どーしよっかなぁー
私はオリバンダー老の店から次の目的地「マダム・マルキンの洋装店」の店に歩いて・・・そう!この私が歩いて!!向かっている
まぁ、正直歩く事はいいんだ、嫌いじゃないし国内を見て回る時も国民と同じ目線で考える為に歩くことを心がけている
(・・・うっとうしいな)
周りの一般魔法使いが私に気づき騒然としている
(・・・まぁこの状況では・・・な)
「___国王殿!!お止まりください!!陛下!!」ズカズカ!
先程オリバンダーの店で魔力を開放したことによって居場所がバレたのだろう、ファッジと大勢の魔法戦士らしき者達がずっとついてくる。・・・はっきり言って私に媚を売ろうとしているのが見え見えで不愉快だ
「うるさい、それに今の私はただのウィラトリアだ、ただ歩いてなにが悪い」コツコツ
「何をしているお前達!早くウィラ陛下をお止めしろ!!」
「ほう?それがイギリス流か、王のプライベートを邪魔するとは・・・女王もさぞかし大変だろう」
「黄金の君、どうされますか?何なら私が・・・」
「たわけ、お前は国の最重要機密だぞ?この程度で正体を晒すな」
「__失礼しました・・・」
「よい、・・・しかし・・・流石に民の迷惑か」
立ち止まり再び彼らに囲まれる
私は一般人に迷惑をかけるつもりはない。それは暗君であって名君ではない
(ゆえにヴォルデモートが嫌いなんだが・・・ダンブルドアも似たようなものか)
「やっ、やっと止まってくれた!お久しぶりですウィラトリア陛下」ゼーハー!
「ファッジ魔法省大臣、久しいな。さっさと本題に入れ、私は買い物の途中だ邪魔するな」
「いえ、我々は陛下の買い物が少しでも円滑に済むようにと!」
「卿等の所為でちっとも進まん、周りを見ろ。こんな少女を大勢の大人で囲んで・・・目立ちまくっていると何故気づかん」
「そっ、それは!?我々はただ!護衛をと・・・っ!!」
「獣がいる。それで充分だ」
「・・・ファッジ殿?先程の発言はこの黄金の獣を馬鹿にされたのですか?」
「ちっ、違う獣殿!!私はっ!!」
「そもそもだ・・・一体誰が私を狙う?ここは魔法省のおひざ元、卿の管轄だ。何か問題でも?」
「うっ!?・・・い、いいえ・・・」
「・・・卿の心配など起こらんよ、むしろ卿等がいるほうが起こりそうだ」
「・・・ッ!?」
「自らの足で歩き民草と触れ合うことも王の務めだ、帰られよ。私に卿等の国の在り方を特と見せろ。よいな?」
「しっ、しかし・・・」
「・・・私としては再び魔法省と国交を再開してもいいと思っていたが・・・ふーん」
「なっ!?・・・わっ!分かりました・・・!!」
「ん~聞こえんなぁ~?」
「お前達!引くぞ、陛下の買い物を邪魔するな!!」
「しかし大臣!!」
「早くしろ!!陛下の気が変わる前に!!・・・ウィ、ウィラ陛下?これでよろしいので?」
「うむ、あぁそれと・・・もし私のフィアンセ探しを邪魔してみろ?」
「・・・どうなるのですか?」ゴクリ
「別に?・・・ただ_____魔法省をこの世から抹消するだけだ」
すごすごとファッジ達が帰って行く。すると______
____ウォォオオオオオオ!!!
「(ビクゥ!?)なっ!?何だ!?」
「ウィラ陛下バンザーイ!!」 「超クールだよアンタ!!」 「陛下―!ウチで買い物してー!」 「俺の息子は良い男だぞー!」
急に周りで見ていた者達が騒ぎだした!・・・少し王としての覇気を出しすぎたかな?
「えぇかなり、ですがそれでこそ黄金の君でございます」
「・・・私の心を当たり前のように読むな、えーとスマン!通してくれ!今日中に買わなきゃいかんのだ!」
「うぉおお!かわええー!!」 「陛下お声もカワイイー!」
「__っええい!ラチが空かん!!こうなったらッッ!!「お待ちなさい!!ウィラ陛下!!」ッ!?この声は・・・!?」
声に反応して振り向けば黒いローブを翻し、歳を感じさせぬ確かな足取りでこちらに向かってくる___マクゴナガル女史が
「ウィラ陛下、杖をしまいなさい。我等がイギリス国民に手を出すことは許しません!」
「・・・勘違いしてくれるなマクゴナガル女史、私はただ「姿くらまし」をしようとしただけだ」
「・・・それだけの魔力を込めてですか?」(なんという・・・ただ相対しているだけで飲まれそうだわ、これが・・・『黄金』!!?)ゴクリ
「魔力は仕方ない、これでもかなり抑えてるんだ勘弁してくれ」
「なっ!?これでですか!?・・・ここから先は私が案内します。周りの者は速やかに陛下に道を空けなさい!!」
そうピシャリと言った瞬間に人ゴミが左右に分かれる・・・スゲェ、なにコレ私もしたい
そのまま獣を引き連れて3人で歩いていく__が正直私の心境は
(すげー!マクゴナガルだ!やっべぇ超カッケェ!!背筋ピーンて!ピーンてしてるよ!?信じられるか!?この人ハリポタ随一の萌えキャラだぜ!?ふぉおおモフモフしてぇぇええ!!)
