トリップ先のあれやこれ(完結)   作:青菜

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※ここまで読んできた方々なら大丈夫だと思いますが、添える程度のBL表現があります。

※大半がちゃんねる風小説(投稿時間やIDなど省略している部分あり)となっています。


エピローグ
第40話


 桜の木が若々しい緑色に染まった頃。椚ヶ丘市に位置する山に一人の老人が訪れていた。

 耳をすましても風の音と鳥の声しか聞こえない。

 濃い緑の草や木の色が油絵具のように生々してみえる。

 勝手に入った人間が置いて行ったのであろうゴミがあたりに散らばっていることを除けば申し分ない風景だ。

 

「ここが暗殺教室か」

 

 頭部のベタつきや不快感とは無縁そうな髪型(意味深)をしている老人が呟いた。ふもとから学び舎まで二十分かかると聞いていたが、実際にはもっとかかった。年老いた老人の身体であることを差し引いても、かつての同級生たちが無理を強いられていたことが容易に想像がつく。

 

 山の掃除が行き届いていない理由に浅野学秀は思いを馳せる。山の持ち主は全員死んだ。かつてシリコンバレーを牛耳っていた自分が手を尽くして調べても二人ほど経歴が辿れない人物がいたが、彼らはそういった仕事についたのだろうし生きている可能性は限りなく低い。

 

 父はとっくの昔に息を引き取った。かつてこの学び舎で行われていた教育について知っているのは自分だけだ。

 少し思案し、浅野は旧校舎に向き直って黙祷した。

 

 殺せんせーとやらの墓参りを済ませた彼が山を降りることはなかった。

 

 

 *

 

 

「あれ、浅野クン若い頃の姿に戻っちゃったの? まあ、霊体なら心が若ければ見た目も若くなるし俺もそうだけどさー。せっかく奥田さんに頼んで強力な育毛剤用意してもらったのに」

「赤羽。お前何やってるんだ?」

 死んだと思ったら着物を着た高校の頃のライバルがやって来た。目を瞬く浅野をよそにカルマは尋ねる。

「ここがどこだかわかる?」

「あの世というやつだろう。牛頭と馬頭の存在や五日間真っ暗な道を歩かされたことを考えるとここは地獄だ。そして、僕は今から裁判を受ける」

「最後以外は正解。この建物、秦広庁なんだけど、浅野クンには二つの選択肢がある。地獄で働くかペナルティーつきで裁判を受けて今後の身の振りを決められるか」

「ペナルティー?」

「地獄で塾開いてる理事長とか、地獄在住の俺の同級生とかに中村さんが描いたこのBL本を配布する」

「おい、それどう見ても18禁だろ。実質選択肢一つじゃないか」

 

 

 *

 

 

【これは】今月の「マーリン」について語るスレ【ひどい】

 

1:名無しの獄卒

これは雑誌「マーリン」に載っている閻魔大王第一補佐官鬼灯氏と愉快な仲間たちのインタビュー記事および獄卒募集の記事について語るスレです

 

 

2:名無しの獄卒

あれはひどい

 

 

3:名無しの獄卒

1の愉快な仲間たち呼びもひどい

 

 

4:名無しの獄卒

マーリン読んだらコーヒー吹き出した

 

 

5:名無しの獄卒

あれは金魚草史に残るほど素晴らしい雑誌

 

 

6:名無しの獄卒

>>1

今更だけど本名出しちゃっていいの? 

 

 

7:名無しの獄卒

許可出てる

というかそうじゃなかったら黄色いタコさんは吊し上げられてる

黄色いタコさんの同人活動で獄卒志望者が増えてるのもあってよっぽどあれなことをしなければ名前だしおk

どんな形でもいいから獄卒に興味持ってもらって新人確保したいんだと

 

 

8:名無しの獄卒

どうしよう

俺獄卒で閻魔庁に用があるんだけど絶対吹き出す

 

 

9:名無しの獄卒

>>8

どんまい

 

 

10:名無しの獄卒

>>8

諦めろ俺も獄卒だ

そしてインタビュー現場を一部始終見てた

知ってるか? あの記事元々のやつよりだいぶマシになってるんだぜ

 

 

11:名無しの獄卒

>>10

うっそだろ

 

 

12:名無しの獄卒

>>10

何それ怖い

 

 

13:名無しの獄卒

>>10

kwsk

 

 

14:目撃者

>>13

本当に聞きたいか? 

