バカは死んだら治るのか?   作:夏のレモン

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最初の方は原作キャラは出て来ません、オリキャラも出しますが後の方に出てくることはありません。


クズは最初からハードモードである

「んがっ⁉︎」

 

次に彼が目覚めたのは薄暗い空間だった。

 

「くさっ‼︎ なんだよここは‼︎」

 

馬糞のようなひどい匂いがする。

 

「しかも、随分地味な格好だ」

 

黒のタンクトップにカーゴパンツ、まるでどっかの貨物船の下働きのような格好だ。

 

というか、なんか見下ろした時違和感があったような気が……。

 

「まぁいい。そんなことよりだ。これから俺の華やかな転生生活の幕開けだ‼︎ ハーレム作って、金儲けして、最強の力で名声も手に入れてやる‼︎」

 

これからのことを想像しどんどん高まる高揚感。自身の輝かしい未来の第一歩を踏み出さんと小屋の外へ出た。

 

「ヒャッハーー‼︎」

「ひぃー‼︎ 盗賊だ‼︎ なんでこんなところに⁉︎ みんな逃げろー‼︎」

「兵士達は何をしているんだ⁉︎」

「だめだ‼︎ みんな殺されてしまっている‼︎」

「あの旗、ここらで最近噂になっているレッドベアーだ‼︎」

「あの近隣国で大暴れしてる賊か⁉︎」

「無理だ‼︎ 勝ち目なんてあるわけない‼︎」

 

逃げ惑う村人達を世紀末風の格好をした男達が追いかけ回す。

 

「そう‼︎ その通りだ‼︎ だから必死に逃げな‼︎ 俺たちのハンティングが少しでもおもしろくなるようになぁ‼︎」

「おい、女と酒には手を出すなよボスに殺されんぞ。」

「わかってるっつーの、そんなヘマしねーよ」

 

そこにあった光景は信じられないような地獄絵図だった。はじめ彼はその光景に呆然とし立ち尽くしていた。

 

(なんだここは、世紀末か?)

 

だが次第に状況を理解した彼は特にこの状況を恐れてはいなかった。むしろワクワクしていた、これから盗賊たちを叩きのめしたのち、村人達が自分のことをもてなしている光景が目に浮かんでいるからだ。

 

「おい‼︎ 馬小屋からガキが出て来たぞ‼︎」

「へっ‼︎ ずっと隠れてりゃいいものを‼︎ わざわざ出て来たのか‼︎」

 

発見された。

さっそく神から授かったチートで華麗に叩き潰してやることにする。

 

「おい‼︎ モブども‼︎ 今のうちに俺に跪けば命だけは助けてやるよ‼︎」

 

「は? なんだこのガキ現実が見えてないのか?」

「いや、頭がおかしくなっちまってるんだろう。可哀想に、まぁ見逃してやる気はないんだけどな」

「誰だあの子は? 村にあんな子いたか?」

「いや、今はそんなことどうでもいいだろ‼︎ おいっ‼︎ 逃げろ‼︎ 殺されるぞっ‼︎」

 

村人の必死な忠告に彼はやれやれと首を振る。

 

「黙って見てな。今からこの盗賊どもを叩きのめしてやるよ」

 

「はっはははは‼︎ おもしれぇやってみな‼︎」

「はっ、笑ってられんのも今のうちだぜ‼︎ これがオリ主たる俺の力だ‼︎」

 

そう言って彼は盗賊の元へ走り出した。

 

「どりゃああああああ‼︎」

 

そして盗賊に拳を繰り出す。

 

ポフッ

 

「……」

「…………」

「……………………」

「ぷっ………」

「ブワッハハハハハ‼︎」

「こいつは驚いたぜ‼︎ なんてすごいパンチだ‼︎」

「ポフッだってよ‼︎ タッチはパンチじゃねえんだぜ?」

 

「は?」

 

あれ? おかしい、なんでこいつら俺の攻撃食らってピンピンしてるんだ? それに目線が低すぎる。

 

彼はこの時、転生して初めて自分の状態を確認する。

 

「俺ガキになってるー‼︎」

 

(いや、まてよこの際俺がガキになっているってのはどーでもいい‼︎ チートは‼︎ どんなチートもらったんだ⁉︎ 俺⁉︎)

 

「くくっなかなか面白かったぜ。お礼に苦痛なく殺してやるよ」

 

あれこれ考えていると盗賊はその手に持っていた剣で瞬く間に首を跳ね飛ばした。

 

「あっ」

 

そんな間抜けな声を上げて彼はあっさり命を落とした。

 

 

 

筈だった。

 

 

 

 

 

 

「んがっ⁉︎ くさっ‼︎」

 

そこは転生後に目を覚ました最初の場所。

 

「あれ? 俺さっき死んでなかったか?」

 

あれは夢だったのか?

 

「なんだよ夢かよ、考えてみればそりゃそうだ。オリ主たるこの俺があんなモブに負けるわけないもんな。」

 

彼の中では先程のことは全て夢だということになった。

 

「でもこの俺がどんなチート持ってるかくらいは確認しておくべきだよな」

 

彼はクズでバカだが一度夢とはいえ体験している失敗をしないように自分のできることを確認しておこうと思える程度には頭が働いた。

 

「せりゃっ」

 

ビシッ

 

「うごおおぉっ」

 

試しに壁を殴ってみたが、どうやらどこぞの戦闘民族のような力はないらしい。

 

「クッソッ‼︎ あの神‼︎ 気が利かねーな‼︎ こんくらいできるようにしておきやがれ‼︎」

 

あまりに使えない神に憤るも早いとこ自身のチートを確認しなくてはならない。

 

「馬鹿力じゃないってことは、さてはあれだな魔法が使えるってことだな。そうとしか考えられない」

 

試しに火でも出してみよう

 

「はぁぁあああ‼︎ ファイヤーボール‼︎」

 

し〜ん

 

「ウインドカッター‼︎」

 

し〜ん

 

「アースブレイク‼︎」

 

し〜ん

 

「クリエイトウォーター‼︎」

 

し〜ん

 

「ダメじゃん‼︎ はぁっ⁉︎ 魔法じゃないのか⁉︎ じゃあなんなんだよ、俺のチートは‼︎ あのクソ神ちゃんと教えておきやがれ‼︎」

 

むしゃくしゃして地面を殴りつける、すると

 

パチっ

 

「ん?今なんか静電気みたいな感じが……」

 

もう一度やってみる

 

パチパチっ

 

今度は間違いなく地面の水たまりに電気が走った

 

「おおーっ‼︎ これか‼︎ これが俺のチートか‼︎ なんだよ‼︎ 電気操るとか最高にチートっぽいじゃねーか‼︎」

 

ようやく自分のチートが判明して喜びの声をあげていた、その時

 

ドゴォォ‼︎

 

 

壁を突き破って飛んで来た光る玉が彼の目の前を横切った。

 




話の切り方がわからない・・・ここでよかったかな
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