死ぬ気で楽して勝ってやる   作:聪明猴子

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!注意!

この作品は、デバイスや他色々を死ぬ気で開発してDSAAで楽に勝つ主人公と、鮮烈な少女達の交流を綴った話です。
シリアスも少しありますが基本日常ギャグに含まれると思います。

次にあらすじにあります通り、主人公は魔導師ランクは低いですが天才です。
なのでAMFとか魔力炉を再現、使用しております。
「は?魔力炉再現とか舐め過ぎ」と思われる人は読まない方が良いでしょう。

第三に結構主人公が外道です。
マッドサイエンティストです。
外道系主人公が嫌な人はブラウザバックお願い申し上げます。

最後に低評価下さるのなら、どこがどう不快で面白くないのかコメントして下さい。
でないと直しようがありません。
※ただの誹謗中傷なら無言低評価でも構いません。

感想、評価お待ちしております。



死ぬ気で楽して勝ってやる

「ねえコロナ、あの人が誰か知ってる?」

 

「私は知らない」

 

「リオは?」

 

「なんか見たことあるような、ないような」

 

「何してるのかな?」

 

「昨日からジムに来てるのに、体も動かさないでずーっと見てるだけなんだよね」

 

「もしかしてストーカーとか?」

 

「それはないと思うんだぁ」

 

「何でヴィヴィオはそう思うの?」

 

「う~ん、勘かな!?」

 

「なんじゃそりゃ~」

 

「おい、そろそろ休憩終わりだぞ。何してんだ?」

 

「ノーヴェはあの人知らない?」

 

「あん?…アイツはエレク・クレイヴェルじゃねぇか!?何でこんな所に!?」

 

「エレク・クレイヴェル?」

 

「エレク・クレイヴェル、エレク・クレイヴェル………あっ、それって最低王者(ワーストキング)の!?」

 

最低王者(ワーストキング)?」

 

「えっ!?知らないの?最低王者(ワーストキング)だよ。あのDSAAの男子部門の方で優勝してる」

 

「う~ん、知らないや。そんなに強い人なの?」

 

「いや、雑魚だよ雑魚。魔導師ランクもCが精々の雑魚」

 

「「「えっ!?」」」

 

「ご紹介に預かりましたエレク・クレイヴェルですよ」

 

「ええええぇ!?何で!?」

 

「そんなワーストキング、ワーストキング叫んでたら聞こえるわ」

 

「ご、ごめんなさい」

 

「まあ良いよ、嘘じゃねぇしな」

 

「失礼かもしれないんですが、それでどうやって優勝したんですか?」

 

「あぁ、ん~となぁ、映像あるけど見るか?」

 

「見ます」

 

そう言ったヴィヴィオの前に端末を投げ渡す。

 

「そっちのコーチさんもどうですか?」

 

「いや、あたしは知ってるし良いよ」

 

端末が決勝戦らしき映像を移す。

 

らしきというのは、決勝戦だというのにブーイングの嵐なのだ。

 

歓声かと聞き間違えるかのようなブーイング。

 

そんなステージの上で不敵に笑うエレク。

 

異常なのは、観客だけではない。

 

エレクのデバイス、それがまるで砲台のようにデカイ。

 

デバイスと言うには余りに巨大な砲身を携えた自律浮遊する機構。

 

エレクの肩の上でぴたりと静止している。

 

『卑怯者が‼』

 

決勝戦の相手と思しき大剣使いの選手が吠える。

 

『はぁ?卑怯?DSAAの公式ルールには重量制限なんかないこと知らねぇの?俺のデバイスが例え全長8メートル、総重量420キロ、内部に自動的に照準、攻撃してくれるプログラムが存在し、ほぼ全てのエネルギーを内部のバッテリーで賄えようが、これは俺のデバイスなんだよ。 ちゃんとルール読めよ間抜け。ルールに抵触してないってことは使っても反則にはならねぇってことなんだぜ。そして、そんなお前に親切心で言ってやる。このデバイスは単体でもAAAランク相当の魔導師葬れる優秀なヤツなんだわ。だから降参した方が身の為だぜ』

 

そう言うが早いか、砲身が光を放つ。

 

『吹き飛べ怠け者』

 

そして明らかにチャージ時間と威力の釣り合いが取れていない砲撃がリングを飲み込む。

 

一瞬で決着が着いた。

 

試合時間会話を含め僅か十秒。

 

試合はエレクの圧倒的勝利で幕を閉じた。

 

「「えぇ~!?」」

 

「そっ。デバイスの性能でのごり押し」

 

「えっ!?ちょっとこれ良いんですか!?」

 

「勿論。俺はルールには抵触してない」

 

「DSAAの公式ルールに、デバイスの重量制限と魔力以外のエネルギーを使用するデバイスの禁止を規定する項目が追加されたけどな」

 

「だから今やると出場できない」

 

「ええ~」

 

「その時さえ良ければ良いんだよ」

 

その後も動画は続く。

 

映像は、前よりは小さいが重量制限ギリギリでやはり通常よりも大きめの砲台型デバイスを持ち対戦相手を蹴散らすエレクを映し出す。

 

前回同様、とてもじゃないがCランクの魔導師の魔法とは思えない砲撃魔法をまるで雨のように撃ち出している。

 

「えっ?エレクさんってCランク相当なんですよね」

 

「ふふっ、見てな」

 

そんな疑問に答えるかのように、画面の中で前年度ボコられていた大剣使いの選手が叫ぶ。

 

『がっ、今度は何のインチキだ!?クレイヴェル‼』

 

なんとかプロテクションを張り耐えているが、叫ぶのも辛いようで、長くは持ちそうもない。

 

『何のことだぁ!?』

 

『決まってんだろ‼おめぇがこんな馬鹿魔力放出できる筈ねぇだろ!!』

 

