聖遺物の適合者と禁断の果実(リメイク版 10話から最新)   作:百合に挟まる男を切るエルフの剣士

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原作ブレイク!今更だね!


再開

パーン!パーン!

 

「へ?‥」

 

そこには垂れ幕に『ようこそ!特異災害対策機動部二課へ!』と書かれてありその下のテーブルには食べ物が積まれていて響にはクラッカーが向けられていた。横を見ると翼が頭を抱え呆れていた。その中で司令官ぽそうな人が響に声を掛ける。

 

「ようこそ!特異災害対策機動部二課へ!歓迎するぞ!立花響くん!」

 

「どうして、私の名前を‥」

 

「なに、我々は調査が得意なんでね」

 

そこで女性の方が

 

「そうそう、これ。返すわね」

 

その人が持っていたものは

 

「あー!私のカバン!なにが得意なんですか!見ただけじゃないですか!」

 

そう、女の子を助けるために持っていたカバンを捨てた、あのカバンだった。響は急いでカバンを開けて中身を確認する。

 

「あれ?あれ?あれあれあれ?」

 

そこで響は司令官ぽそうな人を見て聞く。

 

「ドライバーとロックシード‥何処ですか?」

 

その問いと共に放たれた威圧感に司令官は半歩後ずさる。その事実が基地内を驚愕させる。司令官といえば人間を止めた強さを持っているOTONAだ。その強さはシンフォギアを纏っている翼でさえも超えるぐらいだ。その司令官が後ずさる即ちまともにやり合えるのは司令官だけということになる。

 

(むぅ!この威圧感、並の戦いでなんか身につくものではない。この少女、何者だ?)

 

「それってこれのことかしら?」

 

カバンを渡した女性が手にドライバーとロックシードを持っていた。

 

「それです!返して下さい!」

 

取ろうとすると女性はドライバーを上にあげて響に聞く。

 

「それより、これはなにかしら?私の解析でも解析出来なかったし。膨大すぎる力を持ってることぐらいしか、わからないのよね。話してくれたら返してあげるわ」

 

その言葉に響は歯ぎしりする。

 

「返せ‼︎」

 

次の瞬間には女性の手にはドライバーとロックシードはなく、響の手元にあった。それを見た翼が思わず呟く。

 

「速い!」

 

そんな翼を見もせず響はドライバーとロックシードを抱きめていた。

 

「良かった‥良かった‥」

 

「すまなかった。響君。良ければ話してくれないか?俺は風鳴弦十郎だ。一応、ここの司令官をしている」

 

女性も自己紹介をする。

 

「デキる女で有名の桜井了子、34歳よ。よろしくね」

 

次にオペレーターの男女が

 

「オペレーターの藤尭朔弥です。よろしくお願いします」

 

「友井あおいよ。よろしくね」

 

響はドライバーとロックシードをカバンになおして謝る。

 

「立花響です。すみません。取り乱して‥ご飯の席で埃を立ててごめんなさい‥」

 

響は憐から食べ物を粗末にするなということを叩き込まれている。ご飯が用意されている中で走り回る、今の場面を憐に見られると地獄の特訓をさせられる。響は弦十郎と向き合う。

 

「話す事は構いませんが先に私がシンフォギアを纏えたことを調べないんですか?」

 

「そうだな‥それが先か‥了子君」

 

「はいはーい。取り敢えず脱いでもらいましょうか」

 

「へ?なんでぇぇぇぇぇ!」

 

了子さんに引っ張って連れて行かれたの響が見えなくなると緒川さんが源十郎に近づく。

 

「風鳴司令、響さんのあの速さは‥」

 

「ああ、俺の本気と同等の速さかそれ以上だ。それにあの威圧感に対して普通の高校生のような時の様子‥変わりすぎている。‥歪だな」

 

検査を終えて帰ってきた響と全員に了子さんが結果を告げる。

 

「響君の体は正常。でも、胸のこの傷の下。施術での除去は不可能の欠片‥検査した結果‥第三聖遺物『ガングニール』だという事が判明したわ。奏ちゃんの置き見上げね」

 

その言葉に翼は倒れそうになり緒川さんに支えてもらっていた。そのまま翼は外出する。

 

「翼‥」

 