 

あ、俺10な

 

 

15:13

>>14

ぜひ

 

 

16:名無しの獄卒

俺も聞きたい

 

 

17:名無しの獄卒

俺も

 

 

18:目撃者

じゃあ書く

ちょっと待て

 

 

19:名無しの獄卒

支援

 

 

20:名無しの獄卒

支援

 

 

21:目撃者

あれは俺が食堂で日替わり定食を食べている時だった

最近食堂に配属されたスミレさんの飯がうまくて幸せだなーとか思ってたら鬼灯様たちと記者の方々が食堂に入ってきたんだ

 

記者「では食事シーンの撮影を」

鬼「わかりました。ちょっとこっち来てください」

記者「え?」

鬼「こう、この位置で写真を」

記者「えぇ(困惑)」

鬼「どうしたんですか。早く撮らないと冷めちゃうじゃないですか」

記者「はぁ」

 

記者は諦めて写真を撮った

からあげ定食しか写っていない写真をな

 

 

22:名無しの獄卒

記者が撮りたかったのって鬼灯様の食事姿だろ

 

 

23:目撃者

>>22

かろうじて箸を持った手は写っていたらしい

 

 

24:名無しの獄卒

食堂の紹介で使われている写真か

 

 

25:名無しの獄卒

>>24

なんで食堂の説明? 

俺雑誌読んでないからよくわかんなくって

 

 

26:名無しの獄卒

鬼灯様たちのインタビューの他に獄卒募集記事が載ってるんだよ

拷問係だけじゃなくて記録課とか技術課とかフンコロガシ屎泥課とかの仕事内容にも焦点が当ててあったり、獄卒なら誰でも使用できる食堂やジム、図書室の説明があったりして結構充実してる

 

 

27:名無しの獄卒

>>26

自分たちを取材したいなら新人確保に貢献しろとか言われてやってそう

 

 

28:目撃者

>>27

正解

聞こえてきた話からそうだと判明した

 

 

続き

 

鬼灯様の様子を見て食事姿の撮影を諦めたらしい記者はインタビューを開始した

耳をそば立てる俺

 

記者「えーと、それではインタビューを。鬼灯様と菜々さんの出会いから」

 

その瞬間、黄色いタコさんがマッハ20で現れた

 

タコ「それは私が説明します。二人は──」

 

以降説明

割と有名な話だけど簡単なあらすじを書いとく

米花町民である菜々ちゃんが中2のとき地獄に迷い込んでそれから少しして鬼になって米花町民だったことから長期視察の足がかりになると判断されて現世にとどまる

で、黄色いタコ暗殺とかなんやかんやあって菜々ちゃん大学卒業後入籍

 

 

29:名無しの獄卒

>>28

説明雑すぎん? 

 

 

30:名無しの獄卒

>>28

なぜちゃん付け? 

 

 

31:目撃者

>>29

あのややこしい状況をまとめる能力がなかった

詳しく知りたかったらネット検索してくれ

 

>>30

菜々ちゃんって中学生の頃から地獄、主に閻魔庁に出入りしてるからそれくらいの時期から働いてる俺らからすると昔近所に住んでいた女の子みたいなもんなんだ

 

 

続き

 

タコ「そして鬼灯様がこういったんですよ! 『君の瞳に乾杯』」

記者「へぇ。そんな少女漫画みたいなこと本当にあるんですねぇ」

タコ「まあ私の創作ですからね」

記者「え?」

タコ「後半からは私の新刊の内容語ってました」

記者「いやあの、フィクションじゃなくて本当にあった話を……」

 

