一晩明けると評価がオレンジとなりお気に入りの数が
エライ増えてます
本当にありがとうございます!
__今、私はついにイギリスの土を踏みしめ『ダイアゴン横丁』を歩いている・・・が
「・・・どうしてこうなった・・・」
「陛下ァァア!!」 「キャー!!写真よりカワイイー!!」 「サインください!!」 「これ!息子のプロフィールです!!」 「ウィラトリア陛下―!!」 「キャー!!獣様ぁー!!」 「獣様よぉー!!」 「獣殿ぉ!!これ!息子のプロフィールです!!」
周りには人、人!人!!えぇい!!うっとおしいッ!!
「しょうがありません、黄金の君は存在さえも黄金ですので」
「黙れ獣、キサマが素顔をさらすからこうなったんじゃないか」
「それは黄金の君もです」
「何故王である私がコソコソしなきゃならんのだ」ふんっ
今回獣しか連れて来なかったのは失敗だったなぁ・・・仕方がない__
「__我が獣よ」
「はっ!」
「__跳べ」
「御意」
そう返された瞬間__私の身体は宙を舞った。特に驚くこともない、獣に抱えられ地上30mくらいの場所にいるだけだ(まぁ先程まで周りにいた者達は口を開けて見ているが)
(取材で買い物すると言ったのは失敗だったかな?)
てかなんだアレ・・・なんでイギリスの魔法使いが我が国の国旗を持って待ち構えているのだ!?お前等は極東の国民か!?確か私って怖がられてるんだよな!?それともアレか!?そうやって私を油断させて暗殺しようってか!?えぇいおのれ魔法省とダンブルドアめッ!!(酷い風評被害)
「黄金の君、これからどちらに?」
「そうだなぁ・・・」
(ホグズミートはまだ行く気ないし、買い物も正直ほとんど揃えてんだよなぁ・・・有名な場所を取りあえず見て回るかな?ほら、私って一応ファンだったみたいだし?)
「まずはオリバンダー杖店に行こう」
「ですが黄金の君はもう杖をお持ちで・・・」
そう、取材でも話したとおり私は自分の杖を持っている。・・・しかも杖本体は裏庭にあった2000年以上前から生える神樹(種類は古すぎて分からなかった)杖の芯は聖遺物・・・何と聖槍を削り出したものだ(黄金とか言うからあるかな~?と宝物庫を探してみれば、まさかホントにあったとは・・・)
しかもコレ、メチャクチャ精神汚染してくる・・・なんだよ、「我に身を捧げよ」とか「プロテスタントの雌豚共がッ!!」とか、お前実は本体マフラーじゃね?と何回思ったことか!
私?この程度全然ヨユーですケド?私を汚染したければその3倍は持ってこい!!
「ただの観光さ、それに・・・うまくいけば会えるかもしれない」
「__?誰か意中の殿方でも?」
「まさか、ただのファンだよファン」
「まぁ分かりました、しっかり捕まってください!」
獣が一気に急降下しだす。が、私は一切捕まらない。獣も理解しているらしく、あぁ言いながらも私をしっかりと壊れ物を扱うように優しく腕に抱きしめる
(・・・ここか)
{オリバンダー杖店 ~創業 紀元前382年}
(・・・本当に本のとおりだ・・・今更だが私本当にハリポタの世界に生まれたんだな)
店の外見はとても営業してるとは思えないほど古く、今にも崩れ落ちそうだ
「・・・黄金の君、本当に入られるので?言いたくはありませんが・・・ここは『黄金』にはふさわしくありません」
「我が獣、この店には敬意を払え。少なくとも我が家系よりも更に古い、ここには歴史が刻まれている」
「失礼しました」
「よい、私を思ってのことだろう?よい、私が許す」スっ
~チリンチリン~
扉を開ければ埃っぽさについ顔をしかめそうになるが、我慢だ。これもまた歴史の重み、そしてハリポタ世界の醍醐味だ
そう考えていると部屋の奥からドタバタと急いでこちらにやって来る音が聴こえる
獣が私を守ろうとするが彼を押しのけ前に出る
「__おっ、おぉ!!陛下・・・ッ!!」
「初めましてかな?オリバンダー老」
「ッ!!陛下におかれましては・・・」
「よい、ご老人を跪かせる趣味などない。それに今はプライベート、ここにいるのはただのウィラトリアだ」
「・・・では」
スっと立ち上がりこちらを見下ろす
