バカは死んだら治るのか?   作:夏のレモン

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失敗

 

任務開始。

ティアナはホテル周辺の警備をしていた。スバルはホテル内のロビー付近でリインと一緒に警備をしている。

 

今のところ、ホテル内外で異常は無い。

 

ティアナが周囲を警戒しているとスバルから念話が入った。

 

『今日は八神部隊長の守護騎士団、全員集合かぁ~』

 

『そうね。あんたは結構詳しいわよね?八神部隊長とか、副隊長の事』

 

『うん、父さんやギン姉から聞いた事ぐらいだけど、八神部隊長に使っているデバイスが魔導書型で、それの名前が夜天の書って言う事。

副隊長達とシャマル先生、ザフィーラは八神部隊長の個人が保有している特別戦力だって事。で、それにリイン曹長を合わせて6人そろえば無敵の戦力って事。まあ、八神部隊長達の詳しい出自とか能力の詳細は特秘事項だから、私も詳しくは知らないけど』

 

『レアスキル持ちの人はみんなそうよね』

 

『ティア、何か気になるの?』

 

『別に』

 

『そう、じゃあ、また後でね』

 

スバルの念話が切れ、ティアナは再び周囲に気を配る。

 

無敵……か。

 

確かに六課の戦力は無敵を通り越して明らかに異常だ。

 

八神部隊長がどんな裏技を使ったのか知らないけど、隊長格全員がオーバーS。副隊長でもニアSランク。

 

他の隊員達だって前線から管制官まで未来のエリート達ばっかり。

 

あたしはフォワードメンバーの事を思い起こした。

 

レアで強力な竜召喚師のキャロはフェイトさんの秘蔵っ子。

 

危なっかしくはあっても、潜在能力と可能性の塊で、優しい家族のバックアップのあるスバル。

 

あの歳ですでにBランクに至っているエリオ。どんな経歴があるのかは分からないけどすでにかなり強い。間違いなく天才だ。

 

思わず唇を噛む。

 

やっぱり、うちの部隊で凡人はあたしだけだ…

 

だけどそんなの関係無い。

 

あたしは、立ち止まる訳にはいかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、なのはとはやては綺麗にお洒落した姿でオークション会場を見下ろしていた。

 

「会場内の警備は流石に厳重と」

 

「一般的なトラブルなら十分対処出来るだろうね」

 

「外は六課の子達が警備してるし、入り口には防災用の非常シャッターもある。ガジェットがここまで入ってくる要因はなさそうやな」

 

「うん、油断できないけど少し安心」

 

「まぁ、どっちにしても、私達が動くのはホンマの非常事態だけや」

 

 

 

二人がオークション会場を観察するなか、アントはオークション会場を彷徨っていた。

 

「スーツって窮屈なんだよなぁ」

 

《我慢してください。普段の格好では浮きます。とりあえずキチンとネクタイを締めてください》

 

「母親かお前は」

 

そう言いつつ男はネクタイを締め直す。だが誰がどう見ても堅気の人間には見えなかった。

 

《密入しにきたって感じですね》

 

「うるせえ」

 

自身のデバイスを軽く叩いていた男だったが、ふと会場の外へ視線を向ける。

 

「来たな」

 

《ええ、情報通りに》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山の麓から、ホテルアグスタを見上げる二つの人影があった。

 

一つは、体躯のいい男で、フード付きのコートを頭から被っている。

 

もう一つは紫色の長い髪の少女だった。男と同じくフード付きのコートを身につけているがフードは被っていなくその顔を覗かせている。

 

少女は男の手を握って、ホテルのある場所を見上げている。

 

「あそこか?」

 

男が少女に語りかける。

 

「お前の捜し物は、ここにはないのだろう」

 

その言葉に、少女が男を見上げる。

 

「何か気になるか?」

 

コクン

 

少女が頷く。

 

その時、一匹の虫が二人に向かって飛んできた。

 

少女が人差し指を立てて、その虫を留まらせた。

 

「ドクターのオモチャが近づいてきてるって」

 

ジッとその虫を見ていた少女が男に伝える。

 

「そうか…」

 

男の声はどこか愁いを帯びていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ホテル屋上で全体を見ていたシャマルのデバイスが突如光輝いた。

 

「クラールヴィントのセンサーに反応……シャーリー‼︎」

 

シャマルは六課司令室のシャーリーを呼び出す。

 

「はい‼︎ きたきた、来ましたよ‼︎ ガジェット・ドローン陸戦1型、機影30、35!」

 

「陸戦3型、2、3、4!」

 

「え?何これ……1型さらに増加!45、50!まだきます!」

 

驚愕する局員達。予想以上の数のガジェットがホテルに押し寄せて来ている。

 