『はははは、それじゃあ種明かしの時間だ。こんな馬鹿魔力俺にある筈ねぇってツッコミ大正解だ。じゃあ何で使えるかって?ないなら引っ張ってくれば良い。そう、魔力炉だ。かの大魔導師プレシア ・テスタロッサの作った魔力炉ヒュードラを改良、小型化したものだ。出力は本家に大分劣るが、DSAAで使うんなら十分だ』

 

『嘘だろぉおぉおおおおぉ』

 

遂に圧倒的魔力のごり押しに耐えきれず大剣の選手が吹き飛ぶ。

 

DSAAの公式ルールに、 魔力供給を行う機器を禁止する項目が追加された瞬間だった。

 

「「…………」」

 

「ヴィヴィオ!?コロナ!?」

 

「ままま、まま魔力ろぉ!?」

 

「そっ」

 

「て、天才ですか!?」

 

「俺が天才ってのは肯定するが、あれはそんな大した物じゃねぇよ。あの魔力炉は二日位で自壊しちまうような失敗作だ。だからさっきみたいな試合とかで二、三戦して使い捨てるしか使い道がない。勿論俺の魔力炉では時の庭園や傀儡兵を動かしていたような出力は出せんしな。あれを継続的に運用するにはまだまだ時間が必要だよ」

 

「それでも十分すごいですけど」

 

「俺的にはこの次の回の方が傑作だと思うぞ」

 

ヴィヴィオとコロナはその言葉に驚き、リオとノーヴェは思い出して苦笑している。

 

そして 明らかに怪しい立方体のデバイスを持つエレクと大剣の選手が三度向かい合う。

 

彼だって相当の実力者だろうに、雑魚キャラみたいに捻り潰されて可哀想だった。

 

『今回こそ勝たせて貰うぜ。お前が優勝することはねぇ‼しかし油断はしねぇ、全力で潰させて貰うぜ』

 

結果を知っているヴィヴィオ達には一層哀れに思える宣言だった。

 

『ウォオオオォオオォオオオオ』

 

雄叫びを挙げて大剣を振り回す。

 

そして遠心力を乗せて斜め上段から切りつける。

 

『スターダストインパクトォオオォ』

 

と大技らしき一撃は、エレクの持つ箱形のデバイスが壁に変形して防がれる。

 

『はっはっはっ、勝ったな』

 

恥ずかしくなるような勝利宣言であった。

 

『そのお前お得意のデバイス、そんな形じゃ攻撃なんてできないし、防御に特化しててもぶち抜けない程じゃない。恐らくあと三、四撃で壊れるな』

 

『おいおい、くっちゃべってていいのかぁ。油断しないんだろ』

 

『お前にトドメをさせるなんて快感だぜ~』

 

そう言って爆発した。

 

『そのガラス玉みてーな目開けてよく見てみな』

 

その言葉でカメラが大剣の選手を拡大すると、虫型の小さな機械が大量に群がっていた。

 

『その全長1mmにも満たねぇ虫型のロボットはなぁ、その全てがAIを搭載した自律行動型デバイス‼逃げ場はどこにもねぇよ‼数の暴力で死にな‼」

 

そして彼は爆発した。

 

さっきのが霞むくらい見事な爆発だった。

 

二個以上のデバイス使用及び、三個以上に分裂する武器の形態を禁止する項目が追加された。

 

「なっ?」

 

「なっじゃないですよ。外道です‼あんな戦い方外道ですよぉ」

 

「ルールには抵触してない、コストがヤバイから普通では使えねぇけどな」

 

「ぐっ」

 

そうして最新の映像が流れる。

 

やはり大剣を構える選手と銃型のデバイスを持つエレク。

 

『俺はお前を倒すことでようやく前に進めるのだぁ‼覚悟しろ‼エレク・クレイヴェル』

 

『お前こそ前回同様無様な敗北を味わう覚悟はできているのか!?』

 

『ほざけっ』

 

大剣を構えようとして、失敗した。

 

『今度はどんなインチキ機械だ!?身体強化の魔法が使えねぇ』

 

『俺はお前の言うインチキ機械は使ってねぇ。じゃあ何をしたかって?教えてやるよ。俺のデバイスにはなぁ、四年前ミッドを騒がした狂気の天才ジェイル・スカリエッティの開発した魔法、AMFが組み込まれてる‼俺みてぇに第五世代デバイスを持っている奴じゃなけりゃ、魔法なんざ使えねぇよ‼』

 

『「「は?」」』

 

モニターの声と被る。

 

AMFとは、正式名称をAnti Magilink Fieldと言い、魔力結合、魔力効果発生を無効にするフィールド系の上位魔法。

 

AAAランク魔法防御で、フィールド内では攻撃魔法はもちろん飛行や防御、機動や移動に関する魔法も妨害される。

 

勿論DSAAで使われるような魔法ではない。

 

『そろそろいつものやっとくか。あばよ、吹き飛べ』

 

DSAAの公式ルールに、 AMFの使用を禁止する項目が追加された。

 

「「ええええぇええええぇ」」

 

「あたしも驚いたよ。まさかドクターの発明をDSAAで使うような奴がいるなんて」

 

「うむ、あれの再現には苦労した。デバイスの重量制限に収めることも、AMFの発明も、第五世代のデバイスの開発もしなきゃいけなかったし」

 

「それで何でこんな所にいるんだ?」

 

「そうだった。そこのオッドアイ少女よ魔法光調べさせて」

 

「無理です、嫌です、拒否します」

 

「頼む、金なら払うから」

 

エレク・クレイヴェルは天才である。




DSAAでAMFが使いたい人生だった
AMFってフィールド魔法なんですよね

需要があれば連載するかも
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