(クソっ、身長が小さいのも考えものだな、首が痛い)
するとこちらの状態に気づいたのか軽く腰を曲げてきた!流石英国、紳士の国だ
「・・・悪いな」
「いえ、こちらこそ見下ろす形で申し訳ありません・・・本日はどうして我が店に?」
「なに、我が国でも卿の杖はよく耳に届くのでな。済まないが・・・買うつもりはない、だが見ていいか?」
「おぉ!!なんたる光栄!!ささっどうぞですじゃ!!先程から杖達も陛下に心良く平伏しております!」
「・・・本当に杖の声が聴こえるのだな、説明が欲しい、卿の杖を私に紹介してくれ」
「分かりました!!ところでそのう・・・そちらの方が噂の?」
「あぁ、我が獣だ。紹介しろ」
「では・・・初めましてオリバンダー老、私は黄金円卓第2席次、『黄金の獣』でございます」スっ
「おぉ!!これはこれは!!いやはやアナタ様も凄まじい!!店に入られた瞬間杖達が一斉に恐怖に怯えましたからな!!」
「・・・お前何かしたか?」
「いえ、別になにも」
そうこうしているとオリバンダーが喜々として杖を取り出し見せてきた
(やっぱ折角来たんならアレ聞かないとな~、ファン失格だよ)
「オリバンダーの杖は一本一本、強力な魔法を持った物を芯に使っております。一角獣のたてがみ、不死鳥の尾の羽根、ドラゴンの心臓の琴線。一角獣も、ドラゴンも、不死鳥もみなそれぞれに違うのじゃから、オリバンダーの杖には一つとして同じ杖はない。もちろん、他の魔法使いの杖を使っても、決して自分の杖ほどの力は出せないわけなのです」
(そう!!これこれ!!)
「ほう?手に取っても?」
「ぜひ!!アナタの記事を読んだときから一度でいいから我が杖を振るってほしかったのですじゃ!!」
そう言って杖を渡してくる
「本体は柳、芯は1角獣の角、しなやかで乙女に従う」
振ってみると瞬間杖が霞となって消えた
「なんと!では本体は柊、芯はヴィーラの髪の毛、我儘だが強い」
振るうと確かにこちらに逆らうのを感じる
「・・・生意気な」
軽く魔力を込めると粉微塵になって消えた
「おぉう・・・このようなことが起こるとは・・・っ」
「あー店主?もういいから・・・」
「なりませぬ!!もう一度だけ!!もう一度だけチャンスを!!」
「あっハイ」
凄い剣幕で見てくるから素で返してしまった。すると奥のほうから戻ってき、その手には2本の杖が___
(待て、片方の杖は・・・ッ!?)
「この2本はかなり持ち主を選ぶ、さぁ、陛下」
「・・・そっちは?」
「おぉ!!流石お目が高い!!本体は柊、芯は不死鳥の尾羽根」
(・・・やはりハリーの杖か、流石に壊れるかもしれないしなぁ・・・)
「もう片方は?」
「ッ!!こちらは・・・出したものの流石の陛下でも・・・」
「よい、早く言え」
「では・・・本体は月桂樹、芯は・・・神獣「フェンリル」の抜け落ちた毛の化石でございます・・・」
その言葉に後ろを振り向けば照れながら獣が笑っている
(このヤロウ!!これが分かってたから私を入れたくなかったのだな!?)
「・・・かつてフェンリルが封印された場所に長年通ったこのオリバンダーの誰かが作ったものです」
「年代は?」
「それが分かりませぬ・・・正直このような杖を誰が使えましょうか・・・その気になればこの杖の持ち主は神でさえ殺すでしょう」
「だろうな。ダンブルドアもヴォルデモートでも使えまい」
「当然です。黄金の君以外が触れた瞬間殺してますよ」
「__?獣殿は何かご存知で?」
「さぁ?何のことやら」
「試してやろう、柊のほうはいらん。どうせ私の魔力には耐え切れん、月桂樹をよこせ」
「でっですが陛下・・・っ!?」
「くどい、このウィラトリアが神殺しをとくと味わってやろう」
初めは戸惑っていたが・・・私の気に耐えられなかったのだろう、うやうやしく献上してきた
__握ってみれば何とおもしろい!コイツ、この私を喰い殺そうとしてきやがった!!
・・・だから教えてやろう、思い出させてやろう
(仕える喜びを・・・この私の狗になる悦びをなぁ!!)
「・・・跪け、誰の許しを得てこの私を殺そうとしておる?」
先程よりも濃密に魔力を杖に流し込む・・・すると___どうだ?