「前線各員へ、状況は広域防御戦です。ロングアーチ1の総合管制と併せて、私、シャマルが現場指揮を行います」

 

医務官から、古代ベルカの騎士の顔に戻るシャマル。

 

そこにホテルの外で警備していたティアナから念話がきた。

 

『シャマル先生‼︎ あたしも状況を見たいんです。前線のモニター、もらえませんか?』

 

『了解、クロスミラージュに直結するわ』

 

「クラールヴィント、お願いね」

 

シャマルはセットアップし、ティアナのクロスミラージュとモニターをリンクさせる。

 

『シグナム、ヴィータちゃん』

 

シャマルは二人に合図をする。

 

『おう、スターズ2とライトニング2、出るぞ!』

 

ヴィータの念話をロングアーチが受信する。

 

「デバイスロック解除。グラーフアイゼン、レヴァンティン、レベル2起動承認」

 

シャーリーからの起動コードを受信した副隊長のデバイスが輝き始める。

 

「おし、グラーフアイゼン!」

 

「レヴァンティン!」

 

騎士甲冑を身につけたヴィータとシグナムは、ホテルの吹き抜けから空に上がった。

 

「新人どもの防衛ラインまでは一機たりとも通さねぇ。速攻でぶっ潰す‼︎」

 

グラーフアイゼンを握りしめるヴィータ。

 

「お前も案外、過保護だな」

 

隣を飛ぶシグナムがそう言うと、

 

「うるせーよ‼︎」

 

不機嫌そうに言い、ヴィータはさらにスピードを上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

離れた場所からその戦闘を見ている男と少女に通信が入った。

 

「ごきげんよう、騎士ゼスト、ルーテシア」

 

モニターが開き、機動六課が追っている次元犯罪者、ジェイル・スカリエッティが映し出される。

 

「ごきげんよう」

 

感情の無い声で少女、ルーテシアが挨拶をする。

 

「…何のようだ」

 

ルーテシアとは逆に、ゼストはスカリエッティに警戒心を込めた視線を送る。

 

「冷たいね。近くで状況を見ているんだろう?」

 

言葉とは裏腹に、スカリエッティは楽しそうに笑みを浮かべた。

 

「あのホテルにレリックは無さそうなんだが、実験材料として興味深い骨董が一つあるんだ。少し協力してはくれないかね?君たちなら、実に造作のない事なんだか…」

 

「断る。レリックが絡まぬ限り、互いに不可侵を守ると決めた筈だ」

 

ゼストが即答で断る。

 

その返答は予想できていたのか、スカリエッティはルーテシアに目を向けた。

 

「ルーテシアはどうだい? 頼まれてはくれないかな?」

 

諭すように頼み込むスカリエッティ。

 

「……いいよ」

 

少し考えて、ルーテシアは承諾した。

 

「優しいなぁ、ありがとう。今度ぜひ、お茶とお菓子でも奢らせてくれ」

 

幼い少女に頼み込むという姑息な手段を使ってきたスカリエッティを鋭く睨むゼスト。だが本人はどこ吹く風だ。

 

「君のデバイス、アクスレピオスに欲しい物のデータを送ったよ」

 

ルーテシアのグローブ型のブースとデバイス、アクスレピオスのクリスタルが反応する。

 

それを確認したルーテシアがコクンと頷く。

 

「ああ、それと一つ忠告しておこう。多分、というかかなりの確率で厄介な邪魔が入ると思う。気をつけてくれたまえ」

 

「厄介な邪魔?」

 

ゼストは訝しげに繰り返した。

 

そんなの言われなくても分かる。見るからにあそこにいる部隊は凄腕ばかりだ。わざわざ言う必要もないだろうに……。

 

ゼストが疑問に思うなか、ルーテシアはコクンと頷いた。

 

「うん、分かった。じゃあ、ごきげんよう、ドクター」

 

「ああ、ごきげんよう。吉報を待っているよ」

 

そこで通信が切れた。

 

ルーテシアは羽織っていたコートをゼストに渡す。

 

「いいのか?」

 

ゼストはやや心配そうにルーテシアを見る。

 

「うん。ゼストやアギトはドクターを嫌うけど、私はドクターの事、そんなに嫌いじゃないから」

 

「…そうか」

 

ルーテシアの意志を確認したゼストは、それ以上何も言わなかった。

 

まだ幼いとは言え、ルーテシアは自分の考えで、自分の言葉で表したのだ。

 

ならば、ゼストが止める理由は無い。

 

コートを手にしたゼストは、ルーテシアから数歩下がった。

 

ルーテシアは両手を広げ、アクスレピオスを構えた。

 

足下に魔法陣が現れ、ルーテシアの髪を揺らした。

 

「我は、請う…」

 

ルーテシアは詠唱を始めた。

 

 

 

 

 

 

「あ‼︎」

 