菜々ちゃんは大爆笑してた

 

 

32:名無しの獄卒

それは笑う

 

 

33:名無しの獄卒

あのお方が「君の瞳に乾杯」なんて言うわけないだろ

 

 

34:目撃者

>>32

>>33

禿同

 

続き

 

記者「えーと、気を取り直して次は質問コーナーです。鬼灯様、菜々さんを好きになったきっかけは?」

鬼「正直自分でもよくわかりませんが、初めて会ったときからミステリーをハントできそうだとは思ってました。それに好みの女性像と被っているところも多かったです」

記者「へぇそうなんですか。鬼灯様の好みの女性像とは?」

鬼「動物に臆さない人、矯正のしがいがありそうな人。顔の良し悪しは問いません。それと明るい人も好きです。ですが私が作った脳みその味噌汁を笑顔で飲めない人とは結婚できません。食生活の違いで破局しそうなので」

記者「え、えーと。菜々さんは鬼灯様の理想の女性そのものだったり?」

鬼「いえ。そんなことはありません。例えば私の好みの女性は大蛇に締め付けられても笑っていられる人なのですが、菜々さんの場合は蛇を吹っ飛ばすかナイフでズタボロにするかどちらかです」

 

記者ドン引き

彼の鬼灯様に対する「敬遠されがちですが至って普通の鬼ですよ(笑)」というイメージは木っ端微塵に崩れ去った

ついでに菜々ちゃんに対する「超生物暗殺とか悪の組織潜入とかしているけどそこらへんにいる女の子ですよ(笑)」というイメージも崩れた

 

なんとも言えない雰囲気の中、菜々ちゃんは未だに爆笑してた

 

 

35:名無しの獄卒

>>34

まだ笑ってたの? 

 

 

36:目撃者

>>35

「君の瞳に乾杯」以外にも初代東洋の魔術師さんが言いそうなセリフが大量に黄色いタコさんの話に出てきたんだよ

鬼灯様が「道を教えてくれませんか? あなたの心に続く道を☆」とか言うんだぜ

笑うか鳥肌がたつかのどっちかだろ

 

 

続き

 

記者がメモ帳とペンを持ってブツブツ言い出した

 

記者「うーん、これはさすがになぁ。えーと、初めの質問の答えを『正直よくわかりません。ただ初めから好感は持っていました(笑)理想の女性像と被っている部分が多かったです』にして……鬼灯様の好みの女性の話は『顔はあまり気にしません。明るい方は好きですし、女性が動物と戯れている姿は好感が持てますね(笑)あと、私は結構尽くすタイプなのか、手料理を食べて欲しいほうです(笑)笑顔で食べてもらえると嬉しいですね(笑)』とかに……蛇の話はカットするか」

 

菜々ちゃんと殺せんせーは撃沈した

俺も含めて記者の独り言を聞いてしまった一般獄卒たちは絶対に笑ってはいけない食堂24時に強制参加することになった

鬼灯様は記者の首根っこを捕まえてO・HA・NA・SHIし始めた

 

俺が知っているのはここまでだ

鬼灯様が記事の草案を書き直させて雑誌を発行する前に自分の検閲を受けるように言い含めた後全員食堂を出て行った

 

 

37:名無しの獄卒

>>36

死因:(笑)

 

 

38:名無しの獄卒

>>36

これはひどい

 

 

39:名無しの獄卒

ちょっと怖いけどこの後どうなったか知りたい

 

 

40:永遠なる疾風の運命の皇子

>>39

私知ってますよ

獄卒募集記事を書くために色々まわった後で鬼灯様たちの家に写真を撮りに行ったそうです

ちなみにハンドルネームは「とわなるかぜのさだめのおうじ」と読みます

 

 

41:名無しの獄卒

>>40

知ってる範囲でいいから教えてくれ

 

 

42:永遠なる疾風の運命の皇子

>>41

わかりました

 

