスは自然な動作で自分の胸元を指で軽く叩いた。「開心術で見てくれ」ということだろうと思い、視させてもらった

 

 

__私の・・・いや、僕が今ホグワーツにいれるのは奇跡に等しい。それは分かるねウィラ?

何より今の僕は不安定だ、薬が・・・『脱狼薬』を彼に作ってもらえなかったからね、それにやっぱり怖いんだ、万が一が

それにいざという時、こうやって軽くでも対処できる方法を一人でも知っていたほうがいい、そうすれば僕のような被害者が減るかもしれないからね__

 

 

何を馬鹿なと思った、彼が優秀なのは私を含め、誰もが知ることだ。全てが愛おしい中でもてんてーが・・・セブルスのことが愛しくて堪らない、今すぐ私と婚約してほしいというこの思いは確かだ、嘘ではない。でもそれとこれとは話が別だ、彼の才は魔法薬を作ることにあるように、リーマスには防衛術を教える才がある。様々な人間と会ってきた私が言うのだから間違いない

 

 

(何よりリーマスが止めてしまっては来年っ・・・あれ・・・?)

 

__来年は一体誰が来るんだっけ___

 

最近・・・いや、“偉大なる黄金”となったあの日からこうだ

前世の記憶が消えていっている(・・・・・・・・・・・・・)

 

ハリー・ポッターという物語が、これからどういう道筋を辿っていくのかがあまり思い出せない

でも・・・正直これに関しては、これでいいと思ってる。そうだ、この世界は決して“誰かが作った物語”ではなく、私が生まれ、私が全力で愛してやまない愛しい世界。もはやこの身に前世などあってないようなものだ、むしろこのまま完全に消えてしまえばいいとさえ思っている

 

 

(っといけない、とにかくセブルスには『脱狼薬』を頼まないと・・・あの薬は元はイギリス発祥。エルドラド王国ではない、私はあの薬の作り方だけは知らない)

 

確か今日はこちらに戻って最初の個人授業の日(・・・・・・)だと思い出していると、リーマスが狼男についてまとめた羊皮紙が宿題だと言い、この日の防衛術の授業が終わった

 

 

 

 

 

 

「あれ、ウィラ次の授業も僕達と同じじゃないの?」

 

「いや、次はマグル学だ」

 

「じゃあ私と一緒に行きましょうよ、久々に帰って来たんだからもう少しお話ししたいと思ってたの」

 

 

勿論と言って私とハー子は他の者と別れ、マグル学が行われる教室を目指す

道中色々なことを話した。ただ意外だったのがハー子が私の晩餐会に行ってみたかったと言い出したのだ

 

 

「だって凄い人ばかりだったんでしょう?私、憧れちゃうわ!それに綺麗な服着たりするんでしょう?」

 

(珍しいな、ハー子がオシャレしたいなんて。もしかしてハー子、色 を 知 る 歳かッ!!?まぁ冗談は良しとして・・・)

 

「悪いがハーマイオニー。私が言うのも何だがな、あのような場は卿のような子供には毒だ。我等のような立場の晩餐会というものはいわば権力の見せあいだ。どちらがどれほど優れていて、誰が見下していい相手か見定める為の・・・な」

 

 

初めて父に連れられ、他の王族の晩餐会に行った日を思い出す。あれこそはまさに権力と思惑入り乱れた蠱毒の壺だ。帰ってずっと母の胸に縋り付いたのを思い出す

 

 

「でも・・・あの場には女王陛下もいたのでしょう?貴女の国の国民と同じで、私も一目あの方に合ってみたいわ」

 

 

ホゥっと憧れの存在を思い浮かべ、吐息を漏らす彼女を今、私はどんな顔で見ているのだろうか・・・

 

 

(どうしよう・・・エリーこそが今の王侯貴族界を蠱毒の壺に変えた張本人で、しかもそれを見て毎回ケラケラ笑ってるって言ったらどうなるか・・・)

 

 

円卓の3人も微妙な顔でハー子を後ろから眺めている。特に私や彼女と同じ立場として、会う機会が多いアランなんかアイコンタクトで「言わないほうがいい」と伝えてきた。当然だ、私とて彼女を怒らせるのは怖い。あんな怪物とやりあうくらいならまだ黄金円卓全員と殺りあったほうが楽だ