「翼ちゃん。まだあの事を‥」

 

響はその事を聞き

 

「やっぱりですか‥」

 

「やっぱりって響君はこの事を知っていたのか?」

 

「多分そうじゃないかと‥確証はありませんでしたが。理由としては、私は二年前の翼さん達のライブで一度シンフォギアを見ていました。その時に何かが私の体に突き刺さることも。別に奏さんを恨んでいるわけではありません。その事についてはへいき、へっちゃらです」

 

「二年前の‥成る程‥今日はもう帰ってもいいぞ」

 

「いいんですか?私はなにも話していないのに?」

 

「ああ、構わない。だが、これだけは持っておいて欲しい」

 

「それ位なら構いません」

 

そう言って響は弦十郎からデバイスを受け取る。そして、リディアンを出る。校門までくると校門にもたれかかるように立っていた人がいた。

 

「憐さん!」

 

憐である。響は憐の方に駆け寄る。

 

「おかえり。響。どうだった?」

 

「信じてもよさそうな感じはした‥けど、了子さんが少し危ない感じがしたような気がする」

 

「そうか‥お疲れ。響」

 

そう言って響の頭を撫でる。

 

「///」

 

響は真っ赤になって俯く。そうして、憐は響の手を繋ぐ。

 

「憐さん⁉︎」

 

「言っただろ。ご褒美あげるって。嫌だった?」

 

「うんうん。そんな事‥ない‥」

 

「じゃ、帰ろうか」

 

「うん!」

 

そう言って憐はクラックを開けて中に入る。響も手を繋がれながら入る。

 

その後、

 

「響ーこっちおいで」

 

「憐さん。なんですか?」

 

「これ何?」

 

それは録音していた二課との会話だった。

 

『ご飯の席で埃立ててごめんなさい‥』

 

「あっ‥」

 

響はダラダラと冷や汗を流しながら待つ。

 

「まぁ、何時もなら怒るんだけど‥今回は許そう」

 

「やった〜!」

 

「戦国ドライバーもロックシードも持っておかれたらダメだからな。今回だけ許そう」

 

「わーい!」

 

「だが!」

 

「え‥」

 

「これは別だ。マキシム」

 

と、一見チャラそうだが脱げば凄そうな男の人が出てくる。人間に化けたマキシムこと響の師匠だ。

 

「おう」

 

「まさか‥」

 

一度止んだ冷や汗が再び噴き出してくる。

 

『キァァァァァァァァァ!』

 

「どういう事だ?響」

 

マキシムが問いかける、それにしどろもどろに答える。

 

「ええっとですね。完全に油断したところの不意打ちといいますか。絶叫マシンと言うか‥」

 

「その程度で怯むとは言語道断!問答無用!と言いてえ所だが‥」

 

「およ」

 

「許してやる」

 

「やった〜!でも、どうしてですか?師匠?」

 

「まぁ、ここに住んでる事も俺たちオーバーロードの事も直ぐにバレるとは言え、まだ避けておきたいからな」

 

「あっ!師匠。二課に師匠と渡り合えそうな人が居ましたよ」

 

「マジ⁉︎」

 

「大マジです!」

 

「一度手合わせしてみたいもんだ」

 

 

と言う会話があったとか。

 

 

 

 

 

♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎

 

 

 

 

 

 

風鳴翼は今日は珍しく仕事が無いので一人である所に来ていた。それは、墓場だ。亡くなった『葛葉』家の墓だ。供え物を緒川さんに頼んで揃えてもらいバイクを走らせてやって来ていた。翼は墓場の中をゆっくりと歩きながら目的の墓を目指す。

 

「ここに来るのも久しぶりだな」

 

そして、目的の墓に着いた時一つの違和感を覚えた。

 

「ん?花が新しい?それに水も‥」

 

葛葉家の両親の墓だけが花を変え水も入れ替えてあった。

 

「極め付けは、この線香だ」

 

そう、両親の墓にはまだ煙の残る線香が残っていたのだ。しかし、憐の墓には何も手が入っていない。

 

「誰かがこの墓を参りに来た?しかも、憐の両親の墓だけを‥一体誰が?」

 

ふと憐の墓を見ると墓の上に箱が一つ置いてあった。表には

 

