うれしい‼
まだ十日も経ってないのに‼
お気に入りが700件越えたのを記念して、何か季節イベントいれたいけど三月で思い付くのが無い。
ところで皆さんセグウェイは知ってますか?
この話で出てくるので知らない人は画像検索でもしてくれるとイメージが掴みやすいです。
「ヴィヴィオ~迎えに来たぞ」
「おはようございます。ヴィヴィオさん」
エレクは昼下がりにアインハルトと共に高町家を訪問していた。
ピンポンを押され、玄関に出たヴィヴィオは一度ツッコミをいれたくなったが、我慢してひとつだけ尋ねる。
「……そのセグウェイは自作ですか?」
「ああ、空気中の魔力を吸収して動くから電池長持ちだ」
「…じゃあ行きましょうか」
「あ、ヴィヴィオの分もあるぞ」
エレク特製のセグウェイは他を圧倒する速度を叩き出し、予想より遥かに早い時間で三人を八神家へ届ける。
「ここか。監理局のお偉いさんが住んでいるのだから高級マンションのワンフロアとか、ドでかい屋敷にでも住んでいるのかと思っていたが案外普通だな」
「そうですね」
「お邪魔します。ヴィヴィオです」
「こんにちはアインハルト・ストラトスです」
「お邪魔します。エレク・クレイヴェルです。今日はお招きいただきありがとうございます。これはつまらない物ですが」
「あ、あれはミッドの有名なケーキ屋先着10名様だけに限定販売される超レアな一品‼買うには前日から並ぶべしとまで言われるエンデルのレアチーズケーキ‼」
「ヴィヴィオさん!?」
「凄い‼どうやって買ったの!?」
「バイトに徹夜で並ばせた」
「うわ、金持ちの発想‼」
「庶民にはできん芸当だ」
「すんごいうぜぇ」
「おもしろい子やね」
場所を八神家のリビングに移してデバイスの話をする。
「すげぇリインフォースⅡだぁ‼すげぇ‼マジで生きてる。可愛いし、柔らかいし全然デバイスに見えねぇ‼すげぇちょっと触って良い?髪は長くはならないよな?エネルギーはどうしてんの?これ自由意思があるんだよなぁ‼すげぇなぁ‼これすげぇわ‼マジではやてさんが作ったんだろ‼うわぁ生でみれるなんて感激だ‼」
「わわわ、可愛いって、あっ、駄目です‼触っちゃ駄目です‼」
「じゃあ写真‼写真撮らせて‼」
「あわわわわ」
「すごい‼すごい‼照れてる‼赤くなってる‼これが夜天の書の欠片と、はやてさんから分けられたリンカーコアによって生み出された最高位のデバイス‼可愛いだけじゃなくて有能なんて凄い‼やばい‼可愛い‼」
ドン引きする位リインフォースⅡを構い倒していた。
リインフォースは目を回してあわあわと慌てている。
「それぐらいにしとき。リインが困ってるし」
「はやてさん、リインフォースを俺に下さい」
「駄目!!リインが困ってるやろ‼それにリインに先越されるなんて私は認めへん」
「はやてさん!?」
そしてヴィヴィオが宥めること数分。
「すんごい幸せな時間だった」
「リインは渡さへんで」
「そろそろ本題に入りましょう。先程からアインハルトさんが置いてきぼりです」
「はぁ、そうやなぁ」
「じゃーん‼これです」
そう言って差し出したのは掌大の大きさの猫のぬいぐるみ。
にゃあと鳴いてふわりと浮かび上がる。
「これはっ!?」
「知ってるんですかエレク先輩!?」
「すげぇ‼真正古代のベルカ式デバイスのハイブリッド・インテリジェント型‼まさしく現代に蘇った古代のテクノロジー‼正真正銘の特別機」
「えへへ私とアギトとはやてちゃんの合作ですから」
「凄い‼超有能‼益々欲しい‼リインフォースやーい、管理局辞めてうちで働けよ~給料は今の二倍いや三倍出すからさぁ~頼むよ~」