 

もうすぐ着きそうだといった直前、私はあることを思い出し

 

 

「そういえばハーマイオニー、アレ(・・)はまだ使っているのか?」

 

 

その言葉にハー子は軽く身体を揺らし、そのまま無言で歩き出した

アレ(・・)とは“逆転時計(タイム・ターナー)”のことだ。今はまだハー子に目立った症状は現れてないが、いずれ狂った時に身を滅ぼすことになる(もしかしたらもう出ているのかもしれない)

しばらく無言で歩いていると、ようやくといった風にハー子が語り出す

 

 

「・・・分かってはいるのよ?マクゴガナル先生にも絶対に気を付けなさいと何度も注意を受けてるもの・・・」

 

「・・・でもまだ手放さないんだな?」

 

 

返事は返ってこない、その代わりにハー子の眼はまだまだと語っている

 

(ホントに・・・卿のその姿勢にはこの私ですら頭が下がる)

「分かった、でも異常を感じたらこの私手ずからそれを卿から引きはがすからな」

 

「うん・・・でもウィラ、どうして他の人・・・ハリーやロンにこれのことを言わないの?もしそれをされたら、私はこれを手放すしかないだろうし・・・」

 

「だろうな、あの二人なら私以上にそれを卿から離そうと躍起になりそうだ」

 

(てかロンならむしろ使わせろと煩そうだな・・・「これを使って馬鹿共を見返してやる!」とか言って)

 

 

同じことを思ったのだろうか、ハー子と目が合い、どちらともなくクスクスと笑ってしまった

 

 

「でもそれだけが理由ではないよ、忘れてないかハーマイオニー?」

 

「__?何が?」

 

「このホグワーツでの・・・本音で語ったのは卿が初めて・・・つまりこのホグワーツで初めてできた対等な友は卿だということだ」

 

 

驚いた__と思ったらボンっ!と顔を真っ赤にしたハー子。でも本当の話だ、あれがあったら私は普通の子と話す術を学べた

ふと、感謝を・・・もっと彼女にこの燻らず、燃え盛る私の愛を告げたくなった

 

まだ顔を赤くしているハー子に近づき、その顔に手を添える。ついでだ、もう一度念押ししておくとしよう

 

 

「うぃ、ウィラ!?顔近いっ///!?」

 

「だから無理してくれるなハーマイオニー。私の愛する卿が倒れてしまっては・・・私はどうすればいい?」

 

「あ、愛・・・っ///!?」

 

「あぁ、卿の全てが愛おしい」

 

 

どれだけ辛酸を舐めさせられようと、決して折れぬその心が。自らの正義を疑わず、ダンブルドアとは違い、真にまっすぐな瞳で見据える卿が・・・嗚呼・・・()したい

 

彼女ならば我が愛にも耐えられるのではないか?いやさ、彼女ならば必ず耐えられる。何故なら私がそう信じているのだから

 

 

「・・・クスっ、くはは!いや、冗談さハーマイオニー」

 

 

だが・・・まだだ、まだその時ではない。彼女は今からなのだ。始まっていない内から私好みに?そのようなこと無粋極まる

 

(何より・・・私はまだ最愛(・・)すら手に入れてないではないか。いかんな、目移りなど)

 

 

「へ・・・?・・・もう!ウィラ!!」

 

「くはは!でも少しは肩の荷が下りたのでは?」

 

 

全てを愛したい、だが時間はまだまだあるのだ

だから今夜はまず、恋人のような甘い時間を過ごしたいと思いながら、まだ怒ってるハー子に謝りながら私達は『マグル学』の行われる教室を目指した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日全ての学科が終わり、夜の帳が落ちた頃___私はとある研究室(・・・・・・)の前にいた

今年に入ってからはこれが初めてだが・・・何度来てもドキドキする

普段自分の身なりにはそこまで気を使わない私だが、毎回このドアの前に来た時だけは違う

 

 

「け、獣・・・どうだ?大丈夫か?」

 

「黄金の君・・・あまり言いたくはありませんが、このやり取りいつもですよね?」

 