まずはフンコロガシ屎泥課に行きました

等活地獄の屎泥処というところで使う屎泥(どういうものかは字面で察してください)を作る場所です

基本フンコロガシしかいませんがやらかしすぎると罰としてここに左遷されます

 

ここにはプライドエベレスト級の人が左遷されています

その人菜々さんの天敵なので嫌がらせも兼ねての取材でしょう

 

フンコロガシ屎泥課ではいつものように喧嘩してました

鬼灯様と給食当番さんみたいな感じです

 

臭い話はあまりしたくないですし「プライドエベレスト級さんの研究のおかげで屎泥処の拷問の選択肢がより広がりましたし表彰でもしましょうか。全国中継で」「やめろ」とかいういつもしているような会話しか書くことないので次行きます

 

 

43:永遠なる疾風の運命の皇子

次は拷問器具の開発・監修・製作を行う部署である技術課です

 

ここで人物紹介

 

勇者

技術課の一員。過去に二度フンコロガシ屎泥課に左遷された。

 

サングラス

地獄在住の亡者。勇者さんの友人。相談に来た。

 

 

44:永遠なる疾風の運命の皇子

取材のために記者の人が話を聞いたり写真を撮ったりしていると勇者さんの友人のサングラスさんがやってきました

勇者さんに相談に来たらしいです

 

サングラス「俺の友人を地獄に呼んで一緒に遊びたいんだが一つ問題がある。その友人、赤が大の苦手で地獄に来ると発狂するんだ。時間があるとき、なんかいい道具作ってくれねえか?」

勇者「サングラスかければいいだろ」

 

馬鹿の代名詞である勇者さんがまともな案を出したことに私は驚きました

鬼灯様も菜々さんも驚いてました

というかその場にいた全員が驚きました

 

早々に解決したかと思いましたがそうはいきません

 

サングラス「いや、その友人気配で赤いものがわかるらしいんだ」

勇者「そいつすげえな。それより美人ロボ作ってるんだけどなんかアドバイスないか? 胸の部分が重すぎて上手く動かないんだ」

 

勇者は一瞬で諦めました

いっそ清々しいくらいです

 

 

45:名無しの獄卒

おい勇者

 

46:名無しの獄卒

勇者とはなんだったのか

 

 

47:永遠なる疾風の運命の皇子

>>46

ヒント:フンコロガシ屎泥課に二度左遷されて戻ってきた

 

 

 

 ・

 ・

 ・

 

 

255:永遠なる疾風の運命の皇子

というわけで、一通り獄卒勧誘記事の取材は終わりました

このあとは自宅の撮影に行ったらしいです

 

 

256:名無しの獄卒

獄卒ってみんなあれくらいクセあるの? 

 

 

257:名無しの獄卒

>>256

同僚のためにハゲ薬(生やす方)を探し求めている中二半とかな

 

 

258:名無しの獄卒

子供服がなくなっていることに気がつくくらい実家を調べた関係でホームズ志望さんの弱み握ってるシェリーさん(アルコールランプ推し)もインパクト強かった

 

 

259:名無しの獄卒

ギャルゲーの主人公に親近感を感じる

名前通りの見た目なら俺の仲間だ

 

 

260:永遠なる疾風の運命の皇子

獄卒のほとんどというより、上層部や特殊な部署にクセがある人が多いです

でもいい職場ですよ

福利厚生とかしっかりしてますし就職を考えている方はぜひ説明会に来てください

 

ヅラ疑惑をかけられている仕事仲間がうるさいので私は落ちます

 

 

261:名無しの獄卒

>>260

 

 

それはそうと、自宅の撮影ってあの見開き十数ページに及ぶ金魚草の写真の撮影のことだよな? 