現場へ向かっていたキャロが声を上げた。

 

「キャロ、どうしたの?」

 

隣にいたエリオがキャロに目を向ける。

 

「近くで、誰かが召喚を使ってる」

 

そこに、シャマルから連絡が入った。

 

『クラールヴィントのセンサーにも反応‼︎ だけど、この魔力反応って…』

 

「お、大きい‼︎」

 

ロングアーチのシャーリーがモニターに現れた魔力範囲を見て驚く。

 

ホテルどころか、その一帯全域が影響範囲に入ってしまっている。

 

広域召喚。

 

これでは、どこからでも敵が這い出てきてもおかしくはない。

 

 

 

 

 

 

ルーテシアの魔法陣から、ゼリー状の触手のようなものが3本、うねりながら立ち上がってくる。

 

「小さき者、羽ばたく者、言の葉に応え我が命を果たせ。召喚、インゼクトツーク」

 

囁くように詠唱を終えるルーテシア。

 

ゼリーが弾け、中から大量の「虫」が羽ばたき出てきた。

 

「ミッション、オブジェクトコントロール……行ってらっしゃい、気をつけてね」

 

指示を受けた虫達は、方々へ散った。向かった先はガジェット。

 

大量の虫達はそれぞれガジェットに体当たりし、融合する。

 

その途端、ガジェットの動きが変わった。

 

「な、なんだ?」

 

ガジェットの変化に気づいたヴィータが、咄嗟に4発の鉄球を撃ち込む。

 

だが、ガジェットはその鉄球全てを避けた。

 

「急に動きがよくなった……?」

 

表情を険しくするヴィータ。そこへ地上で戦っていたシグナムが合流した。

 

「ヴィータ、ラインまで下がれ。向こうに召喚師がいるなら、新人達の元に回れ込まれるかもしれん」

 

「ああ、分かった!」

 

ヴィータはすぐに防衛ラインまで下がるべく、その場を後にする。

 

『ザフィーラ、シグナムと合流して!』

 

シャマルが、別の場所で戦っているザフィーラに指示を出す。

 

『心得た』

 

周囲のガジェットを一掃し、ザフィーラは空に舞い上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「やはり素晴らしい、彼女の能力は」

 

アジトでその戦闘を見ていたスカリエッティは満足げに頷く。

 

「極小の召喚虫による無機物自動操作、シュテーレゲネゲン」

 

別モニターからナンバーズの一人、ウーノが呟く。

 

「それも、彼女の能力のほんの一端に過ぎないがね。さて……」

 

モニターを見つめるスカリエッティの目が、妖しく光った。

 

「かなり手間をかけたんだ。私の撒いた餌に食いついて欲しいものだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホテルの地下駐車場。

 

警備員が警戒している中を、一匹の虫が侵入してきた。

 

大型のエレベーターに張り付き内部をスキャンすると、情報を主人であるルーテシアに報告した。

 

「ドクターの探し物、見つけた。ガリュー、ちょっとお願いしていい?」

 

アクスレピオスに語りかけるルーテシア。

 

「邪魔な子はインゼクト達が引きつけてくれる。荷物を確保して」

 

ルーテシアはアクスレピオスを天にかざす。

 

「うん、気をつけて行ってらっしゃい」

 

召喚虫にしたように、ルーテシアはアクスレピオスに話す。

 

それと同時に、アクスレピオスのクリスタルから”黒い光”が飛び出す。

 

その黒い光は、まっすぐにホテルへ向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

ティアナ達は強化されたガジェット達相手に一進一退の攻防を繰り広げていた。

 

「エリオ、スバルのフォロー‼︎ キャロ、バリア‼︎」

 

指示を出しながら自らも魔力弾を撃つティアナ。だが、ガジェットはそれを難なく躱す。

 

それどころか、ミサイルポッドから誘導ミサイルで反撃にでるガジェット。

 

「くっ‼︎」

 

ティアナは魔力弾で全てのミサイルを撃ち落とす。

 

だが、一息吐く間はない。

 

「ティアさん‼︎」

 

キャロの声に反応したティアナが、後方に回り込んだガジェットのレーザーを避ける。

 

再びクロスミラージュで反撃するが、魔力弾は全てAMFに防がれた。

 

攻め込まれはしないが、こちら側も攻め込む事ができないシーソーゲームが繰り広げられている。

 

『防衛ライン、もう少し持ちこたえててね!ヴィータ副隊長がすぐに戻ってくるから‼︎』

 

シャマルがそう励ますが、ティアナには逆効果だった。

 

(それじゃ意味が無い‼︎ アタシがこの状況を打破してみせる‼︎)

 

ガジェットを牽制しつつ、ティアナが前に出る。

 

「守ってばかりじゃ行き詰まります!ちゃんと全機落とします!」

 