「し、しょうがないだろう!?だって・・・!」

 

 

ここはてんてー、セブルスの部屋なのだから

 

 

私は全てを愛している___こう自覚した後も、セブルスに対するこの思いは遮られるどころか天元突破を果たしていた

始めは確かに好きなキャラクター(・・・・・・)だったから・・・その物語に書かれた生涯(・・・・・・・・・)があまりに可哀想で、どうにかしてあげたいと思ったからかもそれない

でも今は違う。本気で・・・一人の男性として、彼のことが愛おしい

 

誰に対しても辛らつで・・・でもその言葉とは裏腹に、目だけは凄く優しくて・・・

負けず嫌いで、誰に対しても心を開こうとしないその姿勢がまるで猫みたいで可愛くて・・・つまり私はもうベタ惚れなのだ。今すぐにでも両親の下へ彼を連れて行き、紹介したい(この時ばかりは本当に我が家が身分に頓着しない王族で助かった)

 

 

「おい、分かってるだろうな?」

 

 

いつもなら、円卓も部屋まで入り彼の一挙手一投足に警戒していたが・・・今回だけは違う

 

 

「存じています、黄金の君」

 

「おう、流石になぁ・・・旦那?」

 

「うむ、余もそこまで馬鹿ではない。なぁに、御身の魅力に靡かぬ者などただのタマ無し。つまり黄金の君にはふさわしくないということよ」

 

 

彼等には外で待っておくように伝えた。いい加減、たまには愛しい人との逢瀬を楽しみたいというところだ

 

 

「ふざけるなアラン、彼がタマ無しだろうと私は絶対彼の子を産むぞ。他ならぬ私がそう望んでおるのだ、この計画を邪魔するものは神だろうと世界だろうと滅ぼすまで」

 

 

そんなもし(・・)を思い浮かべた瞬間、ピシリ__と手の方から音が鳴り、そちらに目をやると指輪の一つが壊れていた

 

 

(ヤベ、これで何個目(・・・)だ?)

 

「6個目ですよ黄金の君、確かに宝物庫にはまだいくらでもありますが、流石にこのペースでは・・・」

 

「私が悪いのではない、この私程度に耐えられぬ世界が悪いのだ」

 

 

まぁそこが愛いのだが。と言いながら獣が新たに出した指輪と交換する

我慢などするつもりはない、この程度で・・・この私程度の存在に壊れてくれるほど、万物全ては脆くない

むしろこれはあれだ、「かっ勘違いしないでよね!まだ本気出してないだけだかんね!」ってやつに相違ない。安心してくれ、まだ私も全然本気を出していない!!

 

 

「では行って来る、静かにしてろ」

 

 

特に返事も聞かず、獣が開けた扉へ身体を滑り込ませる。その先には___

 

 

「こんばんは先生」

 

「ごきげんようミス・エル・ドラド。では・・・

 

 

始めるとするか_____

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋に入り、扉が閉まった時にはもう遅かった

乱暴に身体を持ちあげられ、部屋の壁に何故か付いていた手錠を嵌められ机に座り込む形となった

 

 

「・・・何だこれは・・・スネイプ、キサマこれは何の__っ!?」

 

 

それはいきなりのことだった。乱れた髪の間から、伏せていた顔を上げ彼を睨みつけようとした瞬間・・・

 

 

__ピチャ ピチャ

 

 

「ン゛っ!? やめっ・・・!やぁ・・・っ!」

 

「・・・」

 

 

無理やり顔を掴まれ、気付いた時には私の初めてが・・・唇が奪われていた

あまりの悲しさに涙が出て来た、愛しい人の口づけはすごく乱暴で・・・私のことを気遣ってくれていなかった

途中舌を入れてこようとしてきた。怖くなったので、咄嗟に歯を噛み締めるが鼻を塞がれ息ができず、ぷはっと口を開けた瞬間、歯茎をなぞられ味わうように彼の舌が私の舌に絡んで来た。それはまるで蛇のように・・・奥へ、奥へと留まる事を知らず、私の身を貪り尽くす

 

まるで自分から求めてしまったようで・・・羞恥心と恐怖が更に涙を加速させる

 

 

 

