ヒーローとして自分のとっておきは、最後の際まで見せたらあかんちゅうことやな
悪いけど僕、はじめから轟君は敵やないと思とったよ
ボクは母親死んだくらいで人を助けるのをやめたりせんよ!!
勝つに決まってるやろ、母さんを助けるんやから、僕はヒーローなんやから
僕はヴィランに絶対に負けたりせぇへんよ! 
全てを削って作り上げてきた!この「勝利の結晶」は絶対に離したりはせんよ!
キモいとかキモくないとか
まだそういうもんにこだわっとる飾りにこだわっとる!!飾りはゴミやカスや不要品や
そんなものにこだわっとる限り本質は 真実は絶対に見えてこない!
大事なのは結果!!ヒーローの勝利 正義の証明 自分の存在理由 善人の安心のために悪の人間は死んでも痛まない!!

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瀬呂範太「キモッキモッキモッー!」

入学初日1-Aでは 初対面の人物に対しての緊張や慣れない場所

そして雄英高校に入学した事実に皆少なからず高揚をしていた

 

しかし、その男が教室に入ってくるなり教室の雰囲気が一気に色を変えた

そう、今までが華やかな黄色であるならばその正反対

 

暗く深い、しかし其処には確かな風格が漂う深色、紫の寒気

肌で感じる得体な知れない感覚に誰もが教室の扉に注目した

 

その男は教室に入ってくるとその異様な体躯とオーラとも呼ぶべきか

分からない異様な雰囲気を漂わせ、教室のクラスメイトに向かって口を開いた

 

「みんな覚えといてや、今日から一緒に雄英高校に通う一年生

 瀬呂範太くんや」

 

その男からの突然の自己紹介に少し面を食らう面々であったが

次に放った言葉に驚愕する

 

「この学校の全校生徒、先生、全てを踏み台にして世界に羽ばたく男です」

 

 

唖然 一同その男の言動に混乱していた

しかし、1人だけその教室に動く事の出来る男が居た

 

 

「お前はッ!入学試験でッ!」

 

「お、その特徴的な鋭角な髪の毛

 覚えとるわ久しぶりやな、アカトサカくん」

 

今までの友好的な雰囲気から一変、あからさまな敵意を持った表情を浮かべる

切島鋭児郎であった

 

「ぶ、ブゥフフフ、いやあすんません、つい思い出し笑いしてしもうたわぁ」

 

その瀬呂範太の表情に切島鋭児郎は怒りを隠せないでいた

 

「いやぁ、あの日の試験の内容面白うて、面白うてな?

 皆にも聞いてもらおうか?」

 

「てめぇ!あんな事しておいて!よくもここに顔を出せたな!」

 

煽る瀬呂に切島は今にもつかみ掛かりそうである

 

「お前みたいな卑怯者にはこの雄英はふさわしくねぇ!」

 

瀬呂に対して声を荒げる切島、しかし瀬呂は口元を手で覆い

必死に笑いをこらえているようだった。

 

そしてもはや堪え入れず瀬呂は笑い出す

 

「ブフッ!

 

 キモッ今の顔めっちゃキモかったぁ」

 

その異様な様相に誰もが息をのむ

 

「あん時と同じ顔やぁ

 

 キモッキモッキモッキモッキモッキモッキモッキモッキモッー!!」

 

 

「僕が卑怯やて?おいおい、あれはアカトサカ君が勝手に動揺して

 何も出来ず無様にパニックを起こしただけやないか?

 

 

 試験やってのにその事に真に集中出来ずに居た事と

 その覚悟が出来てない事が原因やんか?

 

 人のせいにするとちゃうと思うで?そうゆうの逆恨みってゆうんやで?」

 

眉間を歪め睨みつける切島に対し瀬呂は首を傾げながら詰め寄る

 

「今のお前、人としてキモいで」

 

「てめぇ!!」

 

 

切島がつかみ掛かろうとするも柳のようにその体を翻して

難なく逃れた後瀬呂は教壇の上にたった

 

「ひえー恐い恐いほんまに君って単純やねえ?あの時と変わらんわ」

 

教室全てが瀬呂の異様さに飲み込まれていた

 

「普通信じるん?試験中に母親がヴィランに襲われた言われて」

 

その言葉に教室全体に衝撃が走る、轟焦凍は言葉の意味を理解し瀬呂を睨み奥歯を噛み締めた

 

「おもろかったでぇその時の顔、プフフ

 その後はもう見るからに混乱と動揺...

 

でも分かるやろ?そんときはアカトサカ君の覚悟がそんだけやったちゅう事や

 

僕は母親がヴィランに殺されたとしても、動揺なんてしないし

人を助ける事をやめたりなんかせぇへんよ

 

正しいか分からない情報を鵜呑みにして敵を倒す事をやめたりせぇへんよ

 

目の前に助けを求める人が居るならば行動を迷ったりせぇへんよ

 

それがヒーローの覚悟と精神やないんか?アマトサカ君

 

 

 

 

 

 

 

ただ君にヒーローの自覚が足りないだけやんか?」

 

 

 

 

 

 

「君!その行動は皆の規範となるヒーローとしてはあり得ない行動だぞ!」

 

 

瀬呂のあまりの超論に飯田天哉は声を荒げる

 

切島は納得していなかった。

しかし指摘された事に全くの心当たりがない訳でもなく勢いを削がれてしまう

 

「そこまでだ」

 

いつの間にか居た蓑虫のような男から制止の声が掛けられる

 

「ここはヒーロー科だぞ

 喧嘩したいなら他所にいけ」

 

担任である相澤消太は目の前の瀬呂に目を向ける

 

 

相澤消太はプロヒーローである

瀬呂の言い分の全てではないが一部は認めざるをえないと考えていた

プロヒーローに求められるシビアな現場判断や合理性

優先順位の2択問題は現場ではたびたび起こりうる事を熟知している。

 

そしてこの瀬呂と言う少年の生い立ち、そして実力も知っていた。

 

両腕からテープを出すという個性からは考えられない戦闘力

 

応用性のあるテープの張力や遠心力をうまく使いこなし、拘束から移動、救出を高いレベルで可能にしていた

其れは長い時間の鍛錬と絶え間ない練習の成果

 

瞬く間に試験ロボを戦闘不能にしていく手際は同じ戦法を使う自分より遥かに高い

事実、実技試験では抜群のスタミナと攻撃力を備えた爆豪を抑え1位で通過していた

 

極めて高い実力の受験生、しかしその思考はヴィランにいつ転んでもおかしくない程の危険性を秘めている

だからこそ雄英に入学させる事が決定したのである

 

生徒の如何は俺たちの自由、その幾末がどんな結末になろうとも

全力でヒーローに育て上げる

 

 

「ようこそ、ここが雄英高校ヒーロー科だ」

 

 

 

 




この瀬呂君はめちゃくちゃ強いです
劣化スパイダーマンくらい優秀です
全身にテーピングをして自己強化を行ったり
さらにそのテープを破り羽化する事で更に強くなります

でも轟君とはとんでもなく相性悪いです
スパイダーマンでもリング上だと苦戦しそう




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