 

 

262:名無しの獄卒

>>261

そりゃそうだろ

 

本当にあれはすごい

将来何十万、何百万でネット販売される未来が見える

 

 

263:名無しの獄卒

金魚草好きは最低でも三冊揃えるべき雑誌

 

 

264:名無しの獄卒

観賞用と保存用と布教用と保存用の保存用の四冊だろjk

 

 

265:名無しの獄卒

あれほど立派なオランダ獅子頭はそうそうお目にかかれない

 

 

266:名無しの獄卒

色とりどりの江戸錦も圧巻だった

 

 

267:名無しの獄卒

俺ガチ蘭鋳派

36ページ、37ページは教科書に載るべき写真だと思う

 

 

268:名無しの獄卒

(記者の人は鬼灯様と菜々さんを撮りたかったのでは)

 

 

269:名無しの獄卒

>>268

よく見ろ

端の方に映ってる人影がそうだぞ、きっと

 

 

270:名無しの獄卒

表紙も金魚草にすればもっと売れた

 

 

271:名無しの獄卒

むしろ全ページ金魚草にすればよかったのにな

 

 

272:名無しの獄卒

いっそのこと金魚草写真集発売してほしい

鬼灯様と閻魔庁の植物マニアさんに協力して貰えば歴史に名を刻むのもができるはず

 

 

 ・

 ・

 ・

 

 

789:名無しの獄卒

もはや金魚草について語るスレになってるな

 

 

790:名無しの獄卒

話豚切りスマソ

 

永遠の十六歳★カルーア・ミルクの衝撃に震えたのは俺だけか? 

 

 

791:名無しの獄卒

>>790

奇遇だな俺もだ

 

 

792:名無しの獄卒

あれはやばい

何がやばいってあれを載せることを本人に承諾させたことだ

鬼灯様はどんな手を使ったのだろうか

 

 

793:名無しの獄卒

米花町で生き残り、中学生にして現世の政府の目を欺いて超生物暗殺計画を探り、偏差値一位を東都大学と争っている東杏大学に現役で入学し、若くして重要な地位につき、全人類不老不死計画を食い止めた菜々さんのイメージがガラッと変わった

 

彼女のイメージがアホになった

 

 

794:名無しの獄卒

>>793

獄卒の中ではあの人の性格有名だぞ

 

あと、実際に会うと幻滅されてることが多い

ただ、現世で大変なことが起こったときの解決係だけどそんなことは滅多にないから普段は基本何でもやってるわけで、必然的に誰もやりたがらない仕事とか面倒な仕事を受け持つことになるから、しばらくすると慕われ始める

新卒が入ってくる時期あるあるだ

 

 

795:名無しの獄卒

なんにせよあの記事によって獄卒という職業がよりとっつきやすくなったと思う

 

 

 *

 

 

 浅野はスマホから目を離した。

 どうやら手元にある雑誌「マーリン」は意外と有名になっているらしい。

 

「ねえ、浅野クン」

「なんだ?」

 カルマが声をかけてきた。

 彼の表情からなにかを企んでいることが読み取れる。

「イメージって大事だよね。だから女性に結構人気の浅野クンがヅラだなんてバレたら大変なんだよ。でも今なら間に合う。志保ちゃんと奥田さんが共同開発したこのハゲ薬(生やす方)を使えばすぐにフサフサに!」

「いい加減僕をハゲ扱いするのはやめろ」

 ため息をつきながら浅野は席を立った。

 巻物をいくつか抱えて法廷に向かう。カルマが色々といじってくるがいつもと同じように無視した。

 彼が立ち上がったことによって起こった風が、机に置いてあった雑誌をめくる。

 

 

 

 

 ──菜々さんが心掛けていることは何ですか? 

 

 楽しく過ごすことですかね。幸せになるってとある人と約束したので。

 

 

 

 

 

 

 幸せになりなさい。それが最後の親孝行だから。

 時が流れてもなお、生まれ育った世界と決別することになった彼女は親に送られた言葉を鮮明に覚えていた。




最後まで読んでいただきありがとうございます。これにて完結です。
誤字脱字報告はすごく助かりましたし、感想や評価、お気に入り登録、活動報告のコメントにはとても励まされました。
本当に今までありがとうございました。
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