「・・・マダム・マルキンの所でよろしかったですね?」
「ん?あぁ、まさか副校長である卿に案内されるとは」
「アナタ程のVIP、それも現国王なのですからこれでも無礼にあたるのではと内心冷や冷やしてますよ」
「いや、今は完全なプライベートだし今年から私も卿等の生徒になるのだ、今の内に私の扱いに慣れたほうがいい」
「・・・本当にホグワーツに?あの記事はどこまでが真実ですか?」
「全てだ、円卓探しもフィアンセのことも」
「・・・本当に大変でした、ホグワーツでフクロウがどれだけ過労で倒れたと思いですか!」
「知らんよ、それに私の予言が出回った時なんかもっとすごかったらしいぞ?」
「・・・知っていることも真実ですか・・・」
「なんだ、卿はそれを確認しにきたのか?それともこれはダンブルドアの差し金かな?」
「いいえ、違います。アルバスは私が今陛下といることすら知りません」
__どうやら本当のようだ、というかダンブルドアは私が開心術を使えることを言ってないのか?先程からだだ漏れだぞ?
(まぁ言わなくていっか、そのほうが入学したときおもしろそうだし)
「さて、つきました。申し訳ありませんが人払いはしておりません」
「よい、許す、案内ご苦労。マクゴナガル女史、ここで出会ったのも何かの縁だ、何か欲しい物は?」
「・・・私を買収するおつもりで?」
「そんな卑怯なことはせんよ、本当に好意だ。さぁ、申すがよい」
「・・・では」ゴクリっ
__ん?何故獣をチラチラ見ている?おい!?頬を赤らめるな!?萌えるぞ!?いいのか!?国王が婆さんに萌え殺されるぞ!?
「おっ、黄金の獣様!!」
「はい、何でしょう?」
「記事を見たときからずっとファンでした!あの・・・サインをください!!」バッ
「えぇ、構いませんよ(サラサラ)はい、どうぞ」スっ
「ありがとうございます!家宝にしますわ!!」
・・・スキップしながら帰っていくマクゴナガル。うわ~周りもドン引きじゃん
「・・・よかったな、いいよなお前!私なんかサインねだられたことないんだぞ!?」
「黄金の君がサインなんかしたら下手すれば王令になるじゃないですか・・・」
「それでもしたいんだよ!?何なら「黄☆金」だけでもいいから!!」
「そんなの書いたら円卓内で取り合いか殺し合いが始まりますよ?まぁ最終的には私が勝ちますが」
「フンっ、もういい!早く入るぞ!!」
どうやらマクゴガナルが連絡していたらしく私が入店してもマダム・マルキンに混乱は見られなかった、ただ・・・・
「まぁ!さすがは陛下!!どんなお召し物もお似合いですわ!!」
「・・・あの」
「さぁさぁ!次はこれを!__まぁ!素敵!!どんな物も似合いすぎて迷ってしまいますわ!!」
「・・・あのっ」
「黄金の君の髪の毛は本当に美しいですわ!!伝承通りにして記事に偽りなし!!安心してください!!宮廷服職人に負けないよう全力を出させていただきますからっ!!」
「あのっ!!・・・私、ホグワーツの制服を買いに来ただけなんですけど・・・」
さっきからずっと着せ替え人形だチクショーメ!!
しかし・・・ホントに腕は良い、喋りながらもちゃんと寸法は正確だし店内に見える服のデザインも悪くない、なにより・・・
「良い生地だ・・・」
そう、生地も私に合わせ特上だ!手触りなんか普段着となんら変わらん!