その言葉にシャーリーが慌てた。

 

『ティ、ティアナ、大丈夫? 無茶しないで‼︎』

 

「大丈夫です‼︎ 毎日毎晩練習してきたんですから‼︎」

 

『そ、そういう事じゃなくて!』

 

シャーリーの心配をよそに、ティアナはエリオに指示を出した。

 

「エリオ、センターに下がって。アタシとスバルのツートップで行く‼︎」

 

「え?ツートップって…」

 

その指示に戸惑うエリオ。だがティアナはエリオの返事を待たずに行動に出た。

 

「スバル、クロスシフトA、行くわよ‼︎」

 

「おう‼︎」

 

阿吽の呼吸でスバルが答える。

 

「クロスシフトA⁉︎ この混戦じゃ無理です‼︎ 下がってください、ティアさん‼︎」

 

エリオが止める間もなく、ティアナはスバルとのコンビネーションに入ってしまった。

 

「不味い‼︎ キャロ、バリアブーストお願い‼︎」

 

「う、うん‼︎」

 

キャロはエリオにバリアブーストを掛けた。

 

本来なら、スピードブーストを掛けて敵を翻弄するのがエリオの役割だったが、それではキャロを守る者がいなくなってしまう。

 

「っ……‼︎ 分断する……‼︎ これじゃ陣形が……‼︎」

 

キャロを守る為、その場に留まるエリオ。

 

だが、その為にスターズとの距離が離れてしまった。

エリオは足を止めてキャロの護衛に徹する。

 

反撃は主にフリードのブラストフレアだが、ガジェットには当たらない。

 

「ティアさん、どうして……」

 

エリオはガジェットのレーザーをストラーダで叩き落とす。

ティアナの行動が理解できなかった。

 

「エリオ君、防衛ラインを下げようよ‼︎ 態勢を立て直さないと反撃に移れないよ‼︎」

 

「ダメだよ‼︎ 前線を上げてティアさんが下がらないと総崩れになっちゃう‼︎」

 

ヴィータ副隊長が来てくれるまで耐えるしかない……でもそれだとティアさんが……‼︎

 

「どうすれば……」

 

 

 

 

 

ライトニングがガジェット達による猛攻に耐える中、スターズ二人は敵のど真ん中を駆け巡っていた。

 

「スバル‼︎」

 

「おう‼︎」

 

スバルがウイングロードの上を走り、ガジェットの注意を引く。

 

(証明するんだ……特別な才能や凄い魔力が無くたって、一流の隊長達のいる部隊でだって、どんな危険な戦いだって‼︎)

 

ガジェットの動きを目で追いつつ、ティアナは4発のカードリッジを消費した。

 

(あたしは、ランスターの弾丸はちゃんと撃ち抜けるんだって!)

 

「無茶だよ‼︎ 4発ロードなんて‼︎ ティアナもクロスミラージュも……‼︎」

 

どう見ても限界を越えたロードだった。

 

異常な魔力がクロスミラージュから漏れ出てくる。

スバルに注意が向いているガジェットに狙いを定めるティアナ。

 

だが、普段のクロスファイヤーが3発に対し今回は12発の魔力弾。どうなるのかは火を見るよりも明らかだった。

 

「クロスファイヤー、シューーート‼︎」

 

引き金を引いた。12発の魔力弾がガジェットに襲いかかる。放たれた魔力弾はガジェットを次々と破壊していった。

 

だが最後の1発は大きく逸れてしまった。弾丸はスバルの方へ向かって行く。

 

「あっ……‼︎」

 

だがその瞬間、ヴィータが間に入り魔力弾を叩き飛ばした。

ヴィータは鬼のような形相でティアナを見た。

 

「ティアナ‼︎ このバカ‼︎ 無茶やった上に味方を撃ってどうすんだ‼︎」

 

「あ、あの‼︎ ヴィータ副隊長‼︎ 今のは、その……コンビネーションのうちで……」

 

「ふざけろタコ‼︎ 直撃コースだよ‼︎ 今のは‼︎」

 

ティアナを庇おうとするスバルに対し、ヴィータはピシャリと言い放つ。それでもスバルは庇うのをやめなかった。

 

「違うんです‼︎ 今のは……」

 

「うるせえ馬鹿共‼︎ もういい、あとはあたしがやる。二人まとめてすっこんでろ‼︎」

 

ヴィータが激昂するなか、ティアナは呆然とすることしか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

地下駐車場。

 

そこでは先程ルーテシアが放った召喚獣とアントが向かい合っていた。

 

召喚獣の額には銃が突きつけられている上に足からは血らしきものが流れている。

 

「観念して全部話してもらおうか。それとも話せないのか?」

 

「……」

 

すでに決着はついていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




思いの外、文章が長くなってしまいました……。






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