「・・・そんな・・・まさかっ!?」
「・・・く、ふふっ、はは!アハハハハハハ!!よい!実によい!!おい獣!!お前は本当に忠犬だなぁ!!惚れ惚れするぞ!?見ろ!うって変わって今度は私にすり寄ってくるぞ?クハハハっ!!」
「我が魂、我が肉体、勿論毛先1本でも全ては黄金の君の為に存在しますゆえ」
「あっ・・・あり得ん!!フェンリルが!?神獣が人に媚を売っておる!!杖が陛下を恐れておる・・・!?」
「当たり前だ、我こそは『黄金』。王とは神の上にすら立つ頂点であるがゆえ」
(さてと・・・)
「悪いがオリバンダー老、この杖は破壊する。このような物存在するだけで害悪だ」
「・・・でっですがそれはアナタに懐いて・・・っ」
「狗は1匹だけでいい、しかもなんだコレは?簡単にケツ振りやがって、このアバズレが!!」
「・・・黄金の君・・・?」シュン
「お前じゃない杖だ、どっちにしろ・・・これは人の手に余る。オリバンダー老、良いな?」
「・・・アナタ様以外に誰が使えましょうか?・・・その杖はもうアナタ様の物ですじゃ」
その言葉を聞き届け
「・・・悪いが私の獣は一人だけでいいんだ、それに私以外にお前が使われるなんて許容できん、許せ」ボソっ
最後のトドメと言わんばかりに更に魔力を上乗せする。すると____
__パキィィーン_______
ガラスのように透明になり、粉々に砕け散った
(・・・やはりこの程度じゃ無理・・・か)
「済まないなオリバンダー老、今回壊した分は全て返済しよう。好きな金額を言うといい」
「・・・なんと恐ろしいお方じゃ・・・陛下、アナタ様の魔力に耐えられる杖とは一体・・・」
恐る恐るこちらを伺いながらもその眼は我慢できない子供のようにギラついている
「・・・いや、金額を「そんなものどうでもよいですじゃ!!」・・・えぇ~」
「お金などいりませぬ!!それよりも儂はアナタ様の杖が見たい!!どうかっ!老い先短い老人に情けと思って・・・っ!!」
「・・・どうされますか黄金の君?」
「う~ん・・・触らないと誓えるか?」
「勿論ですじゃ!!陛下の使われる杖なら国宝も同然!!儂のような、いち杖職人にはとても!!」
「そういう意味じゃないんだが・・・まぁ何とかなるか」
言いながら羽織ったローブの内側に手を突っ込む・・・相変わらずマジうるせぇ、テメェ厠に捨てるぞオォン!?
「ほら、これだ」スっ
「__ぉおお!?こっ、これが!!陛下しか持つことを許されぬ・・・!!名は・・・名はなんと!?」
「エクスキャリヴぁ(ゴホン)いや、とくには。私の次の代が生まれたら捨てる気マンマンだし」
「そんな勿体ない!!・・・本体は!?」
「裏庭に2000年以上生えている神樹だ、悪いが名は知らん」
「なんと!?あの「魔法遺産100選」に名を連ねるあのご神木ですじゃと!?」
「あぁ・・・というかその「魔法遺産100選」とか「魔法界_至高の景色10選」とか殆どウチじゃないか」
「・・・芯は・・・本当に・・・」スッ
「おっと!触るな?精神が汚染されるぞ?」ヒョイ
「___っは!儂は何を・・・」
「芯にある聖遺物に中てられたな、まったく、油断も隙もない杖だ」フンっ
「・・・何の聖遺物か聞いても?」
「聖槍だ、欠片を埋め込んである」
「・・・それほどでなければ・・・いや、陛下なら納得ですじゃ」
「あぁ、・・・できれば私の全力に耐えられる別の杖が欲しかったが・・・」ぽりぽり
「・・・ご容赦くださいですじゃ、そのような杖は・・・我々人類には不可能ですじゃ!!」
「おーい、私も人間だぞー?・・・ってなんだその顔、「マジで!?」って顔するな!!特に獣!!お前は正真正銘の人外だろうが!?」
「いや、私を屈服させるなんて神でもありえませんでしたよ?」
「当然だ、私は王だぞ?」フフン
「いやはや・・・本当に貴重な体験ができた・・・陛下、ありがとうございます」スっ
「よい、私も楽しめた。国に帰ったらさっそく宣伝しよう「オリバンダーの名に嘘は無し」とな」
「__ッ!!光栄の極み!!」
「ではなオリバンダー老、長生きされよ」
最後に締めくくり外に出てみれば・・・
「あ~やっぱりこうなるか・・・」
大勢の魔法戦士とファッジ魔法省大臣がそこにいた____
横丁の人達が歓迎した理由は
恐ろしいと噂されていた黄金の君が新聞のおかげで
以外とお茶目だと分かったからです
ウィラ「この杖ウゼェェェエエエエ!!!!」←だからエクスキャリヴァー