「マダム、これほどの生地をどこで?」
「いえいえ!陛下がホグワーツにご入学なされるということで、・・・もしかしたら当店をご利用なされるかもしれないと思い、少し奮発しましたわ!」
「だろうな、中々だ・・・イタリア産か?」
「流石は陛下!素晴らしいご慧眼です!こちらはイタリアから急いで入荷いたしました!」
「いや、マダム、卿の腕も素晴らしい。何よりも売りつけようとせず、本当に似合う服を探そうとするその心意気がまた良い」
「いっ、イヤですわっ陛下!何だか急に暑く・・・」パタパタ
「謙遜なされるな、卿の腕は我が宮廷服職人にも決して負けん・・・どうだろうか?私に仕えぬか?給料は弾むぞ?」
「ごっご冗談をっ!」
「冗談ではない、私は欲しいと思ったらすぐに行動しなきゃ気がすまん。して、返事は?」
「__・・・申し訳ありません陛下、失礼ながらお断りさせていただきますわ」ペコリ
「ふむ、理由を聞いても?」
「私の至上の喜びは当店をご利用なされた生徒様方がこれでホグワーツに入れるんだ!と喜ぶ顔を見ることでございます。そしてその子が大きくなり子を儲け再び当店をご利用なされる・・・これこそが職人にとって最も満たされる瞬間でございます」
「____素晴らしい、・・・分かった諦めよう。こちらこそ無礼を働いた、許してほしい」ペコっ
「あっ!?頭をお上げください!!」
「いや、これに王位は関係無い。一人の人間の誇りを一人の人間が穢すとこだった・・・済まない」
「おっ!お願いします!!分かりました!!分かりましたから!!」
「__ありがとうマダム、ではいち客として注文があるのだがよいか?」
「えぇ!お任せを!!」
「制服は他の者と変わらぬ生地にしてほしい、たまには下の者の召し物を着ることも良い経験だ」
「・・・分かりました!その代わり寸法は完璧にさせていただきます!!」
「うむ、そして・・・ローブの生地からデザインの全てを任せたい。金の心配はするな?いくらでもかけよ」
「・・・え?よろしいので!?」
「あぁ、ただあまり豪華にはしてくれるな?欲しいのは今私が着ているようなのではなく、シックで落ち着いていながらも品位あるローブだ、頼めるか?」
「__そうせよ、とご命令を」
「悪いが卿は臣下でもなければ国民でもない、ゆえに頼むのだ」
「では、必ず!!一度でいいから王族の方に私の手がけた服を献上することが夢だったのですわ!!」
「入学までには間に合わせてくれよ?あと出来しだいでは私の代のみでよければ王室御用達店にさせてもらおう」
「・・・はい?」
「じゃあな、楽しみにしている」
マダム・マルキンの店を出て暫く後になにやら絹を裂くような悲鳴が上がるが・・・まぁこのダイアゴン横丁では日常茶飯事だろう(たぶん、きっと、おそらく、めいびー)
「黄金の君?流石にリップサービスがすぎたのでは?」
「いや、あれは本当にプロ中のプロだ。それにたまには別の職人が手掛けた服も着たい、女の子なんだ、オシャレもしたいし・・・宮廷服職人には悪いが最近飽きてきた」
「・・・国に帰れば彼らが泡を吹いて倒れる姿が目に浮かびます」
「何もクビにするワケじゃない、公務用の服は流石に彼らにしか任せんよ」
「次はどちらに?」
「そうだな、ペットショッpッ!?」
遠くに巨大な毛むくじゃらが見える、そしてその足下にはクセ毛が特徴的な少年が・・・おそらくこちらを向けばメガネをかけているはずだ
(・・・そうか、彼も今日だったのか)
「___黄金の君?」
「・・・なんでもない、行くぞ我が獣。ペットになるかもしれん動物を脅すなよ?」
「それは了承しかねます、第一・・・黄金の君は確か動物に嫌われやすいはずでは・・・?」
「っぅ~!!うるさい!!バカぁ!!」
その後のウィラ
「見ろ猫だ!にゃ~ん♪」
「・・・」プルプル
「黄金の君が話しかけておられるのですよ?何と不敬な」ゴゴゴ
「」ぽっくり
「猫ちゃんが死んだ!?この人でなし!!」
「人じゃないので」
「ネズミとカエルか・・・アルヴィーが食べるかな?」
「黄金の君、流石にそれは酷すぎるかと。ですが彼女なら黄金の君からいただいたものは何でも食べると思いますよ?」
「・・・やめた!円卓がネズミを食べてましたなんて知られたら事だ」
「飼うという選択肢は無いのですね」
「だってネズミとカエルだし」
「フクロウか・・・おっお前は賢いから私が優しいって分かるよな・・・?」ス
「ケーっ!!ケーっ!!」バサバサ!!
「うぅ・・・獣ぉ!!」うわーん!
「ペットはまた今度ですね」よしよし
ぬこから見たウィラ__シャモ星人から見たブロリー
ネズミ(ハハッ!)&カエル__((っぶねぇぇぇぇええええええ!!?))
フクロウ__コイツはやべぇ!!生まれついての王だ!!王族クセェ匂いがプンプンしやがるぜぇ!!飼われたら最後ッ野生の本能を忘れちまうッッ!!この女王にはそれだけの『凄み』があるッ!!
感想など待ってます