「えへへ」
「スカウト禁止‼」
そしてアインハルトがデバイスのマスター認証をしたり、個体名称をアスティオンで登録したりしてすっかり日が暮れる。
「はやてさんありがとうございました」
「こんなに可愛らしい子をありがとうございます」
「リイン管理局を辞めたくなったら連絡くれよ~。いつでも良いからな~」
「辞めませんよっ‼」
「元気でな~」
「また来いよな」
「そういえば何でアギトは勧誘しなかったんですか?」
「アギト?」
「ほら、今日一緒にいた紅い髪の」
「ああ~」
「アギトも融合機ですよ」
「ふぁっ!?」
「たしかレプリカじゃない本物の古代ベルカ式融合騎だったかなぁ?」
「嘘だろ。………俺戻るわ」
「駄目です‼ほらアインハルトさんも先輩を止めるの手伝って~」
「あれはストライクアーツ?」
海辺の街道をセグウェイで爆走していると砂浜でストライクアーツの練習を行う少女を見つける。
オレンジ髪の活発そうな美少女が巻き藁に向かい、蹴りの練習をしている。
「おぉ、あいつは強いな。それこそ都市本戦レベルだな。だが俺が見たことねぇって事は本番はクソ雑魚か、今年が初出場ってとこか」
「都市本戦ですか」
「あん?まだノーヴェに言われた事気にしてんのかよ」
「だって…」
「そんなにショックか?」
「それはそうだよ。いっぱい練習したんだから」
「エレク先輩、本当に私達は都市本戦では戦えないレベルなのですか?私には何が足りないのですか?」
「さぁ?知らんわ。ノーヴェが言うんならそうなんじゃねぇか」
「………」
「あとお前達を都市本戦に参加させる事は、できないこともない」
「え?」
「お前達は嫌がるだろうが、お前達が望むのなら俺がデバイスを作ってやる。それこそ女子のDSAAにはデバイス提出がねぇからな」
「それはちょっと……」
「真面目な話だが、お前らが俺のデバイスを使いこなせれば今からでも都市本戦五位以内は確約しよう」
「五位……」
「お前達が拳での戦闘に拘るのなら防御と回復、補助を専門にするデバイスを作っても良い。お前達が世間体を気のするのなら俺みたいに派手な奴じゃなくても良い。俺の作成だとバレない範囲で改造してやる」
「そんなこと
話を遮り言い募る。
「できるし、やってやる。それでも都市本戦出場位は確約してやる。さあどうする?」
「どうって…」
「優先順位を考えろ。自分のルールを決めろ。俺はルールに違反しない限りどんな手でも使うと決めている。勝つ為に。優勝する為に。だから俺は最低王者だし、形勢が不利になっても参加する。お前らは何がしたくてDSAAに参加するんだ?」
「私は覇王流を最強だと証明する為に」
「だからそれはどうやったら叶うんだ?DSAAで優勝したらそれなりにはその風潮は高まるだろう。だけどアインハルト、お前はそれがやりたいのか?」
「それは……」
「勝つ努力をするのは良いが、それは道具でも補えるものなんだぞ。それを選べるのにしないのは何故だ?」
「……………………」
「………はぁ。まぁこんなことはどうでもいいか。なんとなくで腕試しで。そんな理由で参加する奴もいるんだ。お前らの人生だ。好きに生きろ」
そう言うとエレクは一人でさっさと帰る。
セグウェイに乗ったエレクは瞬く間に視界から消え失せ、夕日に照らされた二人の少女とセグウェイ二機だけが公道には残った。
作者はifでも良いからラブコメ書こうと思い、宣言したのにエレク君がフラグを片っ端から煮溶かして殺戮兵器を作るせいで思い付くとこまでいかない!!