荒い息遣いと水のような音だけが・・・誰も入らぬ地下牢跡に響く___

 

 

しばしたち、あまりの突然のことに抵抗すらできないでいるとようやく満足したのだろうか、チュルリとわざとらしく音をたて、唇が離れていくと同時に淫靡な銀色の架け橋ができる

 

 

「はぁ、はぁっ・・・!・・・ひっく、グス、グス・・・っ!!」

 

「・・・何故泣いているのかね?ミス・エル・ドラド、いや・・・ウィラトリア」

 

 

シレっと悪気も無い顔で告げてくるセブルスを私は気丈に睨み返すしかなかった

それが気に食わないのだろうか、杖を振り

 

 

「・・・『セクタム・センプラ』」

 

 

何がしたいのかと思った。この身は黄金、『黄金の血の守り』の前ではどんな魔法も私を傷付けることなど不可能だというのに

しかし・・・彼の目論見はこの私を切り裂くことではなく・・・

 

 

ビリィっ!

 

 

「っひゃ!?」

 

 

杖から不可視の斬撃が、剥くように私の服を切り刻んでいく(・・・・・・・・・)

シャツは微かに胸が肌蹴る程度に、ニーハイソックスもビリビリに破かれる

 

 

「ふむ・・・中々私好みに染まったなウィラトリア」

 

 

満足したのか、呪文を止めしばし熱の篭った目で私を見つめて来るセブルス

今の私は戦火の中、捕らえられ犯される直前の姫騎士のような様だ

もう顔を上げる元気すらない、微かに嗚咽を漏らすしか今の私にはできない

 

 

「な・・・ぜ・・・」ボソ

 

 

私の呟きが聞こえたのだろうか、わざとらしく足音を鳴らせ、私はビクリと反応してしまう

 

 

「何故・・・?何故だと?」

 

 

その声には微かな怒気が紛れていた

肌蹴た肌を少しでも目の前の野獣の眼光を携えた男から隠すように、身体を縮める

 

 

「それはないのではないかね?・・・今まであれほどこの吾輩を誘って(・・・)おきながら」

 

 

セブルスは息を更に荒げながら、私が座らされている机へと近づいて来る

違う・・・私はこんなことを貴方にしてほしくて、アプローチをかけたワケではないと言いたい。でも据えたような目に射抜かれることで声が出ない

 

所詮は王といえど女か。とセブルスが私を視線で舐め回す

 

 

「今までどれほど我慢してきたことか・・・ウィラトリア、恨むならその男の欲望そのものと言っていい自身の肉体を恨むのだな」

 

 

彼のほうに身体を向けられ、閉じた足を無理やり開かれそうになる

 

 

「ふっ・・・!!う、ぐ・・・!!」

 

 

必死に抵抗する私。当然だ、初めて(・・・)をこんな所で散らせてなるものか

 

片手は足首を、もう片方の手は舐めるように私の太ももを這うように撫でて来る

 

艶声をあげそうになるのを必死に我慢しながら何とか外に待機させてる騎士を呼びかけるが、それは『防音呪文』に(はばま)れ叶わない

どうにかせねばと頭を回転させようとするが・・・それは次の彼の言葉の前に霧散する

 

 

「何故抵抗するのかね?こうなることを期待して・・・お前は騎士を外に待機(・・・・・・・)させたのだろう?」

 

 

ふっと、力が抜けるのを感じた。その瞬間を彼は見逃さず、無理やり足の間に身体をねじ込んで来た

気付いた時には遅かった、腰に手を回されイヤらしい手付きで弄られる

 

 

違う!と声を荒げ言いたかった。でも・・・次の瞬間それすらも私にはできなくなっていた

 

 

「では・・・何故魔法(・・)を使い抵抗(・・)しないのかね?ウィラトリア」

 

 

気付いた、気付いてしまった。何故私は彼の言う通り、魔法を使おうと微塵も思わなかったのか

実は期待していた?この身が・・・王たるこの私が、ただの非力なそこらの少女と同じく、男に蹂躙されることを・・・!?