『風鳴翼様へ』

 

と書かれており不審に思い裏返すとそこには驚愕の文字が書いてあった。

 

「葛葉憐よりだと!」

 

翼は急いで箱を開けると中には手紙とネックレスが入っていた。翼は手紙を急いで読んでいく。そこにはこう書かれていた。

 

『風鳴翼様へ

 

お前がこの手紙を読んでいるという事は多分生死不明か死んでいると思う。だが、気にしないでくれ。自慢じゃ無いが俺は約束を破った事が無いんだ。必ず約束は守るから安心してくれ。死んでたって生き返って会いに行く。一応、一緒に入っていたネックレスは俺が死んだ場合にお前が羽ばたけるようにと18の誕生日に送るつもりだったんだが渡してくれって頼んだ奴が適当な奴だから少し遅れるかもしれない。もし、翼に仲間が出来たらそいつとは仲良くしてやって欲しい。もし、ノイズを操っていた奴が仲間になっても、誰かがお前の友達の形見を持っていても、そいつらとは仲良くしてくれ。それが生きている俺からの最後の願いだ。(なんか書かなきゃいけない気がした)俺はお前が心配だ。なんせお前の‥やっぱり止めた!生き返ってこれを見て恥ずかしかったら困るからここで止めだ。じゃぁな!

 

ps.一緒に送ったネックレスずっと持っててくれると嬉しい。お前を守ってくれるまじないを掛けといたから。ちなみに特注品だぞ。

 

葛葉憐より』

 

それを読み終わり翼は崩れ落ちる。

 

「お前はエスパーかなにかか。憐」

 

翼は久しぶりに泣いた。誰もいないこの墓場で大きな声で泣いた。その首には憐から贈られた、まるで二匹の鳥が飛んでいるようなマークのような形をしたネックレスが光っていた。

 

その様子を遠くから見ていた影が一つ。その影はポツリと

 

「すぐ帰るさ。必ずな」

 

そう呟きクラックの奥へと消えた。

 

だが、泣き止んだ翼は決意の目を持って宣言する。

 

「でも、だからこそ!私は立花を認めない!もう二度と仲間を失わないために!」

 

きしくも、憐が願ったこととは全く別の方に。

 

ーーーー夜ーーーー

 

人間界に作ってある家でゴロゴロしていると突然、響の渡されたデバイスがなった。

 

「はい!立花です!」

 

相手は弦十郎だった。

 

『響君か。今、ノイズが出た』

 

「本当ですか!何処ですか?すぐ向かいます!」

 

『地点は○○○○。頼むぞ』

 

「了解しました!」

 

そこで響は通話を切る。響は一緒にいた憐に声をかける。

 

「じゃぁ、行ってきます。憐さん」

 

しかし、響の会話を聞いていた憐はドライバーとロックシードを掴み、戦闘用の準備をしていた

 

「俺も行く」

 

「憐さんも行くんですか⁉︎」

 

「ああ、一応隠れているが何かあったら正体もバラす覚悟だ」

 

「いいんですか?」

 

「ああ」

 

「分かりました。行きましょう!」

 

現場に着くと翼がもう着いていて戦っていた。響も、翼に続く様にノイズを駆逐していく。全て一掃を終えたら響は翼に話しかける。

 

「翼さん!一緒に戦ってくれますか!」

 

それを聞いた翼は持っていたアームドギアを響に突き付けられる。

 

「ええ、私と貴女戦いましょうか?」

 

響は別に刀を向けられることに恐怖などは覚えない。それを言ったら素手であっても師匠であるマキシムの方がよっぽど恐怖である。それに、翼とは戦う理由が見つからなし、第一今は一緒に戦おうと言ったのである。

 

「違います!一緒に闘おうって意味で‥」

 

「ええ、だから私と貴女戦いましょう。私は貴女を認めない!だから、アームドギアを構えなさい!貴女の覚悟を見せてみなさい!」

 

その言葉に響は戸惑う。奏からガングニールのアームドギアの形などは聞いて知っているがその出し方などはわからないからだ。

 

「突然、構えろって言われても全然わかりません!」

 

「なら、そんな覚悟で戦場に入ってくるな!」

 