 

そう考えた時には、急に息が荒くなり、頬が熱くなる

それが羞恥によるものなのか、これから行われることに期待してなのか今の私には分からない。でも・・・

 

 

「あぁ、まるで雌だなウィラトリア・・・吾輩の可愛いウィラトリア」

 

 

吾輩のウィラトリア(・・・・・・・・・)

違う、この世の全ては私のものだ。断じて私は誰のものでもない!!でも・・・何故なのだろうか

頭の中でその言葉を反芻した時、脊髄がビリビリと痺れる・・・!

 

頭がぼうっとして動かない。視界は潤み、今の私がどのような表情をしているのかすら判断できなかった

 

 

「ふむ、物欲しそうな顔をしているな。吾輩と同じく、そんなに欲しかったのかね?では・・・」

 

 

グイっと乱暴に髪を掴まれ、鼻先に彼の顔が近づく

 

 

「次はお前から、吾輩にキスしたまえ」

 

 

それは命令だった、初めて誰かに命令された。だが・・・不思議と嫌な気分ではない

 

 

犬のように舌を出し、淫靡な銀糸をポタポタ垂らしながら懇願するように彼の名を必死に呼ぶ。セブルスは満足するようにサラリと私の髪を梳き、腰を密着させてくる

 

 

ギシリ__と机が軋みを上げ・・・私はそのまま彼と一つに(・・・・・)なった___

 

 

 

_______

______

____

__

_

 

 

 

「なぁぁあんてなってくれたらマジサイコーなのに!!」クワっ!!

 

「(ビクっ)・・・いきなり何を叫んでおるのだミス・エル・ドラド、早くこちらに来て教えてくれたまえ」

 

 

ベッドシーンだと思った?残念!私の妄想だよ!!(NDK?NDK?)

 

 

 

 

 

 

グツグツと、鍋を二人で見守る

 

 

「っ!ここで『ドラゴンの爪』だと!?それほどの珍品どこで!?・・・いや、彼女か」

 

「えぇ、アルヴィーから強制t・・・こほん、お願いしたら快く爪切りで切ってくれたので」

 

 

私の前で他の女(ドラゴン)の話なんかしないで!と言いたいところだが、まだそんな関係ではないのだ(焦るな私)

 

薬を作り、二人で鑑定。そこから更に肯定を省略できないか等の議論を交わし終えた後、セブルスに軽い魔法薬のテストを課す(以前ホグワーツに来る前にやることが多いと言った大半がこれだ)

 

(もう3年か、早いな・・・)

 

 

そう、もう3年だ。たいがい欲しいものはすぐに手にいれねば気に食わない私にしては良く我慢できているほうだ

 

カリカリ__と羽ペンを走らせ、真剣な顔で私の用意したテストに挑むセブルスの横顔がすごくカッコイイ・・・(ホントにベタ惚れだな私)

 

 

「・・・ミス・エル・ドラド・・・言いたくないのだが、あまりに難しすぎないか?」

 

「クスクス、おやぁ?でもそれ私が10歳の時全問正解したテストですよ?せ ん せ い?」

 

 

くぅっ!と顔を顰め、更にガリガリと机に噛り付くセブルスを見て、軽い嗜虐心が沸く

なので彼の机に身を乗り出し、テスト用紙の横・・・つまり彼の横で太ももを見せつけるように足を組み、彼に顔を近づける

 

 

「それに・・・いけないなぁ、スネイプ。今の私は卿の教師・・・つまり卿は私の生徒だ。敬語も使えないのかな?」クスクス

 

 

「くぅ!?」と歯を食い縛り、その後すぐに「分かりました」とブスっとした顔をするセブルス

 

(はぁぁああ!!カワイイ!!ホントにこの人可愛すぎ!!え、何でホントにこんなにドストライクなの!?ダメ!ダメよウィラ!これ以上はホントにイケナイ橋を渡ることになるわ!!)

 

 

つい熱の篭った視線を向けてしまうも、テストに噛り付くセブルスは気づいていないようだ

それが少し助かって・・・同時に少しガッカリした

 

 

(・・・何で気づいてくれないんだろ)

 

 

ワザとらしくシャツの胸元は空け、自分で言うのも何だがこの身は男にとって垂涎の的だということくらい分かってる

更にはスカートもいつもより5センチも上げ、今もセブルスがこちらを見ようものなら中がチラチラ見えるというのに

他にもガーターベルトや、普段着けない香水も振り、こんなにもアピールしてるのに・・・

 

やはりあの女が・・・リリーがそんなに良いのだろうか・・・

 

 

(いや、誰が負けるものか・・・!!すでに死んだ亡霊!しかも人妻なんぞに負けてなるものか!!)

 

 

グっと拳を握り、自分を奮い立たせる。それに・・・

 

 

(まぁ最悪、既成事実(・・・・)を作ってしまえばいいだけの話だし!いや~、私女に生まれてよかった!)うん

 

 

「・・・食べちゃおうかな・・・?」ボソ

 

「何か言いましたか先生(・・)?こんな時間に食べられては豚のようになりますよ?いやむしろ太ってしまえ」ガリガリ

 

「残念ながら、この身は“黄金”。つまり我が身に宿る黄金律のおかげで太ることはないのだよスネイプ」

 

 

ダン!!と更にセブルスの前に紙を増やし

 

 

「女性に対し暴言など・・・あぁ悲しい、悲しいよセブルス」

 

 

だから更に10倍な?と言い、顔を更に青褪めるセブルス

 

 

(はぁぁああん///!!キャワワワ!!やべぇ、このままじゃ私、ドSになる!!え、何?M?Mなのてんてー?いいよ!私、どんなセブルスでも受け入れるから!!)ハァ、ハァ!

 

「・・・息が荒いですよ先生?体調が悪いのであれば、どうですかな?今宵はこれくr「帰さんよ」・・・チっ!」

 

「まだまだ夜は長い・・・じっくり、そう・・・じっくり付き合ってやるから安心しろ?セブルス」

 

 

 

 

ウィラが一人で危ない計画を練っている中、獲物として囚われたセブルスはというと・・・

 

 

(・・・何なのだ今日の彼女は!?何故こんなに近い!?何故こんなに煽情的なのだ!?)

 

 

絶賛悶々としていた。先程から実はチラチラとすぐ横に座るウィラの太ももとニーソの絶対領域に目が行くのは内緒だ

 

3年前なら例えこうして彼女が机の上に座り、足を組んだがゆえに見える太ももの付け根に目が行くことはなかっただろう

だが彼女は成長し、今では少女と女性の間という、まさに禁断の果実そのものとなっていた

 

シャツから覗く白い肌、髪を梳きこちらの間違った箇所を指摘する様が何とも艶やかに過ぎる

何よりこれは香水だろうか?鼻孔の前を彼女のサラリとした髪が通る度、あまりの香しさに意識が飛び、そのまま襲い掛かってしまいそうになる

 

簡単に言えばセブルスは絶賛ムラムラしていた

 

 

(あ・・・あり得ん!!吾輩の心はリリーの物、つまりこの身もまた彼女の物ということだ!!だから静まれ我が愚息!!スニベルスよっ!!)クワっ!!

 

 

ガリガリと誤魔化すようにペンを無心で走らせるセブルスを見て

 

 

「___あ、違うそうじゃない。そこで苦ヨモギなどいれてどうする」

 

 

間違いを指摘する為に、しな垂れかかるように彼へ更に近寄るウィラ

本気で何故今回円卓がいないのだ!?とセブルスは一人慟哭する

 

 

 

この日、これ以上彼等の関係が近づくことはなかったが___それも時間の問題だ

 




ウィラも思春期だもん、しょうがないネ
ちなみに言うとウィラの持つ蔵書の中にはごく自然、当たり前のように18禁のウス・異本があります(他にもまだ18禁だった頃の『運命』のPCゲーなど)

途中あんなシーンをいれましたが、ウィラがてんてー好みの女性になることだけは絶対ありえません
むしろウィラがてんてーを自分好みに調教し尽くします(調教系女子って新しくない?)

前世の記憶に関しては、もはやほぼありません
オタク関係に関しては、今のままでもそういう文化が好きなので、失った端から即行で取り戻してます(普通にパソコン使って某ちゃんねるサイトにもコメしてます)

囚われの姫騎士状態ウィラ(妄想)の絵はいつか描きたいと思います
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