翼は天羽々斬のアームドギアである刀を響に対して構える。そして、駆け出そうとすると足元に銃弾が撃ち込まれる。翼は飛んで来た方を見ると鎧武が無双セイバーのガンモードを向けていた。

 

「邪魔をするな!」

 

そう言って翼は鎧武に突っ込んで行く。

 

「はぁぁぁぁ!」

 

鎧武は振り下ろされたアームドギアを半身で避ける。そして、次々と繰り出されるアームドギアの攻撃を無双セイバーで受けたり避けたりしていく。

 

「私は!二度と!大切な!ものを!失わない!全部!一人で!背負って!やる!だから!もう!決して!仲間など!作るものかァァァァァァァァァァァァ!」

 

それを聞いた鎧武は初めて反撃に出る。アームドギアによる攻撃の一瞬の隙をついて右手で殴る。それをもろに受けた翼は吹き飛ばされるが受け身を取り鎧武を見る。すると、鎧武は四角形の他のロックシードとは一線をかすロックシードを取り出す。そして、そのロックシードの掛け金を解除する。

 

〈カチドキ!〉

 

そして、鎧武の上空に円状にクラックが開き、他のアームズとは明らかに違うボルトの模様が入った重厚なアームズが出現する。そしてドライバーのオレンジとカチドキロックシードをはめ替え掛け金を叩いてロックする。

 

〈ロック!オン!〉

 

そして、カッティングブレードをおろす。

 

〈ソイヤッ!〉

 

そして、カチドキアームズを被る。

 

〈カチドキアームズ!いざ!出陣!エイエイオー!〉

 

そして、段々とアームズが展開されていく。背中に回転しながら旗が装備されていく。完全に展開されるとそこには全身を重装甲の鎧で包み、背部には武器としても使用可能なカチドキ旗を備え、胸部中央には鎧武の紋章が描かれている。兜は前立ての形状が変化し、新たに鍬形のようなブレードが追加された『仮面ライダー鎧武 カチドキアームズ』鎧武の持つ超強化形態だ!

 

「本当にそんな事を思っているのならその思いをぶっ壊す!」

 

「姿が変わったところでぇ!」

 

翼は刀を構え斬りかかる。鎧武はそれを避けようともせず受け止める。しかし、翼の攻撃は鎧武の鎧に傷一つ付けない。そこから翼は連撃を打ち込んでいくがダメージの一つも入らない。翼は埒があかないと見たのか一度距離を開けアームドギアを空へ投げ自身も飛び上がる。巨大化した刀を鎧武に向かって蹴り込む。

 

【天ノ逆鱗】

 

それを見た鎧武はカッティングブレードを一回倒す。

 

〈ソイヤッ!カチドキスカッシュ!〉

 

本来なら足に力を溜め撃ち出す蹴り技なのだがあえて拳に溜め天ノ逆鱗を迎え撃つ。翼は撃ち出しつつ叫ぶ。

 

「何も知らない奴が入ってくるなぁァァァァァ!」

 

鎧武も叫び返す。

 

「知ってるからここにいるんだろぉがァァァァァァァァァ!」

 

そして、鎧武と翼が激突する。

 

「はぁぁぁぁぁ!」

 

「いい加減にしろォォォォォォォォォォ!」

 

そして、鎧武が翼をせり飛ばす。せり飛ばされ地面に落ちていく翼を鎧武が飛んでお姫様抱っこで受け取める。そして着地する。

 

「なっ!離せ!」

 

翼は鎧武にお姫様抱っこをされたことを嫌がり身をよじるが。

 

「はいはい。分かったよ。翼」

 

鎧武の元の声に戻したその声に翼は固まる。

 

「まさか‥その声は‥憐‥なのか?」

 

鎧武は翼を抱えたままロックシードを閉じる。すると、鎧が粒子化し解除されていく。光が全てさるとそこには翼の大切な幼馴染の顔があった。

 

「ただいま。翼」

 

「憐‥憐‥憐!」

 

思わず翼は憐に抱きつく。

 

「ちょ!翼!響が皆んなが見てるから!」

 

「知らない‥憐‥憐」

 

翼は抱きついたまま離さなかった。憐に回された手はきつくきつく抱きしめていた。もう、離さないと表すように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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